ばらいろ通信(改 ミニョン堂通信)

長い白猫と着物好きイラストレーターのまいにち

November 2007

自営業の友人達とランチ。連れて行ってもらったお店が本当に素敵でボヘーーーッとなってしまいました。水色とグレーを混ぜたような微妙な色合いの壁、よく見たら花柄のタイル、花柄のプチデコラな椅子...なんちゅう足し算引き算のの完璧パーペキな店なのだ!

めにゅ
この下の花柄とか壁のくすんだ水色に赤いメニューボードとかたまらんぜよ...(土佐風)

ごはん
モチロン美味しいのです。ここでズイマーだったらガックシなのですが美味なのです。特にキッシュがヤバウマ。お店の女性もこれまた美しく、私好みの柔らかい雰囲気が出ている女性(ご近所にあるシャトーダベイユの店長さんも柔らかオーラが出てて好みである)。おもいっきりギロギロ見てしまいました。あとは久々に会う友人とベラベラ喋って非常に楽しいひとときでした。「ここはパリね!」と叫ぶと友達も「行った事無いけど絶対パリね!」と叫び返してくれた。オリーブ少女のパリでなく大人の女のパリ。しかも古い物が好きな大人の女子のパリがここにはあるのです。このワードにピンと来た人は是非足を運んでみて下さい。新町〜靭本町ゾーンは華美では無いけれどしっかりしたコンセプトのお店がたくさんあるのでとても好きです。

外観
ちょっと場所がわかりにくいのですが。宝探し感覚でドウゾ★(わぁーええように言うたわワシ)




***しあわせ気分をおすそわけデータ***
シェ・ドゥーブル
大阪市西区阿波座1-9-12
ouvrir 12:00 - 24:00
fermer 日祝
きっと夜も素敵だろうなぁ


そのまま靱本町に行きカンテうつぼ公園店で喋り倒す。飲んでしゃべったいちにち。カンテ...ここはもはや日本ではない...

カンテ

d9a020ea.jpgにちようびの10チャンネルNNNドキュメントを見るのが好きです。
毎回泣いたり考えたり色々ゴヨゴヨした気持ちになります。
この前の
【KRY制作】NNNドキュメント07「ふたりの桃源郷」
っていうのがとても印象深くてなんだか未だにボーッとした時に思い出したりしています。2004年に放送されたものに3年間の記録を更にプラスしたもので10年以上の長い長い記録です。

以下あらすじ。長いのですっ飛ばしてくれてOK牧場**************

若い夫婦が戦後2人で山を切り開いてそこで家族を作りました。やがて子供達はガスも水道も電気も通らない不便な山を降りてそれぞれに街で生活を始めました。子供達はそれぞれに家族を作り子供を産み、山を切り開いた若夫婦はおじいさんとおばあさんになって行きます。1度山を降りて娘の住む都会で生活したけれどやっぱり「山に戻りたい」と呟くおじいさんを見ておばあさんはもう1度おじいさんと2人で山での生活を決意します。年老いた親が不便な深い山で暮らす事を心配する娘達。涙ながらに両親を説得しますが2人は山での暮らしを選びました。薪を割って火をおこして釜でご飯を焚いて畑で採れた野菜でおかずを作るおばあさん。彼女は声がものすごく高くて大きくて元気でチョコマカ動く小柄な愛くるしい女性。おじいさんはちょっと芸術家肌の頑固そうな人。2人は廃車になったバスの中にベッドを置いて寝室にして2人でキャッキャ言いながら眠りにつきます。(ここのシーンがアメリカ映画みたいでカッコいいのだ。トレーラーハウスみたいなの!)そんな慎ましやかな2人の生活が崩れます。おじいさんが突然体の具合が悪くなります。2人は山を降りて老人ホームに移ります。ホームで暮らし始めた途端あんなに元気だったおばあさんの目が濁ってしまいます。家事もおじいさん任せになってこたつに入ったまま動かなくなってしまいます。おじいさんは具合が悪いのにおばあさんのかわりにお茶をいれたりしてあげます。2人は言います「山に戻りたいね」

