《どうも、メンテです》

 私の名前はメンテです。こんにちは。そういうことです。


《たけのこの里》

 私の以前の記事(http://blog.livedoor.jp/miidaragomimusi/archives/1032212933.html)が思いの外、伸びたので、私は消化器を口に含み四方八方に砕け散った。というのはさておき、この記事内で一番最初に勝手に引用したおりあそさんからツイッターでRTされたのである。あんなふざけた記事だったのだが、何故かわからないけどそれなりな評価を受け(多分)、あと200PVくらい初めてもらったので、とっても嬉しかったのである。はい。いや、こう小学生みたいな文章だけど勘弁してください。
 だが、どうもおりあそさんに対する批判というのはそれなりに来ているらしい。例えばViolaの錬金術師さんによる「ラブライブ!は美しい(http://hiyamasovieko.hatenablog.jp/entry/2015/06/24/004202 と http://hiyamasovieko.hatenablog.jp/entry/2015/06/29/201133)」である。私の印象では「想像力で読み解け! お前の読み方は浅い! センター試験なら落ちてる!」とかそんな感じの文だった。この反論、私も想像力からこのラブライブ二期の真のテーマを見出している点では、同じ仲間のような気がするし、多分それは単なる気のせいである。
 またid:sampiさんによる「ラブライブ!映画感想 ─ 例の5500文字に対する反論と賛同、μ's解散の根拠の薄さについて(http://sampi.hatenablog.com/entry/2015/06/25/192642)」にも色々と書かれており、私と違ってちゃんとした反論だから、この手の論争に興味がある人は見るといいと思う。

《ラブライブ二期〜振り返り》

 さてさっそく本題に入ろうと思う。この前に色々と書こうと思ったが忘れてしまったのと暑いので疲れたなどやんごとなき事情かあったので、泣いて馬謖を斬り、書かせていただく。

〔第2話 優勝を目指して〕

 1話でなんやかんやありラブライブに参加することになったμ's。だが予選に出場するためには新曲を作らねばならないらしい。穂乃果はヤベエと思っていたがエリーチカは回転し、合宿に参加することとなった。海未は登山アタックのため重装備をしたり、穂乃果が電車内に放置されたりとする中、合宿先であり真姫の別荘にたどり着く。
 サンタトークなど重厚な会合を交わし、我らが矢澤にこ先輩のリストバンドをリスが奪ったりと、怒涛の展開が進む中、新曲は一向に完成しなかった。
 どうも真姫・海未・ことりの3人はスランプらしい。逃げた3人をどうにかするよう、作詞・作曲・衣装(多分)と当たり前のようにユニット3人チームで分かれた。曲を考える作曲チーム、テントで寝る衣装チーム、山を登る作詞チームという完璧な役割で、結局それらは夜のうちに終わらなかった。ついでに夜にはたき火をしたり、風呂に入ったり、星を眺めたりとしていた。
 穂乃果が崖の付近で熟睡する中、それぞれのμ'sのチームメンバーはあることに気付く。それは作詞・作曲・衣装をやっていた海未・真姫・ことりがいないからだ。別荘に向かうと3人は死体のように部屋の中で眠っていた。なんとか新曲の納期を終わらせたようである。調子乗って終わらせなかった大学のレポート課題が後からきつくなるようなものであった。めでたしめでたし。

 
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↑派遣社員の末路

 とまあ、シンプルイズベストのような話である。ここでもわかると思うがやっぱり個々がおかしい。単純にギャグシーンと言ってしまえばそうだが、リスにリストバンドを奪われ、丸太をジャンプしたり木の枝に激突したりして、最終的に崖から落ちるなんていうのは、ミルキィホームズとかそこらへんの商売領域ではなかろうか。そういえば我らが矢澤にこ先輩の声はミルキィのネロだったりするので、実はμ'sはトイズを使えるのかもしれない。んなわけねえだろ。

《高坂穂乃果は命を狙われている》

 まずこの話で重要な表現がある。それは前回の記事で「この世界の『主人公』」とされる穂乃果が命を狙われていることである。これに関しては確たる証拠があるため、そこから考えよう。
 第一に穂乃果が電車で取り残されるシーンだ。メンバーで来ていたのに彼女が、しかもリーダーが取り残されるというのは、いくら寝ていたとはいえ普通に考えたらおかしいだろう。確かに一期では面倒な性格ではあったが、それでハブらせたいならお弁当に水道水をかけたりモップで殴ったりと執拗ないじめで彼女を退学させる、というお前の席がなさそうなやり方もできたはずだ。それをしなかったということは、なんだかんだで皆は彼女を認めていたのだろう。

