2007年10月08日

バラード第1番

1年生の夏休み直前に、短大では公開レッスンが行われました。

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この公開レッスンは、「ピアノ演奏研究」とかいう授業の一環でした。本校の4年制大学から先生が見えて、2年生の成績トップの生徒がレッスンを受けるのを見学するという形でした。レッスン曲はショパンのバラード1番でした。
実はこの時のわたしは、公開レッスンを見学するのもバラードの1番を聴くのも、全く初めての状態でした。(音大生だというのに。。)ですからどんな曲でどのようなレベルのレッスンをするのか、当時は想像もついていませんでした。

公開レッスンの会場は、入試の時の実技試験の会場でも使われた小ホールのような所で、スタインウエイのピアノで行われました。
会場に入ろうとすると、この日レッスンを受ける2年生ピアノ科トップのK先輩が、楽譜をかかえて足早に会場に入りながら、友達にこんなことを言っていました。「今日のレッスンは最後まで行かないよね。わたしあそこはどうしても上手く弾けないんだけれど・・。」
・・わたしは後に、バラードの1番は最後のPresuto con fuocoが難しいと知りました。

本校から見えた先生がいらして、K先輩が弾きだしました。その演奏にわたしは圧倒されました。美しい演奏でミスタッチらしきものも全く見当たらないような気がしました。これをいったいどう直すのだろう?と正直その時思いました。演奏も弾いている曲も、随分レベルが高いと思いました。入学式の時に本校の4年制の生徒の演奏がありましたが、それに迫る勢いのある生徒が、実際にこの学校にもいるのだということを知りました。そしてそれに比べて自分の演奏は、以前よりは上達しているとはいえ、とても歯が立たない状態だということを思い知らされたのでした。

公開レッスンはとても高度なレベルのレッスンに思えました。先生は注意深く聴かないと分からないような小さな違いを指摘されておりましたが、それによってK先輩の演奏は瞬く間に劇的に変わっていきました。

公開レッスンが終わって小ホールを出る時、わたしは心の中で叫んでいました。「わたしではとても太刀打ちできない。わたしには才能がないのだ・・。」と。

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mieroom365413 at 13:18│Comments(0)TrackBack(0) 短大時代 

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