1988年10月9日、山形県最上郡戸沢村古口の山林で、
クリ拾いをしていた女性(61)がツキノワグマに襲われた、
と一緒にいた仲間が新庄署に届けた。
女性は夫や友人ら計四人で山に入り、正午すぎクマに出くわしたが、
一人だけ逃げ遅れたらしい。
警察官らが付近を捜索したところ、左足太ももなどをかまれ
血だらけで倒れている女性を見つけ病院へ収容したが、
間もなく出血多量で死亡した。

 一方、地元の猟友会員らがこの日午後、現場近くにいたクマを発見、射殺した。
戸沢村では5月にはタケノコ採りの男性(61)と、
3日前の10月6日にはクルミ拾いの女性(59)がツキノワグマに襲われて死亡しており、
猟友会員ら約五十人が出て山狩りをしている最中の事件であった。