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↑トレイントレイン

  
ここで電車のシーンを振り返りたい。穂乃果が熟睡して取り残された電車では彼女の隣に老婆が座っている。一見、穏やかなシーンだがこれは普通だろうか。
 まずこの老婆は他に席が空いているのに、わざわざ見ず知らずの少女の隣に座っている。そんな距離感がおかしい人と言うのはなかなかいない。それにこの話では季節は真夏だが、この老婆の衣服は着物である。いくら老人は体感温度がおかしくなるとはいえ、これだと北極にタンクトップで来てもおかしくないような事態になってしまう。
 ただこれを単なる「重箱の隅」で済ませていいのだろうか? そうここでは重要な意味があるのである。
 この歪な状況の背後を説明するヒントは、実は後の方で言われている。ここでは参考資料を元に述べたい。
 bakainuさんの『ラブライブ!2期2話「優勝をめざして」感想 または南十字星の話、穂乃果がほったらかしの話(http://bakainu.net/lovelive/1843)』をみよう。
 ここでは山登りから帰って来た後の作詞チームにおける星語りに対しての考察が書かれている。そこでは希が星を説明する際に、作家・宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を隠喩するような表現があるとされている。銀河鉄道、つまり電車だ。穂乃果が取り残されていた場は電車だ。間違いない。完全に一致である。
 こんなふざけた理論のために、bakainuさんの記事を使ったのは我ながらハチャメチャだと思ったが、そこはこう怒られたら全力で謝るしかない。自分の閃いたことだとパクるのもアレだと思ったので使ったのだが、どっちにしろヤバい事にはヤバい。
 まあ、それはさておき、読んで下さる数少ない読者の方々には考えていただきたい。銀河鉄道とはどうも天の川を沿って電車が動くようである。つまり宇宙空間を電車が通るのだ。そんなことをすれば宇宙服なしの普通の人間は死ぬ。つまりこの電車は「死への道」を表しているのだ。
 そしてこの老婆の説明もつく。つまり死の世界に生きる老婆といえば奪衣婆である。さらに奪衣婆は着物を着ている。これであの奇妙な老婆の存在も説明がつくのである。

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↑老婆の正体

 これでも納得が全くいかない、という方はいるだろう。少なくとも10人中10人はいるはずだ。しかしここでダメ押しといきたい。
 信越放送はこの話を4月14日に放送した。4月14日はリンカーン大統領暗殺事件の日である。ここまでくると、穂乃果が何者かに命を狙われているということは明白であろう。そうなんだよ。
 では何者に命を狙われているか? 察しのいい皆様は既にわかるだろうが、これはラブライブという「世界」に狙われているのだ。理由は簡単、穂乃果がこの「世界」に気付いたのでは、と思ったからである。彼女の天候を操作する能力、あの行動は少し軽率すぎたのである。
 まだ様子見の段階ではあるが、あの電車に乗っていれば穂乃果は今頃亡者になっていただろう。「世界」の裁量で生き延びたものの、降りた後の彼女の大粒の涙はもはや涙ではなく血である。
 また彼女が崖で寝ているというシーンもあるが、これは後述で詳しく書きたい。

《「世界」に気付く者と気付かない者》

 ここで重要なことはさらに2つある。この話では、ラブライブという「世界」に「気付く者」と「気付かぬ者」がμ's内にきっかり書かれていることである。まずそれをこの場でもきっかり書こう。

「気付く者」→穂乃果、海未、ことり、希
「気付かぬ者」→それ以外(花陽、絵理、我らが矢澤にこ先輩、凛、真姫)

 まずは「気付く者」である4人が何故そういえるか、を証明しよう。
 穂乃果については前の記事でわかるように問題はない。問題はここで新しく発生した「海未、ことり、希」という存在である。まず一人ずつ証明しよう。

