2006/9/16〜24 松竹座

第一部 なにわ祭り抄 躍る道頓堀 
第二部 BE ON THE ROAD 

[スタッフ]
構成・演出
第一部:山村若
第二部:NewOSK演出部

振付
第一部:山村若・西川箕乃助・花柳錦之輔・山村若有子
盆踊り指導:藤間遊子
第二部:名倉加代子・大谷盛雄・れい美花・中野栄里子

音楽:中川昌・木川田新・北野隆・今出哲也/編曲:駒野秀樹/美術:竹内志朗/装置:立田豊/照明:平木信二/音響:畑中富雄/声楽指導:立木直子/舞台監督:木下三郎・片山和男
衣装制作:松竹衣装・大谷衣装/かつら:野田福/小道具:松竹衣装/大道具:たつた舞台/音楽制作:グルーブ/照明操作:松竹座照明部/ミキサー:S・B・S

制作:谷康滋・辻信次・石橋尚一・たなか靖子・楠田理恵(NewOSK日本歌劇団)・白井信彦・牧原広幸・相野悦子(松竹株式会社)

主催:NewOSK日本歌劇団/共催:松竹株式会社・読売テレビ


[キャスト]
吉津たかし・大貴誠・桜花昇・若木志帆・北原沙織・高世麻央・朝香櫻子・水無月じゅん・緋波亜紀・森野木乃香・桐生麻耶・折原有佐・春咲巴香・美砂まり・貴城優希・爽加凛・牧名ことり・珂逢いこころ・平松沙理・桂稀けいと・蒼音淳・音純華色・琴野まいり・鈴峯ゆい・文月彩可・真麻里都・白藤麗華・京極遥・一条祐里・香月蓮・虹架路万・紅いずみ・彩音ひより・晴嶺真歩・恋羽みう・楊琳・瀬野明日香・和紗くるみ・夢希れい・天馬立


今回は、初日の段階で、来年の「春のおどり」仮チラシが用意されていました。
一つ一つを積み上げて次へと繋ぐ。
松竹座での定例公演に向けて、更に一歩前進できたのではないでしょうか♪

全体の印象を中心に、統括で感想をアップしました。

※最終的に、初日からの二日間4回に加え、9月23日の昼夜、24日大楽の3回、計7回を観劇しました。

【追記】06/10/01
最後に来年の「春のおどり」についてを追加したらサイズが大きくなってしまいました。
携帯から読めなくなってしまったので、二分割しました。
テーマは、「祭り」「道」。
第一部は日本物「躍る道頓堀」。大阪の祭りを中心に展開されています。
第二部は洋物「BE ON THE ROAD」。日本から世界各地の祭りへと繋ぎます。

私は2週に渡って訪阪しました。
そして“祭りの熱気”に浮かれ浮かされて、夢のような時間を過ごしました。

千秋楽を終えて、家に戻って現実世界の時間の流れに放り出されても、余韻の中でチョッと放心状態だったりしています。
もちろん、日々の雑事も仕事も、一生懸命こなしてます!
でも、ふと出来た時間の隙間に、劇場で味わったドキドキやワクワクがワァ〜〜ッと押し寄せてきて、溜息を付いたりもしちゃっています…。
そう、いわゆる“後遺症”です。
(^^;

感じたことの羅列ですが、今回の舞台を振り返りました。

・幕開きに驚く!
第一部は大坂の祭りを中心に、一年の初めから綴られるという趣向でした。
鈴の音が鳴り、大貴さんの開演ご挨拶。
そして、水無月さんの美しい声が響きます…。

「あ〜きぃの、おどぉりぃはぁ〜あ〜ー」

「(全員)ヨ〜〜イヤサァ〜〜!」

“チョン!パ!!”

舞台に明かりが入ると、そこは年の初めのお座敷。
ズラリと並んだ芸妓衆!
(@@;(*ーー*)

旦那役の5人以外は、男役も全員が黒芸者です!!
体格的には大柄だけど、“ああいう姐さん、絶対居るぅ♪”と思えました。
(^m^)
壮観だし圧巻で、日本ならではな風情が一杯。
背景もチャンと襖が入って、お座敷風なのもグッド。
ここで歌われるの曲は、「十二月(じゅうにつき)」と「浪花の四季」という歌らしいです。
桐生市民会館さんの日報表[2006/09/18(月)秋のおどり3日目][2006/09/21(木)秋のおどり6日目]で拝見しました。
いつも色々と調べていて、本当に頭が下がります!
(><)

一旦、芸妓衆が退場した後に曲調がガラリと換わります。
男役5人の旦那衆がセリ上がります。
ビシッと揃って迫力満点。
一踊りの後は芸妓衆が加わって総踊り。
いかにも年の初めを寿ぎ華やぐの雰囲気で、何度観てもワクワクしました。


・日舞も洋舞も全景が見せ場!
とにかく始まったら、後はズ〜〜ッと舞台に釘付けです!
微笑ましくてニコニコという意味なら別ですが、次々に登場するどの場面も、気が抜けないんです!
目が離せないんです!!
出演されている劇団員さんの動きはモチロンですが、装置、衣装、出入りにも目を奪われます。
それに、真ん中だけじゃなく舞台のアチコチで小芝居が繰り広げられて、そここで物語が展開されているんです!

