2004年12月31日

年の瀬にあたり

年の瀬にあたり、しみじみ思うことは、2004年はわたしにとって、ノスタルジーの年と云うか、原点に戻る年だったと云うことです。
 
思いっきり身内ネタなんですが、ノスタルジックな一年の締め括りを行うにあたり、これ以上相応しいネタはないので、このリンクで今年を終わりたいと思います。
 
 
このダブルエントリーには、もう一度生きてみる気にさせられました。(なああああんちゃって)
 
ありがとう。嬉しかったけん。この原点回帰を胸に、来年は、そろそろ前に進みたかね。
 
皆様、良いお年をお迎えください。わたしは、「Jools's Hootenanny」(ジュールズ倶楽部年越しスペシャル)を観ながら、飲んでると思います(ここには全然進歩はなし)。
  

Posted by mikako0607jp at 09:22 OTHERS 

「12.12事件」の実行犯捕まる

beckneck

マダム・タッソーのベッカム夫妻聖家族人形打ち首事件は、英国ではいまや「9.11事件」ならぬ「12.12事件」と呼ばれているが、THE SUNの報道によれば、犯人が逮捕されたらしい。

逮捕されたのは、Northampton在住の39歳の大学講師の男性とか。警察は、THE SUN編集部に電話をかけてきた男性と同一人物のようだと発表しているらしいが、最初っからグルだった可能性濃厚。調子にのってタブロイドの編集部に電話したりするから足がついちゃったのね。暴れた後は黙って風の中に消えて行くのが痛快君の本道なのに。「今月の痛快君を装ったW*NKER野郎」でした。深く失望。

 

  
Posted by mikako0607jp at 08:51 NEWS 

2004年12月30日

BBCの津波報道

史上最悪の大災害に関する報道を見ながら、いちいち細かい事を気にしちゃいけないのかもしれないけれど、どうも最近、BBCニュース24の津波報道が気になる。
 
だって、わが母国ニッポンの小泉君って、28日の時点で3000万ドルの緊急資金支援を宣言してたんでしょ?だのに、BBCのアナウンサーは随分長いこと「米国の1500万ドルが現在のところ最高支援金額」なんて誤報してたのよね。ほんで、米国が資金援助額を3500万ドルに引き上げたら、今度は「わが英国の資金援助額1500万ドルは日本と同じ額」と云う嘘を平気な顔して言いやがるし。チャンネルを変えてみれば、SKYニュースはさすがに各国の緊急資金援助額を表にしてまとめ、正確な数字を報道していたにも拘らず、である。しかも、BBCニュース24は、台湾の救援隊の人々の映像を映しておきながら、「ジャパーンの救援隊ですね」などと堂々とコメントしておったし。
 
ちょっと調べればわかる事を調べないってのは、どうでもいいと思っているからである。BBCの皆さんには、「援助交際」や「集団自殺」などの珍奇ネタだけじゃなくって、こういう時にもきちんと日本の動向を調べて欲しい。BBCって、BBCワールドサービスがあるにも拘らず、英国内での報道を見ていると、「こいつら、世界には英米しか存在しないと思ってるんではなかろうか」と云うイグノランスがぷんぷん匂うことがある。
 
毎年、「最優秀ニュース報道賞」をSKYニュースに持っていかれているのも無理からぬことである。かの有名なBBCニュースは二流。ですな、英国内では。SKYの圧勝。
  
Posted by mikako0607jp at 07:53 NEWS 

2004年12月29日

ロックンロールスピリッツ体現漫画

mayaひょんなことから昔の少女漫画なんか思い出してサーチしてたら、なんと、出とったんかい。「ガラスの仮面」42巻。作者が教祖になったとか、現世にはもう興味がないらしいとか、いろんな噂を聞いとったけれども、ついに、出たのか・・・。内容が大変気になるところである。

この漫画の素晴らしいところは、なりきる、演じきる、伝えきる、表現しきる、愛しきる、等々、「きる」の世界を描ききっているところだとわたしは思う。プチ家出、だの、プチ駆け落ち、だの、篭った屁みたいに生温いものが横行している現代にあって、どうせなら、家出しきる、とか、駈けて落(堕)ちきる、とかいう風に、「きってみろ」「すべてに激しくやりたがるロックンロールな魂で生きてみろ」と云う、まるで安吾ちゃんの本のような事を教えてくれる数少ない書物であるとわたしは思っているのであって、よって唐突ではありますが、「ガラスの仮面」を、当サイト推奨ロックンロールスピリッツ体現漫画に決定。

ちなみに、わたしは亜弓派。デカい態度の裏の努力が泣かせる。

  
Posted by mikako0607jp at 05:17 BOOK 

2004年12月28日

2004年度ベスト映画 by わたし

shaun年末までにもう一本ぐらい観たいと思っているが、12月のラインアップを見る限り、今年のベストになりそうな映画は無さそうなんで、わたしの、わたしによる、わたしのための2004年ベスト映画を、部門別に、勝手に決定してみた。

*何より大事なコメディ部門

「Shaun of the Dead」・・・やっぱり、英国産だから。ブリコメ・アウォードで、米映画の「The School of Rock」に最優秀コメディ映画賞を持っていかれた時の、サイモン・ペッグの裏切られたような顔が忘れられないから。次点はウィル・フェレルの「Anchorman」。

*ヒューマンドラマ部門

「American Splendor」・・・好きだから。この映画に関してはそれしか言いようがない。おかしい。のに、せつない。で、笑い泣き。次点は、ダブリンで撮影された「Inside I'm Dancing」。これもまた笑い泣き映画。この系統に、わたしは弱いんだなああ。

*アクション系ボーイズムーヴィ部門

「The Bourne Supremacy」・・・ぶっちぎりでベスト。バサバサの映像とぐいぐいのテンポで楽しめたから。次点は、コックニー・ギャング映画の「Layer Cake」。

