2005年04月29日

老いてゆく女たち 其の二

ナイジェラ@30そこそこナイジェラ・ローソンというセレブリティー料理家がいる。なんてことをくどくど書こうと思っていたら、彼女の料理番組、日本でも放送されてるの?ほならサラッと、と云うことで、この写真、ナイジェラです。30歳そこそこの頃。

日本のサイトを見ると、「美人料理家」と表現されているようですが、英国では、どちらかというと彼女は「セクシー料理家」っていうか、ほとんど「エロ料理家」と言ってもいいぐらいの位置づけ。なぜなら、彼女は自分の番組の中で、,靴腓辰舛紊指で味見をする。つまり、自分の指をしゃぶる。△い弔盒燦気粒いた服を着用しており、料理番組なのに胸のアップが多い。N鼠番組なのに、料理家の口元のアップも多い。の鼠を味見したり、食べたりした時の「あああ、美味しいわああ」の至福の表情がどことなくいやらしい。しかも、その顔がまた画面いっぱいにアップになる。料理番組なのに、数多くの男性が別の用途のために使用している所以である。英国では、彼女の料理番組のエロさは、頻繁にパロディーにされている。

が、そのナイジェラも、この写真で見る限り、30歳あたりでは普通の人。でも45歳の現在は花盛りだ。というか、もしかしたらこれからまだまだ艶やかになるのかもしれないが、とにかく、彼女の場合は、老いて下り坂どころか、上り坂。現在の彼女が見たい方は、以下のリンクからどうぞ。

http://nigella.com/

http://www.channel4.com/life/microsites/N/nigella/gallery.shtml

追記:わたしは結構ナイジェラは好きなんである。癌で夫を亡くしたときに、バッチリ化粧して、他人の同情を寄せ付けないような艶やかさでテレビに出てきた、あの気丈さが実によかった。ここまでエロになれる人と云うのは、実は相当男っぽいはずである。

  

Posted by mikako0607jp at 08:38 TV 

2005年04月28日

老いてゆく女たち 其の一

Marianneよんどころない事情により、わたしはマメにGossip記事をチェックしているのだが、最近、懐かしい人々のネタが上がってきている。

まず、マリアンヌ・フェイスフル。彼女もいまや58歳になられるようだが、「老い」のプロセスに耐えられず、精神科医のカウンセリングを受けておられる由。「あんなに美しかったものが壊れていくのを目の当たりにするのは耐えられないものよ。精神科医の世話になったのはドラッグをやめた時以来」だそうである。

それとは対照的に人生をエンジョイしておられるようなのが、ヨーコ・オノ。なんでも、ステラ・マッカートニーがデザインした服が大好きだそうで、よく購買しておられるんだとか。「彼女もビートルズ・ファミリーの一員よ」などと腋の下が痒くなるようなコメントをしておられるが、そうやってマミイが消費を楽しんでおられる間に、息子はどこぞのホリデイ先で乱闘騒ぎを起こしたらしく、「Sean Doesn't Give Peace A Chance」なんて見出しでタブロイドにスクープされていた。

むかーし、むかーしの話になるが、小野洋子の自伝を読んだ際、「私は美人で頭もいいので他人から叩かれる」みたいな大胆不敵な文句がいきなり冒頭から書きつけられていたのを見て、いいねー、と思ったこともあったが、でも、やっぱり正直言って、ヨーコ・オノ、矢野顕子、ビョーク、のあの系統だけはわたしにはようわからん。あの系統の人たちは、「少女」か「母親」の要素しかなくって、その間の「女」の要素がない。けど、女じゃないから老いない。って云う利点はあるんだろな。それから、妙におアート系に愛されるところとかね。

  
Posted by mikako0607jp at 18:49 MUSIC 

2005年04月26日

モンスター・レイヴィング・ルーニー党

OMRL党さて、選挙時期になると気になるのが、モンスター・レイヴィング・ルーニー党(写真。クリックで拡大可)の選挙マニフェスト。いや、これ、英国版ちんどん屋じゃなくて、れっきとした政党。ミュージシャンでもあった故Screaming Lord Sutch氏 が、1983年に設立。以降、ちゃんと立候補者を出してきているんである。落ちるけど。

以下は、そのモンスター・レイヴィング・ルーニー党の今年の選挙マニフェストから。 

<経済>●英国はユーロ使用には参加せず、他のEU諸国にポンドを使わせる。 <教育>●わざと文法を崩した英語を喋る学生は、一週間ジョージ・ブッシュと一緒に滞在させ、誤った文法の愚かしさに気づかせる。 <環境>●洪水になりやすい地域の建築物には、土台となる建材にスポンジを使用する。 <防衛>●ドーヴァーの白い岸壁を青く塗って、我々の国の存在がわからないようにする。 <その他>●我々に投票する人には、1ポンドを進呈する。

党のオフィシャルサイトは http://www.omrlp.com/

ブレア首相の選挙区にも、不敵にも候補者を立てている。

  
Posted by mikako0607jp at 08:07 NEWS 

2005年04月25日

ブリティッシュ・ポップの黄金期って?

The ScreamさすがにGuardian紙電子版のアクセスランキング・トップ10から、ジャパニーズ・ヴァージンワイフとセックス奉仕隊に関する記事が消えたようで、ほっとするやらさみしいやら。

さて、その代わりといっちゃ何ですが、Observer紙のOMM(Observer Music Monthly)に懐かしさ満載の記事発見。ブリティッシュ・ポップの黄金期は、60年代ではなくて、70年代末から80年代前半にかけてだった。と云う考察記事。ご興味のある方は以下リンクよりどうぞ。

http://observer.guardian.co.uk/omm/story/0,13887,1464368,00.html

記事中で、ポストパンクの名盤10枚として選ばれているのが以下の通り。

The Slits, Cut

PiL, Metal Box

The Fall, Early Years 77-79

Scritti Politti, Early

Gang of Four, Entertainment!

