2005年07月31日

ちょっと行き詰まってるサタデイ・ナイト。素面で。

*なんかこう、夏のホリデイ・シーズンになると、テレビが面白くない。面白くない。最近なにひとつ面白いことがない。こともないか。

*では何が面白いのかと云うと、2ch。2chなんてものは、そんなことやってる暇があったらGet a life。邦訳すれば、一発やってクソして寝ろよ。みたいな輩の溜まり場だと思ってたんですが、じょんこさんからアマテラスなるバンドのご紹介を受けるにあたり、ふーん、どんな人達なの?とネット検索をしていたら、もの凄まじいほどにシュールな民族学・神話学のスレがあがってきました。

何しろのっけから飛ばしており、あぼーんさんのあぼーんが入る頃にはもう、わたしは椅子から崩れ落ちて笑っていました。「好きな女に告白するときは、”あなたは僕のアマテラス”」あたりには、そこはかとなくY本興業のかほりも感じられ。 

http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/min/994817740/l100

*Y本興業と云えば、奥目でビールの栓を抜くハッチャンこと岡八郎氏がご逝去されたということで、本日うちの妹さまとY本新喜劇およびY本興業の変化・変遷についていろいろ語り合い、大変に面白かったんですが、まあ妹さまにも守秘義務っちゅうもんがあるんで、書けません。しかしながら話の内容は、「結局、私は昭和の女なの」と云う妹さまのラスト・センテンスでもって、おわかりになりますね(わからんって)。

しかし、「何でもネタにせんと!」の時代が終焉したとすれば、本名で書いているわたしなんかはもうバカタレの極致ってことですね。いまさらびっくりすることでもないですけど。

*いまさらびっくりすることもない、と云えば、完熟バナナの方々。新曲をリリースされたとかで、やたらと朝のワイドショー系番組に出ておられますが、もう本気でEUROですね、彼女らは。最早UKのかほりはまったくしません。数年前、80年代ミュージシャン同窓会コンサートみたいのに出演された折には、紫(っつうかラベンダー色)のレオタードを着ておられました。

http://www.virgin.net/music/musicvideos/bananarama_moveinmydirection_hi.html

  

Posted by mikako0607jp at 07:32 OTHERS 

2005年07月30日

町田康とFay Weldon。単なる名前の並列、でもない。

Wicked Women町田康「浄土」読了。なぜかは知らねど途中で何度か寝ました。「告白」ほどは没入できなかった。まあ、「告白」は特別な作品だったと思いますが。読了後、唐突に筒井康隆の「笑うな」が読み返したくなった。そしてもう一冊、思い出したのがFay Weldonの「Wicked Women」。

彼女は英国の大御所作家であり、ベストセラーばっかり書いている(映画「She-Devil」の原作など)のに、何故か邦訳が非常に少ない。女の意地悪さ、いやらしさをブラックジョークを交えつつ余すとこなく描くのが得意なんだけれども、それと同時に女のかなしさ、バカタレさなんてのもクールに風刺するのが上手い人で、同性としては読むのが辛い小説もある(「Worst Fears」とか特に。でもマゾヒスティックな笑いを好む人は好きだと思います。って、わたしもそうだから読んでるんだけど)。が、この短編集「Wicked Women」はぴりっと小粒なだけに「辛い度」が低くてサラリサラリと読め、二ヤリニヤリと笑える。

こういう女流作家って、現代の日本にもいるんだろうか?向田邦子なんかがチラチラ見せていた部分ではあるんだけども、ここまでユーモラスかつ冷徹かつシニカルに女のいやらしさを全面的に書けるWicked Female Writerは、日本人ではちょっと思い浮かばないんですけど。日本では、(それでもまだ夢をみていたい)男性たちに敬遠されるからかなあ。で、そうなると女性も読まないんですよね。男に好かれるための参考にならないので。だから彼女の作品は邦訳があんまり出てないのかもしれません。

追記:「浄土」収録の「ギャオスの話」は、「やっぱり猫が好き」の恩田三姉妹が東京湾に出現した怪獣をTVで見て大騒ぎしているエピソードを思い出しました。あのエピソードはジャパニーズ・コメディの大傑作です(ここでわが妹様も頷いておられるはず)。

追記2:当サイトを覗かれている方々にも町田好きは多いようで、なぜに彼がこのように幅広い年齢層にアピールするのか考えてたんですが。彼は「駄目人間」を書く作家などと言われていた頃もあったようですが、実は全然そうじゃないから。じゃないでしょうか。