*ラブコメ部門

「Eternal Sunshine of the Spotless Mind」・・・「いまさら恋愛かよー」とふんぞり返って観ていた諦念まみれのおばはんまで、なんかしんみりしちゃったから。次点はなし。

*ミニシアター系映像美部門

「The Dreamers」・・・ベルトリッチの映像美が描き出すパリに、その気にさせられたから。次点はカラヴァッジオの絵みたいに映像が荘厳で、話が怖かった「I'm Not Scared」。

ちなみに、ジョナサン・ロス司会の「フィルム2004」(BBC)の視聴者が選んだ2004年度ベストムーヴィーの結果は以下の通り。

1 The Lord of the Rings: The Return of the King   

2 Eternal Sunshine of the Spotless Mind   

3 Finding Neverland   

4 Lost in Translation   

5 Harry Potter and the Prisoner of Azkaban  

6 Shaun of the Dead   

7 Hero   

8 The Incredibles   

9 Spider-Man 2   

10 Collateral                     

  
Posted by mikako0607jp at 07:51 MOVIE 

2004年12月26日

クリスマスTV特番から

英国の皆様、ターキーの消費具合は如何な調子でございましょうか。我家は、ランチにターキー・サンドウィッチを食っております。二日酔で食うと嘔吐しそうだから、ピリピリにマスタード効かせて。泣きながら。
 
今年のクリスマスに見たTVで、面白かったのは以下の通り。
 
*TOTP2クリスマス・スペシャル(BBC2)24日夜
 オリジナルのバンド・エイドの面々がTOTPのスタジオに来た時の映像が。ボブゲルが憔悴したように立っているのを見て、「こいつは当時、ボブ・”俺が一人で走り回ってまとめたんだ。ふーっ。俺は疲れきっているんだ。ふーっ”・ゲルドフと呼ばれていた」と連合い。つまり、変わってないのね、あの芸風は。
 
*ザ・シンプソンズのクリスマス・メッセージ(CH4)25日午後
 女王のクリスマス・メッセージをパロった毎年恒例のCH4のクリスマス・メッセージ。シャロン・オズボーンとかベッカム夫妻とかより、シンプソンズ一家の方がよっぽど面白くてアナキーだった。
 
*WHO WROTE THE BIBLE? (CH4)25日夜
 新約聖書の史実性を問う。なんて云うとたいへんアカデミックに聞こえてしまうんだけれども、かなり面白い番組だった。なんかその、ぶっちゃけ具合が英国らしくて。マグダラのマリアの福音書が新約に含まれなかったのだって、結局は男社会の教会上層部が、女の書いた福音なんてACCEPTできなかったからだと同番組は示唆しておられた。ああケツの穴がちっちゃい。あっちもこっちも。
 
*EASTENDERS(BBC1)25日夜
 シャロンって、いったい何回アルバート・スクエアをLEAVEしてるんだろうか?ほんでいつの間にかコッソリ帰って来てるでしょ。戻って来るなら、出て行くな。そういうウダウダがわたしは一番好かんのじゃ。だから、「シャロンがスクエアを去る」で盛り上げようとした今年のクリスマス・スペシャルは、個人的には盛り下がりまくり。くだらん。(と言いながら見るんだよなあ、これが)
 
*THE ROLLING STONES ROCK AND ROLL CIRCUS (BBC2) 26日早朝
 酔いつくれてソファの上にうち倒れ、ふと起きたら始まっていた。60年代末に撮影されたBBCの音楽特番。あの、サーカス・テントの中に、大物がゾロゾロ出て来てゾロゾロ演奏するやつ。泥酔した目にも、THE WHOが傑出&突出。格好よかね。やっぱ、この人たちゃあ。当時番組がお蔵入りになったのは、彼らの出来が良すぎたからだと云う噂も、そりゃ出るやろな、このようなグレイトぶりでは。あと、マリアンヌ・フェイスフル。ペンで描いたような下睫が無かったら、シャイな笑顔の普通のお嬢さんだよなあ。かわいくて。それから、前方のヨーコに「歌い(吠え)なさい」と後ろから合図するジョン・レノンの目も印象的。ケツの穴のちっちゃくない男の目よ。あれは。
 
  
Posted by mikako0607jp at 21:34 TV 

2004年12月25日

史上最強のクリスマスソング

You're a bum
You're a punk
You're an old slut on junk
Lying there almost dead on a drip in that bed
You scumbag, you maggot
You cheap lousy faggot
Happy Christmas your arse
I pray God it's our last

I could have been someone
Well so could anyone
You took my dreams from me
When I first found you
I kept them with me babe
I put them with my own
Can't make it all alone
I've built my dreams around you

------"Fairytale of New York" より (The Pogues + Kirsty MacCall)

今日(こっちはまだ24日)、BBCラジオ2で、「マイ・フェイヴァリット・クリスマスソング」っちゅうリスナー投票の結果が発表になっておりました。1位はこの曲。英国人の皆さんも、ホント、愛してらっしゃいますな。この歌を。

でも、もうこの曲だけでいいもんね。クリスマスなんて。

Happy Christmas, everyone!!

