「第3回30GP」無事終了しました。
結果ミクロは準決勝敗退でした。
優勝は「ユニットまいあがれ」!
準優勝は「カヨコの大発明」でした!
応援してくださった皆さん、ご来場下さいました皆様
本当にありがとうございました。
作品については、お知らせの段階から紹介させて頂いてますが改めて少し。
初戦・2回戦とも乗り物に乗って進むお話でした。
◆初戦作品「ベリー・メリー・ゴー・ホワイト」について
4年前ミクロ初のカフェ公演で上演した「ワンダー三日月リバー」という本公演の作品を源流にしたものです。再演をしない劇団なんですが、これだけはしてもいいかなと劇団員全員が思っていた作品です。
当時、観た映画や読んだ本の影響で「引力」というものについて深く考えたり感じたりしていて。調べたりしていると、とても面白くて。それは私たちが意識せずとも普段から受けている宇宙全体にある実際の引力と、そしてもうひとつ、人と人が引かれ合う方の力の引力っていうのもあって。私は、そこにも小さな宇宙を感じてしまって。私たち人間の一生など、その中の哀しみなど宇宙の果てから見たら本当にちっぽけかもしれないけれど、その一人にとっては人生全てが灰色になるくらいのものもあったりするわけで。引き合う力って何か・・とか相変わらず答えは見つからないままだけれど、でも世界にそんな力を持った人たちが出てきてもいいんじゃないかなと思って書いた作品です。
一人の男と一匹と一羽が一緒に乗り込んだ列車で、自分の記憶を旅するお話です。過去と未来、そして今を揺られ揺られて進みます。30分という短い時間に男の半生と(もしかしたら一生か)少し遠い空の果てを感じてもらえたらと思って作った作品です。
◆2回戦作品「ツキ・タク・チキ・タク」について
もういろんな想いが入り過ぎているのですが、これは私が初めて書いた短編です。それまで2時間くらいのものしか考えていなくて、そんな中、Season1の30x30に参加することになった時に、30分!と興奮しながら書いたものです。その頃の30は参加2団体で共通ワード一文字を持ち、そのテーマ文字に沿った作品を書くということになっていました。その時のテーマ文字は「同」でした。
「同じ」なぁと考えた時に、いつも時間のことを真っ先に考える人間なので、「同時」に何かを動かそうと思ったのと、気持ちが大事だ!と思ったら単純に「同じ気持ち・想い」みたいなものが出てきて、同じ乗り物に乗って同時に動いている人間が同じ思いで同じ月を見上げてるってどうかなと思って。今じゃ、「同じ空見上げてる」のキーワードは歌の歌詞では死語やろくらい恥ずかしかったんですがね。やってまいました。あとは、気がづかれた方も多いと思いますが、「ナイト・オン・ザ・プラネット」の影響ですかね。前の週にガバメンツさんを観て、タクシー運転手が鈍ってる!やばい同じや!と思ったんですが、観る6年前に書いてしまってたので仕方ないです。。あとは、たまたま「Only you」という曲を元々Yazooというイギリスの古いロックバンドがやっているのを聴いて知ってて「天使の涙」でカバーでかかってるのを聴いて、これええなぁと思って。これをいつか作品で使いたいなと思っていて。いつもこの曲歌うのですが、今回は初めて役者に女子が3人もいたので(過去最多!)ハモリもいっぱい入れてしまった。二人はとっても音感のいい二人やったので、稽古して色々変えて一番いいハモリ作れた時はほんまに楽しかった。何度かやってるけどまた新しい「ツキ・タク」が出来ました。
◆30GPについて
劇団では、初戦を突破しないと、ツキタクだけに出る大月ちゃんという若手を出せないことになるので、メンバー全員の大月を出すぞ愛が凄かった。でもそれだけ愛されるべく努力する子でした。それを一番強く思っていたのは、同じく若手の、これまためちゃくちゃ頑張った楠村しほちゃんでした。ミクロ今また老体だけなので、この若いまっすぐな気持ちが本当に力になりました。それといつも助けてくれるミクロ全劇団員が一番信頼してる役者タメくん。そして、うちらをミクロたるものにしてくれる、絶対信頼の田村・千代くんという二人のプレイヤー。劇団員とこの素晴らしいメンバーで作れたことが私の一番の誇りです。
