国家試験・法律学習の要諦

本ブログは,行政書士試験その他の国家資格試験受験生のために,行政書士みどり総合事務所・里 武一郎が平成24年に書き綴ったものです。現在,受験指導は行っていません。本ブログが法律を学ぶ方にとって少しでもお役に立てば幸いです。

法律学習の「個別指導」(1)

※ 本投稿は平成24年に書いたものです。現在,個別指導は実施していません。何卒ご了承ください。
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005どの勉強にも,まず「基本」があり,その上に「応用」があります。「基本」をおろそかにしたままでその上に進むことは出来ません。ある問題が解けないとき,その原因の大半は基本の修得が不十分な点にあります。
「基本的な知識が欠けているのか?」
「分かっているつもりだったが誤解や不正確な理解に陥っていたのか?」
「マスターしたはずの基本的な論理思考を怠ったのか?」
…この原因を探り当て,そこに立ち返る作業が必要です。

と ころが,法律学習の場合はその「基本知識」の修得こそが難しい。初学者にとっては,学習の出発点であるはずの条文すら難解で,直ちに理解し納得できるものは少ない。判例の文言や理論のどこが重要であるかを捉えるのも,独学では困難でしょう。かといって,「わかりやすい」「かんたん」をうたい文句とした参考書の類を読み,或いは「超短期合格」をうたった講座を受講し,その通りに短期間で正しく理解し合格レベルに到達できた人は稀でしょう。
法律学習では「基本」「基礎」を正確かつ十分に身につけることが大前提であるにも関わらず,それが至難のわざでもある。ここが,多くの受験生が苦しむところなのです。

「数年間勉強したがなかなか成果が上がらない」という方は,一度自分の勉強方法を根本から見直すべきです。 原因は必ず存在するし,見つかります。
 私の元を訪れる受験生の殆どが次のタイプです。
(1)予備校その他資格スクールの講義を聴き,購入したテキストを読むが「理解できた」「納得した」という感触を得られないまま先に進んでいる。
(2)理解できないがとりあえず暗記して問題を解こうとする。しかし,解けない。点数も伸びず合格には届かない。これが数年続いている。
(3)解説を読めばそれなりに納得できるが,初めて見る問題に直面すると,どう考えればよいかが分からず,対応できない。
(4)自分には「何か」が足りないはずなのだが,その足りないものが何であるのかが分からないまま,従来と同じ勉強を繰り返している。

… こういう人はかなり多いのです。しかし,この手の学習を漫然と続けていると合格はおろか「自分は一生合格できないのではないか?」「自分は法律に向いてい ないのではないか?」という不安に陥り,勉強の意欲自体が萎えます。集中力も落ち,記憶も思考も確実に停滞します。抜本的な対策を考えなければいけません。(続く)

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法律学習の「個別指導」(2)

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005(続き)…伸び悩んだまま対策を練らず不合格を繰り返せば,貴重な人生の一時期を無駄にします。
だからこそ,自分の伸び悩みには「敏感」でなければならず,状況を打破するためには「行動」しなければなりません。通常の頭脳を持った人間にとって「合格不可能な試験」など存在しないのです。 にも関わらず「合格できない」「点数が伸びない」「理解が進まない」のはなぜか?

それは,「講義を聴き,本を読み,覚え,ものを考える」という作業プロセスのどこかに問題があるからなのです。
「聴き方,読み方,覚え方,考え方」…それ自体が何らかの「欠陥」を抱えているはずなのです。
早くこれに気づき,抜本的な軌道修正を図り,合格への階段を着実に上ることができるか?これを「人生の一大事」として捉えなければいけません。
貴重な人生を無駄にしないためには決して大袈裟な話ではありません。