Talking Heads, Remain In Light

Orange Juice, The Glasgow School

Cabaret Voltaire, The Living Legends

The Associates, Fourth Drawer Down

Siouxsie and the Banshees, Once Upon A Time - The Singles

スジバンは、シングル集が選ばれているけれども、わたしはやはりThe Scream(写真)だな。思い入れの深さから云えば。Hong Kong Gardenも好きだけど、Carcass〜Helter Skelter〜Mirageのあの流れが、もの凄く、いま聴きたい。また「昔の話ばっかりしてるアホ」(By 町やん)ネタですが。

  
Posted by mikako0607jp at 09:02 MUSIC 

2005年04月24日

週末のいろいろ。

Pam●昨夜(金曜日)のFriday Night With Jonathan Ross(ちょうど一年ぐらい前に、ライドン先生も出演された番組ですね)。パメラ・アンダーソン(写真)が出演しとったのだけれども、ジョナサンがパメラに、「君は映画やるべきだよ。タランティーノあたりなら、きっと君をうまく使える」。思わず「ほー」と声が出た。

●新ローマ法王はHitler Youth(ヒトラー青年隊。ってなんか、いいとも青年隊みたいやけれども)のメンバーだったことがある、という時事ネタをもじって、ジョナサンがちょっと危ないギャグを披露してたが、うちに遊びに来ていたゲイの御仁が「悪趣味」と激怒して福神漬のボウルをひっくり返す。「オー、ジャパニーズ・ピクルス」なんつって、我家にうろついている英国人にはいま福神漬が大人気。冷蔵庫から出してきて勝手にスプーン突っ込んでボリボリ食う奴もいて、困惑する今日この頃。

●海のこっちと向こうで訃報が飛び交った今週だが、わたしはポール師匠のニュースが一番痛かった。なんとなし昨夜は飲み過ぎ、けふは二日酔。

●ポール師匠の訃報から立ち直り、初校正に着手。初体験の不安。ふたたびベイビーになった気持ちで。何の校正かと云うのは、そのうちお知らせできるかなと。

●メールの返事がまた糞詰まり始めました。怠けてました。順次行きます。きっと。

  
Posted by mikako0607jp at 08:56 OTHERS 

2005年04月22日

ブレアちんもアエラ・イン・ロック

若き日のブレアちんと云うわけで、選挙戦もたけなわの英国で、またもやブレア首相(写真。30年前だけど)と、彼の昔のバンドUGLY RUMOURSのベース・プレイヤーとの対談記事が、メイル・オン・サンデイの付録雑誌(しかも女性向け)に登場。以前テレグラフの付録雑誌に載ってた記事の転載みたい。一緒だもん、言ってること。「僕は歌よりもステージ・アクションの方に自信があった」とか。

選挙前のこの時期、なにゆえブレアちんの昔のバンド絡みの記事や写真が出回っているのかというと、つまり、支持率の上昇が見込めるがゆえのPR作戦なんだろうなあ。「ブレアちんったら、ロックだったのね。投票しちゃお」みたいな人が多いってことなんでしょう。

そう云えば先日、昔の同僚より、「アエラ・イン・ロック」なるものの存在を知らされ、ほえーっ、なんて思ってたら、なんでも同誌には、政財界の元ロック少年少女たちのロック観なども掲載されているらしく、ブレアちんなんかも思い切りこの辺のフレームワークに入っとるなー。世界共通の動きなのかしらね。この、「再びの、ロック」現象は。

  
Posted by mikako0607jp at 09:28 NEWS 

2005年04月21日

どんたくがあるけん博多たい。

またもや電子伝書鳩が極東の方角より飛来。福岡の地震を教えていただいた。心より御礼申し上げます。しかし、どげんなっとるとかいなね、今年は。こげなことでは、「福岡は特別に守られとうと。神風が吹くけんな」などと語っていた愛国者ならぬ愛福者のおいちゃんたちも、急に心の拠り所をなくしてしまったのではなかろうか。

まあ、ばってん、もうすぐ博多どんたくやけんね。だいたい、博多っちゅうと全国的には山笠のイメージが強いみたいやけど、どんたくを知らんやつはもぐりやね。あれこそ福岡人のスピリットが燃えるイヴェントたい。市民が総出でちんどん屋と化すあの祭。

デモ行進なんちゅうのも、あれよね、福岡人がやれば、歩きながらしゃもじ叩き出す奴はおるは、南京玉すだれを始める奴はおるは、炭坑節踊り出すおばちゃんたちはおるはで、見応え充分の行進になると思うけどね。支那国の皆さんも、博多どんたくの要素を取り入れてみたらどうか。

と云うわけで、福岡の皆さま、今年のような年ほど、どんたくで盛り上がってください。少々揺れとっても、踊っとるときゃわからんけんね。

  
Posted by mikako0607jp at 17:55 OTHERS 

2005年04月19日

厠からの生還

我家の家屋の傾斜がここのところ著しく、あちこちの扉が開きにくくなってきたことは、以前も記した通りである。が、ついに本日、たいへんな事態が勃発した。厠で用を足した後、扉が開かなくなってしまったのである。よって、わたしは厠内部の住人となって密室で暮らすこととなった。4時間も。
 
最初は押したり引いたりねじったりいろいろトライしてみたが、扉の野郎、びくともする気配がないので、連合いが帰るまで待つしかないと覚悟を決め、することがないのでタイルや便器を丁寧に磨き上げてみたり、猥雑な言葉を叫びながら扉に蹴りや空手チョップを入れてみたり、トイレットペーパーに遺書を書いてそれを推敲してみたりもしたが、時間の経過のわからない密室での4時間は一生のように長く感じられ、もともと閉所が苦手な体質でもあるため、よからぬトリップまで体験し、しまいには多少ラリったような状態になっていた。
 
と、闇雲に、だが天啓のように、玄関の方からノック音が聞こえてきた。ので、「たすけてええっ。わたしはここよお。厠の中なのよおおお」と絶叫したところ、ややあって、極小サイズの窓の向こうから、「何やってんの?」という声が聞こえてきた。いきおい便器の上に飛び乗って小窓を跳ね上げてみれば、不審そうな顔をした隣家の息子がこちらを見上げている。
 
「閉じ込められた」「なんで」「扉が開かないのよ」「いつからそこにいるの?」「朝11時ぐらいから」「えーっ?本気で?あーはははは」「笑いごとじゃないわよ」「あーははははははは。うちから工具箱持ってくるから、ちょっと待ってて」
 