そうだ、天神祭りの最後には、観客も一緒に大坂締めに参加したりなんてのもありました。
手を打つだけと云われればそうなんですが。
本当に幕が開いたら、ドキドキしっぱなしです!
(^^;

だから、好きだった場面を挙げてみようと思って最初から追っていくと…、“全部じゃん!”となってしまうんです。(爆)
これって、凄いことだと思います!!
でも、どうしてもとムリヤリ考えてみましょう。

じゃあ、先ず日本物。
う〜〜ん…、初日&二日目の感想でも書いた「道行」でしょうか!
初日から凄い集中力で物語に引き込まれましたが、千秋楽に至っては少女と少年の最初も含めて、美しい悲しいやるせない“悲恋”に、自分でも困ってしまうくらい泣けてしまいました。

あぁ、でもなぁ……
幕開きの壮観さは、忘れ難いし、
ゑびすさんの姐さんたちの美しさと旦那さんのコミカルでチャーミングな雰囲気は、特筆モンだし、
粋な船頭さんたちの男前っぷりは、ホレボレしたし、
吉津さんに若木さん&北原さんという超・豪華な一場は、外せないし、
全員が登場する天神祭りの迫力は、圧倒的だったし、
堀江の盆踊りの美しさは、息詰まるものがあったし、
住吉さんの不思議な魅力も、鮮烈に印象に残ったし、
大阪メドレーから道頓堀行進曲への楽しさと新鮮さには、度肝を抜かれたし…。

ダメですね…。絞れません!(爆)

では、気分を替えて洋物へ!
えっとえっと…、「ベネチアからフィナーレ!」。
って、ここで既に一つになってないし。(爆)

チャーミングな珂逢@ピエロと不気味さも漂わす魅惑の高世@紳士。
彼等が誘う(いざなう)舞踏会の幕開きから、登場した紳士・淑女達が夫々のドラマを演じていて、あっちもこっちも気になるし、全部は見切れなかったと思います。
(^^;

ここでの珂逢@ピエロは、本当にチャーミングでした♪
表情も動きも、まさに“ピエロ”。
飛び切りの笑顔とお茶目な動きで、紳士・淑女たちに絡んでいる様子は、つい目で追ってしまいました。

物語は、大貴@オルフェと若木@ユリディスの悲恋。
引導を渡す桜花@ハデスの妖艶さと、死神たち(緋波・爽加・真麻・香月)の迫力あるダンスは、心臓に響きました。
苦しくなりました…。

特に、と言ってしまいますが、緋波さんと爽加さん。
繰り出す表情が多彩で説得力が抜群なんです!!
ユリディスをハデスへと送り出す時に浮かべた、片方だけ口の端を上げた微笑!
現実の扉へと逃げる二人を追い詰めるダンスの合間にハデスと交わす視線。
“あぁ、ハデスの命令なんだ!”とクッキリハッキリ解りました。
はぁ〜〜、思い出しただけで、又、心拍数が上がってきちゃいました!
(*><*)

この場面は、照明も効果的です。
死神たちの冷たい不気味な微笑をあぶり出すかのようなイメージでした。
更に、3階席から観ると、現実世界への“白い道”が見えていました。

この場面の終盤、逃げ切れずにユリディスを失い悲しみを歌う大貴@オルフェと、亡骸となって横たわる若木@ユリディス…。
原作に準じた物語なんだから分かっている結末なんですが、切なかったです。

で、一転、キュートな天使とチャーミングな桐生@エンジェルな紳士が登場してのフィナーレの幕開き。
上級生がサスガなのはモチロンですが、ラインダンスは、やっぱり見せ場でした。

天使達に導かれるようにせり上がり登場した若木@ユリディスの心洗われるような歌声。
続いて登場したオルフェと再会して、溢れんばかりの喜びを表現するデュエット。
その横を通り行く吉津@紳士。
ここは、吉津さんご自身の舞台人生の一区切りをも連想させていました。
ね!これは一連の流れだから切れませんよね!!

シッカリと二人が抱き合って、音楽が換わると次のフィナーレナンバーは、パステルトーン3色(ピンク・黄緑・黄色)の紳士と淑女の軽やかで優しい雰囲気に気持ちも華やぐダンスです。

続けて大貴@黒燕尾の紳士が登場。
黒燕尾の紳士達が加わって、夫々の人生を描きだすように踊ります。
紳士達は、白いドレスの淑女達と入れ代わり、美しく夢のようなダンスに繋がり、主題歌のボレロに発展して、想いを一つにするかのような心臓が苦しくなるような群舞へと広がります。

積み上げるように高まるこの盛り上がり。
観る度に新たな感動に心震えました!!
ここも、一連の流れなんですよね…。
だから大きく捉えて“大好きな一場面”です。

でもなぁ…、
ニューオリンズ“マルディグラ”の、体力の限界に挑戦するかのようなロング&ハードなダンスや、
底抜けに明るくて思わず後からも口ずさんでしまうカリビアンカーニバルも、
結局は、大好きな場面になっていたし。
(^^;
はぁ〜〜…、だめですね。
一つに絞るなんて、どうやらとってもムリみたいです!!

※以下、[]へ続きます。

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