知識豊富な人々にありがちな「これはこうだということを自分は知っているんだ。バカにはわかんないだろうけど」みたいな、今いくよ・くるよのいくよの首に立った筋みたいにくるしげな自信じゃなくて、「俺こそがバカだ」と言いきれる強靭なSelf-beliefが、彼自身とその作品から匂いたつから。じゃないでしょうか。これは自虐・卑下とか云うようなものとは正反対の性質のものであり、謙遜と云うのも勘違いだと思います。で、その強靭なものがないと、「一見自虐的でダークな笑い」は成功しないんだろうな。と云うことを、町田はんとWeldon女史の本を読むたびに感じます。

と云うわけで、単なる名前の並列じゃなかったのよ。に辿り着いたところでもう寝ます。

  
Posted by mikako0607jp at 06:06 BOOK 

2005年07月28日

ランダムに行こう。雨降ってるし。

*まさか当サイトをそのような方が覗いておられるとは思いませんでしたが、ベッカムファンとおぼしき筋からの抗議なのか嫌がらせなのかこれまたよくわかんない気色のわるいメールが。
 
日本中何処に行ってもチヤホヤされて、女の子たちにきゃあきゃあ騒がれて「ボク、ニホン、ダイスキデエース」なんて言ってるガイジンが親日家なのか、「日本にもそんな汚い奴が出て来たのか、おもしろいやんか」と大笑いしているガイジンが親日家なのかって云うのは、個人の見解の相違ですね。まあ、「親日家」ってのがそもそも妙な言葉やとは思うけど。いいじゃないの、別に。人に好かれようと嫌われようと。わが道をゆけば。
 
*菊地成孔が突然の日記終了。この方もふたご座だそうですから、やめると言ったらほんとにやめると思います。
 
*ロンドン・テロ以来、ブレア首相の支持率が上がってるらしい。これでブラウン蔵相は、またしばらくお預けをくうことになるのかしら。なんか、悲劇の人だよなあ。ブラウンくんは。詐欺師みたいなブレアちんに騙されて数奇な運命を辿っている。
 
*BBC2で月曜日に放映されたTHE NEW AL-QAIDAが面白かった。アルカイダがどのようにインターネットを活用してテロリストをリクルートし、教育し、テロ行為を実現させているかと云うけっこう具体的なドキュ。英国ベースのイスラム過激派思想推進サイトの管理者のインタビューなんかもあって、イラクの自爆テロ爆発瞬間の生ビデオなんかが投稿されてくる掲示板等の紹介も。3回で終了のシリーズもの。来週の月曜が2回目。英国在住の方は是非。
 
*拙著「花の命はノー・フューチャー」ですが、AMAZONでは「4−6週間待ち」と表示されておりましたが、在庫があれば1週間程度で届くそうで(出版社曰く)、AMAZONでの表示もいつの間にやら「通常2、3日で発送」に変わっております。書店でも注文できるらしいです。「届いた」と云う嬉しいお知らせなどもいただき、いやはや本当に、見ず知らずの方から見ず知ってる方まで、恐縮です(最近、どうも自分の梨元さん化が著しい)。
  
Posted by mikako0607jp at 08:46 OTHERS 

2005年07月27日

GO, GO, TODA!I LOVE YOU

わたしは好きよ、このおっさん。言うことおもろいし。*東京VのTODAくんがベッカム様の顔面に唾をかけたとかで親日家のベッカム様も激怒。英紙もスポーツ欄トップでこの記事扱ってるみたいだし、嫌だわ、英国の皆さんに日本人がマナーも知らない野蛮な民族だと思われるようになったら。なんて心配はご無用。少なくとも、我が家周辺の英国人はみんなこのニュースに大笑いしてますから。あーははははは。ゆけゆけTODAくん、どんとゆけ。

TODAくんってのは、確かW杯でも真赤な髪(茶髪と云う意味ではなく、まじでレッド)して汚いことをやりまくってた彼じゃないかと思う(間違ってたらごめんなさい。日本のフットボールはもうよくわかりません)けど、元イングランド代表監督のTerry Venables(写真。この人ぐらいのもんよ、フットボールの戦績とはまったく関係のないヤクザな副業がスキャンダルになって代表監督辞めさせられたのは)なんか、「あいつは汚いなー。日本代表にもあんなのがいるのか」とか言って妙にウケてたもん、ITVのW杯中継で。(実は前回のW杯中継は、うちはITVで観てた。ギャザことガスコインもコメントに出てたし、リネカーのBBCよりずっと解説が笑えた)

なんかこう、日本のフットボールチームって云うと、真面目で働き者のおもちゃの兵隊みたいのがしゃかしゃか走り回ってきわめて組織的なフットボールをやってる。みたいなイメージを持たれてるわけじゃない、こっちでは。だから「He was very very dirty」(BY レアルの監督)みたいのがいるぐらいでちょうどいいとわたしは思うわ。