ところが,自分を客観的に診断するのは非常に困難です。合格体験談を読み,合格者と同じ勉強方法を実践したからといって,同じように点数が上がり合格できるとも限らない。知識も読解力も思考の“クセ”も十人十色だからです。
病気を治すために医者に行くのと同じく,受験指導のプロと直接話し,自分の特有の「弱点」を発見し的確に分析してもらい,対策を練ることが必要なのです

「合格し,世に出て士業者として活躍し,社会に貢献して“誇り”の持てる人生を送りたい。」…う願うのであれば,この受験勉強を早く片付けるべきです。伸び悩む時間を少しでも短くするべきです。
そのためにはどうするのが最善であるかをよくよく考えるべきです。長い時間を費やせばデキルようになるということは決してありません。伸び悩んだまま欠点を克服せず何年も受験生活を送る人も少なくありません。


合格までのある程度の期間は,集中して勉強に専念すること。実力を伸ばすためのあらゆる努力を惜しまないこと。これが合格する力量を築き,磨き上げます。そのために本を読み,講義を聴き,ノートを取り,問題演習をして解説を読み,覚えるべきことを覚える・・・という作業が必要なのはもちろんです。

ところが,

・条文,判例集や法律書は,その背後の意味や行間が非常に深く,独学で納得できるようになるのは困難です。
・時間に制約のある講義では,表面的な知識の提示しかできず不十分な説明にとどまることが往々にしてあります。

・試験問題には必ず「出題意図」があり「これが出来る人に合格して欲しい」という,出題者のメッセージが込められています。しかし,受験生がこれを正確に捉えるのもまず難しい。

…だとすれば,自分のレベルに応じた知識,論理,解法の技術を,法律と受験に精通したプロから納得いくまで丁寧に説明してもらい,疑問点は即座に質問出来るような環境に身を置く以外ないのです。

伸び悩む人が為すべきことは,自分にとって合格への最短の道は,①現在のまま「講座を受講し続けていくこと」なのか?②現在のまま「独学で奮闘し続けること」なのか?③あるいは「第三の選択肢」をとることなのか?
…これを決断することです。

個別指導に長けた講師は,受験生と会話すると,知識や思考過程のレベルや不足した点は即座に見抜きます。受験生の個性に応じて,臨機の説明・対話によって,理論面の説明・重要論点のチョイス・過去問の分析・出題意図の掌握・解法技術といった,合格にとって必要な知識や論理を叩き込むのが個別指導の最大のメリットです。指導内容を修得できれば「インプット」においては,合格レベルを十分超えるものになるはずです。

受験日の回想

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私が行政書士試験を受験したときの話です。

入室までは会場外で待たされるため,用意したバスタオルにくるまって会場外で最後の条文チェック。各種予備校が会場近くで「直前予想」やらパンフやらを配布していましたが全て無視。出題予想は自分がこれまで行ってきた分析と“勘”以上に信頼できるものはない,と考えていたからです。
試験は正に「ギリギリの戦い」でした。肢2つまでは絞れても最後の1つが確証を持てない。そんな問題が次から次へと続きます。
「固い土を
生爪で引っかきながらトンネルを掘り続ける」…こんな面持ちで1問1問と格闘していきました。試験中「駄目かもしれない」と感じたことも数回ありました。
しかし諦めることは決して許されない。押し寄せる絶望感を撥ねつけながら次の問題に進んで行く。これ以外は無い。その瞬間「命と引き換えにしても合格しなければならない」と心底思っていたのです。
そして本当の勝負は正に試験終了の1分前。
気がかりだった問題をもう一度読み直し,持っている全ての力を投入して考え抜いた結果,マークを消して答えを変えた…その1問が正解だったために教養の肢切りをクリアし,合格できたのです。
試験終了後,周囲の受験生は教室を出ていく中,私ひとり最後まで座っていました。力を出し尽くして動く気力すら沸かなかったのです。周りが足早に出て行くのを茫然と眺めていたのを覚えています。

