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サバンナの巣穴から生後8日目のヒョウの赤ん坊が顔を出します。 そこからこの壮大な物語は始まっていきます。一線級のワイルドライフカメラマンのデレック&ビバリー・ジュベール夫妻が、驚くべき数の野生動物が生息するボツワナ・オカバンゴ湿地帯のモンボで3年間にわたってヒョウの成長を見守った貴重な記録。野生界の掟、弱肉強食の試練を乗り越え生きていく若いヒョウの眼を通して、ナショジオでしか体験できないスリルと感動に満ちた生と死の物語です。

幼い頃のレガディーマ(ヒョウの赤ちゃん)の悩みの一つに、自分をからかうように走り回るリスの存在がありました。何時しかレガディーマはリスを仕留める事に情熱を燃やしていきます。初めてリスを射止めたときは1日中小躍りして喜びました。初めてのイノシシ狩り。母親とは違う方法で捕らえます。一つ一つ成長していきます。


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好奇心旺盛のまだ幼いレガディーマがある日、小さい頃からの宿敵であるヒヒを襲い、1匹のヒヒを殺しました。がしかし、力なく垂れ下がったヒヒの脚には、生後間もない赤ちゃんがしがみついていたのです。横たわる母親ヒヒを放り出し、赤ちゃんへ近づいておもむろに匂いをかぐレガディーマ。獲物を狙うハイエナの気配を感じた瞬間、りんごほどのサイズの赤ちゃんを優しく口にくわえ安全な木の上へと連れて行きます。そこで私たちが目にした光景は、想像を絶する感動的なシーンだったのです。

ハンターであるはずのヒョウがヒヒの赤ちゃんを優しく守ったのです。夜一緒にお互いを暖めあうように眠りにつきます。しかし、夜の寒さが幼いヒヒの命を奪いました。レガディーマは決してその赤ちゃんヒヒを食べようとはしませんでした。人間が知らない自然の世界がそこにはあります。


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今日、アフリカでは年間2000頭を越えるヒョウが人間によってハンティングされています。この番組が世界中の人々に感動を与えると同時に、尊いアフリカの自然とそこに生きる生命に対する意識を少しでも変えていければと、ナショジオでは考えています。

自然界の動物が絶滅すると、いずれ人間も同じ道をたどって行く事を理解してください。
(ナショナル・ジオグラフィック・チャンネルより)

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