9月末桐谷さん動画

2018年10月01日

すかいらーくとMBO

日経24245△125(+0.521%) T1817 △0.71(+0.039%)
東27392△34 J3851△19 M1074▼2
出来高12億1087万株 売買代金2兆4411億」
金1192 銅278 原油76
米ドル113 ユーロ131 元16.58
年初来高値67(143)
年初来安値14(67)


日経新聞『私の履歴書』。先月はすかいらーく創業家横川竟(きわむ)さんだった。

その中で、2006年にMBOによってすかいらーくが上場廃止になったその時のことのいきさつとかを書かれているのが参考になるかなと思って書き残して置こうと思った。



2000年代に入ってBSE(狂牛病)騒動。社長が創業家以外の伊藤康考さんに交代。
すかいらーくの業績低迷、株価もじり貧、の状態となる。

2005年、主取引銀行からこのままでは債務の担保が不足すると言われる。
バブル時代に創業者兄弟達が購入した海外のホテルやゴルフ場、養鶏場をまとめてグループ会社のひばり開発で運営している、その分だ。その時自身のすかいらーく株を手放す。

すかいらーくを立て直し、一族の債務超過をどう解消するか。。
オリックス証券の友人からの提案はMBO(経営陣が参加する買収)だった。
金融機関や投資ファンドの支援を受け、TOB(株式公開買い付け)を実施し株式を非公開にする。
経営陣は株価に左右されずに思い切った事業の見直しが出来る。

オーナー会議ではこの提案に全員乗り気。実施が決定。
オリックス証券の友人の息子さんが居る外資系投資会社の英国CVCパートナーズ、そこは日本長期信用出身者がナンバー2に居て外食業界に詳しいということで、そこに相談すると経営権を完全に握る66.5%の株式を買い集めるとするとざっと1500億円が必要。それをCVCがすべて用立てるとのこと。
ただし、すかいらーくの主幹事である野村証券に相談しないわけにはいかない。
伝えると半分出させて欲しいと言う。結局、野村グループの野村プリンシパルファイナンスが1000億円、CVCが500億円出資することで決定。

問題はMBOを実行するタイミング。
株価が2500円に達しないと一族の債務超過は解消しない。
初夏を迎え、株価はじわりと上昇。2000円台に達した時に、「プレミアムもつくので2500円の買い付けが出来る」と野村に助言され決定。新聞が『すかいらーく、株非公開へ 国内最大のMBO』となぜかマスコミ発表の当日の朝刊にすっぱ抜く。

再生プランを生え抜きのメンバー5人で作った。
不採算事業は不良債権の整理、赤字店舗の閉鎖や業態転換が柱。2年目までは赤字だが、3年目にトントン、4年目に黒字転換、5年目に再上場。
野村やCVCの了承も受け、リストラ、現場の立て直しに奔走した。一族の事業も一気に売却した。


ところが、翌2007年3月に06年度の赤字を発表してから筆頭株主の野村プリンシパルファイナンスが、赤字をなんとかできないかと言い始めた。
2年目までは赤字でもいいとの了承はどうなったのかと問うと、MBOに出資した金融機関から不満が出ているからだとのこと。
赤字をすぐに解消するなら人件費の大幅カットになるし、不採算店も閉めれない。
「無駄を削れ」「できない。」こんな不毛なやりとりが毎月続く。
再生計画通りに動いてるつもりだったが、野村からみれば予想よりも赤字幅が大きかったのだろう。MBO時の野村証券の副社長に相談しても、「もう担当を外れたから」と取り合ってくれない。

08年1月、筆頭株主の野村プリンシパルは新たに2人の役員を送り込んで来た。
「数百億円集められますか」。
あるとき野村出身の役員がこう聞いてきた。財務を安定させるための資金のようだ。みずほ銀行を中心とする銀行団がすかいらーくの経営に不安を抱き、野村の増資を求めて来た。
とうとう、「銀行から融資への不安を指摘され、増資も求められた。我々も資本増強を決断した。新しい経営陣と事業計画が必要で、横川さんの辞任を要請したい。」と言われた。

横川さんは抵抗したが、「増資しなければ破綻するとみずほは最後通告をしている。現実的にお金は集まらないそうじゃないですか。契約内容が話し合い時と違って納得できないことは理解できますが、名誉を守っていただきたい。後任は外部から呼ぶのではなく、内部からの昇格を検討しています。谷さんにトップを依頼したい。時間はありません。すでに谷氏を呼んでいます。」と、知らない間に後継者まで決まっていた。

そこで、よし、お金を集めよう、と思い頑張る。
サントリーの佐治社長に面会し、500億円出資してほしいとお願いしたら、「300億円は出せる。残りは伊藤忠商事の丹羽さんに聞いてみる。」との返事を得る。
19行の銀行団からも了承を得る。
これで大丈夫だと思ったら、銀行団と野村がすかいらーく株を巡り意見を対立させた。
資本計画は通らず、500億円は不要になり、ついに進退が決まった。


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mihoyoko2006 at 23:30│Comments(0) 学習 | 用語

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