JR西日本の事故で明らかになってきた「日勤教育」の報道を見ているうちに、何だか自分もイヤな気分になってきた。私のときのことを思い出してしまうからだ。
私の場合は、いじめの中でも無視というものが一番辛かった。私は事業部長だった、その相手は社長。
何度か自分の気に入らない行動・言動を行った私に対し、直属の上司でありその会社では絶対的な権力を持っているオーナー社長は私を無視して私の周囲のYESマンに対し用事を言いつける。これがイジメ以外の何者であろうか?
直属の上司に無視されることの辛さは、親に無視される子供と同じだと思う。生殺与奪権を持っている上司が部下をコントロールする手段としては最もやってはいけない、しかし、世にはびこっているような気がしてならないことではなかろうか?
あるビジネス心理学書の中に、「感情爆発要素」というものがあり、その内容を以下のように書いてある。
経営状態が上手くいかないのは、社員がやる気がないのだという思いから、部下を怒鳴りつけることがよくあるリーダー。リーダーの不機嫌さを社員に見せつけて部下に罪悪感を持たせることで行動の変化を求めるタイプ。性格的には感情の起伏が激しい。調子の良い時には猫なで声を出して、部下を酒の席に誘うが、思い通りにならないと「妻が悪い」「部下が悪い」と責任を他人に転嫁するクセがある。経営状態が良い時には嫌われはしないが、低迷時には部下が、怒鳴られることを恐れて本音のコミュニケーションをとろうとしなくなる。
この社長がまさにこのタイプである。