大会は、運営側が本当に大会そのものをよくしようと必死に考えて取り組んでくれています。初まってからのスタッフワークの素晴らしさも、本当に賞賛されるべきものです。この大変な仕事をこなしてくださったスタッフのみなさんに心から感謝です。
そして、演劇は勝敗を決めるものではないという考えの方には、30GP一連のSNS発信は、不快に感じていた方もいたかと思います。私も参加してなかったらそう感じている方だったと思います。もちろん最後には勝敗を決めています。賞金も出ます。もちろんそれを目指してもいます。でも、勝った負けたと大騒ぎしているだけではなく、参加劇団全てが良いものを作るために全力を尽くしています。それは間違いないです。最終的にはいいものを見てもらいたいという気持ちが一番強いはずです。それを証拠にどの劇団も30x30で発表した時より30GPの方が同じものでもグンとよりよりものになっているからです。一つの作品をこんなにも高めれるんだと、そういうことを観て感じてもらえる場だと思っています。
30GPは30x30の最後のお祭りです。
30x30という劇場ではなかなかやれない若手やまだまだこれからの劇団が、一日だけど、劇場で最強スタッフの元で音響・照明・舞監がちゃんと入った作品が作れるよ。しかも2劇団が一緒にやるので、その劇団とももちろん交流できるし、自分たちのお客様じゃない方にも観てもらえるよ。っていう素晴らしい1stの企画公演です。
30GPを目標にせずとも、皆どんどん参加していったらいいなと思います。
ミクロ作品を一緒に作ったメンバー
参加劇団の皆さん、火ゲキスタッフの皆さん
ご来場くださった全てのお客様
本当にありがとうございました。
ありがとう30GP!
ありがとう30X30!
結果ミクロは準決勝敗退でした。
優勝は「ユニットまいあがれ」!
準優勝は「カヨコの大発明」でした!
応援してくださった皆さん、ご来場下さいました皆様
本当にありがとうございました。
作品については、お知らせの段階から紹介させて頂いてますが改めて少し。
初戦・2回戦とも乗り物に乗って進むお話でした。
◆初戦作品「ベリー・メリー・ゴー・ホワイト」について
4年前ミクロ初のカフェ公演で上演した「ワンダー三日月リバー」という本公演の作品を源流にしたものです。再演をしない劇団なんですが、これだけはしてもいいかなと劇団員全員が思っていた作品です。
当時、観た映画や読んだ本の影響で「引力」というものについて深く考えたり感じたりしていて。調べたりしていると、とても面白くて。それは私たちが意識せずとも普段から受けている宇宙全体にある実際の引力と、そしてもうひとつ、人と人が引かれ合う方の力の引力っていうのもあって。私は、そこにも小さな宇宙を感じてしまって。私たち人間の一生など、その中の哀しみなど宇宙の果てから見たら本当にちっぽけかもしれないけれど、その一人にとっては人生全てが灰色になるくらいのものもあったりするわけで。引き合う力って何か・・とか相変わらず答えは見つからないままだけれど、でも世界にそんな力を持った人たちが出てきてもいいんじゃないかなと思って書いた作品です。
一人の男と一匹と一羽が一緒に乗り込んだ列車で、自分の記憶を旅するお話です。過去と未来、そして今を揺られ揺られて進みます。30分という短い時間に男の半生と(もしかしたら一生か)少し遠い空の果てを感じてもらえたらと思って作った作品です。
◆2回戦作品「ツキ・タク・チキ・タク」について
もういろんな想いが入り過ぎているのですが、これは私が初めて書いた短編です。それまで2時間くらいのものしか考えていなくて、そんな中、Season1の30x30に参加することになった時に、30分!と興奮しながら書いたものです。その頃の30は参加2団体で共通ワード一文字を持ち、そのテーマ文字に沿った作品を書くということになっていました。その時のテーマ文字は「同」でした。
