平井美帆 MIHO HIRAI BLOG

思ったこと、感じたこと、ぼやいてます。

写真=高部心成
『故郷松花江 黒龍江省 哈爾浜』
(2003年刊)より

来週は中国の子どもの日。中国帰国者の人から、手作りのちまき(粽)をいただきました。
拙書『中国残留孤児 70年の孤独』にも書いたが、中国東北部のちまきにはナツメが入っている。
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このちまきにはナツメに加え、白い大きな豆が入っていた(白花豆のようだ)。めちゃくちゃおいしかった。ありがとうございます!

ナツメ
白花豆

朝まで生テレビで、天皇の退位特例法も議論していた。百田尚樹がでたり、伊藤塾の伊藤真先生がでたりと、まるでプロレス

日本会議の重鎮(八木秀次)もでていた。
「皇国」に時計の軸をもどしたい人達をいれるなら、天皇制廃止論者もいれないと、みぎひだりのバランスがとれていないんだけど……。男系維持うんぬんを議論する前に。

そこは番組として成立しないから、選択肢にはないのかしら。

大きいタブーがあると、小さいタブーも増えていくんだよ。

*** 

「その企画さ、『家制度』って言葉は使わないほうがいいね」
と、ある企画を相談したとき、ある編集者に言われたことがある。

言葉にしなくても、同じような反応を感じることが多々あった。

イエ制度、家督制度、男系、父権主義。
日本社会に根付く男尊女卑、性差別の根は、まずこれらからの流れ。でも、言っちゃいけないのが日本社会の掟。

日本のイエ制度の頂点に君臨する、「イエ」がひとつある。
イエ制度と口にしたとたん、そのふかーいタブーとつながってしまう。

だから、日本人は危なそうに聞こえるそこは避けてとおる。
だって、めんどくさいもの。なんだか難しく聞こえるし、軽々しく口にしたとたん、なんか起こりそうだし(苦笑)。歴史の流れからしても、「おっとー危なそうだ」って赤ランプが日本人には点灯してしまうのだ。

……でもねえ、思想はさておき、日本のイエ、ふるい家族のあり方や男女像は、現代日本人を(ほんとうの意味において)不幸にしているよ。男女問わず。中高年男性の自殺率が高いこととも、無縁ではないと思う。「こうあるべき」にしばられるから。
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司法試験予備試験短答。
予備校(辰己)の解答速報で、さっそく答え合わせをしたら、商法のなかの「会社法」がふら~っと倒れそうな正解率だった……。これならば、ぜんぶ同じ番号にマーキングしておいたほうが点がとれたのではないか。あきらかに知識不足(独学&半年の限界)。途中からは焦ってしまい、問題文がすっと脳みそに入ってこなかった。

ひどいなあ、この偏差値。
やる気なくすわ~ と落ち込んでいたら、
2日遅れで「一般教養」の解答がきた。す、捨てていた一般教養で救われ、30ほど平均点があがった。一般教養だけなら全体平均をかなり上回り、成績上位者ではないか。がぜん、やる気がアップした(単純)。英語の問題数は6問だけだったが、もっと増やしてほしい…。

負けず嫌いな私。何がうれしいって、一部だけでもですよ、法学部や法科大学院で学んでいる現役学生に勝ったということ。(むしろ、一般教養だから、なんだけど。)

ひどい成績だったのが、会社法、民訴、刑訴。どちらかといえば考える分野ではなくて、知っていれば解ける問題が多いので、なんとかせねば。

ああ、はやく、論文対策に移りたいのに基本知識のインプットに手間取っている。

***

予備校に通うことにした。
まわりに私みたいな人がいないので浮いている気がしないでもないが、もはや、日本社会、どこでも浮いている気がするので、どうでもよい。

法律の勉強をはじめてから、ほかの作業や処理が楽に感じられるようになった。思わぬ相乗効果あり!

なんと、司法試験予備試験(短答)の直前、受験票がないことに気づいた。
探しても、探しても、ない……。

絶対になくさないように!と気合いを入れて、わかりやすいところに置いておいたのだが、どこかに移動してしまったようだ。ここ数週間は見ていなかった(受験票の存在は頭から離れていた)。どこかに紛れたのだろうか? と思って、探せるところは全部、探したけど、「ない」。

今年は勉強しはじめて半年だし(しかも3足のわらじ状態)、落ちるのはわかっているのだが、それでも受けるつもりでがんばってきた。

探し疲れて、諦めモードになったとき、
受験票を紛失しても受けれることを発見!あぁ…ネットで検索してみてよかった。

「受験票なくして、受けれませんでしたー」って
なかなかありそうもないが、Q&Aが立っているということは、なかには私のような人もいるのだろう。

***
受験票なくした!というと、文書管理もできていないように思われそうだが、違うのだ(言い訳っぽいけど)。書くテーマや裁判の資料などはフォルダーにちゃんと分けている。むかしから、「これだけはなくしてはいけない!」と特別に保管しようとすると、なぜか逆になくしてしまうのだ。パスポートしかり、アメリカのソーシャルセキュリティーカードしかり。

それにしても、試験直前は探す作業でつぶれたし、このところ時間がなくて、あきらかに勉強不足。9割がた、「もう受けれないだろうな。空いた日何しよう」と考えていた(苦笑)。

でも、行く。
長時間のテストだから、はやく寝なきゃ!

