《暑い》
 暑い。

《ネタが尽きてきた》

 そのまんまですね。というわけでラブライブ二期の考察シリーズ、第4回目をやっていきたい。大体、水曜日くらいに更
新するのを目的にしていたが、課題と暑いという2つが重なって、キーボードを打つこともままらなかったのである。これは私にとっては死活問題であるが、運がいいことに日本には休日という素晴らしい制度がある。だから2時くらいに適当に書けば、まあいい感じに書けるんじゃないかと思ったのだ。
 ところでだが、ラブライブ論争、おりあそさんはすっかりシンフォギアの方にシフトしてしまっていて、もう盛り上がりはないに近い。まあ、それはおりあそさんの自由なので私がどうこういう筋合いはないのだ。だから誰かラブライバーの方プリウスでナムコに突っ込むとか、そういう努力をしてほしい。
 そんな状況だが綾織洛さんの「【全力でネタバレ】「ラブライブ!The School Idol Movie」感想まとめ~1年生組に救いはあるのか?」というブログがある。ここらへんの論争に興味のある人、もういいや、まあ、あるのである。救いはないね、という感じであった。
 ではさっそくいきましょう。あとネタがないのは本当です。まあ書いてる間にひねり出せるでしょう。

《ラブライブ二期~振り返り》

〔第4話 宇宙No.1アイドル〕

 μ'sは部室にてラブライブ予選の結果を待っていた。そしてA-RISEはもちろんイーストハート(和訳:酵母の心)・ミッドナイツキャッツ(和訳:深夜の猫)・ミュータントガールズ(和訳:突然変異した女の子)というようなチームに負けてしまう。彼女らは予選落ちしてしまったのだ。
 というのは夢だった。その後も穂乃果は正夢だと禁断症状で精神が錯乱している人のように喚いていた。実際のところどうだったかというと、普通に予選は通っていて、花陽などはアルパカを抱きしめたりする事態だった。
 そんな中、ラブライブの最終予選に勝ち抜くため、練習を始めたμ's。だが我らが矢澤にこ先輩は用事があると練習を抜け出す。怪しいとメンバーは彼女を追跡する。そこではスーパーで買い物をしている姿を垣間見ることができた。ただの買い物で練習をサボるわけがないと考えたメンバーは彼女に恋人がいる疑惑を持ち始めたのである。
 看板に紛れ込んだり、貧乳が得をする追いかけっこなど、壮絶な逃走劇を繰り広げたが、我らが矢澤にこ先輩は髪型がツインテールなだけあって逃げ切った。途方にくれるμ'sに1人の幼女が現れる。彼女は矢澤こころと言って、先輩の妹だったのだ。丁寧な口調だが「貴方達バックダンサー」と言われたあたりで、何人かはキレ始め、どうも真相が明らかになった。我らが矢澤にこ先輩は自分がメインのアイドルでそれ以外はバックダンサーというホラを吹き、自分の妹や弟を洗脳していたのである。海未などはガチギレしており、我らが矢澤にこ先輩は簡単に追い詰められてしまった。

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↑悪人を見たパニッシャーのごとき目付き
 
 練習に出ない理由、それは親が出張であるため、家族の面倒をみなければならなかったのだ。さらに自分をスーパーアイドルとしていた理由は「家の中でくらいはいいだろ」と開き直るだけであった。
 μ'sは夕焼けの中、彼女を境遇を考える。アイドル研究部としてラブライブを目指して……それも誰も仲間がいないまま活動をしていた彼女にとって、自分がスーパーアイドルであると誤魔化せるのは家庭内だけだったのではないかと。それが今も継続しているだけなのだ。
 我らが矢澤にこ先輩は突然、屋上に連れられる。そこには彼女は天使を模したようなフリフリの服と、どこから用意したのかわからない派手なステージがあった。「スーパーアイドル矢澤にこ」としてμ'sが用意したのである。観客は妹たち。
 彼女は言う。スーパーアイドルにこはここで終わりだと。自分は「宇宙No1アイドル矢澤にこ」ではなく「宇宙No1ユニットμ's」の一員になるのだと。そして彼女は「1人で歌う」最後の曲を歌い始めるのだった……。