おじいさんの病状が安定したのでホームから山に行ってもいいと許可がおりました。小躍りして車に乗り込む2人。あんなにドヨ〜ンとしていた婆さんの目が再び輝きます。モリモリご飯を作って、おじいさんは薪をバンバン割ります。おじいさんが山に食べ物を探しに登って行って夕方まで帰らない時がありました。おばあさんは震えます「帰って来んかったらどないしようかね」そしてすごい大きな声で「おじいさーんおじいさーん」と山に向かって叫びます。何回か呼んだら「うぉーーーーーい」と返事があり婆さん一安心。

そんな暮しがしばらく続きます。2人は歳をとって行きます。もうおじいさんは薪を割ることができなくなりました。畑は荒れました。ご飯の品数も減りました。でも2人は山を降りませんでした。3人の娘達は集まって悩んで泣いて親の事を相談して週に1回は誰かが山に入る事に決めました。娘達のおかげで再び活気が戻りました。

またおじいさんが倒れました。今度は入院しなければならなくなりました。癌でした。「どうしようかね。おじいさんがこんなになったら私なにもできん...全部今までしてもらってた...どうしようかね」と涙を流すおばあさん。やがておじいさんが退院しました。車椅子のおじいさんの所に泣きながら「おじいさーんおじいさーん」とヨタヨタ走っていくおばあさん。おばあさんの元に行こうと杖を探すおじいさん。ラブ!!!

娘達はまた集まっておじいさんの最期を考えます。「山で死なせてあげたい」と三女が言いました。「でも病院でちゃんと治療して欲しい」と長女。3人の気持ちは「管に繋がれまくって死なせることだけはやめておこう」でした。

やがて三女夫婦は大阪でやっていた寿司屋を閉めて山のふもとに越して来ます。旦那さんは「自分の親には親孝行が出来なかったから」と新しい仕事を見つけて合間に山に行き荒れた畑を耕します。

ヨボヨボの2人はまた山に戻ってきました。娘達も一緒です。「ここになにがあるのかと言えば別に無い。体も弱ってきた。でも山にいると幸せ。こんなに幸せなことはない」とおじいさんは言いました。しばらくしておじいさんはまた倒れて入院先の病院で亡くなりました。

三女夫婦はまだ畑を耕しています。おばあさんはちょっとボケてしまいました。娘夫婦が畑を耕す隣でちょこんと座ってボンヤリしています。「おじいさんどこ行ったかね?」

「山に行ったんだよ」と娘

おばあさんは立ち上がってめちゃめちゃデカイ声で「おじいさーんおじいさーん」と叫びます。
「ホラ!今聞こえたよおじいさんの声」と娘
「聞こえんねぇ。私には聞こえんねぇ」とおばあさん

長女は言います「すごい両親だった。あんな素晴しい親はいない。本当に素晴しい親だった」

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見終わって、とても悲しいけどこの夫婦は本当に幸せだなぁと思った。大好きなものがずっとあるってこと。老いてもキラキラできる場所があるってこと。気持ちをわかってくれる子供達がいるということ。歳を取るのは不自由で今の私から見たら恐くて仕方ないことなんだけど、こんな風に暮らせたら幸せだなぁと思いました。仲良しジジババ。憧れです。そして家族って本当に大事なんだなぁとか親が子を産んで子がまた子を産んでまた子が...って言う連綿と続くこのサイクルってなんかスゲェな!と漠然と思いました。ほんまに漠然なのでうまく書けないのですがなんかとにかくスゲエ!と夜中に興奮しました。私はどんなばあさんになるだろうか。




30秒予告編音が出ます!!
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9c0a56c6.jpgマブダチのnico arakawaがチアコアの冬のイベントノエルヴァニィユで個展を開催します!彼女の世界観は本当に素敵&チアコアの冬支度も興味しんしんです。絶対ナイスな夢世界なハズ。私は初日に馳せ参じます!