追記(5/21):丸1日のテスト終了。激つかれた……。来年の短答合格はまじ、狙いにいきます。だけど、予備試験も2年受からなければ、スパッと諦めるかな。時間がない中、時間的なコストがかかりすぎる。

初回のテストで発見したこと。試験会場の大学の正門前で、各予備校の人達がPRをかねて、いろいろと配っていた。ペットボトルのお水とか、最後の出題予測とか、塾長からの励ましのメッセージとか……おもしろい。

私は日本の大学受験を経験していないし、日本の大学に通っていないので、キャンパス内を歩いていると想うことが多々ある(長くなるので割愛…)。キャンパスの雰囲気だけではなくて、大学生らと一緒に試験を受けていると「あの頃からの自分」をついつい考えてしまう。そして、そのことは私がいまになってなぜ、本気で法律を勉強しているかという理由ともつながってくる。これからもあらたな想いや考えが湧いてきそうだから、どんどんネタ帳に書いていかねば(笑)

森友学園の8億の値引き問題は、行政に対する信頼を決定的に崩壊させている(加計学園も)。
もともと信頼していなかったとしても、さらに決定的に「やっぱ、いい加減にやってんだな。国は、行政は、役人は」という思いしかない。ふざけた役人や与党の答弁を見ていると、「税金返してくれよ」と言いたくなる。

というか、そんな億単位のお金が浮くなら、生活保護にまわせよ、と思う。
地べたでは本当に困っている人がたくさんいるのに、上空でありえない金額が飛び交っている。しかも、ありえないプロセスで。

役人答弁が、もう苦手で苦手で……
何一つ、誠実な回答がでてこない。

不透明極まりない行政のあり方の一方で、私たちはがちがちのプロセスによって税金を取り立てられている。

なんだか、ふるーい封建制度の時代に戻っていってるみたい。

こんな記事→ 普通の顔して狂ってる、バカリズムの天才さを知る『架空OL日記』

バカリズムの演じる若い日本の女って、ぜんぜんおもしろくないし、ミソジニー(女性嫌悪)に満ちてるだけ。

都会で働いている独身女は日常生活の中で、「こうであろう」偏見を、ぶつけられることがある(いまは少なくなったので、過去形だけど)。リアリティーとして、それらを体験してきた側としては不快なだけ。だけど、あのディフォルメを雰囲気として笑わないと、「わかってない」ふうに見られる傾向がある。

単に、バカリズム側から見た嫉妬にしか見えないんだけども……。でも、そういう若い女と実は遊びたいから、がんばらなくてはいけない自己矛盾→ミソジニーと偏見の加重。だいたい、「女子力」なんて言葉、マスコミが広めたものを、適当に女が面白半分に使ったりするだけ。

バカリズムは、
「つまらなーい」
なんて若い女から言われた過去の憎悪から、ネタを作ってるんじゃないの。歪んだルサンチマン。

ある程度、優しさのある男はあの手のディフォルメはできない。やったら、モテないからやらないのではなくて、アイディアの源がない。

お笑いも相性なんだろうけど、バカリズムはおもんない。

***
その10年後、20年後――、
みたいな場面を作って、日本社会でさんざん流されて、バカにされてきた若い子が、途中で自立精神にめざめて、奮闘&出世。バカリズムが「使えない部下」になって、必死に彼女をおだててる、というオチも入れて欲しい。上司にやたらとへこへこする男だって、おもしろおかしくディフォルメできるでしょう。

でも、バカリズムのような男は賢く、おとなしく、男は狙わないのだろうな。

テストが終わったら観たい……→ 三浦綾子原作「母 小林多喜二の母の物語」。『山本慈昭 望郷の鐘-満蒙開拓団の落日』を撮った山田火砂子監督の最新作。

「表現の自由」や「個人の尊厳」が認められなかった時代(認められている現代でもその危険性はあるが)、特高という国家権力によってなぶり殺しにされた小林多喜二。息子を殺された母の視点から描く。小説と映像、どちらも女性による作品だ。

市井の人、女性からの視点のほうが、
「権力」と「暴力」の結びつきが鮮明にわかるのではないだろうか。

***
「『母』を読んだことがあるが、泣けて泣けてしかたがなかった。どうせ殺すならば、(苦しめずに)ひと思いに殺してくれればいいのに……というくだりが辛かった」
と、あるおばあさんは話していた。満州からの引揚者で、自分自身も筆舌に尽くしがたい戦争の被害を受けてきた人だ。

いまの世を問う山田監督の作品。精力的な活動を見習いたい。


母 (角川文庫)
三浦 綾子
角川書店
1996-06

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