あああ、助かった。これでわたしは、生きて、天寿を全うすることができるのね。と安堵していると、頭上の小窓から、いきなり予想外の物体が差し入れられてきた。「まあ、まずこれを飲んで」と、隣家の息子の声がする。厠で飲むカップ・オブ・ティー。あの温かさを、わたしは生涯忘れることはないだろう。
それからはハンマー、ドライバー、鑿と云った工具を一つずつ小窓から入れてもらって、隣家の息子の指示を仰ぎながら、どうにか金具部分をぶち壊して扉を開けることに成功した。
 
「まずは猫、猫の餌。こいつら庭の方に回ったり、また家の中に入って来たりして、トイレに向かってぎゃあぎゃあ文句言ってた。トマスなんか激怒してトイレの扉をパンチしてたもん。よっぽど腹が減ってるのよ」と騒いでいると、勝手口から入ってきた隣家の息子が、「え、でも、餌まだいっぱい残ってるよ、ボウルの中に」と言う。
「文句言ってたんじゃなくて、心配してたんじゃない、こいつら。俺が庭から工具渡してたときも、俺の足元に寄って来て、じっと二匹でトイレの窓を見上げてたもん」
キッチンの床にごろごろ寝転がっているツートンカラーの獣とグレーの獣を見下ろしながら、わたしがひっそり涙したのは言うまでもない。
  
Posted by mikako0607jp at 07:41 OTHERS 

2005年04月18日

CH4:100 Greatest Albums

数ヶ月前にここでも書いていたと思うが、ようやくCH4の100 Greatest Albumsの視聴者投票の結果が発表になった。トップ3は以下の通り、
 
1.Radiohead−OK Computer
2.U2−The Joshua Tree
3.Nirvana-Nevermind
 
詳しい結果、およびピストルズ関連結果に関しては
 
番組には、複数のミュージシャンがコメントに出演していたが、ブラック・フランシスが気になった。学校の先生みたいな穏やかな喋り方をなさるのねー。US版金八先生(巨漢版)。ってのが浮かんだんだけれども。Here Comes Your Teacherなんてタイトルでどうか。
 
あと、「1位は何だと思いますか?」と訊かれて、いろんなミュージシャンがいろんな(他人の)アルバムのタイトルを挙げるシーンがあったんだけれども、ジョニー・マーはあくまでも「The Queen Is Dead」。それから、お馴染みのノエル・ギャラガーは、きっぱりと、一秒も考えずに「Never Mind The Bollocks」。いいねー。わたしがオアシスを擁護するのはこの辺なのよ。どっかで読んだ知識をこねくりまわしてオリジナリティーのない屁理屈ばっかりぬかしとる奴は、この愛らしさを見習え。「この迷いのなさがいいね」と連合いも一言。
  
Posted by mikako0607jp at 08:53 MUSIC 

2005年04月17日

笑顔の破壊力:ブルーノ・ガンツ

ラブリイ・ブルーノ爺さんになるにつれ、きれいになる男。なんてのはレアだ。例えば、「ベルリン・天使の詩」が公開された折(もう20年近く前の話か)などは、周囲でちょっとしたダミエル派VSカシエル派論争なんてのも巻き起こったりしたが、わたしは「10秒だけ顔がはっきり映るニック・ケイブ派」みたいなことを言っていたのである。

だが、最近のブルーノ・ガンツ。あの爺さんがわたしのこころを惑わせる。ずっと若い頃の写真なんかは嫌味な感じでちっともいいとは思わないんだけれども、最近の彼の笑顔にだけは無条件で全面降伏する。目尻の皺のきれいな男って、宝石みたいだ。しかも、彼はまだ深い人中をキープしてるし。

とは云え、映画レビューでガンツちんのヒトラーをベタ誉めしてるのは、なにも色に狂ったゆえの発言じゃないから。そこら辺には厳しくなるのよ。好きな男ほど。わたしは。ってなわけで、ガンツちんが「Downfall(邦題:ヒトラー・最期の12日間)」について語っているインタビュー記事の訳をアップしました。ご興味のある方はどうぞ。

http://www.geocities.jp/mikako0607jp/8th.html

  
Posted by mikako0607jp at 04:23 MOVIE 

晴れたら晴れたで不安やし。なんか。

リッキー●英国でも日中関係の報道が増えている。当然ながら、報道の論点は変わってきているけれども。

中国は日本の過去を気にしているが、日本は中国の未来を気にしている(これは米。CNNより)。

歴史だけが問題なのではない。これは、アジア地域でのパワー・バランスが日本から中国へとシフトするにつれて、著しく悪化している二国間の関係を示しているのだ(Guardian紙4月14日付記事「Power Switch」より)。

というような論調が増えた。まあ、欧州の人たちには、対立の状況が云々というより、今後のアジア地域の勢力マップの方が、よっぽどRelevantだからね。

●数年前、英国のコメディアン、リッキー・ジャヴェイス(写真)は、自ら脚本を書き、制作・主演した「The Office」が、メリケン国のゴールデン・グローブ賞でコメディ/ミュージカル部門ベストTVシリーズ賞を受賞したとき、ステージに上がって、「僕達は英国という小さな国から来たんだよ。でもね、僕達は昔、世界を支配していたことがあったんだ」と、まるで爺さんが子供に言い聞かせるような口調で淡々とスピーチし、場内を大爆笑させた。最前列の席では、メリケン・パワーの象徴であるかのような純白の歯をキラキラさせて、トム・クルーズも大笑いしていた。あのとき、わたしはつくづく思ったのである。
 
子供を産むなら、トム・クルーズより、リッキー・ジャヴェイスのが欲しい。
だって、百倍もいい男じゃないの。
 
小日本。
という言葉を見て唐突にその時のことを思い出した。
ブリリアントな言葉じゃないの。
デカけりゃいいってもんじゃないっちゅうことは、女が一番よう知っとるけんね。
 
●先日お知らせしたジャパーンの処女妻&セックス奉仕隊の記事が、Guardian紙電子版のアクセスランキングで、いきなり3位に上昇。1位はサッカーのチャンピオンリーグ関連記事で、2位は「考古学者、最古のポルノ像を発見」。いいねー。実に。文句ばかり言いながらわたしがまだここにいるのは、こういう国だからなのよ。
  
