ばらいろ通信(改 ミニョン堂通信)

長い白猫と着物好きイラストレーターのまいにち

カテゴリ: 映画

ずいぶん前に観た映画ですが...

bokuno
ドリュー・バリモアのキスシリーズ第3弾!と言う悲しい邦題を付けられた『2番目のキス』アメリカでは『フィーバー・ピッチ』と言うタイトルで公開されています。野球狂の彼氏を持つ彼女のとその状況を描いた作品なのですが、私は大リーグについて全然知らなかったのですが昨年のレッドソックスの奇跡的なワールドシリーズ優勝やらバンビーノの呪いやらファンの方にはたまらない隠しネタ(例えばスティーブン・キングの始球式など)が満載されていて1粒で2度美味しい仕上がりです。原作は大好きなニック・ホーンビィ!んで本当のタイトルは『ぼくのプレミアライフ』と言うサッカー狂男子のお話。そうよね。ニックはイギリス人だものね。監督は天才ファレリー兄弟!日本では彼等の作品はヒットしないそう...なんでやねん!!!めちゃオモロイやんけ!!!

さてこの作品もキスなんてタイトルは本当にアホかと言うくらいど〜でもよくって(もうなんだよこのタイトル...)めちゃオモロイ作品です。毎度おなじみファレリーの毒も少なめなのでファレリー苦手よ!と言う方にも是非観ていただきたい。ニック・ホーンビィの描く男共は女の私から見れば本当にダメンズなのだがそこがまた愛おしい。(それは単に私がダメンズ好きなせいでもあるのだが...)

今回の主演の野球狂のジミー・ファロンはもうアータ!最高にヤバイです。母性本能くすぐられますよ。ダメ過ぎ&ヌボーっとしたルックスも素敵(単に私の好みの顔なだけかもしれない)負けてばかりのレッドソックスの狂信的なファン!全てを投げ捨てて全試合見に行くし部屋中レッドソックスグッズだらけ(特に電話が...)なんせダサい!とにかくダサい!日本で言う所の阪神ファン「トラキチ」です。もしも自分の好きになった人がなにか物凄いマニアでその事のためなら嫁を質に入れてでも行くような人なら...どうするか?私は「男の子ってお茶目!いつまでたっても子供なんだから!でもそこがソーキュート!」って最初は思えるかもしれないが途中からどんどん引いてしまう気がする...ああでもマニアになるものにもよるかしら?ああでもなぁ〜。もんもんと悩んでしまった。いやしかしラストはベッタベタに爽快だし、久々の爽やか映画を観た気がした!ドリューの出る映画は全部好きだワシ。

監督は違いますがニック・ホーンビィの『アバウトアボーイズ』も大好き。ヒュー・グラントがええ味出してます。(私は勝手に阿部寛は日本のヒュー・グラントと思っている)もう1作『ハイ・フィディリティ』も良いですが主役のジョン・キューザックが不器用なダメ男に見えなくてイマイチだった...(なんかダメな格好してもダメじゃないねん)あ、でもジャック・ブラックがスゴイから一見の価値アリっス。
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53f03867.jpg市川海老蔵初主演映画「出口のない海」を観ました。実は戦争ものって本当に苦手なんです。ただただ悲しくなるし何日かヘコむのあまり観ないのですが(これはダメですね)今回はお仕事も絡んでいたので観る事に。もうね「人間魚雷」って言葉だけでヘコみません?カミカゼ特攻隊しか知らなかった無知な私は海軍にもこんな特攻隊があっただなんて...とかなりショックでした。人が独りしか入るスペースの無い魚雷の中に乗り込んで敵艦に追突してゆく恐ろしさ...ハッチをガッチリ締められて密封されて死にに行く恐怖...考えただけで倒れそうです。しかも操縦も大変難しく1つでも間違うとまっすぐ走らないシロモノ。実際に訓練中に亡くなられた方もいたそうです。死ぬという極限の状態の中でしかも海底で独りで失敗して岩にはさまり追突できなかったらずっと死が訪れるまで独りで過ごさなければならない...ああ!!!!!!もう狭所恐怖症の私は絶対ダメだ...書いてるだけでダメ!!!人間魚雷に志願して旅立って行く若者達の青春映画なのですが、もう本当にベタにこれしか思わないのだが戦争ってだめですね。陳腐な言葉でしか言えないけど。そしてじいちゃんやばあちゃんは本当にすごい時代を生き抜いてきたのだなぁと改めて思いました。

さて海老ちゃんの他に伊勢谷友介、上野樹里、柏原収史など若手がモリモリと出ています。伊勢谷はものすごい男前なんだが演技が毎回ヘンです。好きですけどね。海老ちゃんは大河ドラマ武蔵の時よりもグッと押さえた演技で並木と言う青年を演じていて爽やかな笑顔とかとても良かったです。声が良い。さすが...あとやっぱり眼力が物凄いです。存在感のある役者さんだなぁと思いました(なにこの普通の意見ギャハハ)あとすごく不謹慎な話ですが高橋和也が出てるのですが登場するだびに「子供7人恐るべし。そしてそれを見習いたいと発言していた前田耕陽さらに恐るべし!いいのかともこ耕陽でいいのか!?耕陽だぜよ!?」と余計な事に脳が動きだしたので何度か思考を止めた。

さて本日舞台挨拶に行って来たのですが海老ちゃんものすごい男前でした倒れそうでした。監督が「海老蔵さんはオーラがすごくあるのであのオーラを消す演技をお願いしました」と語っておられましたがナルホドだからか...フムフム。そしてやっぱり声が良かったです。んで顔!!!顔面の力強さはやはりナマで見ると相当のものでした。オットコ前だな海老蔵!!!

そんなバカ話はさておき。ラストはなんとなく予想できるのですが意外や意外!予想外の展開です。切ない...若者達の青春映画です。上野樹里ちゃんが言ってたんですが是非自分のおじいちゃんやおばあちゃんと観に行くといい映画だなぁと思いました
http://www.deguchi-movie.jp/
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グエムル大好きなポン監督の新作がいよいよ日本上陸です!嬉しくてウキウキで試写室に行きました。今回はなんとホラー!前作「殺人の追憶」はポン監督が言う所の『農村スリラー』前々作「ほえる犬は噛まない」はアレはなんだあのジャンルは...日常オモシロ動物映画???絶対違う...とにかく私が言いたいのはなんて引き出しの多い監督なんだろう!と言う事。今回は私の敬愛するM・ナイト・シャマラン監督の農村SFホラー「サイン」をヒントに作品を作ったそうで。あのように素晴らしいトンチキ映画をヒントにする所がポン監督らしいなぁとますますウットリしました。

さて「グエムル」の感想ですが。めちゃめちゃ面白いです!!!グエムルと言う突然変異した怪物が町中を荒らしまくるのですが先に観た友達から「グエムルなんか可愛いの。吉田戦車のキャラみたいやねん」と聞いていたのですが本当に吉田戦車キャラだった。そんなグエムルにさらわれた娘を取り戻そうとダメ父が爺さんが叔父が叔母が大奮闘していつの間にか家族の絆を深める...と言う家族ホラーな仕上がりになっています。ポン作品の好きな所は良い意味で脱力感。必死なんだけど間抜け、そんな主人公だからかえってリアルに見えるのです。恐くて笑える映画。本当に面白かったです。キャストもおなじみのメンバーが勢揃い。ペ・ドゥナは相変わらずとても可愛いし私は誰が何と言おうと私はソン・ガンホが大好きだ。ナミル役のパク・ヘイルが意外と男前だったのを今回発見。私が大好きなシーンは売店に全員が命からがら逃げて来てカップラーメンを食べるシーン。ヒョンソの口に次々とみんなが食べ物を与えてる所でかなりグッときました。そう...恐くて笑えて泣ける...すごいなぁポンさん