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↑いい笑顔だ

 とまあ、わかるように、普通にいい話である。個人的にもかなり好きな話である。いや、普通に。矢澤にこ先輩も孤高にいたけど、1人やないんやで、というか、俺達もいるんだぜ、みたいな、そういう感じの話だと思う。多分。
 とても茶化す
ような話ではないと思うが、茶化さないと話にならないので、なんとか茶化すことになる。ついでにニコ生とか動画とか見ながらやってたので、ここまでで3時間かかってしまった。ラブライブは私をどうしてこんなに拘束するのか。厳しい。

<高坂穂乃果は主人公ではない>

 今回の話、大きな主題はここである。最初の記事とは全然違うじゃねえかこのクソがと思われるかもしれない。ただ、ここで大切なことである。彼女が神であることは第2回第3回で言ってきた。だがそこに「神の危うさ」にも言及していた。していたのだ。そうなんだ。
 ここでとあるTogetherまとめを紹介しよう。momorinさんによる「【ラブライブ!2期】4話感想まとめ。―訣別ではなく、過去の自分を抱きしめて」だ。この中に、今回の考察のキーとなる言葉がある。引用しよう。

 にこが嘘をずっと抱えてきたことは、物語への信頼を揺らがせかねない。つまり、1期から紡がれてきたすべての物語の意味を脱構築しかねない恐ろしい事実。輝いていたあの姿も、あの姿も、すべて心に闇を抱えていた姿だったわけです。

 つまり我らが、めんどくせえな矢澤先輩の持っている自分がスーパーアイドルであるという嘘は、この話までずっと抱え込んでいたということである。そしてその中に「物語への信頼を揺らがせかねない」という言葉がある。momorinさんの記事によるとμ's的な意味での危うさ、とあるが、私はここで別の説を提唱したい。それは「高坂穂乃果は主人公でなくなる」という意味での危うさである。

<矢澤にこは主人公なのか?>

 今回の話、簡潔にいうと「矢澤にこが主人公になり得る」という可能性を提示したものである。
 まずこの話で考えてみよう。もし彼女が妹たちに嘘をついた「スーパーアイドル」でその他のメンバーが「バックダンサー」だとしたらどうなるか。特殊なアニメじゃない限り、彼女が主人公になっている。この可能性というのは普通に生まれるのだ。現にあのしっかりしている妹のこころでさえも、クソコラを根拠にして信じきっている。いくら幼いとはいえど、そんな勘違いをするだろうか? するとしたらツイッターでは生き残れないし、確かにクソコラを信じたフィフィとかもいるから否定はできないが、とはいえ、セロテープの切り貼りくらいはわかると信じたい。そんな異常な状況下で少なくともあの家庭内では「矢澤にこが主人公」だったのである。


↑芸術性のあるクソコラ

 その根拠を裏付ける真の証拠がある。それはμ'sの人気投票の結果である。



 このグラフに1位は9ポイントで9位は1ポイントといい感じに順列で数値化したのはこちらである。

グラフ

 これを見るとわかるが、我らが矢澤にこ先輩は2位と、主人公に近付けるだけのパワーがあるのだ。ただ、これだけでは終わらない。ラブライブの百合人気を考えよう。
 皆さんもおわかりのように、ラブライブの百合人気というのは、それはもう気持ち悪いくらいに人気なのである。グーグル先生で「ラブライブ 百合」と検索すると約148万件出るくらいだ。比較対象として「バラク・オバマ 百合」と検索しても約14万3000件しかでないことからみると、もう尋常ではないのである。合衆国大統領以上の人気を誇る上で、必要な考えとは「カップリング」であろう。そこで好きなカップリングのデータをみよう。



 これを見ればわかるようにダントツで高い人気は「にこ×まき」なのである。これを考えると高坂穂乃果の人気はラブライブの「世界」から与えられた絶対的な力により担保された、つまり力技としかいえないものなのだ。
 このように矢澤にこには主人公といえる要素があるのである。何を言ってるんだこのバカ、と思われるかもしれないが、ここで止めの一発といきたい。矢澤先輩の誕生日は7月22日だが、これは世界的ロックバンド「イーグルス」のボーカルであるドン・ヘンリーの誕生日である。これはもう、彼女が凄い人であるという証明に他ならない。