Posted by mikako0607jp at 01:21 NEWS 

2005年04月15日

霧の中の風景

Landscape In The Mistいったいぜんたい、春というものはやってくるのだろうか?寒い。しかも、日が射さない。来る日も来る日も辺り一面どんよりしており、そう、PCの向こうの窓から見えるのは、Landscape in the mist。という映画があったなあ、昔。

詳しい筋は覚えてないんだけれども、覚えているのは、ロンドンで、当時の男と一緒に観たなあ。ということ。なんであの頃も英国にいたのかというと、アホみたいにうろうろしてたのよ、根無し草だったから。「そげんフーテンのごとふらふらしとる人間は、歳取ったら食うにも困るごとなる」という親父の予言は見事にあたったわけである。なんてことを考え始めると、わたしのこころの中までLandscape in the mist。

で、もう一つ覚えているのが、幼女がレイプされるシーンの凛々しさだ。きーんとして、澄んでいた空気。痛いことは、凛々しい。と云うか、痛いことが淡々と起こる場面は、凛々しい。中途半端に痛いときの人間はだらくさで見苦しいが、行くところまで行って身が切れるほど痛くなれば、人間の周囲の風景は凛となる。そういうことの強靭さ。それを感じさせる映画だったと思う。などと考えながら窓の外を見てみれば、昨日も今日も明日も、エンドレスで続くLandscape in the mist。霧にけむる4月。すべてがうすぼんやりしていて。前が見えない。

  
Posted by mikako0607jp at 08:53 MOVIE 

2005年04月14日

今日はくだけた話から。

*ビリー・アイドルが、男性誌UNCUTのインタビューで、「俺がパンクに飽きたのは、曲に合わせてFU**できないからさ。ジェネレーションXのシングルに合わせて、セックスなんかできないだろう。っつうか、できることはできるけども、ちょっと短かくて、はや過ぎるから、女を満足させられない」と発言したのを受け、The Sun紙電子版がサポートの手をさしのべた。
 
The Sunが選んだ、ビリーを持続させるための5曲
 
Come Together - The Beatles
You Shook Me All Night Long - AC/DC
Ain't No Stoppin' Us Now - Luther Vandross
Hold On - Wilson Phillips
Help Me Make It Through The Night - Elvis Presley
 
(1曲目は誰しも考えつくところか。日本語でGOと表現するところの様態は、英語では逆なのよね。「COME <俗>いく。」と云うリーダーズの簡潔なる表記がわたしは好き)

*先日、労働党の総選挙用プロモ・ビデオが「厚顔」などと書いていたら、実はあれ、「コールド・マウンテン」「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラ監督の作品であったことが判明。どうりで、白い靄のかかったような映像で、ブレア首相とブラウン蔵相のラブ・ストーリイのような仕上がりになってるわけね。ゲイ・コミュニティーの反応が知りたいところだ。

*英国の野党第二党である自由民主党の党首、チャールズ・ケネディの嫁が男児出産。「選挙直前の週に産んでたら、自由民主党は大幅に票数をのばしたかも」とのニュース記事。ブレア夫人が出産した時もそうだったが、英国の政治家って、子供が産まれると支持率が上がる。「若々しさと強いリーダーシップ」の象徴だからだそうだ。こういうの、ラテンの国ならわかる気はするんだけども。英国も男根崇拝だったのか。

*昨日の真面目な話で触れた中川経済産業大臣の「中国はSCARY(怖い)」発言。やはり、取り上げられている。

http://www.guardian.co.uk/japan/story/0,7369,1458082,00.html

うちの連合いでさえ、仕事から帰ってくるなり、「車で聴いたニュースでやってたけど、STRANGEな表現だよなあ。SCARYなんて」と言う。

もし英国の閣僚が外国のことを「SCARYだ」などと発言したら、ゝい触れたかと思われる。脅威をつくりあげて軍備増強しようとする政府の猿芝居だと思われる。のどちらかだろう。

  
Posted by mikako0607jp at 03:21 NEWS 

2005年04月13日

今日は真面目な話。

まったく気の沈むことだが、英国のニュースでも、ジャパーンVSチャイナの問題が取り上げられ始めた。CH4の夜のニュースでは、英国在住の皆さんにはお馴染みのセピア色の日本軍の映像なども交えながら、「日本はアジア諸国に対する戦争責任の問題をもっと真剣に考えるべし」の、同チャンネルのニュース番組にしては珍しい説教じみた報道内容。
 
The Times紙が社説で「北京デモの背後に中国政府あり」と書いた、と日本のニュースサイトにあがっていたので、早速オリジナルを読んだが、これ、どっちかっつうとその部分より「小泉は靖国問題を何とかしろ」の方にリキが入ってる感じで、やっぱりねええ、英国人がこういう問題で、日本の後押しするわきゃないじゃないの。と妙に納得。
 
だって、この人たちも大好きだもの。日本の戦争責任を追及するのが。いわゆるPOW(英軍捕虜)問題よ。98年に天皇とその嫁が訪英した際にも、バッキンガム宮殿へと続く参道(神社じゃないけど)では元POWの方々を中心とする反日キャンペーンが行われ、天皇への激しいブーイングが巻き起こるやら、日本の国旗が燃やされるやらの騒動になったことがある。
 
が、翌日の日本の新聞では、そうした騒動が、なぜか「両陛下、バッキンガム宮殿で温かな歓迎を受ける」という内容に変化しており、二面で小ニュース扱いをされ、一面トップは松田聖子の結婚関連記事だった。英国の新聞は、全紙が炎上する日本国旗の写真を一面に掲載し、わが愛読紙The Sunなどは、「Japanese, You Bastards」というわかりやすくも過激な見出しで大特集まで組んだにも拘らず、である。当時、某新聞社のロンドン支局にご奉公にあがっていたわたしは、この落差に少なからずショックを受けた。事務所の日本人駐在員記者たちは不機嫌そうにむっつりしており、英国人記者たちは「TYPICAL」と肩をすくめて苦笑していた。
 
中国の皆さんは、正しい情報を与えられていない。と日本人は口惜しがるが、では、ひるがえって自分たちはどうなのか。なんぼ好き勝手に政府に文句が言えたとしても、ひょっとしたら、その文句を作成するためのネタは、どうでもいいようなものばかりつかまされて、一番肝心なものはわからないしくみになっているかもしれない。
 