それに、英国のフットボールなんてピッチの中でも外でも汚いことこの上なく、「現代のロックンローラーはフットボーラーだ」っていわれるぐらいのやりたい放題なんだから(対して、ロックの人たちはおとなしいからね。みんな学校の先生みたいなことばっかり言ってチャリティーやって)。ベッカムだって、唾かけられたり足ひっかけられたり、いろんな修羅場を乗り越えてきてるくせに、「あんな汚いやつはサッカー界では見たことない」ってそれどういうことよ?自分が以前所属してたチームの主将ロイ・キーンや、英国フットボール界の狂犬アラン・スミス(わたしは二人とも好きだけど)の存在などは除外してるわけ?だいたい彼がことさらTODAくんに怒りを感じてるって云うのがそもそもおかしいでしょ、どう考えても。

おとなしいはずの日本人のくせにやりやがって。僕はこの国ではまだゴッドだったんじゃないのか」の心理が働いて、プライドが傷ついてるからこそ、きゃつは激怒してるのよ。あーはははははははは。酒がうまいぜ。

  
Posted by mikako0607jp at 07:10 NEWS 

2005年07月24日

白・黒・茶色

疑わしきは撃ち殺す。なんて凄まじいことを、こんなにミスの多い国の警察がやってもいいのだろうか。と云うのが、ラジオでテロ容疑者射殺のニュースを聴いたとき最初に思ったことだった。そしたらやっぱり、間違いだったらしい。って云うか、誤殺。殺しのミス。
 
白・黒・茶色・黄色。
あずき・コーヒー・ゆず・さくらが加わればまるで名古屋のういろうみたいだが、わたしは何もそういう話をしているわけではなくて、これらの色は、英国社会を構成するカラーである。ポリスに誤殺されたのが白だったらU2のボノあたりが「No more!」なんて尻をぷりぷりさせながら歌うんだろうし、黒だったらラッパーたちが黙っちゃいないだろう。では、茶色の場合は? つまり、インド・パキスタン・中東系の、所謂ブラウンと呼ばれる人々が警察からこのような扱いを受けた場合には、いったい誰が歌うのだろう。どのような形で西洋のポップミュージックシーンにその不当性や怒りや哀しみが現れることになるんだろう。
 
なんてことを考えていたら、射殺されたのはブラジリアンの青年だった。常日頃から、金がなかったり英語が不自由だったりするために様々な問題に直面しているブライトン在住の若きブラジリアンたちを母のように世話しているブラジル人の友人は、きっと怒り心頭で飲んで暴れてるんじゃないかと思って電話してみたらサルサ教室に行っていて留守だった(いや、生徒じゃなくて、講師として)。で、留守電にメッセージ残しておいたら、「これから来い」と酔った声でお呼び出しがかかってしまったので、行って参りますこれから。チャリキで。こんな夜中なのに、赤ワインとジンのボトルを背中にしょって。
  
Posted by mikako0607jp at 08:09 NEWS 

2005年07月23日

個人的なことを、幅狭く行ってみよう。

2日前から異様にアクセス数が上昇しているのは、ロンドン・テロ関連情報を追い求めている人々が多いということなのね。そう云うことであれば、大幅に皆さんの期待を裏切って、屁の足しにもならんわたしのプライベートなつぶやきだけで行ってかまします。
 
*長く日本を離れていると、その間に新日本語がいろいろ出現しているわけだけども。キモい。とか、へこむ。とかね。これ、博多の人々はやっぱり、バリキモ。とか、バリへこ。とか言ってるんだろうか。なんか前者は焼き鳥を、後者は山笠を連想させますね。こうなってくると、どうにも博多の焼き鳥屋のキャベツが食いたい。やっぱキャベツよね。博多の焼き鳥屋の素晴らしさは。
 
*深夜ラジオで初めて聴いた時はJames Bluntの”You're beautiful, You're beautiful, You're beautiful, It's true”という歌声を聴いて、「そうかしら。じゃあ頑張るよ、わたしも」なんてしみじみ窓の外を見つめたりしたものだったけど、こんなに朝から晩までかかるようになると「じゃかあしい、舐めとんのか貴様は。ぐじょぐじょすんな」とか思うってしまうってのが、やっぱり難しいところよね。男と女の。(注:男と男、女と女の場合もブライトンには頻繁にあり)
 
*以前ガスマスク調達の話を書きましたが、あの会社、あれから本気で事務所疎開を決行しました。ロンドンは危険とか言って、クロイドンに。ほんでそこで’直訴系クラッシュ聴きすぎ駐在員’のF君(この話は拙著「花の命はノー・フューチャー」に収録)と向かい合わせで窓際に座らせられて、「クロイドン、空がとってもクロイドン」などと云う疲れきったジョークを飛ばし合いながら力無く笑ってたんだよなあ。2人で。冬の空を見上げながら。あの空があんまり暗かったから、わたしは仕事をこきやめたんです(また)。
 