  
Posted by mikako0607jp at 08:08 MUSIC 

2004年12月24日

ありがとうございます。

Fumikoゴーイング・マイ・ウェイ。なんてプリプリしながら終わっちゃった前回のエントリーなんだけれども、ほんとは今日、いい事がありました。

H社さま(ご覧になっておられたら)、本日、届きました。二日酔をしておりましたので、危うくホカしてしまうところでしたが、封筒を開けて書類を読んでみれば、クリスマス・プレゼントを戴いたような心持でありました。ありがとうございました。ご連絡をお待ちしております。

*写真は「宿命的に放浪者」な林芙美子しぇんしぇい(注:これはふざけて書いてるわけじゃなくって、うちの親父は、本当に彼女をこう呼ぶ)

  
Posted by mikako0607jp at 04:41 OTHERS 

2004年12月23日

ブリティッシュ・コメディ・アウォード

Little Britainさて、今年もブリコメ・アウォードの季節になったんですね。と云うわけで、今夜はビールを飲みながらブリコメ・アウォード・ナイト。ITV2の方で授賞式後のパーティーの模様を見てたら、クリスチャン・スレイターやニック・ホーンビイもインタビューされてましたぜ。「The Officeの大ファン」(スレイター)、「毎年一番楽しみにしてるイヴェント」(ホーンビイ)との事。

予想どおり、「Little Britain」(写真)が賞を総なめにしておりましたが、わたしの好みとしては、ちょっとベタな香りがする同シリーズよりは、やっぱり、練りと乾きに唸る「The Office」。なんだけど、もう、「The Office」の時代は終わったって事なのね。盛者必衰。コメディ界も。

ちょっと説明を加えておくと、ブリコメ・アウォードってのは、ブリコメ界の祭りみたいなもんで、閣僚とか有名ミュージシャンとか王族とかをプレゼンターに迎えて行われる年に一度のビッグ・イヴェントなんだけど、暴言とか、いわゆるF言葉の類が頻発されることで有名。アナキーなんである。並のパンクバンドのギグなんかより、よっぽど。

今年は、最優秀海外コメディ賞を受賞したザ・シンプソンズのクリエイターが、「英国のテレビでは何でも自由に言えるけど、アメリカはセンサーシップが厳しくて、ボツになった台詞が沢山ある」と前置きした後、「Scr** your grannyとか」と言ったのが個人的にはおかしかった。ホーキンズ博士もいい味出してたし、プレゼンターでステージに立ったノエル・ギャラガーが真赤な顔して下向いて酒ばっかり飲んでたのも笑えた。

あと、新発見だったのは、最優秀コメディ映画賞を取った「The School of Rock」の受賞挨拶ビデオで、ジャック・ブラックがアコースティックギターを弾きながら歌ってたときに思ったんだけれども、この人、芸風がヒップアップ。はじけ方が、80年代の島崎俊郎に似ている。

ジョン・ライドン大公出演の「I'm A Celebrity・・・」も、最優秀コメディ・エンターテインメント番組賞にノミネートされてたけれども、受賞せず。しかし、今夜の錚々たるブリコメ界の顔ぶれや作品を見ると、最近CH5でおどけていたジョンなんてのは、まだまだ。だなあ。いい脚本家といいプロデューサーだろうな。今後、彼が本気でこっちの世界に斬り込んで来るとすれば。親交の深いらしいジャック・ディーと組んで何かやればいいのにな。いいコンビになりそうだけど。

  
Posted by mikako0607jp at 09:16 TV 

今週のトレンドセッター君

becks and tag「いや、ベッカムはあれでも、最近はしっかりしてるらしいよ」と云う説を根底から覆すような写真を発見。

こんな紙切れが首筋についてたら、いくら脳ミソ腐ってるような兄ちゃんでも、普通はゴロゴロして痛いから気づくと思うんだけど。

それとも、ひょっとして、値札をつけたままにするって云うのは、最近のトレンド?やーねもう。おばはんになるとこういう事にすっかり疎くなっちゃって。

  
Posted by mikako0607jp at 02:50 NEWS 

2004年12月22日

BOOZEがいっぱい

thomas

Bitterly cold....。今年は暖冬、なんてメールで余裕こいてましたが、酷寒。急に。いよいよクリスマス直前ですな。この時期になると嬉しいのが、冷蔵庫や戸棚にBOOZEがいっぱい並んでいること。開ける度に胸躍る。

さて、一昨日のアラン・スミスの写真で気づかれた方が多いのか、「Truly Brilliantのページは何処に行ったのか」と云うお問い合わせがチラホラ。実はもう、ホカすつもりでした。でも、なんだか嬉しくなるような事を書いてくださった方もいらっしゃったので、このページの左下、MENUのところにリンクを作りました。そちらからお入りくだされ。でも、更新はもうしません。

( 写真はうちのトマス。ジャーマニイ辺りの妙な思想にかぶれてるんじゃないかと訝りたくなるような右手の位置がちょっと心配 )

*雑文、久々に更新してます。雑文もどうしようかなと悩んだんですけどね。日記でも言いたいこと書いてるし。ま、短いものはこっちで、長いものは雑文ページ。と云うことにします。

  
Posted by mikako0607jp at 05:40 OTHERS 

2004年12月21日

キルケゴール。ってのも、おったね。

多感な年頃に書物を読んだりすると、勢いあまって赤線を引いちゃうってのはよくある話だと思うんだけど、例えば、太宰の治ちゃんなんかの場合だと、「おーっ、決まったやないかい、治ちゃん」、又は、逆に「あーははは。何アホな事言うてんの、あんた」みたいな、まあ両極端な意味で線を引くのよね。ま、彼自身が分裂してるから、それは当然の反応なんだけど。
 
ほんで、坂口安吾師匠の場合だと、「す、すんまっしぇん」と文机に正座し直して泣きながら線を引く、とかあるんだけれども、ようわからんのがキルケゴール。どういう感じで赤線引っ張ってたのか、わからないの。だって、十代の小娘がほんとにわかっとったんかいな、って言葉にも線が引いてあったりするんだもの。例えば、
 
女は実体で、男は反省である。(セーレン・キルケゴール「誘惑者の日記」)
 