その結果得た合格。最後の力を振り絞った,わずか1分の“粘り”が合格と不合格という大きな差を生んだのです。
全精力を使い果たしてこの厳しい試験を戦い抜いたことは一生の財産になりました。
今でも,困難に直面したときにはいつも思い出します。「あの苦しさに比べれば何でもない」・・・その思いこそが,現在まで受任業務を成功に結び付けているのです。

「点になる勉強」とは…①

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限られた時間で効率良く学習効果を上げ,短期間で合格するには,遠回りをせず,時間や労力を節約することが不可避です。当たり前のことですが,試験で出題されないことに時間を割いても合格は近づきません。

ところが,受験生はとかく「点にならないこと」に興味が向く傾向があります。まず出題されないような些末な議論に長時間取り組んだり,自分で論点を考え出して理由づけを模索したりする人が必ずいます。

法律的なものの考え方が少し身に付き始めた頃にこうなることが多いようです。長い目で見ればこれも思考トレーニングとして役立つのかもしれませんが,こと『合格』のためにはデメリットが大きい。
個別指導では常に軌道修正されますが,独学の方は要注意です。(続く)

短期合格者の実例

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今度は逆に私の周囲にいた難関資格試験の短期合格者の話。
何よりも彼らは,ひたむきに勉強していました。皆「努力型」であって決して天才ではない。自習室には毎朝一番早く着き,夜遅くまで机に向かう。週のうち半日程度は休みますが,それ以外は決して休まず,単調な毎日を黙々と過ごしていました。
友人もおり,休憩時間に談笑することはありましたが,決して羽目を外すことなく,勉強の予定を崩して長時間遊びに行くこともしなかった。持っている本の数は 決して多くなく,誰もが読んでいるオーソドックスな書物しか使っていない。話すと分かりますが,知識の量も他の受験生に比べて多いわけではない。では,何が違うのか?

一つは「少ない知識でも,極めて“正確に”覚えている」こと。
もう一つは,「基本から丁寧に考える習慣を身につけていること」です。

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彼らの話には決して「飛躍」が無く,論理の階段を一歩一歩丁寧に積み上げるものでした。国家試験は,決して知識の量を問うだけのものではありません。実務に出るとわかりますが,この世は「知らないこと」ばかりです。もし,実務の世界が「知識がなければ仕事はできない」という世界であるなら,誰もが永久に受験生です。大事なのは,「知らないこと」に接したときに根気強く調べることと,自ら考えて結論を導くことなのです。
短期合格した彼は,知らないこと に出くわした時も「自分はその知識を持っていないが,そもそもその論点はここが出発点だ。そこから考えれば,こういう結論になるのではないか?」…と,自分の持っている基礎的な知識をフルに生かして,一応の結論を導くことを怠りませんでした。実は,これこそが「出題者の狙い」なのです。彼らは,その狙いに 沿った勉強をしていた。だから早く合格したのです。

出題者は受験生の知識の量も深さも,手に取るように分かっています。その上で,敢て「これは知 らないだろう」というところを聞いてくる。狙いは,「過去に出題された基礎知識を元にその場で考えて,答えを導きなさい」なのです。知識で乗り越えることをそもそも要求していないのです。大量の知識を抱え込んだ人間ではなく,「限られた時間内で頭をフルに使い,正解に辿り着く人物」に合格して欲しいのです。
だから過去問の分析を怠ってはならない。そこから大きく外れた瑣末な知識の習得に走ってはならないのです。短期合格者は決して,細かい知識を大量に覚える特殊な頭脳を持った人たちではなく,必要で基本的な知識を正確に覚え,且つ,試験の現場でその知識をもとにフルに頭を回転させ,正解に到達する。こういう トレーニングを積んだ人たちなのです。
この目標を明確に意識した人は,自分のすべきことが何であるかが分かるはずです。
それが固まれば無駄な動きをせず,勉強の指針に迷うこともなく,真っ直ぐに目標に向けて突き進み,早期に合格を果たすはずです。