日本の政府関係者が「China is a scary country」とコメントしたとCH4ニュースで報道されていたが、SCARYというこの表現、日本語では何だったんだろう。「中国はこわい国」?それとも、「おそろしい」? どちらにしても、なんで一国の官僚ともあろうものが、このように稚拙な表現を使用して、いたずらに国民感情を盛り上げるような発言をしているの?こうした発言が、実は、国民におよぼす心理的影響を計算して、意図的に発せられた言葉だったとしたら?キツネもキツネなら、タヌキもタヌキ。ってことはよくあるからね。わたしゃ自分で踊るのは大好きだけど、他人に踊らされるのはまっぴら御免である。
  
Posted by mikako0607jp at 10:19

2005年04月12日

週明けの泥

*いよいよ選挙戦まっしぐら。ってな感じで、各政党のプロモーション・ビデオなんてものがテレビでも流れ始めてるんだけれども、労働党はもう、ブレア人気の低迷とブラウン蔵相人気の上昇を150%意識して、二人がひたすら親密に会話してる状態のプロモ・ビデオ。不仲のくせに、にこやかに笑いながら。「これまで二人でがんばって来たけれども、僕らのヴィジョンは今でも変わらない」みたいな。選挙戦ってのは、あれよね。とっても厚顔(睾丸ではない)。「こんなことになったらコメディだよな」を本気でやっちゃう恥知らずな世界。だから面白いんだけど。
 
以下はガーディアン紙の2005年総選挙ブログ。「ザ・ブレア・ウォッチ・プロジェクト」のネーミングがブリリアント。
 
*MGローバー破産問題で、工場ワーカーたちがサポーターたちに囲まれ、「中国企業との交渉に期待している」「きっとうまく行く」とニュース番組で騒いでいるのを見て、飯を食っていた連合いが、「万が一チャイニーズがローバーを買ったとしても、あいつらが英国で車つくるわけないじゃん。どっちみち工場閉鎖でこいつら解雇されるんだから、一つでも歳が若いうちに新しい職探した方が身のためなのにな」とボソッともらしていた。選挙前でなければ、政府も見捨ててたんだろうに。
 
*Guardian紙電子版の「3月30日から4月6日までに最もアクセスされた記事」第6位に、なんと「日本の処女妻、セックス奉仕隊に救いを求める」が。何なのこの見出し?と不審に思い、読んでみれば、日本の既婚女性の中には結婚してから15年になるのに処女の妻も存在する。日本には性交に興味のない男性が急増しているため、不幸な女性が増えているのだ。よって、 Kim Myong-ganなる人物(いったい何人なのよ、怪しげな)が、そうした女性たちのためにセラビーを提供しており、そのセラピーとは、要するに彼女たちと性交してくれる男性有志諸君に彼女たちを紹介することだ。と云う主旨の記事。Guardian紙がこんなの嗅ぎつけたってことは、その前にどこか日本の新聞が書いたんだな。どこなんだ、と思ってると、どうもニュース・ソースはライジング・サン新聞のようである。
 
なんとイングランド代表のW杯予選の結果記事よりも、アクセス数が高かったみたい。英国人は好きだろうな、こういう記事。彼らが抱いてる日本のイメージに合致するから。
  
Posted by mikako0607jp at 08:29 NEWS 

2005年04月11日

週末の泥

素顔のカミラ*「サーだかパーだか知らんけど、ああいう階級の奴ら見てると、俺はPUKEしたくなるから」と言って連合いはパブに出かけたので、土曜日は、一人でROYAL WEDDING観賞。やはりガイジンにはああいう行事は面白いのでね。でも、観なかった人が多いはずだ。観てたのはガイジンだけだったのかもしれない(英国内外で)。

*挙式後、CH4のニュースに、先日エントリーしたネタ「Double Take」および「Not The Royal Wedding」のクリエイター、Alison Jacksonが出演。「カミラさんは茶目っ気のある人だと聞いているのでああいうキャラにしたんです」とのこと。そっくりさんを使って彼女が撮影するカミラのスケッチ(写真もそのワンシーン)では、カミラは常に大酒飲みで、スパスパ煙草を吸っている。「それだけでも、友達にするならダイアナよりカミラだと思うわ」とは、わたしのブラジル人の友達の意見。

*その後、ITVの番組「HIT ME BABY ONE MORE TIME」にドクター&ザ・メディックスが出ていた。この番組、70年代から90年代までにヒットを飛ばし、一発屋、またはそれに近い形で消えて行った人々に、再び脚光を浴びるチャンスを与えようというもの。ドクターたちが来日の折には、紫の別珍のつば広帽子にサイケ柄のミニ・ワンピで和製「マジカル・ミステリー・トリップ」に参加したもんだが。歳を取ったもんだなあ(お互いに)と、感慨深く拝見。

*本日(日曜)、やっと「DOWNFALL」を観に行く。ブルーノ・ガンツのヒットラーは噂通りの存在感だった。英国では物凄く評価の高い映画。地味だったけど。詳しくはまたレビューで。

  
Posted by mikako0607jp at 06:11 OTHERS 

2005年04月09日

劣悪なる郵便サービス

世界最悪の郵便サービス知人の依頼で、郵便転送サービスの手続をした。ところが、転送開始日になっても、ちっとも転送が始まらないず、転送先には、まったく別人宛の郵便物が届いている。ああ、また郵便局のバカタレが間違っとるのだ。と、苦情の電話を入れた。するときゃつらは、苦情内容をコンピューターに入力のうえ、「調査に2日かかる。2日以内に状況が改善されてない場合は、再び電話して調査結果を問い合わせろ」と云う。が、当然のように状況は改善されないので、再び電話。

「先日の苦情内容の調査結果はまだ出ておらぬ」といかにも苦情慣れした感じの兄ちゃんがぬかしやがる。で、「担当の配送センターに、早く調査を行うようリマインドする」などと悠長なことを言うので、「配送センターに直接電話させろ」と言うと「配送センターではコンピューター上に記録を残してないので、云々かんぬん」と言いやがって電話番号をくれない。配送センターに客を回さないように教育されているのだ。