とか。でも最近、複数のお嬢さんたちから男問題を相談されてしまっている自分が、微妙にこの言葉と呼応するような事を口走ってるのに気づく時がある。
ま、わたしは哲学者でも文学者でもないから、いろんなものでぐるぐる包んだ物の言い方は出来ないんだけど、男で悩むお嬢さんたちに、わたしが言いたいのは結局こういうことなの。
 
バカタレは、ホカせ。
  
Posted by mikako0607jp at 05:20 BOOK 

2004年12月20日

今週の青竹君

Smithy

イングランドサッカー界屈指の暴れん坊、アラン・スミス(現マンU)。彼のこんな写真を新聞に発見すると、もう何事かと思ってドキドキしちゃいますな。

また暴れたみたいね。ベッカムの後釜でNo.7つけてるロナウド(現ポルトガル代表)ってのが、思い上がって試合中ふざけた事ばかりやってるもんだから、TV観戦者もパブやお茶の間で苛々してたんだけど、やっぱりアランが控え室で爆発してくれたみたい。もう、Fu*k、Bullsh*t、Bo**cks、Wan*er、Cu*t、何でもありの、周囲が耳を疑うような震天動地の罵倒大会だったらしいんだけれども、要するに彼が言いたかったのは、「ちゃんと働け」ってことだったみたい。いいね。まともで。

彼には、この言葉を贈らせていただきたい。

リーズんもんな横道もん、青竹割ってへこにかく。

  
Posted by mikako0607jp at 06:56 NEWS 

2004年12月19日

モリ蔵ブライトン襲来・・・ギグ感想編

fathertedさて。「あーははは。まるでPRIESTやんか」と連合いがのけぞって笑うような服装で現れたモリ蔵。要するに、「I Have Forgiven Jesus」ルックでお出ましになったのである。でも、何故か、どっちかっつうとCH4の超名作コメディ「Father Ted」(写真)に出て来る神父を連想してしまった。登場前には、待ちきれない観客から「インガアラーン、インガアラーン、インガアラアアアーンド」(注:イングランド代表サッカーチーム応援歌)の替え歌ヴァージョン、「モリシイー、モリシイー、モリッシイイイー」が沸き起こっていたけれども、いざ現れてみればFather Ted。司祭館で献金額計算してる神父みたいで、全く違和感なし。でも、ほんとの神父は聖職者用シャツの前をはだけて中身を露出したりはしないだろう。

モリ蔵ファンの方々はモリソロなんかでチェックしておられるだろうし、ファンでない人たちにはどうでもいい事だろうから、セットリストは挙げないけれども、ただ、3曲目のNovember Spawned A Monsterあたりから、わたしの涙腺はゆるゆるだった事を記しておきたい。床に仰向けになって手足ヒクヒクのポーズも、やはりSO UGLYなのに、SO BEAUTIFULで。

音響の問題も取り沙汰されていたけれども、わたしはもう、モリ蔵の声がデカ過ぎたことに満足。この人は歌手やから。「近年のモリ蔵は情念の入り過ぎたシャンソン歌手のよう」のご指摘も以前あったけれども、もうまさにその通りで、エディット・ピアフかモリ蔵か、って感じの貫禄よ。ゆっくりと腰をかがめて前列の人々の手を握る姿なんてのはもう、女王・美空ひばりさえ髣髴とさせて。膨張後のエルヴィスを思わせる「0.2秒ぐらいずれてるんちゃうか」的な腰の動きや、ステージ上のエルヴィス風セットにしても、もう全てが繫がる繫がるって感じで、モリ蔵もキング(或いはクイーンなのか?)への道を歩んでいる。

ほんでまた、よく喋っておられた。「君たちがクリスマスを乗り切ることができるよう、祈るよ。だって、クリスマスはthe most difficult time of the year, for me」とか、「ニュー・シングルが売れていると言っても、カイリーのような究極のアイコンには、全然及ばないんだけどね。なぜなら、’The World Is Full Of Crashing Bores’」とか。ほんでなんかその、喋った後の間の取り方なんかが、熟練と計算を感じさせて、安心するな。と思った。だって、いい歳こいた中年がさあ、いつまでたってもピュアとかシャイとかいつでも本気、とか、そんな奴ほんとにおったら、そら猿芝居かアホよ。

モリ蔵は、老練なエンターテイナーであり、歌手(それも情念系)であり、確信犯であって、ちょっとへっぴり腰ではありますが、着々とキングへの道を歩んでおられます。そしてそれを、わたくしは昨夜、目撃して参りました。

以上。(って、なんでまたプリプリしながら終わってるのかようわからんけれども)

  
Posted by mikako0607jp at 00:36 MUSIC 

2004年12月18日

モリ氏ブライトン襲来・・・助走編

Circus Circusで飲んでからモリギグに行きます、なんて言ってたけど、急遽計画変更。もし、万が一、わたしにぶっちぎられた方がいたら、すんまっしぇんでした。メールください。
 
ってなわけで、わたしはそういう按配でしたが、モリ蔵はぶっちぎりませんでした。無事襲来。やっぱりスタンディングの方々が多くて、フロアはもうぎゅうぎゅうぎちぎちの縦揺れ横揺れって感じだったんだけれども、わたしと連合いは、やたらと子連れの目につく大人のサウス・バルコニー。飲みながら、見下げていたの。そのぎゅうぎゅうを。
 
ほんで目つきの悪いスキンヘッド父ちゃんが、9歳のモヒカン息子を連れて後ろの席に座ってて、この親子がGジャン着てたんだけれども、そのGジャンの背中に、スパンコールのMORRISSEY刺繍と、クライスト教の方々が「イエズス様の御心」と呼んだりする図柄(要するに真赤なハートにぐっさり矢がささったやつ)の巨大なアップリケが付けてあって、微笑ましいやら愛らしいやら。親子で。お揃い。
 