不合格者の実例

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005難関資格試験の場合,何年か挑戦したが,結局は合格できずに受験を諦めた人も多くいます。「合格体験記」はよく見ますが,不合格者の話はなかなか聞けません。
かつて私が受験生だったときの事を思い出しながら書きますが,自分にも思い当たる節はないかを考え,ぜひ「反面教師」として欲しいと思うのです。

ある受験生は,国立大学を卒業後,就職せずに難関資格試験に挑戦しました。親の仕送りを受け続け,有り余る時間を全部勉強に打ち込み早期に合格する“はず”だった。ところが,恵まれた環境にあり,且つ自分の優秀さに自信を持っていた彼は危機感なく勉強せずに一日の大半を遊び,或いは趣味の本を読みふけり,無為に時間を過ごし続けました。
毎年,試験間際になり予備校の答練も始まり周囲が騒がしくなると,慌てて過去問を解き始め,ノートを作り,暗記に精を出しますが,結局は不合格に終わる。そして「来年までまだ時間がある」と再び元の放蕩生活に入る。…これを何年も続けたのです。要するに1年のうち約半年は遊び呆け,残りの半年だけ勉強するという生活を繰り返したわけです。試験直前に多少覚えたことも,その後の半年以上の放蕩生活で殆ど忘れる。直前になって慌てて詰め込んでも去年のレベルに戻るのがやっとです。毎年,同じような得点で不合格となるのはそのためです。
じきに親の仕送りも途絶え,バイトを始めました。勤務は熱心ですが,ここでまた気を散らす。無用な人間関係や頼まれもしない仕事を勝手に抱え込み,職場の経営にまで口をはさみ,専従者と一緒に長時間にわたり酒を飲み職場の愚痴を言い続ける。周囲も「そんなことよりも勉強に専念せよ」と諌めますがプライドの高い彼は全く聞き入れません。
彼にとってアルバイトは「一時的な,合格までの最低限の生活の糧」を目的としたものではなくなっていました。職場を離れてもバイト先のことが頭から離れなくなってしまっていたのです。遂には,「自分が合格しないのは職場のせいだ」と周囲にも漏らすようになっていました。
しかし,恐らく彼の本心は違っていたと思います。「合格できないのは職場のせい」と自分に言い聞かせることで,勉強から逃げる口実を作りたかったのです。その時,彼はもう勉強が嫌になっていたのです。かつての意欲は色あせ,勉強自体が苦痛になっていた。バイトに熱心になることで嫌な勉強から逃げられる。「それが許されるのだ」と思い込もうとしていたのでしょう。
それならば受験をやめれば良いわけですが,これもできなかった。周囲の大学同期の合格者を見ていると,ここで諦めるのは悔いが残る。傲慢で想像力が貧弱だった彼には,「別の世界」で生きることは受け容れられなかったのです。
むしろ,この資格試験にしがみ付いていないと自分のアイデンティティーが保てない,と考えたのでしょう。受験生であり続ければ,「合格すれば将来は立派な士業者」という「仮想資格」だけは得られるからです。だから「受験生」であり続けました。合格は誰の目から見ても絶望的であるにも関わらず…。
年齢的にも,もはや一般企業への就職は困難。そのバイト先で専従者になることは「受験生」を捨てるということだからプライドが許さない。しかし,バイト先で身に付けた能力を生かす以外に,もはや生きる道はなくなっているのです。

・・・極端な例と思われるかもしれませんが,難関資格試験の受験生には,このタイプは少なくありません。こうならないようにするにはどうすべきか?早いうちに気付き,人生の軌道を叩き直すべきです。

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「集中力」はどこから生まれるのか?