韓国映画と聞くと恋人同志だったが実は兄弟だったとか余命いくばくも無い女の恋物語だとかもうイメージが冬ソナなのが悔しい!!!以前韓国ブームが来る前から韓国が大好きな知人にポン作品を勧めたのだが「私は韓国映画はダメ」とバッサリ言われた。嗚呼こんな韓国好きな人でも韓国映画の事をラブものと思ってるんだ...と非常に残念だった記憶がある。でも押し付けるのはよくないわね...個人の好みだし。

ちょっとでも興味のある方は「ほえる犬はかまない」をまず観て下さい。そして「殺人の追憶」を観て下さい。オススメだす!一切恋愛ラヴは無いけれどもっと愛おしいものがたくさん詰まっています。(って...押し付けてるやんけ)


公式ホームページ
http://www.guemuru.com/
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f280f31c.jpg着物で京都に行って参りました。まずはトランスポップギャラリーでネオ・ビクトリアン・ゴシック・プリンセス!ディム・ダーシーの個展を見る。ダーシー...あいかわらずなんて自由なんだアンタは...イカス!と思いながらグロガーリーなイラストを堪能した後みなみ会館へ

映画「ヨコハマメリー」を観て来ました。恐ろしい程白塗りの老婆ハマのメリー。今は浮浪者だけどもともと横浜の娼婦だった。毎日街角でいたメリーさんがある日突然姿を消す。メリーさんの行方は?というドキュメントなのですがもうめちゃくちゃよかったです。ワシ最後ビックリして号泣したよ。メリーさんを奇抜な生き物としてとらえずにメリーさんを通して戦後のィヨコハマを描いた素晴らしい作品でした。私より年下の監督さん。スゴイです。
メリー

それにしても戦後ヨコハマで生き抜いた娼婦達のカッコいいことよ!!元愚連隊の爺さんはいまだにすごいシャレものだし...婆さんも激シブ!!!未だに女女してます。メリーさんもずーっとハイヒールだったし。「戦後は男達は戦争に負けた事で気落ちしていたのだけど女達は本当に強かった。体を張っていきいきと生きていた。まぶしかった」という元愚連隊の爺さんと「アタシャ体を売った事をなにも悪いと思っちゃいないよ。あの頃はああするしかなかったんだ」と格好よく話す元芸者の婆さんの台詞がとても心に残った。(この婆さんはメリーさんと喧嘩した事もある猛者である。)必死で活気があってちょっとエロくて目まぐるしくていかがわしい...私はやはり昭和という時代が素敵に見えて仕方ないよ。いっそ昭和にワープしちゃいたいよ。

なんかねみんなバッカンバッカン煙草吸っててそれもィイ。血眼で禁煙するのって美しくないなぁ〜とかおもた。今って正直喫煙者を目の敵にしすぎではないだろうか?煙草を吸う人の姿って好きなのだ。百害あって一利無しでは無いんだけどな煙草って...確かに病気は恐いけどね。臭いけどね。私は肌老化を気にしてやめたけどね。デヘヘ。


サイトもよいです
http://www.yokohamamary.com/yokohamamary.com/
イラストは宇野 亜喜良(ヤバス)

コメントは剣さん!!!カッコィイ

クレイジーケンバンドで作曲を担当をしている横山と申します。20年以上に渡って本牧埠頭、山下埠頭など、こっちの港湾関係の仕事に従事しながら音楽活動を行って参りました。硬い話は抜きにして、こっから本音でズバズバ行くぜ。よろしく。ってなわけで、今日は今日しかないのが港の事情とその周辺だ。だから三日も住めばハマッコじゃん。
但し「来るもの拒まず去るもの追わず」のハマッコ気質を額面通りに受け止めるだけじゃ本質がこぼれ落ちるってもんだ。互いの出自や過去や嘘やこれからを深く詮索しないのは薄情からではなくハマッコのデリカシーからだ。口ではなんとでも言えるが身体と心は正直だ。信じられるのはヌードだけ。身体は心と一体だ。
あとは全部おまけ。けむり。あぶく。おしっこ。うんち。それでいいじゃねえか。文句あるかい?
常識で考えたら常識じゃないのがこっちの常識かも知れないけどそれがどうしたってんだい。常識がそんなにエラいのか?無礼で悪いか? 無愛想で悪いか?気取ってんじゃねえぞ!
ハマのメリーが最後に見せた抜群の笑顔できっと合点が行くよ。温かい気持ちになれるよ。人間深いぜ。捨てたもんじゃないぜ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・横山剣(クレイジーバンド)


私の家の近くにもメリーさんみたいに白塗りで真っ白なすごいドレスのおばあさんがいて、よく商店街で見かけるのだが彼女の人生はどんなでどうなってそうなっているのか知りたいけど話しかけられる訳も無く...人生とは...とか八百屋の前でぼんやりと考えたりしていまします。


その日の着物。黒の綿絽に帯はカヨイコマチさん
後ろ姿
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18d4cc00.jpg連発で。なんかホラーばっかりですね。次回はもっとハートウォーミングでチャーミングな映画を紹介したいと思います。

さて00『ファイナル・デスティネーション』の凄惨な飛行機事故に始まり、’03『デッドコースター』は未曾有のハイウェイ衝突事故・・・そして、2006年!今度はジェットコースターで何かが起きる!

と言うわけでこのシリーズ最終章です。もう義務みたいに観て来ました。結果は...いや...もうする事決まってるではないですか。3作品共「死ぬ運命から逃れられない」「九死に一生はない」がテーマなのですから。1作目『ファイナル・デスティネーション』はその斬新な切り口にド肝を抜かれました。ちゃんと次作の『デッドコースター』へと登場人物も続いていたし。2作目はテーマを変える事が出来ないので死に方をグロくしようとスプラッタ色が非常に強かった。「残虐シーンを絶対見せてやる」という事でキャーと言って目をそらして再び画面を観た時にショッキングシーンがちょうど来るように作られてあり、こういうの好きな人は好きだろうな...と思う作品でした(私は苦手だ)。主人公が大好きなソフィア・コッポラの「ヴァージンスーサイズ」の4姉妹の1人だったので別の意味で衝撃だった。

そして今作。今回は死のヒントに小道具を使ったと言うのが売りみたいですが今さらデジカメって...う〜ん...ストーリーも残虐なシーンもなんだか中途半端で「ああ...やっぱりこれで続編は苦しいのね」としみじみ思った。主人公の2人(特に男)も冴えない感じだったし。


と言うわけで『ファイナル・デスティネーション』はオススメです。グロいけど。
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efb26089.jpg久々の黒沢清監督の新作『LOFT』を観に行く。 前作「ドッペルゲンガー」も最高だった。もう途中から何がドッペルでドッペルとは一体何!?俺がお前でお前がドッペル!?とわけわかんなくなる素敵さ...そして今まで観た役所広司 の中で一番役所広司 がデカく見えた作品だ。存在が...とかでなく本当に寸法がデカく見えた。なんだアレ!?白いコートのせいか...髪型いつもより大きめ...???いや...役所のデカさなんてどうでもいいのだ今回の映画「LOFT」についてだ。主人公の中谷美紀が煮詰まった作家役で登場。中谷美紀は松子に続きノリノリですね。この人ってホラー顔よね。柴崎コウが出て来た時「おお!中谷美紀以来のホラー顔女優登場」と思ったものの「着信アリ」でのドッチャンガッチャンな演技にガックリ...吹石恵のグニャングニャンシーンの方が恐かった。もっと...こう...冷たい感じがいいのだ。やはり美紀!お前だ!ドーン!

