2008年02月05日

モリのアサガオ 5巻

0745d1f3.jpg 新人刑務官と或る死刑囚の物語、「モリのアサガオ」は5巻にいたって急展開を見せる。
 主人公の直樹は実は死刑囚の子どもであり、すでに執行されてしまった実の父親は冤罪だったことが明らかされる(親友を守るために、罪をかぶって死刑になってしまう)。その事情を知っている検察官の養父によって主人公の直樹は引き取られ、育てられる。そして拘置所の死刑囚舎房に新人刑務官として配置されるという運命の必然が語られる。
 なんという偶然、そして必然の展開なのであろう。主人公は、死刑の現実をみて、「死刑廃止論」と「必要論」の間で揺れ続けるが、読者もまた衝撃的な展開の前に揺さぶられ、安易な結論をためらわせられるのだ。


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