詳しくはコチラ


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いつも素敵な履物を生み出して下さる布楽布楽源点の佐藤さんが新宿伊勢丹 壱の蔵で21日から28日の期間、鼻緒のすげ込みなどをされます。佐藤さんの鼻緒は本当に綺麗で楽しくて履きやすいのでお近くの着物ガールは是非行ってみてください♪


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あとミニョン堂からもお知らせが。wasoシリーズですが今月中に新しい柄を発表します。今回は馬柄でかなりバロック...って言うの?なんか重々しいカッチョエエ感じに仕上がっています。悪い夢みたいな柄です。オタノシミニ★そしてそして前回ご好評をいただいたwaso旅立ちタイプですが職人さんのご好意でなんとか残った生地を上手に使って1個うまくいけば2個作っていただけるとこになりました。こちらは早くて12月なかば頃お見せ出来ると思います。ガンバ職人さん!と学ランでエールを送る日々です。

5480d29f.JPG町田康の新作「猫のあしあと」を買う。前作「猫にかまけて」を号泣しながら読んだ私。私の中でベストオブ猫本です。なんかバカか!?と思う程自分でも猫という生き物に惹かれまくってて気味が悪いのですが町田夫妻の猫に対する愛情?っていうのかしらもうそういうものを飛び越えてしまったような猫感が本当にすごくてたまげてしまう。「猫にかまけて」は飼い猫のゲンゾーとココアとの楽しき日々とヨレヨレの姿で彷徨っていた子猫ヘッケとの日々の2部で構成されていて、中盤のヘッケとの闘病日記が本当にキツくてここで号泣っていうか嗚咽状態に。一生懸命生きようとする小さな命をなんとかかんとか支えようとする夫妻の姿勢は本当に脱帽です。できるだろうか?ここまでできるだろうか?と何度も自分を顧みて考えた。

んで待望の本作なのですが確かにまた号泣だったのですが今回町田さんはヘッケのような病気や彷徨ってる猫を引き取って事務所で預かったり、死にかけの子猫を必死で看病して命を救ったりします。っていうか、し過ぎるのです。過剰に。反対される方もいらっしゃると思いますが私はノラ猫を悲しい生き物だとは思いません。たとえ彼等の寿命が3年とかだとしても(外で生きる猫の寿命ってこれくらいらしいです)それを可哀想だと思うのはなんか違うなぁと思うのです。私の住んでいる所は古い街で各家々の屋根にノラがいます。彼等の春夏秋冬をベランダから見ているのですが、ある時は私達に媚びて餌をねだったり、喧嘩して尻尾が切れてたり、子供を産んだり、自由に生きている気がします。それを捕まえて屋内でケージに入れてしまうのって正しいことなのかしら???ととてもとても思いました。町田さんは結局5匹くらい猫を預かるのですがノラにとってそれって...どうなんやろ...どうなんやろと思いながら読みました。焼却処分(!!!!)される死にかけの子猫を必死で看病して命を救うという行為は本当にスゲ!!!って思ったのですが成猫を捕獲するのはなんかようわからんかった。都会の猫は捕獲してあげないと殺されてしまうのかな?ラストで1匹の猫が死んでしまうのですが(読む前の方がいるかもしれないので伏せておきます)その死ぬ理由が本当にアカン理由で「アカン...町田さん本末転倒や...アカン...」と切なくなりました。(本人も文中で酷く落ち込んでおられるのですが)動物と生きて行く事って本当に難しいし考えさせられるなぁと本当に本当に思いました。

とは言えやっぱり私は町田さんが大好きで彼の姿勢を尊敬します。あとがきからグッとキタ文章をば。

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犬や猫やその他の動物を飼うのが流行に
なっている。動物によって癒される、と
言う人が多い。それは確かにそうかも
しれないが彼等の命を預かるからには
弱くて小さな生き物からなにかを得ようと
する前に、我々よりはるかに寿命が短い
彼等が、幸福で健康な生涯をまっとうする
ために我々がなにをできるかまず考える
べきであると思う。

中略

自分のものと思っている多くのもの、気力や
体力や知力やその他のものも実は預かりもの
なのかもしれない。他から預かったものを
粗相に扱ってはならない。
傷つけてはならない。預かったときと同じ
状態で、或いは利子をつけて返さなければ
ならない
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マロは神様からの預かりものなのだわ...とか書くと大層不気味ですがね(笑)かといって動物愛護にめくじらを立てて参加するのもチト違うし...こういう問題は本当に難しくて脳がヒワヒワしますが。本当はシンプルなことなんだろうな。大切にすればいいのだ。