隣に座ってた女性は、
「毎年、グラストンベリーでハンバーガーのヴァンを出してるんやけど、モリ蔵が出とっても客の野郎が並んどるけん、見れんっちゃんねー。ブライトンに来るって云うけん、即チケット買うた」(って、別に博多弁で喋ってたわけではないんですけれども)
なんて言ってるし。で、うちの連合いがまた調子に乗って
「うちの女房、日本語のHP持ってて、ジョン・ライドンのコンテンツもある」
なんて余計な事をべらべら言うもんだから、背後のスキンヘッド父ちゃんまで身を乗り出してきちゃって、
「おおーっ、ジョン・ライドン!70'sのso-calledパンクロッカーズが100人束になっても、今年彼がやった事に比べたら、NOTHINGだ。格が違う」
なんてコメントすれば、隣のグラストンベリー・ハンバーガー売りの女性も
「わたしはあんまりこんな事は言わんけど、あの男だけはエクセレントやね」(いや、だから、博多弁で喋ってたわけじゃないんやけど、なんか喋らせたくなる)
と仰る。
 
考えてみれば、この雰囲気を日本の人々にも伝えたくて、微力ながらも尽力させていただいた一年であった。と、ちょっと感慨に浸った一瞬。ああ、2004年も暮れて行く。
 
で、肝心のモリ蔵はと云うと、Father Morrissey(モリッシーしんぷ)ルックで登場なさいました。いや、新婦じゃなくて、神父で。それも、ミサ中の派手な神父じゃなくて、司祭館で事務仕事してる時の神父。でも、ここからの続きはいっぺん寝て起きてから書きます。だって、泥酔して書くようなことじゃないしね。失礼だから。
 
 
  
Posted by mikako0607jp at 12:14 MUSIC 

2004年12月17日

なぜか今、姉妹で安吾

:「いや、ちゃんと整理して書いてないと思うっちゃんね、安吾ちゃんは」
:「あーはははは」
:「いまさっきそれ、あんたいかんって言いよったやんか、って云うのが十行ぐらいしたらいきなりオッケーになっとったりしてね」
:「そらやっぱあれやろ、このぶち切れとう時に、理屈なんてしち面倒くさい事を言っとられるかって感じやろ。そこが安吾ちゃんの大いなるところたい」
:「だけん一行目から猛然とかっ飛ばしたりするけんね。ヤラレル」
:「そうそうそう。ほれ、太宰やったら、嫌い嫌いと言いながら、でもホントは好きなの、こんな僕にかまってちょ、やし、オダサクは好き好き好き嫌い嫌い嫌いで走るんやけど、ほんでお前は何処へ行くって感じやん。安吾ちゃんだけやもんね。もう、好かんもんは好かん。って文机の向こうから実体をぶち投げてくるのは」
:「そうそう。それが今やけん余計にね、くる。って云うか」
:「そうそうそうそう。それたい。中年になっても、スカッと地獄。あ、こりゃ町蔵か」
:「ボリス・ヴィアンの憤り。っちゅうのもあったね」
:「あったあった。あったけど、ありゃいったい何やったっちゃろうかね」
 
などと云うようなどうでもいい会話を、どうしてわざわざブライトン・福岡間でせなならんのかはわからんのやけれども、わが親友こと妹さまと話すと電話料金上がる一方。ほんでもって、なぜか今、また安吾。連合いが「ソウソウソウソウ、ソレタイ、ソウヤンネ」と背後で呟いている。
 
追記:安吾もいいけどモリ男もね。Preston CircusのCircus Circusっちゅうパブで、一杯引っかけて飯食ってから、観に行って来ますばい。マ*さん、ま**さん、次回はモリネタ。はっ。みんなMで始まっている・・・。わたしも含めて。
 
  
Posted by mikako0607jp at 23:31 BOOK 

2004年12月16日

今週の爆沈野郎

blunketDESTROYED BY THE WOMAN HE LOVED

辞職会見後のブランケット内相の写真についたThe Sunの見出し。

デストローーーイ、なんて、セックスピストルズのTシャツ着たガキどもが嬉しそうに叫び回っとるけれども、どうせDESTROYされるなら、愛した女にされてみろ、って感じで、パンクと激情のダブルパンチ。愛憎爆沈。いいねー。

女に惚れたばっかりに全てを失くす。なんてね。「つるっとやっちゃったんだよ。てへへ。ごめんねえ」とか頭をかいとる輩ばかりのこのご時世にさ。

恥多き生涯を送っているブランケット君の、今後の立ち上がりを熱く支持。

  
Posted by mikako0607jp at 22:28 NEWS 

GUARDIAN紙2004ベストムーヴィー 

Guardian紙のオンライン版が、2004年ベスト・ムーヴィーのオンライン投票を始めている。
現在のところ、ベスト5は以下の通り:
 
1.Eternal Sunshine of the Spotless Mind(当サイト映画レビューページ
   ( http://www.geocities.jp/mikako0607jp/0.htmlで5月にレビュー)
2.Lost in Translation(当サイトでは1月にレビュー)
3.Shaun of the Dead(当サイトでは5月にレビュー)
4.21 Grams(当サイトでは3月にレビュー)
5.The Bourne Supremacy(当サイトでは8月にレビュー)
 
現在、北野武監督のZatoichi(当サイトでは3月にレビュー)も6位で健闘中である。
 
言うまでもなく、わたし個人的にはソフィア・ARROGANT・コッポラの「ロストインなんとか(http://www.geocities.jp/mikako0607jp/january.html#lost)」が1位になることだけは断固として阻止したいし、現在1位の「Eternal Sunshine of the Spotless Mind」は、以前レビューでも書いた通り、2004年No.1のラブコメだと思っている。って云うか、この映画は「かなしい恋愛映画を3本挙げろ」と言われたら入るんじゃないかと思うぐらい共感できた(http://www.geocities.jp/mikako0607jp/AprtoMay.html#eternal)
ので応援したい。このように正直な恋愛映画もそうないと思うから。
  