*現在の英政府のテロ捜査および取り締まりのやり方は、こんな感じ。
CONTRADICTION。矛盾ともいう。
  
Posted by mikako0607jp at 07:57 OTHERS 

2005年07月21日

ゴシップから政治、医療まで、幅広く行ってみよう。

変な名前だよね、でも。はっきり言って。*さてこの少年。誰の御子息だかわかりますかな?ベッカム様のご長男、ブルックリンでんがな。しかし、大きくなったなあああ。この御子息が誕生した時、ソフィー・エリス=ベクスターが、ペッカムと胸に書かれたTシャツを着用して(注:ペッカムとは、ベッカムのもじりであるだけでなく、あまりガラがよろしくないと言われているエリアの地名でもある)ビクトリア・ベッカムを激怒させたことがあったよなあ。でも、ビクトリアVSソフィーはもうソフィーの圧勝だった。そもそも脳ミソの細胞数が違うって感じで。ロビー・ウィリアムズがソフィーのことを「サテライト・ディッシュ(衛星放送用パラボラアンテナ)みたいな顔した女」と発言してロビーVSソフィーの構図ができたこともあったけど、わたしは結構好き。ソフィーの顔と脳ミソ。

*先日、ブリテンに失望するぞ、と書いたところでしたが、ちょっとそれ撤回。ロンドン市長のケンリビことケン・リビングストンが「ロンドン・テロは、西側の誤った外交策の結果として起きた」と発言し、またまたコントラヴァーシャルな存在になっている。http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/4698963.stm ケンリビはもともとRED KENと呼ばれるほどレフト系の人なんだけど、ロンドン市長という立場で、現在の「頑張れロンドン。F*ck off、イスラム教徒」みたいな風潮の中でこういう発言をするのは勇気のいることだと思う。ちょっと見直すぜ、ブリテン。Go Go, ケンリビ。どんとゆけ。

*いま英国で盛り上がってる話と云えば、ジュード・ロウの浮気ネタ。どうもジュードとあのベビー・シッター嬢は、ジュードが前妻と結婚しとったときにも不倫しとったらしくて、旧知の仲。ジュード・ロウは前の嫁もかなり泣かせてるから慰謝料ふんだくられてるでしょ。浮気だけじゃなくてかなりの横暴人間だという話もあるし。シエナ・ミラー、彼との結婚はやめた方がいいと思う。まじで。それに、浮気した男は「もうしません」とか言ってでろでろ泣いたりするんだけど、一度許されると何度でも許されると思って絶対またするから。つるっと。

*BBCで放映されたPANORAMA。看護婦が国立病院に潜入して、その内部のずさんさを暴くと云うドキュメンタリーだったんだけど、この番組で看護婦が潜入したのが、なんとわたしがよくお世話になっている病院。http://www.thisislondon.co.uk/news/articles/PA_NEWA13684291121835812A000?source=PA%20Feed

癌患者の老人の口に食事を運ぶのが面倒だからと言って、食事をさせないばかりか、それを自分たちで食べている看護婦たちの話や、尿道にカテーテルを入れ忘れて患者を尿まみれで一日中寝せてる看護婦の話など、ゾッとするような内部事情が暴露されている。以前、わたしはこのブログでこの病院は悪くないと書いたことがあるので、責任を感じつつも言わせていただくが、あの病院の一部はあのような体たらくかもしれないが、全体がああいうわけではなく、わたしはいい医師や看護婦・看護士に出会ったこともある。全部がああだと思われると、彼らが浮かばれないだろう。そのことだけは、なんとなく、書いておきたくて。

  
Posted by mikako0607jp at 08:56 NEWS 

2005年07月19日

ジャパーンのオタク復活ブーム、ガーディアン紙でも紹介

トマスもぐったり。暑くってうちのトマスなども写真のようにすっかりバテきった状態です(のくせに相変わらず殺害は続けております)が、明日からはちょっと涼しくなるという話。がんばりましょう。英国在住のみなさま。

さて、ガーディアン紙が7月16日付で「オタクの復活を歓迎する日本」なる記事を掲載した由。なんでも同記事によれば、わが母国においてはOTAKU-GEEKSが日本経済と文化の原動力となるべく、力強く復活中であるとのこと。http://www.guardian.co.uk/japan/story/0,7369,1529706,00.html?gusrc=rss

Otaku means "your house" and is used as an ultra-polite word for "you" のくだりにちょっと笑ってしまったが、秋葉原のアットホーム・カフェなるオタク御用達スポットも登場。フレンチ・メイドの格好をしたウェイトレスが働いていると云うこのお店、どんなとこなんだろ。と探してみたらすぐ見つかった。http://www.cafe-athome.com/