主人公礼子(中谷)は次回作に煮詰まって体調を崩す。心配した担当編集者が礼子に緑の多い静かな新居を勧める。まずこの新居。女独りで住むには恐過ぎます。周り何も無いし誰もいないし森だし...一軒家も古めかしい洋館風で「ここに住むってお前...」とのっけから礼子にドン引き。オマケに前の住人の残した荷物もドッサリ。引っ越し業者さんが親切に荷物を処分しましょうか?と言ってくれてるのに断る礼子。これにもドン引き。捨ててもらえよ...まぁそれはいいとして。ある夜1人の男が隣の小屋の様な所に何かを運び込んでいるのを目撃する。どうみても荷物の形は人間...アレは一体!?!?!?

100年のミイラの呪いというのがサブタイトルになっているのですがドッペルゲンガーと同じで結局もうミイラってなんだっけ?そういえばミイラ...と言う程物語は混乱して行きます。ヤバイ!面白すぎる。ホラーなのに笑える...いや本人達真剣なんだがおかしい。そして充分に恐い。流石です。安達祐実とか西島秀俊とかキャストも素晴らしい。安達祐実...オカンが脱いだり旦那が浮気したり...その苦労が女優としてのステップアップになったのかとてもよかったです。GJ!中でもトヨエツの演じる吉岡が最高「不幸はもうたくさんだ!」と劇画のように叫び礼子に熱いキッス(これがもう大映テレビみたいなキッス)!ミイラに向かって言うセリフも最高(これはネタバレになるので内緒)!なんでこんな慌ただしい男好きになるねん礼子。ますます礼子がわからない。ラストに向けてのまさかの展開。何回死ぬねんお前!そして驚愕(と言うかア然)のラスト...ラストの中谷美紀の表情は稲中卓球部で言うところの「アボーン」の顔でした。

ホラーなのにこんな作品になっちゃうってやっぱ黒沢監督は変な人だ。
オシャレトークすると中谷美紀がたくさんワンピースを着るのですがどれもこれも非常に可愛いです。あと洋館の中のソファが欲しくなった。ゴブラン織のドッシリしたやつ。ベッドにものすごくたくさん枕を積んでいたのも真似したくなりました。以上。オシャレトークでした。

...是非観て下さい!!!
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deb13e38.jpgなんかホラーチックな映画ばっかり観てますが...
人気のゲームの映画化です。私はゲーム音痴(すぐ死ぬ。とにかく死ぬ。)なのでプレイした事無いのですが面白いらしいですね。バイオハザードみたいな感じかしら?私はバイオハザードの一番最初のやつですらクリアできませんでした...なんか歩けないんですわ永遠に暖炉に突っ込んでいってたり、柱に突っ込んでいってたり...そのうちにヤラれるんですわ...

監督は「ジェヴォーダンの獣」のクリストフ・ガンズ。これだけで映像に期待が!
プレスによるとゲームのシリーズ第1作の映画化らしいです。あと主人公が男性から女性に変わってます。孤児院からひきとった娘が夢遊病になり、時々呟く「サイレントヒル」と言う言葉。娘の過去を調べるため現在廃虚と化している町《サイレントヒル》に娘を連れて出かけるオカン。


ちょっと待って!


オトンは?オトンも連れて行けよ...突然思い立ったように車を走らせ旦那放置プレイだなんて...なんちゅう女や。つーか恐く無いのか?家帰って娘も嫁もいなくなってて旦那仰天(そらビビるわ。)んでなんでか途中のガソスタでSMクラブのプレイみたいな格好のポリスウーマンに怪しまれ(この警官とかとてもゲーム的!ストツー..古いが許せ...で言う所のサラっぽい)カーチェイスの末、クラッシュ!気がついたら娘の姿は無く、看板見たらそこはサイレントヒルであった...さて娘は見つかるのか?

ストーリーはすごくわかりやすい。オチも見えるんだけど、やっぱり映像がすごいです。もう恐すぎます!サイレントヒルには闇時間って言うのがあって、サイレンと(ダジャレじゃないですよ)共になんかわけわからんクリーチャー達がウヨウヨ寄ってくるんですわ。さっきまで綺麗だった壁が突然腐りはじめるんですわ。もう、その描写のグロいこと!トイレのシーンとか恐すぎた。それと斧持ってる三角のデカい人!あの人恐い!その時の私の顔面は梅図かずおの叫び顔みたいになってたハズ...。対照的に、お色気ナースクリーチャー集団なども登場します。あと、いかにもゲーム的なシーンが多いです。隠し扉とか武器を拾うとか...ゲームした事ある人はこういう楽しみもあるのでは?

主人公ローズにはラダ・ミッチェル、ローズの娘にはあの「ローズインタイドランド」のローズ役のジョエルちゃん。もうこの子本当に可愛いわ...この前はローズ役だったのに今度はローズの娘役なのね。何か意味が...別になさそうである。とにかくこのジョエルちゃんは大物の予感です。ダコタ・ファニングが爺さん化してしまった現在。ジョエルが子役のホープです。個人的にオトン役のショーン・ビーン大好き!「ロードオブザリング」とか「フライトプラン」に出てます。この人のシワっぽい顔がセクシーです。あと美人女優デボラ・カーラ・アンガー姐さんがエライことなってます。日本語版のテーマソングはなんでは土屋アンナ。上映前にエンドレスで流れていてキツかった。

ああ...ゲームしたことあったらきっともっと楽しいんだろうなぁ〜帰りがけにゲーマーっぽい集団の中の1番デカい男の人が「最高!」と叫びながら親指を立ててたのが印象的である。私的にはラストがなぁ...というカンジ。

それにしても死ぬとわかっててもゲームしてみたいなぁ
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85b7fa58.jpg沈没やら世界終焉やら縁起でもない映画の羅列でごめんなさい。実は私はホラー映画が大好物です。もうバカみたいなアメリカ学園ものとかも大好きです。エロしてる真っ最中に殺されるバカップルとか大好きです(それにしてもいつも思うのだがアメリカの若者達は友達の前で堂々とまぐあうのが普通なのだろうか?押さえられないのか性欲は?)