で、「自分たちが客と配送センターのブリッジになって」などといかにもマニュアル通りのことをぬかすもんだから、「全然ブリッジになっとらんから、状況が改善されてないんだろ」とぶち切れそうになると「こちらにしてもできるだけの努力を」「努力はいいから郵便物を届けろ」「だから配送センターにリマインド・・・」「二週間だぞ、二週間も一通も転送されてないんだぞ。これは冗談なのか」「怒る気持ちはわかるが」「わかってくれなくていいから、早く転送を始めやがれ」まで言ったところで、つい「転送」の前に(F)が入ってしまって、兄ちゃんが俄然不機嫌になり、ここまで血圧があがっている以上、わたしはきっと(F)を連発する。で、兄ちゃんと罵り合いになったところで物事は少しも解決しない。と思ったので、電話を切り、頭を冷やしてから再トライすることにした。

ROYAL MAILは一年に平均1440万通の郵便物を紛失しているという。紛失である。何処にいったかわからんのである。ロンドンには、他人の郵便物(カード、銀行の残高明細)を盗む郵便局員の地下組織もあるらしい。数年前、CH4が郵便局の実態をルポしたとき、ムショ帰りの元郵便局員が、「俺は何年かムショにいたけど、他人の郵便物を盗んだおかげで家が買えた」と言っていたのが印象的だった。この国の公共サービスは発展途上国並みだと人はいう。厳格なはずのブリテンは、実は無法地帯なのである。

追記:ところで、ロンドンのSHOICHI SHINODAさんと云う人をご存知の方、いらっしゃいますか?知人の郵便物転送先には、この方宛の郵便物がごっそり届いているんです。住所は近いし、似たような妙な響きのガイジン名(知人も日本人)だから、一緒に入れとけって感じで仕分けの際にいい加減にやられてるのはみえみえなんだけど。

  
Posted by mikako0607jp at 09:38 OTHERS 

2005年04月08日

便器上のエリザベス女王の写真

個室のエリザベスと云っても、これは「Double Take」というBBCの番組のDVDのカバー(是非クリックで拡大していただきたい)。女王のそっくりさんが便器に座ってるわけなんだけれども、この番組はこういうのの寄せ集めっちゅうか、もうセレブ文化の成れの果てって感じで、物凄く悪趣味なものは転じて趣味がいい。ってのを地で行くようなコメディだった。

王室関係者、セレブ、政治家のそっくりさんに妙なことをさせて、素人が遠くからこっそりビデオで撮っているような按配でザクザクに撮影してるの。つまり、ピーピングみたいな感じになるわけ。だから、そっくりさんも、遠くから断片的にしか顔が見えないんで、本当にそっくりに見える。で、サッカーのイングランド代表チームの選手および監督が控え室でパンツ自慢しているところ。とか、ブレア首相と夫人が官邸でセクシーな遊びをしているところ。とかのスケッチをやるんだけれども、これが、猛烈におかしい。

で、この番組のクリエイター(女性なのよね)が、今度はCH4で、「NOT THE ROYAL WEDDING」って番組を制作・放送してたなんて、わたしゃ今日まで知らなんだ。だって、たったの5分枠なんだもの。7時55分から8時までなんて。そりゃ見落とすわな。月曜日からやってたみたい。先週もやってたのかしら?今回は、完全にチャールズとカミラの結婚をおちょくったヴァージョンで、「Double Take」とメソッドは全く同じ。プリンス・ウィリアム&ハリーが、宮殿の廊下を歩いているカミラの背後でチンパンジーの真似してるとことか、女王が二人の王子に「あの女はあなたたちの母親じゃないからね」と諭してるとことか。

隣家の息子によれば、数日前はカミラが若い男の子たちと車の中で乱交パーティーしてるところもあったらしいじゃないの。ああ口惜しい。再放送はないのかしら。っていうか、もう一度、30分枠の番組をCH4でやって欲しい、心から。わたしはこういう英国TVのアナキックな諧謔精神が大好きなのよ。こういう番組こそが現代のピストルズだと思ってるほうだから。わたしは。

  
Posted by mikako0607jp at 10:04 TV 

2005年04月07日

日々の泥

*POPEの和訳について、日本のニュースでは「法王」と云う表現が使われているのに、なぜにわたしは「教皇」と云う表現を使っているのか?と云う質問をいただきました。以下のサイトを見るとわかっていただけるかと。
癖と云うものはなかなか抜けないものです。昔の男が好きだった作家の本をつい手に取って立ち読みしてしまうようなもんで。
 
*「小姓の時代到来」についても、ロンドン在住日本人女性から涙ぐましいメールを複数いただき、ああフラストレーション溜めてるのはわたしだけじゃないのね、と実感いたしました。電話口で声を男っぽく変えられる方法ってないんでしょうかね?先日ハンケチを使用して連合いの携帯に電話してみましたが、「女の声のまま」とのこと。ご存知の方、ご一報を(お礼は何もできませんが)。
 
*カウンシル・タックス。ロケットみたいに上がってますね。年金生活者が、払うと死ぬから払えない。と言って払わなかったら裁判沙汰になった。と云う事件が昨年ありましたが、こりゃホント、国の年金だけに頼ってる年寄りは、カウンシル・タックス払ったら飯も食えないでしょう、正味の話。老後に備えて貯蓄しないやつはのたれ死ね。って国ですね、ここは。わたしなんか身罷るその日まで労働してるのは間違いないですよ。
 
*日本に気になる本が二冊。「告白」と「失踪日記」。とても笑えない題材で笑わす。と云うセンスは、英国人的。と云うか、アイリッシュ的かもしれない。amazon.co.jpの航空便でふとっぱら購入をしたい気持ちは山々なれど、そんなことよりも老後に備えて貯金を始めた方がいいのか、現在悩み中。
  
Posted by mikako0607jp at 08:59 OTHERS 

2005年04月06日

05.05.05。それは、英国総選挙。

ラテンなポーちんここのところNEWSカテゴリーばかりエントリーしてるけど、葬儀、挙式、選挙。と、何かとニュースの盛り上がる英国なのよ。で、総選挙。5月5日に決定し、労働党と保守党の世論支持率の差はほんのわずか。保守党の復活なるか?なんてのは表向きの報道内容で、「また労働党よねー」ってのは国民の殆どが確信しているところだと思う。Independent紙やGuardian紙は、労働党を支持してはいるけれども、「自分たちはブレア首相じゃなくてブラウン蔵相を支持しているんだ」と云う立場を明確すぎるぐらいに打ち出していて面白い。

