June 2008

June 07, 2008

作家・氷室冴子さんの訃報

「クララ白書」「なんて素敵にジャパネスク」「海がきこえる」など、数々の名作を書かれた氷室冴子さんが、昨日、肺癌のため亡くなられた。51歳。

大好きな大好きな作家さんでした。少女小説のブームを作られたお一人ですが、少女小説という一言で語ってしまうことのできない作品群だったと思います。ときどきハッとさせられる心の内面を、柔らかい少女の言葉で綴った、深い作品がたくさんありました。文体が、言葉が、非常に美しいです。
中学〜高校時代に貪るように読んで、今の私の物の考え方は氷室さんの影響を少なからず受けていると思います。(という人たちはたくさんいると思う。そのぐらい、氷室作品を読んだ当時の少女達は影響を受けたかと。)

音楽の道に進むか悩んだ時、ピアノのレッスンで行き詰まって音楽をやめたいほど落ち込んだとき、仕事が辛かったとき、スランプで曲が書けなくなったとき、嫌なことや悲しいことがあったとき…、氷室さんの作品にどれだけ励まされ、元気づけられたことか。

氷室さんが原作の漫画「ライジング」(絵:藤田和子さん)は私のバイブルとして、スクウェア在社時代は会社のブースに愛蔵版を置いていたし、今も自宅には小学館フラワーコミックスの初版本が置いてあります。

ここ10年ほど、目立った執筆活動がなく、ファンの間でも、どうしたんだろう?と言われていましたが…、闘病生活だったのでしょうか。久々のニュースが、あまりにも悲しい知らせで…。
昨日、電車で移動中に、携帯でニュースを見たのですが、思わず泣いてしまいました…。

51歳。若い、若すぎる。文筆業ならなおさら、まだまだこれからの若さ。本当に残念です。いつかまた新作が読める日が来ると思っていたのに。
碧の迷宮の下巻、冬のディーン夏のナタリーの続き、ずっと待ってたのにな。
あああ、もう、ホントにショックだ。悲しい。


作品は永遠です。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

midiplex at 22:06|PermalinkComments(8)TrackBack(0)つぶやき | その他
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* gem *
ヘッポコ音楽人。だったりする。
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