でも今回はゴシックホラーですよ。重厚ですよ。昔『オーメン』を観た時の恐さは忘れられません。その後オーメン2、オーメン3とどうしようもない作品が続くのだが...そういえば私は高校の時デートで観たよオーメン!!!2か3かは忘れたが可愛くキャー恐い〜とか言うてたわ...甘酸いな...(遠い目)

映画の配給さんも「とても良いです!」とオススメ度満点だったので楽しみにして試写会へ。今年は2006年6月6日に6が3つ続くのね!と言う事で6日に公開だそうです。明日です!ダミアン降臨!
作品はしっかりと丁寧にリメイクされており、その分新鮮さは無いのだけれどあのなんとも言えない無気味な恐さは充分堪能できます。犬が恐いよ〜。母親役のジュリア・スタイルズがとてもいいです。この人ブサイクやわ〜とか思ってたんだが歳を重ねるごとに素敵になって行く気がする!声も渋いの。父親役のリーブ・シュレイバーは相変わらず面白い顔だ!おもしろ企画として(おもしろ企画なのか?)「ローズマリーの赤ちゃん」のミア・ファローが恐怖のババア、ベイロック夫人役で登場します。でも可愛いだよな〜恐い役しててもミアは...串刺し神父様はピート・ポスルスウェイト(きっと声に出して読めない.....好きな俳優なんだが)は丸坊主にしててやたらに鼻とほお骨が目立って木のオモチャみたいだった。いや...そんな事はいいですね。

ダミアン小僧もブキミ可愛い君が選ばれていたし、画面全体から漂うドンヨリ感とかオドロ感は大事に守られて、なお且つ映像技術によって洗練された画面に仕上がっております。クリスチャンだったらもっと恐いんだろうな〜といつも思います(ダヴィンチコードも然り)最初のオーメン観てから観に行くのも楽しいかも!



写真は恐怖のダミアン餃子.............ブブ!!!
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398d4aea.jpgお久しぶりです。すぐにブログを墓場ブログ(もしくは過疎ブログ)にしてしまいます。
ライブドアのブログってブログを投稿するまで時間がかかるんだよなぁ〜...と言い訳ガンかましで進めます。

NOVAのCMで観たくなった『日本沈没』の試写会に行って参りました。実は少し前に行ったのですが墓場ブログ化していたためすっかり遅くなってしまいました。なんか東京ではスター勢揃いの舞台挨拶があるみたいで大阪、名古屋、北海道、と同時にその様子を流すと言う壮大な試写会になっておりました。スクリーンに映し出されているのは東京の試写会の画面...と!突然画面に久保田利伸と女子が現れイキナリ歌いだした!!!しかも浪々と!!!東京では秘密ゲストみたいな扱いだったようで会場は涌いていたがコッチはなんのことやら...「あ、クボタや...日本におるんや...」くらい。
物凄い温度差を感じながらも2人の歌うボルテージは最高潮に上り詰めてゆく...うまい...上手いのはわかるが歌い上げ過ぎではないだろうか...どんどん醒めてゆく大阪会場。歌が盛り上がって割れるマイクの音...やっと終わった。安住アナ登場。なぜか会場に笑いが!?そしてクサナギツヨシ(すんませんなんかナギって漢字が出ない)柴崎コウ、ミッチー、トヨエツ、大地真央、大好きな國村準、監督...と豪華ゲストがワラワラ出てくる。東京はさぞかし盛り上がっているだろう。だがコッチはデカいテレビを観ているのと全く同じ状況である。クサナギがノリノリでなんか一服盛ってんのか!?と思う程ハイテンションで喋ってて恐かった。トヨエツは恐ろしい程スタイルが良かった。まるで江戸自慢かよ!?な舞台挨拶が終わりやっと本編。ここまですでに1時間弱。映画は2時間トイレが心配である。

さて本編はというと「アルマゲドン」やんけ..................................ラストシーンにかけるあたりからもう脳内はエアロスミスがガンガンにロッキンだったわよ!日本沈没ってだけに方々がどんどん沈没して行くんだけど北海道に恨みが!?と思う程北海道を徹底的に沈めていました。同時上映で観ている北海道の人々の思いは........大阪はグリコとかに道楽が水没しとりました。そんだけ...ベタやし酷すぎる...

しかし深海で働く人々ってスゴイわ...私は海は大好きなのだけど深海は恐すぎる。音の無い世界。水圧との戦い...狭所恐怖症の私はこうやって文字にしてるだけでチビりそうである。クサナギとミッチーが潜水師の役なんだけどホンマ恐いです!!!!!!!!!
さすがにお金がかかってるだけあって臨場感は凄いです

ごめんそれしか言うこと無い!


上映終了後、女子トイレは長蛇の列。ほうぼうから「チビると思った」「震えた」と尿意コメントが飛び交っていたのが笑えた。私の後ろの女子は男の方が尿意を我慢できるので羨ましいと何度も言っていた。映画の感想は無かった。
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9a9ec305.jpgすっげぇ楽しみにしていたギリアムの新作「タイドランド」を観に行く。 ギリアムが思う不思議の国のアリスだそうです。ギリアム!アリス!バッチリやんけ!と思いつつウキウキして鑑賞。

だって不思議の国のアリスってファンシーの代名詞みたいになってるけど隠れアリスファンとしては全然ファンシーじゃねえもん!!!ファンシー路線に取り入れられたお陰で声を大にしてアリス大好き!とか言えないではないですか。なんか...ファンスィババアみたいで(年齢的になっ)
テニエルやリスベート・ツヴェルガー、金子國義...こられの大好きな作家の描くアリスが大好きな私はアリス=ダークネスなのです。アリスはわがまま気紛れで自分勝手な厚かましい女の子だと思うのだ。小悪魔!でもそこにグラングランきてしまう親爺臭の強い私です。なのでギリアムのアリスってドンズバか....と。

まずいただいたプレスを見て感激★虫まみれ!そうよやっぱり昆虫.あの大きなすっげぇ性格の悪い
芋虫とか印象深いよね。と思い更にボルテージは上がる。

んで映画はというと...ギリアム節全開のただ主役の女の子を可愛く撮りたかっただけの映画だった...もうね主役の女の子がとにかく可愛い!!!ゲロ出る程可愛い!!この辺は是非みなさんにお勧めしたい。部屋の内装とかお洋服とかもすごく可愛いの...でも話が...

シャブ中の夫婦の間に生まれたローズはパパの打つヘロインの調合とかドラッグ漬けで動けなくなったママの足をマッサージしたりして学校へも行かず暮らしておる。友達は首だけのバービー人形達。
それを指にはめておしゃべりする日々(このシーンとかゲボカワユス)ある日ママがオーバードーズで死んでパパと二人でおばあちゃんの家に行く事に。でもばあちゃんはすでに死んでてパパもオーバードーズで死んでしまってローズはひとりぼっちに。どんどん腐ってゆくパパ。近所に住む魔女みたいなこわいおばさんと脳を手術したせいで子供の心のまんまのオッサン弟。おばさんの趣味はミイラを作る事。家中にあふれる薬品の臭いと剥製たち。その部屋で体を売って生活している。オッサン弟とローズは次第に仲良くなっていくのだれど...

つーかもういいねん。もう少女とかをロリイタの方向に進めてエロ!とかもうええねん...見飽きたこういうの...しかも脳に障害を持つ心は子供のオッサン(ジヤンピエールジュネ的な)と愛くるしい少女って...ベタすぎる...。可愛いよ、この子は確かにギリアム爺さん!萌え萌えだよ。だが。

※ジャンジュネで思い出したがロストチルドレンも子供とオッサンの逃避行なストーリーだったよな〜私はあれは大好きな映画でごんす。衣装はゴルチエ!激渋です。

イメージフィルムとして観たら最高に可愛いんだろうな。私の期待がデカすぎたのも悪いのだろう... 噂ではトランプの女王をマリリン・マンソンが演じると聞いていたのだがマンソンどころか女王すら出てこなかった..アレレ???