ここの女の子たちの時給は850円らしいんだけど、これってもし英国だったら、最低保証賃金以下だ。 http://www.dti.gov.uk/er/nmw/ いつもこっちで人と話すときに、日本のバイトの典型的な時給(特に地方都市)を言うとびっくりされるんだけど、日本のバイトの時給って、大半が英国の最低保証賃金を下回ってる。サラリーマンの年収はいいのに(まともなボーナスあるしね)、時給計算で働く人々の収入が極端に低い。よって、日本という国は、実はもの凄く貧富の差の激しい国なのだということを、わたしは常日頃から力説している(自らの経験も交えながら)。

んで、まあそういう金の話はいいとして、オタク記事。「TRAIN MAN」(電車男)のことにも言及してあり、「かつては若い女性たちに忌み嫌われ、社会からも白い目で見られたオタクたちが、ようやく日本社会からリスペクトされ始めた」と云う論旨を展開した後で、秋葉原を訪れていた36歳のサラリーマン、MR KATOなるオタク男性の見解「一時的なブーム。すぐにまた外の世界から変な目で見られるようになるよ」につなげる。

でもなぜかこれ、エンディングがまたセクシャルな方向に行っちゃってて、「オタクは現実の女の子よりも漫画の中の少女キャラを好む」「漫画やゲームの中の歪められた女性の姿が、日本の若い男性のセックスに対する不健康な態度に繫がった」の記述の後に、件の秋葉原のカフェで働くモモちゃんなる女性の「お客さんと話すの楽しいよ。たとえシャイな感じだったり、ロリコンだからここに来てるような感じの人でも」のコメントで終わる。ああこれもまた「セックス奉仕隊」のときのような「ミステリアス・ジャパーン」な視点から書かれたものなのか。と思った瞬間であった。

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拙著「花の命はノー・フューチャー」を紹介してくださっているサイトの管理者の方々、どうも有難うございます。無視される、笑われる、けなされる、を常態パターンとして今日までの生涯を送ってきたわたしは、こうして見ず知らずの方々の温情に触れるにあたり、著しく怯えており、これからこの代償としてどのような不幸・禍が降りかかってくるのか考えると怖い気がするので、ちょっとピストルズでも聴いて飲んでから寝てこましたろうと思っています。

  
Posted by mikako0607jp at 07:19 NEWS 

2005年07月17日

サタデイ・ナイトのいろいろ。ちょっと酔ってる。

わたしも思ったもん。黙祷させられた日に。

*「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」By リリー・フランキー読了。

「夜の銀狐」で泣かされたのは初めて。確かにこりゃたいがいの人は泣くだろう。英語ではこういのをTearjerkerと呼ぶのだが、じゃあTearjerker=Masterpieceなのかと云うと、そらあんた、いくらあたきでもよう言わんばってんくさ(ばってん荒川または鶴屋華丸調)。

考えさせられたのは:|砲砲魯カンを愛する人とオンナを愛する人と二種類あるということ(注:オトコもあり)。吉本興業も目をつけていたという「九州北部のランゲージの可能性」

オトンのことを書いたほうがTじゃなくMになりそうな気がする。

*ここのところ、ガーディアン紙のSteve BellのCartoonが優れている(写真。クリック拡大で下部の文句必読のこと)。以下のページで是非、7月7日からの彼の作品を見ていただきたい。

http://www.guardian.co.uk/cartoons/stevebell/archive/0,14955,1284265,00.html

*NHSから三年毎の子宮ガン検診の通知が届いたのだが、のっけからDear IKAKOとは何事か。が、仮にこれが怒りのイカコだとすれば、なぜにわたしの気持ちを知っているのかNational Health Service East Sussex Screening Centre。

*そういえば、今週を通じて、Yahoo.UKの「最も電子メール送信されたニュース記事」の上位に、トーキョー・ガヴァナー・イシハラの「仏語侮辱発言」関連記事がランクインしていた。「英国の飯はまずい」などの仏大統領の発言もあったことから、ガヴァナー・イシハラの発言に大ウケして友人・知人に記事をメールしまくった英人が多かったということだろう。

*わたしは主として日本語を使用しない生活を送っているので、時折(よく)さっぱり意味のわからん文を書くことがあるが、この頃ではたぶん日本から送信されているのだろうメールでさえさっぱり日本語の意味のわからんことがある。君たちがそのような難解なランゲージで見ず知らずの他人に嫌がらせをかまそうとするのなら、わたしも日本語は放棄させていただく。Stick it up your bollocks. You fucking wankers.

