2019年10月02日

津市の歴史的公文書の管理

▼水道水源と産廃処理場の訴訟に関して

先月、津市の広報紙で前葉市長が
1988年の水道水源保護条例制定と
旧美里村での産廃処分場計画について書いていた

 https://www.info.city.tsu.mie.jp/www/contents/1566448254558/simple/20190901P16.pdf

当時、前葉氏は東京霞が関で自治官僚をしており
それほど事情に詳しくないと思われるが
割と良くまとまった文章だったので事情を聞いてみると

広報紙のコラムを書くにあたり
市総務部法務室が保存する公文書に自ら目を通して
それで書いたと聞いたので早速開示請求してみた
CIMG2500
【写真=開示文書、産業廃棄物処理場建設工事差止仮処分申請事件】

文書の厚みはご覧の通り約10cmで
簿冊としては平均的な量が綴られている

スクリーンショット 2019-10-02 22.12.06
【写真=広報つ2019/9/1号】

しかし水道水源保護に関する公文書は
津市ではこの1冊=訴訟関連しか保存していないとの回答で
旧美里村にも何ら残されていないという

市議会議事録を丹念に追うのも一つの手法だが
ネット検索以前のため労力がハンパないので事実上難しい


前葉'sコラムは目次みたいなもので
場面場面の詳しい状況や
その政策判断に至った背景や行間を知りたかったのだが
特筆すべき文書は殆ど綴られていなかった

津市の水道水源保護条例に関しては
数多くの大学のセンセイ方が論文で取り上げていて
下手すりゃ公文書よりもソッチのが詳しいかもしれない

そういう状況に今更気づいた私であり
市長も問題意識は共有しているのではないか?

恐らく20年前ならもう少し公文書は残されていたと思うし
保存年限の延長もできる文書管理制度の筈だが

重要な公文書を後世に残す気があまりなく
残念ながら貴重な文書は散逸してしまったのだろう

公文書を適切に保存し
後世に役立つよう管理しなければならないのは
私が言うまでもないことだろう

たとえ市史を作る具体案がいま全くないとしても
専門知識を有したヒトが時代状況に応じて判断し
未来の市民や政治関係者にそれを託す義務が私達にはある

mieken1876418 at 23:28│Comments(4)このエントリーをはてなブックマークに追加 tsu.z 

この記事へのコメント

1. Posted by 海住恒幸   2019年10月08日 21:19
津地裁で津市と業者の和解に向けた協議(審尋)が進められていたころ、Y紙の記者としてその報道に携わっていました。あれからおよそ30年。記事はもう県立図書館にも保存されていないでしょうけど・・・。6億円以上かけて買い取ったあの場所は、水源の森として守られている。感慨深くもうれしい話です。
2. Posted by 三重県よろずや   2019年10月08日 23:04
>>1
お久しぶりで、コメントありがとうございます
つい先日までY紙含め全紙保管されていましたが‥
3. Posted by 海住恒幸   2019年10月12日 10:53
前葉市長はすごいですね。30年も前の資料をひも解いて、市政の今と過去を検証している。なかなかここまでする首長っていないでしょうね。けれどいつも思うのは、なかなかこの市長では、職員は付いていくのが大変でしょうね。頭がよいし、細かいことには気づきすぎること気づくし、仕事に手を抜くことができなくなる?
4. Posted by 三重県よろずや   2019年10月13日 15:35
>>3
文字を読み込む速度がハンパないらしい
だから『資料があるなら持ってきてくれ』になったと思う
この市長だからこそ付いて行きますという優秀なのもいますよ少数ですけど

周辺の参謀も優秀なら言うことないのですが
そこは県庁ほど層が厚くないので‥

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