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行政書士・里のプロフィール

005どうすればもっと勉強がデキルようになるか?デキル人間はどこが違うのか?…伸び悩む受験生の多くはこの問題に直面し,苦悶するはずです。

使用教材か?,講座か?,講師か?
…もしこれらが原因であれば,それは大した問題ではありません。幾ばくかの金を出せば解決します。そもそも書籍などは,余程おかしな本でも使わない限り大きな差は開かない。講座を通学にするか,通信にするか,個別指導をとるかも実は根本的な問題ではない。 何よりも大事なのは「精神」なのです。気を散漫にし,わずかな時間しか真剣になれない弱い精神力では,何を読んでも,誰の話を聞いても,決して修得はできない。問題を解いても,解説を読んでも「正しい理解」に到達できないのです。
要するに勉強がデキない人は,“没頭”“集中”と“継続”の力が弱いのです。
何か始めると直ぐに没頭し,周囲の音も聞こえなくなる。しかも長時間維持できる。生来的にこういう集中力・持続力を持ち合わせた人はこんな悩みを持たないのでしょう。しかし,私などはそういう才能に恵まれず,長年にわたり,「いかにして集中力を高めるか?」が大きなテーマであり壁でした。同じタイプの人は少なくないはずです。長時間机に向かっても予定通りに進まない。気を散らせながら読んだために殆ど頭に残っていない。集中していないとこうなる。特に,ある程度年齢を重ねた社会人であれば,仕事,家族,親等々,周囲の様々なことを背負うため,勉強だけに没頭するのは「生活」を危うくすることすらあるわけです。普通の大人であれば,受験勉強に没頭できなくなる方がむしろ「正常」であり「健全」なのです。仕事や家族を完全に忘れて無我夢中に勉強し続ける方が社会人として異常です。
…しかし,これではいけない。受験の世界に身を置き,合格を勝ち取ることを目指した以上,学力を身につけるには,「集中」「没頭」とある程度の「継続」は不可欠です。これなくしては知識も,論理力も推論力も決して身につくことはありません。
大事なのは,「今の自分の生活」をどのように考えるか?,です。今,自分が背負っているもののうち,「何を残し,何を捨てるか?」…この思い切った「選択」と「切り捨て」を実行することがどうしても必要になるのです。

そもそも人生は無限ではなく,時間と能力には動かし難い「枠」「限界」がある。我々はその中でしか生きられないのです。「一つ得れば一つ失う」ことを甘受しなければならない。「あれも欲しい,これも欲しい」は無理なのです。「合格」という大きな栄誉を手に入れるには,それなりに大きなものを犠牲にする。この覚悟を持たなければならないのです。
自分の生活の中で,合格と引き換えに切り捨てるべきものがあるか?…まずこれを考える。
それは今の仕事に影響が出たり,家族に負担を与えたりする性質のものかもしれない。それでも「合格」を手に入れたいと本気で願っているのか?,合格しないと一生後悔すると考えているか?,今の生活から抜け出して,士業者として独り立ちして「誇り」と「名誉」を得たいと心底思っているのか?この「覚悟」と「決断」と「行動」こそが,没頭・集中を生む契機になり,自らを受験に埋没させるはずです。
大きな「犠牲」を払い,痛みを受けた以上,その犠牲に見合った「合格」を得なければ,取り返しのつかない人生の損失です。痛みだけが残ることになる。
一旦決断し,貴重なものを切り捨てた以上,「合格」しなければならないのです。合格こそが「義務」であり,不合格は許されないのです。この「危機感」と「痛み」と「不安」は勉強することでしか,乗り越えられず,回復することもない。戦いから逃げることは出来ないのです。
ここから「没頭」「集中」という精神が生まれるのです。そして安易に妥協しない意志こそが持続力を高めるのです。
恵まれた環境に居ながら,日々戦うことから逃げ,無為に時間だけ過ごす受験生もいるでしょう。
そういう人は,その恵まれた「生活」と決別すべきです。自ら「痛み」を作り出し,二度と戻れない環境に身を置くべきです。
強靭な集中力を得て,今までの自分を変えたいと願うのであれば,大きなものを犠牲にすることを決断し,実行しなければなりません。

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