  
Posted by mikako0607jp at 08:46 OTHERS 

2005年07月14日

花の命はノー・フューチャー BY わたし

長谷川弓子さん、ありがとうございます。じつは昨年、当サイト(っちゅうかブログじゃなくてHPの方)の雑文ページの初期駄文集が碧天舎のネット公開作品出版コンテストで最優秀賞をいただき、その副賞として、出版していただけることになりました。20日に発売だそうです。

日々の泡編およびジョン・ライドン編の二部構成で、何がおさめられているのかと云うと、いつの間にか忽然と雑文ページから消えているものたち(昨年前半のもの中心)が入っています。

裏で話は進んでいたんですが、なんかこういうことが自分の身に起こるということ自体がどう考えても怪しく、何らかのアクシデントによって出版はおじゃんになるに違いない。ぜったいにそうに違いない。となかば確信していたので、お伝えすることはしませんでした。

だのに、なんだか本当に本になってる様子(写真)だし、今日なんかもうっかりAmazonのサイトに自分の本が出ているのを発見し、狼狽して菊正宗をこぼしたりなんかして(最近酒ばっかりこぼしてるのでPCのキーボードがでろでろ)、こうなった以上は、貴重な企業資金を使ってこのような無名の酔っ払いの本を出版してくださった碧天舎さまに、せめて出版コストぐらいは回収してもらわないと申し訳がたたぬ。と思い立ち、ごくごく微力ながら、わたしも当サイトで一大セールス・プロモーション戦略を展開することにしました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4778900758/qid%3D1121294100/250-8677608-4143444

酔っ払いが書いていることですので、珠玉の感動作とかではないと思うし、癒されたりすることは間違ってもないだろうし、みんな明日もがんばろうぜ、みたいな生きる勇気を与える本とかでもなさそうだし、出版部数から考えてほとんど書店には並べられてないだろう(って、まったくプロモーションにはなっておらないが)けれども、それでも、性根がすわっとらんと生涯を通じて言われてきたわたしが、1冊の本になるぐらいの量の文章を書くことができたのは、わたしを叱咤・激励し、苦言、苦情、抗議、嫌がらせなどのメールを送り、その一方で愛と各人のリアリティーに満ち溢れた感想なども聞かせてくださったみなさんと、何も言わなくともレギュラリイに当サイトを覗いてくださっているみなさんのおかげです。

ありがとう。

  
Posted by mikako0607jp at 08:53 BOOK 

2005年07月13日

まじめに働いてる(くせにこんなもん書いてる)夜のいろいろ。

ブッシュとブレアとロンドン同時多発テロ*写真は、ガーディアン紙に掲載されたCARTOON(クリックで拡大してみてください)。やっぱりブッシュ&ブレアのがんがん具合が気になるのは、わたしだけじゃなかったのね。

*と云うことで、7.7はどうやらUK生まれのイスラム教徒たちによる自爆テロだったようだと云うニュースで、明日の朝刊(いまはまだ12日夜)は大騒ぎとのこと。今回の犯行を行ったといわれている人々は、当ブログで1月15日に「英国発9.11映画」のタイトルのエントリーで紹介した「Yasmin」と云う映画の舞台になったエリアに住んでいたらしい。あのあたりは、9.11直後にポリスから人道にはずれる極悪非道なガサ入れを受けた地域で、あの映画の中でも、いい加減にしかイスラム教徒としてのつとめを果たしていなかった英国人化されたムスリム・コミュニティーの青年たちが、そのガサ入れをきっかけとして、極端な方向に走ってゆく姿が描かれていた。

憎しみ合うのはやめましょう。ピース。と他人のことなら容易く言えるけれど、あの映画のようなガサ入れの仕方をされたら、わたしだって間違いなく憎しむ。

*で、話はころっと変わるんだけれども、リリー・フランキーの「東京タワー」。ほんとは一気に読みたかったんだけど、なんか珍しく仕事が忙しいので著しくきれぎれ読み。

これ、マミイ・フランキーが中心の話なんだろうけど、わたしはどうもダディ・フランキーが気になる。と云うかこのオトン、冒頭からうちの親父にそっくり。やることなすこと。うちのとうちゃんなのかこれは。と訝りたくなるぐらい。ひょっとするとこれは、九州北部におけるある系統の男たちのプロトタイプなのか?

オカンがお亡くなりになることはすでに知ってるんだけど、こういう話にありがちな傾向として、オカンが亡くなる前後に、オトンがなんか物凄く泣かせることをしそうで怖い。そんなことをされたら、わたしはまず三日三晩は使いものにならんだろう。わたしの杞憂であればよいのだが・・・。

  
Posted by mikako0607jp at 08:20 NEWS 

2005年07月12日

諸連絡

●まむ*(よ*お)様のテロ関連所感を拝読し、エンディングで爆笑させていただいたのでコメント残そうかと思ったんですが、わたしの場合は無芸長文。って感じでとんでもない大長編になってしまったため、雑文ページ(http://www.geocities.jp/mikako0607jp/essay.html
)に載せました。まむ*様、けっしてシカトこいてたわけじゃないんです。わたしだって。
 