でもとにかく可愛いです
http://www.rosein.jp/
このサイト最高
http://www.tidelandthemovie.com/


キャストも風景も小道具も全部全部好み
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松子もう1発最近観た映画を。スッゴイ楽しみにしてたんです。原作を読んで松子のダメンズぶりに愕然となってもう本当にこんな夢も希望もない話をどうやって映画化すんねん!?と。もうね...松子...松子アンタほんまにアカンで。と何回呟いた事だろう。上巻はまだいい。ちょっとした事から転落の人生を送る松子だけど、太宰かぶれの文学青年と出会って別れて、今度は不倫して捨てられて、でも根性一発で吉原のソープ嬢になって仲間と成り上がってゆく気持ち良い感じなのだ。充実してるねん男運無いけど友達に恵まれてて。だが下巻がよ...馬鹿な男にそそのかされて雄琴のソープ街に移った瞬間から松子に呆れてしまった...ダメンズ過ぎる...なんて見る目がないのであろう...その後もバッタバッタと男に騙されシャブ漬けになったり、どう考えても幼稚臭い仁侠もんに必死で惚れたり、もう殴られ蹴られ散々なのです。人まで殺してしまうし...んで最後のオチです。「救いようが無いなぁ松子...」とまるで友達の様にションボリしてしまった私。

そんな「嫌われ松子の一生」映画化です

監督はポップで素敵な作品「下妻物語」の中島哲也監督。下妻はアップテンポでとにかく主演の深田恭子と土屋アンナが可愛かった〜THE青春映画でしたが、今度はどんな風にこの身も蓋もない話を映像化するのだろう?とドキドキしながら試写会場へ

まずCM作品を今まで多く手掛けてきた監督だけあって映像がカラフルでびびった。そしてこの暗い話をミュージカル調にしたのは拍手!お見事です!見る前に先に観た仕事先の娘が私に言いました。「超オシャレ映画っスよ」と。確かに。「頭っから木村カエラが出てるんスよ豪華キャストですよ」確かに。(木村カエラ=豪華ってなるんが今どきの若者だわ...)とババァみたいな事考えたんですがね。

「悲惨すぎて笑ってしまった。欠点だらけの松子があまりにも魅力的だ」と監督はインタビューで答えているように悲惨すぎる出来事を笑いに昇華させてスゴイわ...本当に必死な松子を観て「プッ」と笑えてしまうのです。

私が好きなシーンはソープ嬢となりバリバリ働く松子のシーン。どうやってソープ嬢になるのかしら?ポロリあり?とおっさんみたいな事を考えていた私は情けなくなりましたわ...お見事です。
あと刑務所のシーン。これは「女囚さそり」の罪人浪曲みたいなんの平成バージョンだわ。AIが可愛い。詳しくは観てくださいっ
55a00991.jpg



そしてなによりも中谷美紀がビューティ!エロさがゼロのサイボーグビューティなので余計に現実感が無いというか悲愴感がリアルじゃないのです。これが不幸顔満開の女優さんだったら絶対だめだったろうな...明菜とか(古すぎるし女優ではないがまぁそんな感じだ)。


とくにこの顔見てよ!!!楳図 かずおの描く顔だわさ!!!
ウメズマ



あと個人的にムチャクチャ好きな顔の女優、黒沢あすかさんがエロい役でしかも着物で出てたからヤバかったです。素敵...お色気番長
和服

見どころ満載のゴージャス映画でした。とにかく監督すごいわ...あの原作をこんな風に変えてしまうなんて!観に行かれる方は是非原作を読んでから行くのをオススメします。ビックリします。ただ光ゲンジのくだりは松子を笑い者にしすぎなようでチト悲しかった(マジで友達気取りかよ!)
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80d84c8e.jpg「だって間宮兄弟を見てごらんよ。いまだに一緒に遊んでるじゃん」


このコピーを本屋で何回か目にした事がある。江國香織の小説なんだけど昔好きだったんだよなぁ〜この人の本。でもなんかどんどんおかしな方向に行ってしまい本人が前へ前へと出てきて天然美女みたいな扱いされて本人もその気なんかなんなのか写真集的なもんとか出し始めて興ざめして離れた記憶が...「きらきらひかる」とか「落下する夕方」とか絵本の原作とかのは好きなのだが「東京タワー」とか「冷静と情熱のあいだ」とかはブヒ〜ってなっちゃうんだよな。夢見る少女じゃないんだな俺。

そんなワケで映画化されたと聞いても「ふ〜ん」てな感じだったのですが監督が森田芳光なのと主演の2人が素敵なのと周りの評判がとてもよかったので観ました。

感想は...ヨカッタです!森田監督の作品は「家族ゲーム」とか「キッチン」とか本当に好きなんですが最近の「黒い家」(原作好きだったので本当にガッカリした。なんじゃあの大竹しのぶは)とか「模倣犯」(ラスト...中居の....首が...)とかでギャフンな感じやったのです。でもこの作品は私の好きなほのぼの路線で久々に私の思う森田監督作品でした。偉そうでスンマセン。すごく普通の日常だけどありえない兄弟の普通のお話。このちょっとオカシナ日々をしっくり観る事ができたのは主演の塚地&佐々木コンビのおかげ!本当にホンワカ可愛らしい兄弟!!!私は弟がいるのですが同性の兄弟姉妹って本当に憧れ。友達みたいに一緒に暮らせるし、お買い物もできるし、同性ならではの悩みなんかも相談できて...嗚呼...いないゆえに妄想ばかりが広がります。さて話は間宮兄弟に戻して。全然モテとは縁の無い兄弟が恋をしてホームパーティなんか洒落た事考えて、女の子誘って、意外と行動的です。アワアワした兄弟のやりとりとか...可愛い...としか言い様がありません。ボキャブラリーが少ないな...ワシ...とにかくホッコリできる映画です。まぁおとぎ話ですわコレ(笑)実際こんな兄弟から誘われたら家いかないですもん。んでこの兄弟仲良すぎ。近親相姦ホモ!?と思うくらい仲良すぎ。まぁありえませんわ。

でも観た後エエ気分になるんですわ。不思議な映画です。RIP SLYMEの主題歌もええんですわ。
あと佐々木蔵之助みたいな兄ちゃん欲しいです
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昨夜深夜放送にて念願の「片腕カンフーVS空飛ぶギロチン」を観た。 70年代に作られた映画なんだけどヤヴァイ!!!面白すぎる...確か2年前くらいかな?映画館で上映されてて、その時に手の異様に長〜い人の写真ばかり雑誌とかで使われてたから「片腕なのに手が長いのね...」と混乱気味に体内消化していたこの映画。全然違った...手の長い人めちゃめちゃ脇役やんけ。んで主役の饅頭みたいな男(ジミー・ウォングだと途中で知ってビクリ!監督だけだと思ってた)は片腕でした。
カンフ
弟子をこの片腕男に殺されて復讐に立ち上がる盲目の爺さん!この爺さんが空飛ぶギロチン使いなのですが、ギロチンというのがこの写真の端にある赤い帽子状のものです。これが高速回転しながら 敵の頭上に行くと袋のようなものがかぶさって引くと首が飛ぶ!!!と言う衝撃的なブツでして...スンゲェ早さで首が飛んで行く。軽快に。
(図参照) ギロチ

