篠井英介と加納幸和の共演!
もうもう、それだけでも見逃しちゃあいかんでしょ♪と思ったわけです。
しかも、ガップリガッツリ丁々発止のセリフ応酬があるらしい?!

座長である加納さんと共に、花組芝居のメイン女形だった時代から幾年月…。
劇団を離れて独自路線での女形芝居と男役者を演じる篠井さん。
今回の作品は、三島戯曲の最高傑作とも称される「サド侯爵夫人」。
紡がれる言葉と世界の美しさを、彼らならきっと彼ら独自のやり方で魅せてくれるに違いない!と期待していました♪
さて、舞台に現れた世界やいかに?!

東京公演終盤、10月21日ソワレを観ました。

◆東京公演
2008/10/17〜10/26 東京グローブ座
※全国公演・公演概要はアトリエダンカン公式サイト内のコチラで。

[スタッフ]
作:三島由紀夫/演出:鈴木勝秀/美術:二村周作/照明:原田保/音響:井上正弘/衣裳:原まさみ/ヘアメイク:宮内宏明/演出助手:長町多寿子/舞台監督:小林清隆

[キャスト]
ルネ(サド侯爵夫人):篠井英介/シミアーヌ男爵夫人/石井正則/アンヌ(ルネの妹):小林高鹿/シャルロット(モントルイユ夫人家政婦):山本芳樹(Studio Life)/サン・フォン伯爵夫人:天宮良/モントルイユ夫人(ルネの母):加納幸和


以前、たまたまテレビで他のカンパニー公演が放送されていました。
“おぉ、ラッキ〜♪”とばかりに見始めたのですが…。
20分と経たないとこで挫けてチャンネル変えちゃいました。(爆)

“三島って、もっと面白くって刺激的でドキドキだった気がしたんだけどなぁ…”

テレビで見た時に先ず感じた印象です。
でも!
今回の舞台は、セリフの応酬、畳み掛ける展開でチャンと物語りに引き込まれました。

タイトルにもなっている“サド侯爵”は、名前が連呼されているのに、舞台には登場しません。
彼に関わった女達が語る言葉の中に、彼の人となりが浮かび上がっていきます。

膨大なセリフゆえでしょうか???
前半はセリフを噛む場面が、座長さん以外の役者さんには結構あって、あの篠井さんにさえあって、そのことが物語の流れに淀みを作ってしまい、前のめりな気持ちが引き戻されるようで、チョッと物語から頭が離れかけそうになったりはしました…。

劇団公演意外では初めて観たStudio Lifeの山本芳樹クンは、シャルロット(モントルイユ夫人家政婦)。
彼の舞台も久しぶりだったのですが、劇団公演で見た時よりグッと容姿もアップして、美しく存在感が感じられました。

三幕仕立て結構な長丁場な芝居なんですが、物語が進む中で舞台に引き込まれていったせいか、長さよりも展開や成り行きにチャンと気持ちを集中することができました。

物語の始まりから、サド侯爵夫人となった篠井@娘ルネと、加納@ルネの母モントルイユ夫人の二人の場面は、緊張感と張り詰めた空気感がやっぱり圧倒的。
更に、物語が進む中で明らかになっていく加納@母と篠井@娘の確執は、妙にリアルで白熱してて。
それは何より三幕大詰め、二人のセリフの応酬で一気に爆発します。
篠井さんと座長さんの丁々発止のやり取りは、白熱していて容赦なくてドキドキでした!

演出じゃなく“演じること”に集中した加納さんが、篠井さんを凌駕するかのようにノビノビと自在な存在感。
お見事でした!

そして、時代の流れにチャンと配慮した衣装の変化も見所の一つ。
目にも楽しめる舞台でした。

とにかくやっぱりなんにしろ、刺激的な舞台でした。
冗長さより危険なまでの緊張感で心拍数上がりっぱなし!
ただ、二人以外のキャストに又別の役者が登場したら?!という妄想も浮かんだり、ラストまでをチャンと見届けられたからリアル女性が演じるバージョンだとどんな風になるんだろう…にも、興味が湧きました。

・アトリエダンカン:篠井さん所属事務所の公式サイトです。篠井さん関連の公演では、やっぱり目が離せません。
・花組芝居:加納さんが座長をつとめる劇団公式サイトです。次回公演は「泉鏡花の夜叉ケ池」。ダブルキャストでの上演です!もっちろん両キャスト共にチェックさせていただきます。(ぶい)

10月公演アップ、まだ2本を残していますが…。
昨日は公開初日「K−20怪人二十面相伝」を観ました♪
12月も終盤だし、11月のアップも残っているし!
全部までいけないかもしれませんが、とにかく行けるところまで!!
p(^^)q

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