ドン・ヘンリー
↑ホテル・カルフォルにっこにっこにー

 このような状況で彼女は主人公になる可能性は得ていた。だがもし彼女が主人公になってしまったらどうなるか。そう、この世界は崩壊してしまうのだ。現にそれを危惧した2chのスレッドがある。「ラブライブ2期4話について物申したいから漫画描いた」というスレッド1レス目にある漫画を見て欲しい。つまりどういうことかというと、矢澤先輩の弟である虎太郎は薄い本で竿役になるからぶっ殺せ、ということだだ。私も一見したら気持ち悪い百合厨と思えた。だがこれは実はラブライブ全体の危機感を描いているのである。
 そもそもラブライブワールドとは女だらけの世界である。あのけいおんの方が男キャラが多いと思えるくらいだ。そんななかに台詞ありのショタとはえ、男を出したということは、まさにラブライブ世界の危機だったのである。どれくらいかというとキューバ危機並みだ。下手をすれば核戦争が起きかねない。
 さらにこの虎太郎も、妹のこころやここあなども、矢澤先輩と同じ声優・徳井青空が演じているのである。別に予算削減というわけではない。これは矢澤先輩の起こした影響力をキャストで表現した、斬新な方法なのである。

<STEINS;GATE→GATE→扉→ユメノトビラ)>

 ここで最初の夢のシーンに戻ろう。あれは単純な茶番劇と最初に考えられるが、実は違うのだ。そう、このラブライブという世界はループしているのである。
 あの夢で見た世界は実は本当の平行世界であり、μ'sが負けた世界なのだ。ただラブライブに勝つという目標のためにはそれを「世界」はループするのである。そして2度と失敗しないよう、穂乃果には着実に「絶対的な力」を備えていったのである。そしてタチの悪いことに、穂乃果はそのループを自認しているのだ。だから「夢の同じ状況ならヤバい」とかいう被害妄想に近いような慌て方をしたのである。何かの因果律を変えねば終わる、と彼女はわかっていたのだ。
 ただそれはなんとかなり、μ'sは予選を突破した。だがそこにまた「矢澤にこが主人公になる」という危機が発生していた。穂乃果は絶望の淵に立っていただろう。しかもここで恐ろしいのは矢澤先輩は意図して主人公になろうとしていないからである。何故かというと彼女は馬鹿だからだ。それ以上もそれ以下もない。
 だがここで運が味方した。穂乃果の絶対的な力が、矢澤にこを主人公としないように世界を動かしたのである。だから矢澤先輩が運よく逃げられても天文学的な確率で妹のこころが出てきたのだ。

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↑必死で誤魔化そうとする矢澤先輩
 
 こうして矢澤先輩はステージに出る。そこの屋上では大量に風船がある。実はあれは本当の風船ではない。旧日本陸軍が開発したとされる風船爆弾だ。矢澤先輩は天使のような服装をしているが、これは死を意味していたのである。
 穂乃果は苦渋の思いで彼女を殺してしまったに違いない。なにせ、この話であんなにキャラが立つと目立ちまくってしまうからである。最後のカットは「にっこにこにー」で終わり、矢澤先輩ソロのEDが流れるが、あれは辞世の句のようなものだ。そして穂乃果は学校全体を爆破し、自分を殺すことで世界を強制的に、矢澤先輩が目立たない世界へループさせたのである。それが証拠にこの回で演出を担当していた齋藤徳明は「BTOOOM! 」という爆弾で殺し合うアニメの5話も演出していた。
 ついでにこのアニメ「ラブライブ!」の脚本を全話執筆していた花田十輝は傑作ループ作品「STEINS;GATE」のアニメ版でのシリーズ構成をしていて、脚本も約6割書いている。そう考えると、この作家性がついに発揮された、といえるだろう。

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↑ゴミ処理がめんどくさそう


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 というわけでなんとか終わった。休日のほとんどをブログの執筆で終わらせるという、私の筆の遅さが目に見えるが、もう気にしないことにする。どうでもいいが、課題の提出が日に日に迫っているのだ。こんなものをやっている暇ではないが、まあいいや。
 そういえばこの話は珍しく神回とそこまで言われてなかった気がする。個人的には2話を神回と言っておいて、この話は何もなしとかふざけんな、という私的な恨みがあるが、まあ気にしても仕方ない。
 
おそらくラブライバーの方にとっては矢澤にこという、いわば無自覚なユダの存在を許すか許さないか、という論争が発生してしまうことを避けたかったのだ、と思われる。ラブライブは宗教であることは近年の学説では有力とされている以上、この信者たちの流れは当然と言えよう。はあ、連休はいつものようにダメみたい。