政策じたいは、もうどっちがどっちなんだかわからないぐらい似通ってしまっているし、ブレア人気は風前の灯なんだから、党首さえマイケル・ハワードじゃなければ保守党が今回は勝ってたんじゃないかな。いや、別にハワードがマギーの側近だったからよくないと云うわけじゃなくて、時代はそこからはもうちょっと前に進んでいるんだけど、あの彼のイメージが、どう考えても貧相でしょ。元ロックスター志望のトニーと比べたら。

保守党って、野党にまわって以来、「ほかに誰かいないのか?」と訝るぐらいリーダーに恵まれてなくって、宇宙人みたいなルックスの奴とか、◆崟鼎な男の意志」と言って涙ぐむ気弱なおっさん(彼の爺さんか婆さんが日本人だったと云う話を聞いたが)とか、そんなんばっかりなんだけれども、それは保守党に人材が育っていないからではなくて、影の帝王(ちゅうか女帝)マギーが、自分の言うことを聞かない奴や自分の子分より有能な奴は、片っ端から叩き潰してきたと云う党内の歴史があるかららしい。

そんな人材の中で、わたしが好きだったのはマイケル・ポーティロー(写真)。クオーターはスパニッシュらしいのよね。どうりで鼻から口にかけて豪快な顔だち。英国人のインテリジェンスとラテンの熱い気性が混ざり合ったような政治家で、アクは強いがカリスマ的ないいリーダーになりそうだった。彼が党首だったら、今回の選挙は保守党が勝てたかもしれないのにね。アイアン・レイディは、つくづく罪深い女だ。

注)宇宙人みたいなルックスの奴・・・ウィリアム・ヘイグ

  ◆崟鼎な男の意志」と涙ぐむ気弱なおっさん・・・IDSことイアン・ダンカン・スミス

  
Posted by mikako0607jp at 05:54 NEWS 

2005年04月05日

ダイアナの呪い。なんて。

クイーン・カミラ「ローマ教皇の葬儀が金曜日に決まりました」「ぎゃあー」「プリンス・チャールズの挙式も金曜日ですが」「わあー」「総選挙を間近に控え、国内のカソリック信者の票を失いたくないブレア首相が、自分はチャールズの挙式に欠席するかもしれない。と王室に圧力をかけ始めた模様です」「ひゃあー」「ブッシュ大統領が、ローマ教皇の葬儀への出席を発表しました。これで金魚の糞のブレアもヴァチカンに行くのは間違いないですね。チャールズの結婚式ではなくて」「ぎょえー」「カンタベリー大主教も、ローマ教皇の葬儀に出席するようです。では、プリンス・チャールズとカミラの挙式後の礼拝は、いったい誰が行うのでしょうか?」「ひえー」「王室が、ついにプリンス・チャールズ挙式の24時間延期を発表しました」

と云ったニュース速報がラジオで流れ続けた午前中だった。これでもか、これでもか、と多方面から圧力をかけられてとうとう延期しなきゃならなくなったと云う感じ。それにしてもギリギリまで難癖のついているプリンス・チャールズ君の再婚式である。

こういうことになるとまたもや浮上してくるのが「ダイアナの呪い」説だ。だが、世界で最もロマンティックと云われる街で大富豪の息子とランデヴー中、「夜はこれからね」って(いろんな意味での)やる気を充満させながら絶命なさったお方が、いったいどうして「悲劇のプリンセス」なのか、わたしには未だに解せない。死後、どういうわけか反王室派のクイーンにまつり上げられてしまったが、ご本人そのものは、TVなどで拝見する限り、じっとりした感じの胸糞のわるい女であったと思うのはわたしだけだろうか。ダイアナの、あの上目づかいの「わたしは繊細で精神が脆くて傷つき易いから、他人に何をしても許されるのよ」な暗い目つきだけはゾッとしたものだった。ああいうエゴと性欲の異常に強そうな女の呪詛って、凄そうだなあ。土曜日は、ウィンザー城付近で局所的な大地震か何か起きるやもしれないので、あっち方面にお住まいの方はお気をつけください。

(写真は、イタリアで市販されているチーズらしい。似てるよね)

  
Posted by mikako0607jp at 06:57 NEWS 

2005年04月04日

今週の気をつけましょう君

気をつけようね。今週末の英国は信じられないような陽気で、すでに半袖のTシャツや上半身裸軍団の姿もちらほら見られたが、17度。まだそこまで暑かったわけではない。でも、こんないい天気の日にじっとり家にいるのも何なので、午後はずっとパブの中庭で飲んでたんだけれども、そこで聞いた話のなかに興味深いものがあったので今日はそのことをご報告したいと思う。

某パブの常連の若者Rは、先日、バスに乗り、ブライトンのタウン・センターの辺りにいたらしい。すると、London Roadのバス停から、東洋人の青年とおぼしき二人組がバスに乗り込んできた。ブライトンのバスは、前方のドアから乗って運転手に料金を支払い、後方のドアから降りるしくみになっており、この青年たちも、前方ドアからおとなしく乗ってきた。が、そのうちの一人が、乗ってくるなり、何を思ったのか運転手に対して写真のくまさんのような仕草をして見せたと云うのだ。

いきなりこのような挑戦的な態度を取られたバスの運転手は「貴様ら降りろ。今すぐ降りろ」と言って激怒、二人組はすごすごと階段を降りて行ったらしいが、「だけど、その問題のジェスチャーをした青年は、運転手の態度に心から驚愕し、びびりきった様子で涙さえ浮かべていた。それならば、なぜに彼は最初からあのように傍若無人な態度を取ったのか?不思議な青年だった」とRは首をひねっていた。しかし、わたしはピンと来た。

それは、間違いなく日本人の仕業である。その青年は傍若無人なセックスピストルズだったわけではなく、ただ、「トゥー・チケットね」と言いたかっただけなのだ。

「中指をおっ立てる形状と比較すれば、トゥーね、な形状は、旧式だけどね」と中庭で飲んでいた人々は言っていたが、それでも、例えば、酔っ払いの相手をせねばならないために運転手たちの神経が尖っている週末の夜中に、バスに乗り込むや否や「トゥーね」などとやっていたら、えらいことに発展する可能性もある。