Posted by mikako0607jp at 10:36 MOVIE 

バカタレでボロックスな言葉集

人間の気分が沈下している状況から浮上するとき、一時的に攻撃的になる傾向があるらしいのだが、どうも昨今そのような心持になる瞬間が断続的にある。今日は、そういうときについ思い出してRAGEしてしまう言葉を。
 
「例えば僕が床に新聞を落とすだろ。そうしたら、それを拾うのが君の仕事だ」
by 某日系企業元駐在員
・・・貴様の嫁にも言うてみろ。
 
「この頃はもう、死ぬ時期ばっかり考えとう」
by 困ったときだけ死ぬ死ぬ党員
・・・見るまえに跳べ。何十年も見るな。
 
「日本人って、俺たちに憧れてるから、何でも真似すんだろ」
by 英人ガキ
・・・おまえを真似るやつはおらんから心配すんな。
 
「僕は、医者や弁護士と同じくらいに、工場ワーカーやビルダーたちも価値ある仕事をしていると本気で思っている」
by 先週のプリンス・チャールズ君
・・・ちゃんと鼻毛を切ってからいっぱしのものを言え。
 
エンドレスで噴出してきそうなんだけど、ブランケット君の辞職会見が見たいから、ここらで憤怒の河を渡ります。せっかく今週の痛快野郎にご指名させていただいたのに、もう辞職させられちゃうなんて。英国政府もケツの穴のちっちゃさは、日本と同じね。
  
Posted by mikako0607jp at 06:42 RAGE 

2004年12月15日

あんまり痛快じゃなかった君

beckneck

ああ、やっと調子が出て来た。と思ったらもう夜。今日ばかりは二日酔いで苦しかった。そう。また飲んだの。故郷のツラに泥を塗りたくって。ふん、ツラなんか汚して汚して顔か尻かようわからんぐらいにしとけばいいんじゃ、体裁ばっかり気にしてどいつもこいつもW*NKERばかりになりおって、クソおもしろもない。って、仕事の目処がついてきたものだから、すっかりしおらしさはぶち飛びました。平常モードで再開。

さて、例のマダム・タッソーのベッカム夫妻人形を破壊した青年。The Sun編集部に電話してきたみたいですなー。本当に本人かどうかは知らんけど。なんか、彼によれば、顔はそんなに連打してなくて、打ち首にしてやったって事らしいんだけれども(注:写真はThe Sunがわざわざ再現したもの。モノホンは非公開)。「キリスト教への侮辱だからやった。ベッカム夫妻には何ら憎悪・怨恨の情は抱いていない」と語ってるらしい。どうもその場でぶち切れたって云うよりは、計画的犯行の可能性濃厚。

しかし。自分の信ずる宗教への侮辱だから打ち首ってのは、イスラム原理派の影響がかなり入ってるなあ。そのトレンドが。顔をrepeatedlyに殴打のほうが独創的で良かったのに。現場ぶち切れの瞬発力、一瞬の輝き。っていうのとはちょっと違ったみたい。あんまり痛快じゃなかったかも。失望。

  
Posted by mikako0607jp at 01:44 NEWS 

2004年12月14日

ダイナマイトでダイヤモンドなお言葉集

仕事のデッドラインがきつくって、ほんとにデッドしそうな心持なので、今日はそういう時にかみ締める言葉を切々と。
 
「良い事も悪い事も、一人でやりなさい」  by安吾ちゃん
・・・究極のダイヤモンド。
 
「言葉はその人の内面をさらけ出す」 byこれも坂口師匠
・・・五臓六腑にしみわたる。
 
「私たちは、生きていさえすればいいのよ」 byヴィヨンの妻
・・・墓の中まで持って行きたい。でもよく考えると持って行けない。
  
「タダ酒に酔うもんな博多のツラよごし」 by日本国福岡県福岡市住民
・・・故郷のツラはよごされん。素面で仕事を続けます。
  
Posted by mikako0607jp at 10:57 OTHERS 

2004年12月13日

今週の激烈に痛快君

ちょっと〆切りを目前に、まだ相当ページ数もあるのにこんな事やっとる場合やないんですが。
 
先日この日記でも取り上げたマダム・タッソー蝋人形館のベッカム夫妻のマリア&ヨセフ人形、ATTACKされたらしいやないですか。20代ぐらいの男性がRepeatedlyにベッカム夫妻の顔を打ち殴り、破壊して、師走の街の中に消えていったらしい。The Sun紙が、専用ラインを設けて、「彼を知りませんか」キャンペーンを始めとるようですな。
 
天誅・粉砕。
って感じで、いいねー。クソ忙しい時期になると、あちこちでぶち切れる奴が出て来て、もうこちらまで高揚。内側から。
 
カイリーちゃんの天使は無事やったみたいやけど。
カイリーちゃん人形はATTACKって云うより、ABDUCTされそうで危ないな。
そんな事になれば、一番最初に疑われるのはニック・ケイブやろうけど。
  
Posted by mikako0607jp at 23:25 NEWS 

今週の痛快野郎

フタをあけてみれば。って、このブログ、アクセスしてくださってる方の大半が英国内からなんですねえ。ほならこういう話題もオッケーか、ってことで、デイビッド・ブランケット内相の女及び職権濫用問題。
 
何年か前、ミソスープの国のライジング・サン新聞社なんて、この人の愛と感動の伝記、なんてやつを翻訳の上出版までしとったけれども。盲目の清廉潔白な政治家。とか、障害を乗り越えて閣僚になった生真面目な努力家。とか、どうにも気色悪かったんだよなあ、この人は、これまで。ブレア政権の聖域みたいな感じで。
 
