2007年04月08日
『松田聖子 女性の時代の物語』(4月9日 NHK総合)
きょう、都知事選の投票に行ってまいりました。毎度ながら今回も誰に投票すべきか散々迷いましたですねぇ。そういうときは自分の名前を書いて投じる。ははは・・・。いや。嘘ですよー。そんな馬鹿げたことをやったのは過去に一度だけですから(←結局やってるんじゃないか)。
このあとには22日に区長・区議会議員選挙も控えてますので、こっちはもっと情報収集して大真面目に投票したいと思ってます。今そのへんもいろいろと考えていることがあるんですが・・・まぁ、そんな話は誰も聞きたくないでしょうからやめときます。
実は今ちょっと忙しくてですね、新しく書きたいことにじっくり取り組めない状況なので、以下、取り急ぎテレビ番組情報を。
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NHKスペシャル「松田聖子 女性の時代の物語」
4月9日(月)22:00〜22:49 NHK総合
ここ数年、性別・世代に捉われず支持を集める女性シンガーたちが多く登場していて、そのことで”歌姫”の伝統のようなものがわが国の音楽シーンにもしっかりと根付いてきていることを感じます。
長いあいだ女性歌手といえば、まずはアイドル的な地位を築くことがバリューであると考えられてきました。しかし、最初にそのピークを迎えてしまうと後が続かず、そのままフェードアウトしてしまう。あるいはデビュー当時のイメージに埋没したまま再生産を繰り返しながら活動を続ける。そのどちらか。
しかし、真に才能のあるシンガーは違います。怒涛の如く覆い被さるスキャンダルを全身で受け止めるとそれを乗り越え再生して、新たな表現の高みにまで昇り詰めていくのです。そんなシンガーがわが国には3人います。それが美空ひばり、中森明菜、そして松田聖子です。
拙は、これまで松田聖子を単なる万年アイドルと誤解していたところがあって、なぜ今の聖子がそれほどまでに同世代の女性ファンに支持されているのか理解できませんでした。今回は音楽の特番ではありませんが、ドキュメンタリーの側面から解き明かす松田聖子の素顔と、現在のファンの声をそこにオーバーラップさせる構成のようで、これもまた興味津々です。
聖子ファンだけでなく、彼女のシンガーとしての生きざまに関心を持つ方にとっても、今回の『NHKスペシャル「松田聖子 女性の時代の物語」』は必見です。
追記(4月12日)
特番は予想通りの内容でした。 悪い意味ではなくて、 プロのアーティストが持つ苦悩とヴィジョンが映像からストレートに伝わってきたからです。
松田聖子にとってアイドル・シンガーは、天職であると同時に、 人生を賭けて戦うに相応しいものであるという 強い自覚がそこにあるということ。 しかも、その価値観を、多くの人たちと分かち合おうとするオープンな考え方に共感しましたね。 世間には味方だけじゃなくたくさんの敵もいる。それに臆して引き籠もることなく創作・表現活動をしていく。そんな強い意思を持ち続ける松田聖子の姿に胸を打たれました。
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