そんな強敵と闘う主人公なのだが秘策を思い付くシーンが最高!!なんか知らないおっさんが斧で竹を切ってるんだけど何回切っても竹が切れないそれどころか斧がボロボロに...悲痛な顔でくやしがるおっさん。諦めずまた切る。竹切れない。斧ボロボロ。悲痛親爺。再び切る。切れない。ボロボロ。悲痛フェイス...このシーンず〜〜〜っと繰り返される。微妙なアングルで澱んだ音楽付きで。
狂うかと思った!!!私が!!!まぁ...それを主人公が見て「竹は斧より強!」と思うんだけどね。

なんか全編最高にナイスなシーンが多いです。ムエタイ使いの男の名前がムエタイだったり(ちなみに笛でムエタイの踊りの音楽を吹くと何処からともなく走ってやってきます。なので敵にまんまと呼び出されたりしてしまう。切ない性<SAGA>ですね)そのまんまやんけ!ムエタイは衣笠祥雄似だった。ムエタイの殺され方もスゴイのめっちゃ主人公卑怯...途中から主人公応援してなかったもん私。

音も異様にデカイしね。「ズザッ」とか「ドゴッ」とか。音楽もズビズビしててよろしいです(ごめん表現力が全然ない)DVDでもう1回観たい。素晴らしい映画です。

B級映画と言えば私の中で「400人殺せ!怪盗ドレリック」なのですがドレリ

片腕カンフーもランクインされました。余談だがドレリックのオープニングの曲がスゲェばかみたいで カッコ良くて大好きなのだが御存じの方がいれば御一報下さい「ワッキャナイドゥ〜ヤンヤヤ〜ンヤ〜ン」みたいな曲です(ウロ覚え)

来月の友人邸での「バス男」大会も楽しみです
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ba09d2dd.jpg念願の試写会に行って参りました。着物を着て行こうかどうか迷ったが怪しすぎる&腰痛気味と言う酷い理由でやめておく。今月号のエルマガで取材させていただいたこの映画の衣装提供者で着物蒐集家YUYA氏親子も来てらっしゃった。モチロン着物姿。素敵すぎます!!YUYA氏は着物にブーツでござんした。オシャレ〜★

さて、映画はどうやったかと言うと着付けがどうのこうのとか野暮な事は言いません。仕方ないもん。ただ1つ思う事は主役が日本人ならよかった!!!って言うものの誰?と思うと見当たらない。
それが悔しい...主役を張れるあのくらいの年代の女優が見当たらないのである(偉そうでごめんよ)だってね尊敬する五社監督の「吉原炎上」も「肉体の門」もあれ撮影した時名取裕子も梨乃も
西川=ここ揉んで=峰子も撮影当時の年齢はとてもヤングだったわけで、そう思うとあれくらいのオーラというか迫力を秘めた女優って今いるかしらん?と思ったら...いねぇの!

日本が舞台なのに外人が主役。
悔しいが仕方ないか...宮沢りえちゃんとかどうだろう...
(なんの提案よコレ?)

そんな中で工藤夕貴がとてもよかったです。全編ほとんどナゼカ英語なんだが(ところどころ日本語なの。なんかおもしろい)やっぱりハリウッド女優!英語がお上手!戦前〜戦後の話なんだが戦後のアンティークの着こなしがアバズレでとても素敵★ヘア&メイクも取り入れたい。しかし名前が「おカボ」って...英語で「パンプキン」って呼ばれているからカボチャなんだが関西ではカボチャの事「おカボ」って言うがカボチャ...なぜカボチャ...謎

チャン・ツィーは文句なく可愛い。もうこの人の事可愛く無いとか言ったら犯罪だよな。っていうくらい可愛い。愛くるしい。しかし意外と背が高く着姿がひょろひょろしてるのが残念。だれか!!補正を!!とまた野暮な事を思いそうになったが奥へやる。

彼女が1流の芸者に成り上がるのだがその原因となる踊りが前衛舞踏だったのが非常に衝撃だった!今にも麿赤児が白塗り部隊を引き連れて出て来るかと思った!!これはスゴイよ!!!

あと神社で祈る時にガラガラ鳴らすやん?あれの音が寺の鐘の音やったから笑えた。動きはガラガラ降ってるねん。でも音は除夜の鐘...なんて荘厳な神社なのだ!

桃井かおりは英語だろうがハリウッドだろうが桃井かおりであった。

コン・リー!!!!!!中国の宝コン・リー!!!美し過ぎます。あばずれコン・リー最高。さゆりをいじめ、男と納屋でまぐわう芸者!エロス!さゆりとは一瞬、吉原炎上的な喧嘩をするがソフトタッチ。でもこの人って「紅いコーリャン」とか「きれいなおかあさん」とか全然違う演技もできるし本当に宝だよ。着くずれた着物がこんなに似合うのは梨乃とお前だけだよ(池波志乃もいれておこう)

そして大好きなミシェル・ヨー!!彼女の着こなしがやっぱり1番好みだった。特にファーの冬コートに革の手袋の組み合せがよい。髪型もカッケーの!最高!時々倍賞美津子(アマゾネス)に見えるのだがね。とにかく全部好き。こんな着物着たい。

そうなのだ!とにかく着たい。こんな着物着たいって思わせる映画だった。ロブ・マーシャル監督は好きな監督だから期待してたし なんといってもスピルバーグが裏番長の映画だからお金もすごくかけて撮るだろう。着物も1から作ったものも何枚もあるみたいだ。

なによりもセットがすごいの。「はなまち提灯」欲しいです(笑)外人の思う日本ってすごいオリエンタルビューティなんだなぁ...美しいなぁ...とおもえた。欄間から刺す光りとか暗い部屋と明るい庭園のコントラストとか雪の街並とか本当に美しく、女達はエロク、肌は艶めいて...ごめんなさい今の日本にゃありません!!!でも嗚呼やはり着物っていいなぁ黒髪いいなぁとしみじみ思ったべな。着物最高。あとね。芸者学校ってのがあるのです。そこが笑えます。ありえない...ここに通いたいです。それと温泉!温泉はやはり奴ら(アメリカン)の夢なのだな。芸者ガールズと混浴で盆にはちゃんと酒セットが!ツムラ!(無意味な叫び)

話は長くなるが渡辺謙はよい役だったのはさておき役所広司がよかったです。英語だからぎこちない感じだが「さゆり」って呼ぶ呼び方がすんげぇ切なくてドキドキしました。さすが。3文字なのに切ない...