●さらに、先日(と云うかもうかなり前)、Exodus!(http://d.hatena.ne.jp/kaekae/) のkaekaeさん(ウィーン発テロ記事、たいへん興味深く拝読)や、まむ*さん(ここはリンク不可なの)から、ついにわたしのところにもミュージック・バトンなるものが回ってきた様子。さらに、puke&cryさん(http://pukeandcry.jugem.cc/)---告白、ありがとうございます。狼狽してウィスキーをこぼしました---からはブック・バトンも回ってきてたことが判明したのですが、陰気でSHYなわたしには、各5人ずつなんて回す知人・友人がいません。よって、まったく意味のないことは承知で、回答のみ以下に記します。
 
ミュージック部門
1.コンピューターに入っている音楽ファイルの量・・・意味すら理解できていません。わたしにIT関連の質問をしないでください。
2.今聞いている曲
ま、ま、ま、ま、ま、ま、ま、まーい、しゃろおなー。(ラジオから流れている)
3.最後に買ったCD
Fabulous Flamenco  Paco Pena
4.よく聞く、または思い入れのある5曲
よく聞く、だと最近のものが多くなるので、ここでは、よく歌う、の観点から。
Carcass   Siouxsie & The Banshees
In These Shoes   Kirsty MacColl
My Finest Hour   The Sundays
悲しい酒   美空ひばり
栄光の賛歌   カトリック教会典礼聖歌ミサ曲
 
ブック部門
1.部屋にある本棚の数 3つ(といっても仕事部屋なんでファイルも沢山)
2.最初に読んだ本  たぶん、読み書きを教えてくれた祖母にあてがわれた何らかの絵本
3.今読んでいる本  
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」 リリー・フランキー
4.よく読む、または特別な思い入れのある5冊の本
James Joyce 「Dubliners」(の「The Dead」)
Charles Bukowski 「Ham On Rye」
Dan Rhodes 「Don't Tell Me The Truth About Love」
坂口安吾全集8(の「夜長姫と耳男」)
遠藤周作「死海のほとり」
  
Posted by mikako0607jp at 07:38 OTHERS 

2005年07月09日

テロ対策にまつわる思ひ出

なんかほら、昆虫っぽいよね。ロンドン同時多発テロは、ロンドン同時配信ニュースとなってその詳細が世界各地に伝わっている様子ですが、もっとローカルなレベルでは、ロンドンの日系企業なんかでも、しばらくなおざりになっていたテロ対策・セキュリティ強化の見直しを検討されているのではないかと拝察いたします。

かくいうわたしも、9.11の直後に、写真のようなものを大量に購入するよう当時の上司から命じられ、ロンドン東部の(あまりガラのよろしそうでない)住宅地の薄暗いフラットから通販でマニア向けミリタリー・グッズを販売している個人商店を探し出し、ちょっと一人で行くのは気色悪いよね、なんつって同僚と2人で出向いて行き、迷彩柄の衣服を着込んで毛糸の帽子を被りサングラスをかけた上になぜかマスクまでして出て来たジャーマン訛りの英語を喋る店主に、「あるだけください」と頼んで50個ばかり入手に成功したことがあります。

ほんで上司の命により、それらの物品の幾つかを東京本社の役員さまたちに送付したところ、「目の部分のガラスが割れていた」などと物言いがついたので、(品内部に新聞紙と綿をつめ、ソフトな布で全体をぐるぐる巻きにするなどしてより安全な梱包メソッドを開発する。皆さんが物品を装着する際に必要となるインストラクションを和訳し、オリジナル文書のイラストをハサミで切り切りして和文と貼り合わせて編集し、コピーする。上司たちを会議室に招いて装着実演会を実施する。などのサービスを提供しつつ、ガスマスク担当者としての業務にあたったことがありました。

わたしが勤務していた某社はけっこう迅速な対応を行ったので、まさに写真のような本格的な外見のものを入手することができましたが、当時はこの物品を探し求める人々が殺到したためすぐに入手が困難になり、中にはソーホーあたりまで出かけて行って、9.11の前からこのようなものを装着して寝室で様々のプレイを楽しんでおられた方々が出入りするような店にも問い合わせをした日系金融機関もあったと聞いています。

そんなわけで、ガスマスク担当者として働いた時の勲章として、わたしのクロゼットの中には現在でも写真のような物品が二つ転がっているのですが、自分自身がインストラクションの紙を失くしてしまっているため、使い方はさっぱりわかりません。

*そういえば、わたしの故郷にもこのような方々が出現したらしいじゃないですか。これは別にセキュリティ強化ではないんでしょうけれども。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050703-00000033-kyodo-soci

  
Posted by mikako0607jp at 05:30 OTHERS 

2005年07月08日

LIFE MUST GO ON

なんだかいろいろメイルをいただいたりしておりますが、わたしは全然大丈夫です。って云うか、そもそもわたしはブライトン在住ですから。(とは云え、うちの妹なんかも「いやー、なんかこんな日に限ってつるっと仕事か何かでロンドンに行ってそうやけんね」と痛いところを指摘しておりましたが)。ご心配いただいた方々、本当にありがとうございます。順次、メイルのリプライを致しますので。
 