 海未は合宿というのに山登りの武装をしていた。また歌詞を作るチームにいたのに山を登ったりしている。しかも作詞は彼女が担当だ。どう考えても異常者である。ただ、これが異常者に見えるのは彼女の葛藤をきちんと理解していないからだ。

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↑クライマーズハイ
 
 彼女は穂乃果と長い間、親友であったため(多分)、彼女の天候を変えるという異常性をきっかけに「世界」を見つけ出したと考える。やはり友達だと変わった点というのは見つけやすいのだろう。ただここで問題が出てくる。それは穂乃果は神であるが自分はただの一般人である、ということである。
 これは問題だった。穂乃果が悪気はなくても自分と喧嘩をしてしまったら、もしかしたら自分は消されてしまうかもしれない。「親友に殺される」というのは彼女にとって最も辛いことだったのだろう。
 古代アステカ文明では山というのは天界に住まう神に一番近づける場所とされていた(多分)。記憶が曖昧なので確証はないが、まあそういうことにしてほしい。そして海未は山を登ることにより、自分自身を神になる方法があるのでは、と思ったのではなかろうか。
 ただこの話だと彼女は頂上に着くことはなかった。その憶測の事実を把握することさえできなかったのだ。この悔しさたるもの、家で引きこもってクソみたいなブログを書いている私のような人間には、とても計り知ることができないものであろう。

 次にことりだ。気付いたきっかけは海未と同じくと思って構わない。ではその証拠はというと、それは穂乃果が崖で寝ているシーンが大きく関係している。

 
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↑どこにテントを張ってたんだ

 添付された画像を見ればわかるように、この寝方はどう見ても危ないのである。少し寝返りをうてば落下してオダブツである。
 ただ単に寝相が悪いだけでここまではならないだろう。まず穂乃果のいた衣装チームはテントの中で寝ていた。テントというのにはジッパーがあり、これがないと蚊とかアブとか入ってえらいことになる。いくら穂乃果が寝相が悪くても、ジッパーを外して崖まで寝転がっていては、夢遊病でDDRとかmaimaiをする人になってしまう。いくら神といえど、いや神だからこそ、そういう不便すぎることはないだろう。
 では何故か。その謎の解明には一番穂乃果に近かった衣装チームに犯人がいると考えるのがベターである。このチームは穂乃果、花陽、ことりの3人で構成されている。当然テント内にもいた。そしてこのテント内から明らかに出て行った可能性がある者は衣装を作りに別荘まで来ていたことりである。
 つまり、ことりが穂乃果を事故死にみせかけるため、崖まで引っ張り、寝かせたのである。
 一見ガバガバすぎる計画にみえるだろう。ただよく考えて欲しい。穂乃果が異常なところで寝ていても、第3者の存在をμ'sは全く考えてないのである。つまり彼女らは「そういう常識」で生きているのでそうとしか考えられないのだ。
 ことりは留学するとかしないとか1期で色々とあったくらいの秀才であり、おそらくその部分は勘付いていたと思われる。だから、たとえ穂乃果が死んでも「事故死」と考えられると踏んだのである。彼女の一番の誤算は「世界」の脅威性をそこまで深く認識してなかったことであろうか。
 ここで何故ことりが親友である穂乃果を殺そうかと思ったか、という疑問が沸き起こるだろう。それは別に彼女がエド・ゲインになったとかそういうことではない。穂乃果を思うが故に殺そうとしたのだ
 穂乃果はラブライブという「世界」の主人公とされてきた。彼女は絶対的な神である。ただそれは悲しい事だ。もしラブライブという「世界」がうまく機能するのに不必要とされたら、穂乃果は真っ先に切り捨てられる存在だからだ。他のメンバーは所詮気付いても対した力は持たないのでどうでもいい。ただ穂乃果は力を持っている。そのため「世界」自体を変えてしまう可能性があるのだ。だからこそ彼女はこの「世界」のために生きる傀儡になるしかないのだ。
 親友にそんな悲しい思いを背負わせていいのか? ことりは悩んだだろう。それを解決するには彼女を殺すしかないのだから。だから彼女は悩みに悩んで彼女を殺そうとしたのだ。
 ただ親友は生きていた。おそらく「生きていてよかった」という気持ちと「死ななかった」という気持ちが、矛盾しながらも彼女の中に無理やり合一され、その苦しみはよほどのものだったと思う。この時期になると力が出なくて足に指をよくぶつけるが、その5倍以上は苦しかったと思われる。