とにかく話や着付けは置いておいて(笑)着物好きな方は観るべし!です。「吉原炎上」から戦後のシーンは一気に「肉体の門」っぽくなるのでなんだか面白いよ。今月10日から公開です!
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8260d06d.media私は江戸川乱歩が大好きだ。少年探偵シリーズはあまり好きじゃないから読んで無いケドそれ以外の乱歩の作品はほとんど読破いたしました。映画は石井輝男監督の名作「恐怖奇形人間」深作欣二監督の「黒蜥蜴」、増村保造監督の「盲獣」最近では実相寺昭雄監督の「屋根裏の散歩者」など好きなものもたくさんあります。特に「恐怖奇形人間」を観た時のあの感動!!!「パノラマ島奇談」と「孤島の鬼(名作!!!)」をベ−スに「人間椅子」やら「闇に蠢く」やらを取り込み、土方巽がワカメダンスを舞い金塗りの裸の男女がブリッジしてて蝋燭立てになってて...嗚呼もうわけわかんない...でもすごい...石井祭...ハッ!!!我にかえった。失礼!!!関係無いけど藤井隆がやったテレビの乱歩Rは最悪やったな。

てな感じで久々の映画化です。しかも今回は4つのお話をそれぞれ4人の監督が撮るオムニバス形式。4作の内3作に大好きな浅野忠信が出演しているので楽しみも2倍2倍(@マルハチ)に膨らみます。その他の出演者は松田龍平、成宮寛貴、と美男子勢揃いで女子ウハウハ映画に仕上がっております。



では1つ1つ感想を...ネタバレするのでここから読みたく無い人は読まぬよう

●「火星の運河」乱歩さん...よい題名だ...と毎回思う。
ミュージックビデオなどを撮っている監督だけあって非常にデザイン的。台詞も一切無い。
全裸の浅野が川べりを踊り、女と絡み、女殺害?、あ!また浅野川べりでダンス、あ!浅野転けた、あれ?しんだの?...終了。.....え〜っと、絡みのシーンがフラッシュバック調に細切れに出て来るのだが女性と浅野の髪型(ストレートロング)が同じで途中でどっちがどっちかわからなくなってくる。前衛っつーかアートっつーか全然意味が解らないまま次の話へ

●「鏡地獄」
原作が好きだったのだが話がすごく変わっててショック...明智探偵(浅野)まで出て来てよくわからん殺人事件が起きる。容疑者は美青年成宮寛貴、探偵浅野が成宮寛貴に見つめられ翻弄されるお決まりシーン...もう全然原作から外れて行く...嗚呼...恍惚の表情で鏡を作る成宮寛貴がとにかく美しい。今回はSMシーンにも挑戦。亀甲しばりにした女にゲタゲタ笑いながら女の舌を噛みながら赤い蝋燭を垂らすシーンは素晴らしいです。女優さんの顔が成宮寛貴の倍くらいあって絡むの嫌だろうなぁと思った。オチもなんか力技。とにかく成宮寛貴が美

●「芋虫」
4作品中1番ムチャクチャである。もう全然話が違うのである。ちょっと酷い...あんまりだ...松田龍平痩せて下さい。私このお話読んだ時本当に恐くてドキドキして今では好きなんですが、ここまで変えてしまっていいんだろうか?ラストはもうハァ?って感じで本当に悲しい...岡元夕紀子さんが美しくて体当たりの演技で、なんだかもったいないよう...なんでかコレにも出て来る明智探偵...

●「蟲」
漫画家カネコアツシ初監督作品!と書いていたから微妙だろうなぁとか思ってたのだが1番私はこれが好き。カネコ監督曰く「乱歩はあんまり読んで無い」そうで熱烈ファンの他監督と違って非常にクールで原作に忠実。乱歩の耽美さは皆無だけど芙蓉役の緒川たまきちゃんがもう本当に綺麗で綺麗で仕方ない!!!蟲はストーカーの哀れな感じを描いた作品なんだけど現代的に実にカネコ的に作られていて浅野忠信と見事に波長が合っている感じがした。浅野忠信って耽美って言うよりポップが似合う。笑える乱歩。怒る人はいるかもしんないですが。

全体的に言える事は...なんだろう...乱歩の映画の湿り気とか美しさとかってもしかしたら昭和だから出来たのだろうかなぁ〜と思う。それは役者の顔も含めなんだけど今の俳優さんって顔面がスタイリッシュ過ぎる気がする。昔のあの美しいけどバタ臭い感じの顔の方がきっと似合う。丸山明宏時代の美輪様とか。今回観た乱歩地獄はちょっと洗練され過ぎで乱歩の可愛い所とか阿呆な所が感じられず、ただただエログロそしてアートな装いでした。美しいものを観たい方は是非どうぞ。乱歩好きは...どうだろう...感想聞かせて欲しいです
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8260d06d.media私は江戸川乱歩が大好きだ。少年探偵シリーズはあまり好きじゃないから読んで無いケドそれ以外の乱歩の作品はほとんど読破いたしました。映画は石井輝男監督の名作「恐怖奇形人間」深作欣二監督の「黒蜥蜴」、増村保造監督の「盲獣」最近では実相寺昭雄監督の「屋根裏の散歩者」など好きなものもたくさんあります。特に「恐怖奇形人間」を観た時のあの感動!!!「パノラマ島奇談」と「孤島の鬼(名作!!!)」をベ−スに「人間椅子」やら「闇に蠢く」やらを取り込み、土方巽がワカメダンスを舞い金塗りの裸の男女がブリッジしてて蝋燭立てになってて...嗚呼もうわけわかんない...でもすごい...石井祭...ハッ!!!我にかえった。失礼!!!関係無いけど藤井隆がやったテレビの乱歩Rは最悪やったな。

てな感じで久々の映画化です。しかも今回は4つのお話をそれぞれ4人の監督が撮るオムニバス形式。4作の内3作に大好きな浅野忠信が出演しているので楽しみも2倍2倍(@マルハチ)に膨らみます。その他の出演者は松田龍平、成宮寛貴、と美男子勢揃いで女子ウハウハ映画に仕上がっております。



では1つ1つ感想を...ネタバレするのでここから読みたく無い人は読まぬよう

●「火星の運河」乱歩さん...よい題名だ...と毎回思う。
ミュージックビデオなどを撮っている監督だけあって非常にデザイン的。台詞も一切無い。
全裸の浅野が川べりを踊り、女と絡み、女殺害?、あ!また浅野川べりでダンス、あ!浅野転けた、あれ?しんだの?...終了。.....え〜っと、絡みのシーンがフラッシュバック調に細切れに出て来るのだが女性と浅野の髪型(ストレートロング)が同じで途中でどっちがどっちかわからなくなってくる。前衛っつーかアートっつーか全然意味が解らないまま次の話へ

●「鏡地獄」
原作が好きだったのだが話がすごく変わっててショック...明智探偵(浅野)まで出て来てよくわからん殺人事件が起きる。容疑者は美青年成宮寛貴、探偵浅野が成宮寛貴に見つめられ翻弄されるお決まりシーン...もう全然原作から外れて行く...嗚呼...恍惚の表情で鏡を作る成宮寛貴がとにかく美しい。今回はSMシーンにも挑戦。亀甲しばりにした女にゲタゲタ笑いながら女の舌を噛みながら赤い蝋燭を垂らすシーンは素晴らしいです。女優さんの顔が成宮寛貴の倍くらいあって絡むの嫌だろうなぁと思った。オチもなんか力技。とにかく成宮寛貴が美

●「芋虫」
4作品中1番ムチャクチャである。もう全然話が違うのである。ちょっと酷い...あんまりだ...松田龍平痩せて下さい。私このお話読んだ時本当に恐くてドキドキして今では好きなんですが、ここまで変えてしまっていいんだろうか?ラストはもうハァ?って感じで本当に悲しい...岡元夕紀子さんが美しくて体当たりの演技で、なんだかもったいないよう...なんでかコレにも出て来る明智探偵...