「同じ」なぁと考えた時に、いつも時間のことを真っ先に考える人間なので、「同時」に何かを動かそうと思ったのと、気持ちが大事だ!と思ったら単純に「同じ気持ち・想い」みたいなものが出てきて、同じ乗り物に乗って同時に動いている人間が同じ思いで同じ月を見上げてるってどうかなと思って。今じゃ、「同じ空見上げてる」のキーワードは歌の歌詞では死語やろくらい恥ずかしかったんですがね。やってまいました。あとは、気がづかれた方も多いと思いますが、「ナイト・オン・ザ・プラネット」の影響ですかね。前の週にガバメンツさんを観て、タクシー運転手が鈍ってる!やばい同じや!と思ったんですが、観る6年前に書いてしまってたので仕方ないです。。あとは、たまたま「Only you」という曲を元々Yazooというイギリスの古いロックバンドがやっているのを聴いて知ってて「天使の涙」でカバーでかかってるのを聴いて、これええなぁと思って。これをいつか作品で使いたいなと思っていて。いつもこの曲歌うのですが、今回は初めて役者に女子が3人もいたので(過去最多!)ハモリもいっぱい入れてしまった。二人はとっても音感のいい二人やったので、稽古して色々変えて一番いいハモリ作れた時はほんまに楽しかった。何度かやってるけどまた新しい「ツキ・タク」が出来ました。
◆30GPについて
劇団では、初戦を突破しないと、ツキタクだけに出る大月ちゃんという若手を出せないことになるので、メンバー全員の大月を出すぞ愛が凄かった。でもそれだけ愛されるべく努力する子でした。それを一番強く思っていたのは、同じく若手の、これまためちゃくちゃ頑張った楠村しほちゃんでした。ミクロ今また老体だけなので、この若いまっすぐな気持ちが本当に力になりました。それといつも助けてくれるミクロ全劇団員が一番信頼してる役者タメくん。そして、うちらをミクロたるものにしてくれる、絶対信頼の田村・千代くんという二人のプレイヤー。劇団員とこの素晴らしいメンバーで作れたことが私の一番の誇りです。
大会は、運営側が本当に大会そのものをよくしようと必死に考えて取り組んでくれています。初まってからのスタッフワークの素晴らしさも、本当に賞賛されるべきものです。この大変な仕事をこなしてくださったスタッフのみなさんに心から感謝です。
そして、演劇は勝敗を決めるものではないという考えの方には、30GP一連のSNS発信は、不快に感じていた方もいたかと思います。私も参加してなかったらそう感じている方だったと思います。もちろん最後には勝敗を決めています。賞金も出ます。もちろんそれを目指してもいます。でも、勝った負けたと大騒ぎしているだけではなく、参加劇団全てが良いものを作るために全力を尽くしています。それは間違いないです。最終的にはいいものを見てもらいたいという気持ちが一番強いはずです。それを証拠にどの劇団も30x30で発表した時より30GPの方が同じものでもグンとよりよりものになっているからです。一つの作品をこんなにも高めれるんだと、そういうことを観て感じてもらえる場だと思っています。
30GPは30x30の最後のお祭りです。
30x30という劇場ではなかなかやれない若手やまだまだこれからの劇団が、一日だけど、劇場で最強スタッフの元で音響・照明・舞監がちゃんと入った作品が作れるよ。しかも2劇団が一緒にやるので、その劇団とももちろん交流できるし、自分たちのお客様じゃない方にも観てもらえるよ。っていう素晴らしい1stの企画公演です。
30GPを目標にせずとも、皆どんどん参加していったらいいなと思います。
ミクロ作品を一緒に作ったメンバー
参加劇団の皆さん、火ゲキスタッフの皆さん
ご来場くださった全てのお客様
本当にありがとうございました。
ありがとう30GP!
ありがとう30X30!
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