東京公演:2006/12/13〜12/30 PARCO劇場
※以降、2007/1/22まで福岡・広島・大阪・新潟・愛知で上演。

[スタッフ]
作・演出・出演:後藤ひろひと
美術:二村周作/照明:吉川ひろ子/音響:井上正弘/衣裳:十川ヒロコ/舞台監督:榎太郎/演出助手:高野玲/宣伝美術:永瀬祐一

[キャスト]
よっと:堀内健
河田:池田成志
ミャオ:京野ことみ
桑島:伊藤正之
たっけさん:竹下宏太郎
だめゆき:瀬川亮
龍彦:熊井幸平
おじさん:板尾創路
用務員:後藤ひろひと

とにかく“大王作品”ですから!
そりゃあやっぱり外せません!!
しかも、キャストの“曲者揃い振り”を見てください♪
(^m^)

東京公演がスタートしてまだ日も浅い12/17(日)ソワレを観ました。

【蛇足と言い訳】
12月に観た作品のまとめと、年内統括もしてから帰省しようと思ってました…。
でも、今日は昼からTVづけになってました。(爆)
天下騒乱 徳川三代の陰謀<第一部>」にからめとられ、二回も見たのに又、「八墓村」とかもツイツイ…。
(だって、藤原さんが出てるんだもん)(ーー;
とどめは、フィギュアスケート女子フリー!
予定は未定と、打ちひしがれています。(よろり)
気分を取り直して、“リー”に行きます!

アクション俳優であり武道家“ブルース・リー”。
1973年12月に映画「燃えよドラゴン」、日本公開。
しかし、ブルース・リー本人は同年7月、既に32歳という若さで死去。
そう、彼こそは“伝説のヒーロー”。
彼に憧れ、彼に似ていることが“格好良さの定義”だった時代。
が、あったかどうか?!(笑)
でも、どうやら男子達の間では、そのような定義が成立していた一時代が、あったらしい…。

時は現代。
彼女から注文された髪型に変えたのに上手くいかず、母親に怒鳴り散らして公園にやってきた青年(龍彦)。
彼を迎えにやってきた叔父は、飄々とした独特の雰囲気を持った男性だった。
その叔父が青年に語って聞かせたのは、誰の話しとも言えない昔語り…。

すでに40歳を超えた“私(桑島)”が語る、思い出話し。

物語は“私”の郷里、大分の中学時代。
つるんでいた男子仲間は、みんなブルース・リーに憧れていた!
日々、ブルース・リーに近づくために苦心惨憺する男子達。
海外から戻った東京弁を話す転校生の男子。
男子達から“マドンナ”として注目されていた正義感溢れる女子。
謎の用務員さん。(笑)

そして、時は流れていく…。
仲間って?
強さって?
優しさって?
友達って?

そして、流れた時間の果てに、彼らは夢のように巡り逢う!!


なんででしょうねぇ…。
大王って、どうして、こういう“話し”を思い付けちゃうんでしょうねぇ……。
“甘々(あまあま)”ってことじゃなく、心にチクリとくる“毒”も“棘(とげ)”もあるのに?!
それでも余韻として残るのは、“可能性”とか“希望”なのです。


大王作品の魅力の一つは、個性派揃い&曲者揃いのキャストです。
大王作品の“お馴染みさん”から、初登場の方まで!
はい、共通するのは、“曲者”ということです♪
(^m^)

・堀内健
実は、この方の参入は、心配でした。(すみません)
でも結果的に、オッケーでした。
というか、大王が“マンマオーライ”なキャラを創り上げていたからに思えました。
いましたよねぇ…、こういう“いっちょかみ”な男子!
現代の40歳を過ぎても変わらず荒唐無稽なキャラが、実にうまくはまっていました。


・池田成志
いつもの“超・クセモノ”に比べると、むしろ真っ当な感じもしました。
でも、中学時代の“いじめっこぶり”のリアル感。
なんか“居たぁ!ああいうヤツ!!”な感じが、やっぱり絶妙なんです。
白いものが髪に混じって普通っぽいかと思ったら、ヒョンなことから“昔のあいつ”が戻っちゃう落差…。
ゴルフ・ザ・ミュージカル」にもつながる“憎めない人振り”が、チャーミングでした。


・京野ことみ
“正義感に燃える溌剌元気なマドンナ”。
すごく、良い感じでした。
セーラー服が、本当に似合っていました。
こういう役も、合いますね!
それに、クセモノ役者陣の中に入って、シックリおさまって違和感なく、ひたむきな女学生の雰囲気に、好感が持てました。


・伊藤正之
叔父が語る物語の狂言回し的存在。
“普通っぽさ”を違和感なく演じ上げ、しかもキッチリ存在感もある。
これって、難しいですよね?
上手いなぁ…と思いました。


・竹下宏太郎
素敵でした!
最後に思わぬ“ドンデン返し”が、あったりもするのですが。
(^m^)
憧れのヒーローを真似るだけでなく、信念を持った中学生。
みかけは中学生には、ちょっと厳しいのですが(笑)。
でも、素敵でした!!


・瀬川亮
転校生、いじめられっこ、叶わぬ夢に手を伸ばす少年。
今回、初めて知って、かつ、大注目で強く印象に残った人です!
彼の醸し出し演じ上げた人物が、本当にリアルだったからこそ、チクリと響く胸の痛みも、込み上げるような感動も味わえたと思うのです。
もちろん、彼だけで成し得たことではないのですが、彼の果たした役割は、大きかったと思います!!


・熊井幸平
理由は無いけど(いえ、本当はあるけれど)なにかれとなく苛立ってしまう年代…。
あります!
そういう持って行き場を見つけるような雰囲気が、私にもキッチリ伝わってきてました。


・板尾創路
すみません!(いきなり謝ってしまいます)
私は、あまり得意な役者さんではないんです。
(本当、すみません)
でも、この役はオッケーでした。
“そういう風に変わるんだ!”というビックリは、ありましたが…。
オッケーでした。
(^^)v


・後藤ひろひと
大王ったら、今回あえて出番少ないですよね?
多分、違っていると思うのですが、堀内さんの演技指導が大変過ぎて、出番まで至れなかったとか?!
もちろん、違うと思います。(くどいですね・笑)
でも、折々に出てきて、キッチリ場をさらうところが流石♪でした。
もちろん、この物語を創り上げたのが彼なんですものね!
これからも、追いかけますから!!


カーテンコールでは、一通りのご挨拶に続いて大王から“今日の締め”を指名。
当日の担当は、堀内さん。
ひっちゃかめっちゃかになるかと思いきや、意外やキチンと締めていた様子に、ビックリもしちゃいました。
そして、カンパニーが良い感じでまとまっているんだろうなぁ…の空気が、しみじみと流れていました。
その空気は、キッチリ舞台からも感じられたし、作品を更に輝かせていた要因なのだろうなぁと思いました。

でも、次の大王作品では、大王ご本人の出番を、もっと増やして欲しいです!
どぅあ〜〜って、私は役者としての彼も、大好きなんですもの!!

公演サイト:パルコ公式サイト内。色々情報、確認できます!
稽古場レポート:e+ Theatrix!内です。後藤&堀内両氏の対談や、稽古場写真あり。
稽古場レポート:@ぴあ内インタビュー
舞台写真&物語解説:@nifty Theater forum内。写真多数、コメント多彩♪
公開リハーサル:2006/12/12に行われた様子のレポート。写真多数、囲み取材ありです!

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