●「蟲」
漫画家カネコアツシ初監督作品!と書いていたから微妙だろうなぁとか思ってたのだが1番私はこれが好き。カネコ監督曰く「乱歩はあんまり読んで無い」そうで熱烈ファンの他監督と違って非常にクールで原作に忠実。乱歩の耽美さは皆無だけど芙蓉役の緒川たまきちゃんがもう本当に綺麗で綺麗で仕方ない!!!蟲はストーカーの哀れな感じを描いた作品なんだけど現代的に実にカネコ的に作られていて浅野忠信と見事に波長が合っている感じがした。浅野忠信って耽美って言うよりポップが似合う。笑える乱歩。怒る人はいるかもしんないですが。

全体的に言える事は...なんだろう...乱歩の映画の湿り気とか美しさとかってもしかしたら昭和だから出来たのだろうかなぁ〜と思う。それは役者の顔も含めなんだけど今の俳優さんって顔面がスタイリッシュ過ぎる気がする。昔のあの美しいけどバタ臭い感じの顔の方がきっと似合う。丸山明宏時代の美輪様とか。今回観た乱歩地獄はちょっと洗練され過ぎで乱歩の可愛い所とか阿呆な所が感じられず、ただただエログロそしてアートな装いでした。美しいものを観たい方は是非どうぞ。乱歩好きは...どうだろう...感想聞かせて欲しいです
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30c5ee59.jpg実は笑ってもいいですが私、漫画「NANA」を愛しています。なんか現代の若者のバイブルとかNANA現象とか言うてニュースとかで 話題になっている(しかもキモイ感じで)のでなかなかカミングアウト できませんでしたが、ず〜とNANAを見守る会会員でごわす。矢沢あいの漫画は「少女漫画読んでる!!!」って感じがして好きなのです。

ストーリーは平凡な恋愛体質の女の子奈々とロックバンドのボーカリストナナが偶然会って仲良なってまぁ恋愛やら仕事やら でゴタゴタなって行くのですが、そのゴタゴタぶりが浮き世離れしてて漫画臭くて楽しいの。

なので映画化されると聞いて正直ダメやろうなぁと思っておったのです

と、言う訳で試写会が行われたのですがもうウキウキで行って参りました。しかも蓮柄のワンピとか着て(笑)イベントですから!私にとって!ごめんなさい!許して!

感想は...と言えば原作にとても忠実で本当に最初の方だけの映画化なんだけど実に大谷健太郎督っぽい映像。私この監督大好きなのです。「とらばいゆ」大好き。監督自身もNANAのファンらしく本当に丁寧に気を使って作られています。セットとかヤヴァイよ!読んでる子は観に行ったら鳥肌もんですわ!

そしてキャスティングの素晴らしさ!
中島美嘉はナナでした。ヴィヴィアンの服を颯爽と着こなし(やっぱヴィヴィアンのお洋服はこういう華奢な女の子が似合う!)歌う姿はナナでした。演技がイマイチだが彼女の存在感でそんなもん吹っ飛びました。なんちゅう女の子なのだ...
そして私的にはミスキャストだ...と思っていた宮崎あおいちゃんハチがのりうつってます。さすが女優だ。なんて愛くるしいのだ...髪型も服装も100%ハチです。

脇を固める役者も章二も本当に章二だし幸子のあの女からみてイヤァ〜な感じとかすごく出してます。淳ちゃんも京助もサブリナもジャクソンホールも店内そのまんまだし、ヤスはまぁ坊主でサングラスだからいいし成宮寛貴のノブは見事にノブだしタクミは笑えるケド美顔の玉鉄だし ...素晴らしいです。

しかし松田龍平のたるんだ裸体を観てガッカリ...腹がブヨブヨである!なんかまた太ったし!!!
色が白いし唇が赤いしああああああああああああああ初めて龍平を素敵だと思わなかった。
シンは別人。レイラにいたってはオバサンの風俗嬢のようです...レイラ...本当にガッカリだよ...
なんか極秘オーディションで選ばれたシンデレラガールらしいけどゴツいし藤あやこみたいだし微妙。だってレイラって天使の様に描かれているのだから!!嗚呼残念。でも歌は上手です(無理矢理)

などなどキモイ事書いてしまいましたが、漫画読んでる人は鳥肌箇所が多数あるので観に行くべし!結構冷静に考えるとナナは臭いセリフを言うてるので隣に座った男の人はプッって笑ったりしてました。仕方ないです。そしてその横で涙を堪えている蓮柄ワンピのおかしな女...

お土産にトラネスとブラストのキーホルダーもらいました。しかもギターピック型の。ちと微妙。

NANAも13巻が出て私の脳の中はナナの今後への不安で一杯なのですが...
そんなキショイ女がこの秋オススメする映画「NANA」皆さんどうぞ御覧くださいませよ!
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ゾンビ初の映画に関するブログがゾンビっつーのもナンですが観て参りました、ジョージ・A・ロメロ監督が20年ぶりに作った元祖ゾンビ映画「ランド・オブ・ザ・デッド」!!!

ホラー大好物の私にとってゾンビ映画は宝物(言い過ぎか?)基本ですよ基本!!!ロメロ監督が
隠居している間に「ドーン・オブ・ザ・デッド」なる現代版ゾンビ映画も上映されましたが、コチラはダニー・ボイル監督の「28日後」っぽいノリ。つまりゾンビ=細菌感染が原因ってヤツ。
もうこんなんイランねん。なんでゾンビになってまうんか理由なんかイラン。なんか知らんうちにゾンビがおった...て言う感じでええんです。
んでまたこの映画の中のゾンビが速い!速いなんてイ・ヤ・ダ!ゾンビーズはオウオウ言いながらユラめいて歩くのが風情があって良いというのに...「あいつら遅いから大丈夫!...うわっ!近くにいたの!?うわっ!大量!ギャーッッ」って言う牛歩戦術の恐怖が無いと私にはゾンビ映画と思えないのです。まぁ「バタリアン」で急にゾンビが出て来て(なんか丸ハゲで黄色くて全裸)走って来たシーンは記憶に残る程の恐さだったんですが。

なのでこの映画もまず「ゾンビは速いか遅いか」が作品にのめり込むキモだったんですが見事「遅い」んでもう最初から大量に町中ゾンビ祭開催中!そうそう!コレコレ!コレ待ってた!試写室で思わず拍手しそうになりました。
さて今作で知った事。それは「ゾンビは花火が好き」(笑)花火を打ち上げるとですね、ボ〜ッと見てしまうんです彼等。可愛い...その隙に人間どもが攻撃するって言う作戦で次々ゾンビを倒していくんですが、中にちょっとかしこいゾンビ男が誕生するのです。ここで完璧な人格で知能もあって皆を率いて行く程の賢さだったら興醒めなんだけど、ちょっとだけ賢い。このちょっとだけ賢い子が他のゾンビに影響を与えて行く訳なんですが、ラストは正直ちょっとクサかった。もうありえない感じで片付けて欲しかった。

でも流石はロメロ!ゾンビ襲撃のシーンは恐怖です。グロい...内臓伸びすぎ...コテッチャン...
絶対ゾンビに喰われるのだけは厭だな。この地味に残酷なグロさはロメロしか出せない味である。

キャストもデニス・ホッパーが出てたりと豪華。大好きなジョン・レグイザモはワイルドな役でまた惚れました。主役のサイモン・ベイカーは峰岸徹に見えて仕方無かった...
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