それがあんたここへ来て、実は人妻とあんなファンキーな事までやりよったらしいし、第二の恋人なんて20歳そこそこのブロンディー。いいねー。あんなむっつりした顔で。隅におけない。しかも、新しい自叙伝では、他の閣僚をアホ呼ばわりするなどの問題発言を随所で炸裂させとるらしいやないですか。
 
型を打ち破れ、打ち壊せ、残骸の中でゲラゲラ笑え。って感じで、いいなあ。この頃のブランケット君は。ぶっちぎりでパンク度No.1でしょう。最近では。
 
  
Posted by mikako0607jp at 07:43 NEWS 

2004年12月12日

わが(元)上司

日本でも、ロンドンでも、数回転職し、日本人の上司とは決してうまく行かなかったわたしが、どういうわけかウマが合ったパンクな日本人上司が一人だけいらっしゃいました。現在、わたしは自営業ですが、その方には今でも本気でお世話になり続けております。
 
その元上司・青木さんが現在、講談社のウェブマガジンに連載記事を執筆中です。お若い学生さんはちょっと飽きるかもしれませんが、ビジネスマンの方々はよろしかったら覗いてみてください。感想なんか送ってくだされば、必ず御本人に転送致します。
 
 
  
Posted by mikako0607jp at 12:35 OTHERS 

BBSこきやめ事件その後

BBSこきやめ事件に関して、いろいろメールを頂戴し、ありがとうございます。
「スッキリしました」「残念ですうー。」と云うものから、「うっちゃり方が昔から全然変わっとらんけん、笑うた」と云うものまで。
 
うーむ。しかし、この「うっちゃり」ってのはわたしにとっては結構大事でね。
パンクって云うのは、「うっちゃる」行為又は姿勢のことであり、ファッションとか展覧会とかTシャツとか、そういうマーチャンダイズではなかけんね。歳を取ったけん云うて、ノスタルジーで目を曇らすつもりはなかよ、わたしは。
 
あああ。またいらん事を言うてしもうた。
この性格で損ばかりして来たばってんね。わたしゃ変わらんやろう。悪いけど。
  
Posted by mikako0607jp at 11:48 OTHERS 

The X Factor決勝

G4

あのマルコム・マクラレン氏や、リアム・ギャラガー夫妻も観ていたと云う、ITVの人気公開タレント発掘番組「The X Factor」が、今夜ついに終わってしまった。

優勝したのは36歳のにやにやにやにやしたスティーヴっちゅうパブ・シンガーなんだけど、英国の女性はどうもああ云う手合が好きみたいで、隣家のママや近所のパブの姉ちゃんなんかも「ダーティーなスマイルがいい」とか言って悶絶してたけど、わたしがずっと注目してたのは、準優勝したG4。クリーンカットの音大の学生4人組(写真)。

ご覧の通り、見かけはどうにもむさいんだけれども、本格的な声楽の訓練を積んだ声で、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」とか、レディオヘッドの「クリープ」なんかをオペラ風にぶちかますのが新鮮だった。トーヤ・ウィルコックスも先週テレビでG4をベタほめしてたし、ギャラガー兄弟もこっそり彼らを応援してたらしい。

彼ら、番組に出る前は、ずっとコヴェント・ガーデンでbusking(日本語だと「路上」って云うんでしょうか)してたらしいんだが、二時間で600ポンド稼いだこともあるとか。これ、buskingの稼ぎとしては破格だろう、いくらロンドンの中心地でも。この番組では優勝できなかったけれども、今後、G4は絶対出て来ると思う。インターナショナルになる可能性大。とわたしは見とります。

  
Posted by mikako0607jp at 08:39 TV 

2004年12月11日

カイリーの尻を昇華する

anequalmusic Vikram Sethの、「An Equal Music」と云う本を数年前に人から貰ったんだけど、どうもコテコテのラブストーリイなんで、読み進む気になれず、そこら辺にうち捨ててあった。が、ちょっと最近、ひょんな事をきっかけとして我慢して読んでみたら、やっぱりひどいの。もう話の筋が。

音大時代の恋人同士が10年後に再会。女はすでに既婚者なんだけれどもヨリが戻っちゃって、ロンドンからヴェニスにプチ駆け落ちしたりなんかして、もうまるでレディースコミックみたいな色欲の限りを尽くした挙句、結局女は夫のもとに戻るのね。ほんで女の方は、それから主婦として暮らしながらピアニストとして活躍するようになり、男は女が忘れられずに苦悩・荒廃するんだけれども、数年後、男は思い切って女のリサイタルを聴きに行くわけ。ほんで女の演奏が終わると、男はひとり、ロビーの人ごみを掻き分け掻き分け、会場からダーーーッと走り出るの。泣きながら。外は冷たい雨。

あああ、チープなラストシーン。これから男は寂しく夜の街に消えるな。と高を括っていると、最後の最後に、意外な展開が待ち受けていた。どういうわけか、冷たい雨が男の涙を優しく洗い流したりするんだもの。で、男はフェイドアウトするどころか、情熱に燃えてすっくと立ち止まり、夜空を見上げて、女のピアノ演奏を、こう称えながらフィニッシュを迎えるの:

Music, such music, is a sufficient gift. Why ask for happiness; why hope not to grieve? It is enough, it is to be blessed enough, to live from day to day and to hear such music---not too much, or the soul could not sustain it---from time to time.