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5f091b4c.jpg着付け教室キモノ*スイーツさんが主催の「スイーツ寄席」が12月6日(木)天満天神繁昌亭で開催されます。私はチラシのイラスト&デザインをさせていただきました。
着物が楽しい季節。でもなかなか着て出かける場所がないわぁと思ってるそこの貴方!めかしこんで落語を見に行くのはどうでしょうか?落語になかなか接する機会がない方もこんなイベントなら入りやすいのではないでしょうか?私もほとんど落語を聴いたことがないのでこのイベントでじっくり楽しみたいと思っています★

詳しくはコチラ

Bjork好きならわかっていただけると思うのだがフレンチエレポップロリータなEmilie Simonに夢中です。ダークな可愛さってとてもツボです。痛かったりグロかったりなんかギリギリでガーリッシュな感じ。パリってこの感じが本当に随所にあって楽しかったなぁ...嗚呼またパリに行きたいな...なんて思いながら聴いています。







もういっちょ!タマラン!




曲的にはこれが大好き。これの男の人の声が湿り気があって非常にタイプ



アルバムはこれがオススメ
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めっさめさ更新が滞ってしまいました。これも全部風邪のせいだ!って言うか治ったと思ったら結局治って無くて、なんかアレルギーだかマイコプラズマだかなんだか謎の咳ばかり出る状態に...ヘルプ...と病院に飛び込んで3人目のお医者さんが私にドンズバの処方せんを書いてくれてそれ飲んだらすぐ治った。総合病院って便利で設備も整ってるけど担当医が変わるのでそこが嫌ですな。3人目の先生は話をじっくりしてくれて咳の音聞いただけで「あ、これは多分●●で効くよ」とかすぐにわかったみたいで、ほんまにありがたや...2週間咳ばかりしてて横隔膜がゲボゲボの状態で非常に苦しかったので、ちょい薄毛な中年男性のドクターが神様みたいに見えたわ...みなさんも風邪には本当に気を付けて下さいね★

さてブッ倒れる前にマブダチののえどんと京都に行ったのでそのことでも。夜から三線仲間の飲み会@焼き鳥屋に合流する予定だったのでポリの着物で行きました。風香の千鳥格子なんですが風香ちりめんって言う素材が独特のしぼがあって私はとても好きで着やすいし気に入ってます。それに注文の多いキモノ店さんのトランプ帯、あじゃんのトランプ半襟とトランプコーデで。わかりにくいね...んでなんでこんな端で写真を...私...
着物


髪型は毎度おなじみの。次回はズラを新しい使い方しますことを誓います!(宣言)なんかトップじゃなくてサイドにボリュームのあるズラ使いをしたいな...
髪型











カフェアンデパンダンでランチしてずっと行きたかったアクセサリーショップmum's the wordさんへ。もう夢の国!!!
まむ
なんか興奮し過ぎて何が欲しいのかわからない...いやむしろ全部下さい的なわけわかめな状態に陥り、のえどんと2人でムハムハ言いながら物色。綺麗で毒があってワイルドでなんかもう俺のツボ押しまくりなんスけど...

そんなわけで買ったのはコレ。なんと蝶々とかお花の部分のパーツも手作りなんですと。驚愕!
買う


その後ichi・man・benに行ってCHOKOどんとchiiどんとダラ喋りして大阪へ戻る。そして焼き鳥をガッツリ喰らう






そして寝込む...

de625ca0.JPG一昨日点滴を投入しましてなんとか復活の兆しです。たくさんメッセージいただいてるのにお返事遅れてしまい申し訳ありません!今日から少しずつお返事いたしまする。さてミニョン堂の商品は無事皆さんのお手元に届いてますでしょうか?気に入ってもらえたら嬉しいです!今年の風邪はしつこいので皆さんも気をつけて下さいね。旦那どんが「昭和生まれはこれで風邪直る」とリリーの桃缶を買って来てくれました。風邪の時しか食べないね桃缶…パッケージが可愛いのでペン立てにでもします。
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