日本人の皆様、2と云う数字および個数を表現する際には、充分に気をつけましょう。

  
Posted by mikako0607jp at 07:56 OTHERS 

2005年04月03日

パパ様こと教皇亡くなる。

ローマ教皇が危篤に陥ってから、BBCニュース24もSKYニュースも一日中ヴァチカンから生中継なんてことをやっていて、フランス、アイルランドなどのカソリック国ならわかるけれども、どうしてアングリカンの英国がここまで大騒ぎするのか?と訝っていたら、連合いも「俺も、実はちょっとびっくり」と言っていた。
 
死亡の第一報を伝えたのは、BBC1とBBCニュース24。以降、臨時ニュースを伝える各局キャスターは全員黒スーツ。天気予報のねえちゃんたちまで。日本では、ローマ教皇なんつっても、ノストラダムス大好き系やオカルト系の人ぐらいしか反応がかえってこなかったもんだけれども、ヨーロッパにおけるヨハネ・パウロ2世の影響力の大きさを改めて思い知った。
 
「東欧のコミュニズムを崩壊させた男」「彼がいなければベルリンの壁は20世紀中には崩壊しなかったかもしれない」「人権の重要性を訴え続けた世界の指導者」などの賛辞と共に、「カソリック教会の中央集権化を進めた権威主義者」「コンサヴァ主義(避妊、離婚などの問題について)を推進した時代錯誤なりーダー」と云った批判も、ブラウン管では語られている。カソリック信者のブレア首相は、教皇の葬儀に出席したいと発言しており、そのために、総選挙の日程がズレる可能性も出て来たようだ。
 
博多の大名町のカテドラルや浄水通り教会では、あの人やこの人たちも祈っているだろう。「パパ様・・・」と、世話になったシスター達もハンケチで涙を拭っているだろう。
 
わたしがカソリック教会を見限ったのは、「離婚してはならぬ」と言われたからではない。わたしが教会に失望したのは、「教会に金銭を寄付して、婚姻を無効にする儀式(Annulment)を受ければ離婚できる」と言われたからだ。
 
信仰すると云うことは、どんなに時代錯誤で理にかなってなくて、頭で考えればアホで幼稚でむちゃくちゃなことでも、ひたすらに、ただ一途に信じることではないだろうか。そこには妥協やネゴの余地などあってはならないはずだ。だからこそ、信仰とは、恋愛に似ているのである。「愛の嵐」のリリアーナ・カヴァーニが、ミッキー・ローク主演で聖フランチェスコの映画を撮ったとき、映画評論家たちはボロクソにけなしまくったが、カヴァーニがあの映画で言いたかったのは、まさにそのことだったはずだ。だからこそ、聖キアラ(クララ)を演じたヘレナ・ボナム・カーターが最後に発した台詞が、今でもわたしの記憶にこびりついている。
 
と云うようなことを、ヨハネ・パウロ2世、又は、シスターたちのアイドル「パパ様」の死に際して思う。キャンドルの1本ぐらいは灯しに行くかもしれんね。元信者として。
  
Posted by mikako0607jp at 09:00 NEWS 

2005年04月02日

業務連絡(業務内容は依然として不明)

福岡はまだ時々揺れとるみたいやけど、彼女のご家族もご無事らしいと云うことで、旧友諸君はご安心くだされ。
しなちゃんこと佐藤姿子氏の展覧会が東京で開催中の由。
 
 
 
 
  
Posted by mikako0607jp at 07:54 OTHERS 

2005年04月01日

大変なものを見た日。そして、小姓の時代の到来。

其の一。
 
今日は病院でレントゲン検査。
で、レントゲンのときって、割烹着みたいのに着替えてくださいって言われるでしょ(日本でもそうだったかは覚えてないけれども)。その割烹着には、マジックテープが首の後ろ一箇所だけにつけてあって、それをしっかりとめても、体の後ろ側はきわめて無防備になってるじゃない。気をつけて歩かないと尻が丸出しかしら。みたいな。
ほんで、試着室みたいなところで割烹着に着替えろって言うから、淡々と着替え終わってカーテンを開けた瞬間、「Mr ****、そっちじゃないですよー、こっちに来てくださーい」とナースに呼ばれた爺さんが、わたしの前をどーっと走って横切って行ったの。それは別にいいんだけども、この爺さん、どうやら割烹着の前と後ろを間違って反対に着ていたもんだから。
あえて和洋折衷な形にするなら、フリウィリ。って云うのかしら。
大変なものと謁見させていただきました。
いや、そんなに大変なものだったわけでもないけどね。正確には。
 
其の二。
 
英国で日系企業に女中奉公したことのある人ならよくわかると思うけど、日系企業駐在員って、自分の身の回りの細々したことは、何一つ自分ではやってないでしょ。銀行、大家、ガス・電気・水道・電話会社、子供の学校、などとの、生活に必須なコミュニケーションのことよ。ロンドン駐在員なんて云うと日本の方々は英語堪能で英国通の人たちのイメージを抱くらしいけれども、言っときますが、銀行口座開設から自宅の賃貸契約、ビザの手配、子供の学校の入学手続まで、彼らは何ひとつ自分ではやっておられません。すべて秘書と呼ばれる女中(殆どの場合が現地在住の日本人。英人秘書だと言葉の壁があるから)がやっているのよ。
 
そんなわけで、わたしも最近秘書と云う女中業務に借り出されることがあって、ちょっと気づいたんだけれども、近年は、英国でもID Theft(身元詐称、又は、なりすまし犯罪)が社会問題になっているせいか、本人以外とは喋りません、をポリシーとする会社が増えてますな。昔は、「I'm his wife」と言えば、銀行だろうがなんだろうがいろんな指示が出せたのにね。
この状況は女性秘書には辛いですな。女の声じゃ、本人のフリはできないから。
 
と云うわけで、もし、英国の日系企業駐在員の方々がこれを読んでおられたら、わたしは「女中(秘書)の時代は終わった」と思いますよ。これからは小姓の時代です。自分の身の回りの面倒を英語で処理させる部下が必要なのであれば、男性アシスタントを雇うこと。そうすれば、自分になりすまさせて、いろんなところに電話させられるから。ま、でも一番いいのは、自分のことは自分でやる、って姿勢だと思うけど。エリート様でも。英語は練習しないと喋れないから。
  
Posted by mikako0607jp at 08:14 OTHERS