この小説の最後の三文には、「乳繰り合いの話かよー」とふんぞり返っていい加減に読んでいた読者を、真っ直ぐ椅子に座り直させる力がある。

恋愛なんてものは、所詮色欲であり、我欲であり、カイリーの尻だ。そんなものを哲学的に昇華できるわけがない。カイリーの尻が昇華されるのは、音楽とか芸術とか宗教とか、そういう具体的な対象への、生殖行為の介在しない、不屈にして不変の愛、に見事に置換されたときである。ヨロメキの果てに見えるもの。

  
Posted by mikako0607jp at 20:14 BOOK 

カイリーちゃんの天使って・・・

kylieマダム・タッソーろう人形館にベッカム夫妻の聖家族登場。って、それはどうでもいいんやけども、この、カイリーちゃんの天使って・・・。あのニック・ケイブでさえいまだに絶賛しておられると云うカイリー・ミノーグの肢体が、なぜか聖家族の頭上にぶらぶら宙吊り。それも、不自然なほどに曲線的なS字姿勢で。

牧師も走るこのクソ忙しい師走、ひとときの心のオアシスを求めてニュース写真を眺めつつ、にやにやにやにやにやにやしている英国中の野郎どもの様態が目に浮かぶ(Inclusive of うちの連合い)。どこぞには、すでにPCの壁紙を作成した奴もおるみたいやし。

ったくもう、男ってやつは、世界共通、アホタレなのか。昼間っから妙な妄想しとらんと、クリスマスカードの一枚ぐらい書きいや。

  
Posted by mikako0607jp at 03:14 NEWS 

2004年12月10日

The Frank Skinner Showにモリ氏出演

mori今晩11時より、The Frank Skinner Showにモリ氏が出演、ニュー・シングル「I Have Forgiven Jesus 」を披露しておられました。

前面に細かいフリルの入った白シャツに紫紺色の別珍っぽい素材のスーツ。なんか妙にのっておられて、斜めにばっちりカメラ目線送ったりなんかして、プロフェッショナルにきめまくり。演奏後は、例のゲイ風ペコリを今日は2度、連続で。

わたしもふたご座やし、仕事に飽きる気持ちやぶっちぎりたい衝動はよう理解できるけれども、来週金曜日だけはブライトンに来いよ。待っとるけんな。

  
Posted by mikako0607jp at 10:49 MUSIC 

ここにもRAGEしている人たちが

bandaid

21世紀版バンドエイドの「Do They Know It's Christmas?」が、あまりにひどいってんで、CD処刑サイトをつくってしまったと云う英国のあるPCおタクのサイトを覗いて来た。
 
「チャリティーCDだから、購入するのは良いことであり、意義深い。しかし、その一方で、音楽ファンとしては、この劣悪な楽曲を放置しておくわけにはいかない。それ故、各自、同CDを購入して処刑の上、その処刑法を撮影し、当サイトに送付すること」と呼びかけるこのサイト、様々なユーザから寄せられたCD処刑法の写真を掲載している。煮る、焼く、ハンバーガーに挟んで食う、ドリルで穴を空ける、オーブンに突っ込む、等々、ここにもRAGEしている人たちが。
 
だいたいこの曲、最初はオリジナルをFatboy Slimあたりにリミックスさせるっていう話やったのにね。
RAGEする人々の気持ちはよくわかるよ。どこに行ってもかかっとるけん、発狂しそうやもん、今。これがクリスマスまで、延々と続くっちゃろうねえ。
 
  
Posted by mikako0607jp at 04:57 MUSIC 

2004年12月09日

CH4 THE REAL JULIA ROBERTS

というドキュメンタリー番組をやっていた。今日、CH4で。今月、同チャンネルでは、どうもジュリア・ロバーツ・シーズンなんてものをやるらしくって、彼女の代表作を何本か流すみたいなんだけれども、シーズン開催を記念して放映されたのが、このドキュメンタリーってわけ。

別にジュリア・ロバーツなんてどうでもいいから、彼女の生い立ちなんか全然知らなかったんだけれども、かなり胡散くさいとこのある人なんだなあ。けど、それ以外のところでは、「隣家の綺麗なおねえちゃんみたいなイメージとは対照的に、計算され尽くしたハリウッドマシーン」「彼女そのものがスタジオのような存在」「ブレーンが賢い」なんて、特別びっくりすることもない無難なまとめ方やったけどね、CH4のドキュにしては。

CH4の有名人ドキュメンタリーってのは、結構いつもコントラヴァーシャルなんで、今回も期待してたんだけども、肩透かし。しかし、そう考えると去年滅茶苦茶にCH4のドキュメンタリーで叩かれたポール・マッカートニーの後妻なんてのは、あれ、どうしてなんだろうなあ。ポール・マッカートニーのPR Peopleは、ジュリア・ロバーツのそれに比べると、「できない」って事なのかし?ジュリア・ロバーツはとにかく金使って口封じすんので有名な人やけども、ポールのPRは金使ってヘザーの友人とか昔の男とかの口を封じられなかったって事なのかなあ。天下のビートルも、ハリウッドスターのPRにはかなわんってことかいな。CH4のドキュメンタリーでは、今年はネルソン・マンデラもボロクソに暴露されてたんだよな。ジュリア・ロバーツって、すごいんやな。と、妙なところで感心してしまった。

  
Posted by mikako0607jp at 08:29 TV 

BBSをやめた理由。

飽きたから。ほんで、どっぷりのパンクネタにも飽きてしまった。だって、もうすぐ一年でしょ。わたし、飽き性のふたご座やし。世の中には、パンク以外のこともあるしね。

 

ほんでもって、「仰る通りです」「ありがとうございました」なんて屁温いコメントを書かなきゃなんないってのも、まるで取引先と話しているような鬱陶しい気分になってきて、やめたやめたやめたやめた、で、こきやめた。ストレスが爆発炎上する。体質に合わん。

 

そんなわけで、BBSを愛用してくださっていた方々には申し訳ありませんが、自分の体が一番大事なので、閉鎖しました。今後のお知らせ、リンク等は、この日記ページで。

 

  
Posted by mikako0607jp at 08:18 OTHERS