 最後に希だ。彼女が気付いていたとされる証拠は穂乃果の点で書いた「銀河鉄道の夜」のアレコレで、「世界」に対する察しがついていたと考えられるだろう。
 では気付いたきっかけだが、それは彼女がスピリチュアルな、つまり超自然的なものに造詣が深い(巫女とかタロットとかやってたこと)から穂乃果が神だとわかり「世界」を知ったからだといえる。
 また彼女は神になるための登頂アタックをしていた海未に対して「山登りは諦めることが大切」とかなんとか言っていた。これは単なる登山の心得というより神になるという選択肢は苦しいのだと海未に伝えているのだと思われる。

 このように3人にこの「世界」は気付いていた。では「気付かない者」はどのような証拠があるのか。
 まず凛と我らが矢澤にこ先輩である。我らが矢澤にこ先輩はリストバンドをリスに奪われ、凛と一緒に山道をダッシュで下り、崖から飛び降りるという所業を成し遂げている。
 まずリスがリストバンドを奪いというダジャレになってないような現象が異様だ。ここはまだいいとしても次に我らが矢澤にこ先輩は木の枝にぶつかったこともヤバい。なにしろ、先輩はかなりの速度で木の枝にぶつかったからだ。普通そんなことになれば血だらけになる。また2人が丸太をジャンプしたりは筋肉番付のそれである。そして崖から飛び降りるのだがこれは普通に大けがをする。水に飛び降りればいいというハリウッドシステムなのか?

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↑人間の限界に挑戦 

 これらのことは実は異常なようで異常ではない。ラブライブの世界においては彼女らの身体能力はこのレベルであるのが普通だからだ。我々は蟻をいとも簡単に踏みつぶせるが、我々は蟻から考えると自分達の身体能力が異常とは全く考えない。それと同じことである。
 ただ凛と我らが矢澤にこ先輩は、その「普通」が「異常」であるとわからなかった。「世界」に気付けなかったのである。
 真姫は何故そうなのか。これは彼女の「サンタを信じている」という点がうまく表現されている。
 これは単に「真面目でクールな真姫ちゃんがサンタとかを純真な気持ちで信じてりゅ~~~~~~ぴええええええ~~~~~~~~」という感じで萌え悶え苦しむポイント、ともいえよう。だがここはそれ以外にも重要な点が表現されている。それは彼女のような現実的にものを見るような人物でも「サンタ」のような虚構のものを信じてしまう点だ。
 我々の中には「神」というものを虚構とする人がいる。それ自体はいいだろう。だが、それを虚構だと何故言い切れるのか? 結局は個人の認識以外の何物でもない。我々が「現実」としているものも個人の認識にしかすぎないのだ。
 それと同じことであり、真姫はラブライブという「世界」の存在を認識していないのである。彼女は「『世界』がない」という虚構を信じている。それを表現するために「サンタ」という虚構(多数的には)の存在を信じている、という表現をしたのである。

 これと同じことは絵理ことエリーチカもいえて、彼女は自ら1回転して物事を伝えるというアレなことをしていても気付いてないのだから、そういうことである。
 花陽は、まあ、ついでだし、気付いている根拠もなさそうなでそうしよう。

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 今回はえらく長々と書いてしまったため、読者も途中でぶん投げたりしていると思うが、最後まで見てくれた方は本当に感謝したい。ついでに私のニコニコのマイリスも見て欲しい。逃げないで。逃げないで。
 このように2話は「世界」に翻弄される人間の様子を巧妙に描いた、まさしく「神回」ともいえるだろう。私も最初はこの話を「神回」と言っている人達を見て、キリスト教を初めて見た日本人もこういう感じだったのかな、と思いを馳せたが、この考察により理解できた。我々はラブライバーを馬鹿だというが、彼らはこの深い領域まで理解しているに違いないのである。あのルソーだって犯罪者だし、頭がいい人はモラルも普通とは全くいえない。
 ゼルダの伝説スカイウォードソードをプレイしたりと大変な中、なんとかこの記事を完成させた。これからもラブライブに潜む真の意味を模索していきたい。あとこの記事でもあるが、一番上の区切り線みたいなのがうざいのでなんとか消したい。私は泣いている。