と云うわけで、朝から様々の支配者層の方々が、様々のヒロイックなコメント、スピーチ、声明などを発表しておられ、ラジオ、テレビなどでそれらに耳を傾けておりましたが、シンガポールに赴いていたロンドン市長のケン・リビングストンが、「一番腹立つのは、これは首相や大統領を狙ったものではなく、普通のワーキングクラスのロンドナーたちを狙ったものだということだ」と激怒していたのが最も印象に残りました。あのロンドン市長は、なんかイーストエンドのマーケットで野菜か何か売ってそうな顔をしており、深く考えずに物を言うことがあるために暴言も多いのですが、どこか信じられる気がします。
 
わたしなんかも、殺してるのも殺されてるのもピラミッド下層部構成員かと思うたびに、上のほうで指示を出しとる奴らが出て来て直接自分たちで殺し合いをやりやがれ、と思わずにはいられませんもの。
 
と云うわけで、みなさまに心配していただきながら、わたしがいま何をしているかというと、ゴシップ記事を書いてます。うーん、何か下ネタが欲しいところだけどな。と思いつつ「SEX」をキーワードにネタを検索し直したりなんかして。顔の半分がケロイド状になった男性が病院に運び込まれる映像を横目で見ながら。
 
LIFE MUST GO ON
 
わたしの一番好きな言葉の一つです。
今日のロンドンでも、多くの人々がこの言葉を口にしたに違いありません。
  
Posted by mikako0607jp at 09:20 OTHERS 

2005年07月07日

勝ちたかったのね、君たちも。

エッフェル塔もしょんぼり。さて、ランチタイムだし、一息入れてポットヌードルでも食うか。と思って机を立とうとした瞬間だった。ラジオから流れていたコールドプレイの陰気な楽曲がぶつっと切れたかと思うと、いきなり、うぃいいいいいいいあああざちゃんぴおーんんず、まいふれーえええんず、なんてフレディ・マーキュリーが雄大な声で歌い出したんで、ど、どうしたの?、と不審に思っていると、興奮しきったDJの「たった今、我々が勝ちましたっっ」のシャウトがそれに重なった。

何?何に勝ったの?と益々わけがわからなくなっていると、「フランス、残念だったね。ふっふっふっ。オリンピックは我らのものだーああ」とDJがさらにシャウトし、今度は、つんつんつつんつんつつんつんつちゃら、つんつんつつんつんつつんつんつちゃら、とジョギングしたくなるような軽快なイントロが流れ始めたかと思うと、ひいいろおおおおおーーーっっ、なんてボニー・タイラーまで絶叫してるし、昼間っから酔ってるのかしら、この人たちは。と訝っていると、「オリンピックが、オリンピックが来るんだよ。パリじゃなくて、我らがロンドンに」のDJの声がまた入り、ざっざっざっざっ、ざっざっざっざっ、のイントロと共にクラッシュのロンドン・コーリングが始まる。それはなんかちょっと違うんじゃないかと思ったけど、とにかくそういう具合で、気が触れたかのようなシュールかつ熱い瞬間を目撃(耳撃)させていただき、わたしなんかも椅子からのけぞって大笑いさせていただきました。

しかし、そんなに嬉しいのかねええ。ほんの数週間前まで皆さん冷めきってたくせに。英VS仏のバトルみたいになってから異様な盛り上がりを見せちゃって。オリンピック開催国になったぐらいで、なんでチャンピオンやヒーローになるのかはようわからんけれども、とにかくフランスに勝てたことに強烈な快感を覚えている人が多いらしい今日の英国。で、早くも写真のようなジョークがネット上で流行している模様。

http://www.thesun.co.uk/article/0,,2-2005310173,00.html

けど、その一方で、オリンピック準備のためにロンドンのカウンシル・タックスが20ポンドずつ上がるだろうというニュースもあったりして、かねてからわたしが懸念している首都圏の厠の水問題もあることだし、これからいろいろ大変になるから、またすぐみんな冷めて「オリンピックなんて招致しない方が良かった」とか言い出しそうな気が、わたしはするけどね。

  
Posted by mikako0607jp at 06:32 NEWS 

2005年07月05日

ライブ8とオリンピックの関係

嫁の顔がこわいね。最近。水曜日からスコットランドで開催されるG8首脳会議に向かって、セレブや政治活動家たちはぞろぞろ現地に移動してるみたいだし、ブレア首相もG8問題で手いっぱいなんだろうなあ。と思うでしょ。ところがどっこい、ブレアちんはいま、2012年オリンピックのロンドン招致問題できりきり舞い。

現在IOCの総会がシンガポールで開催されており、今週水曜日に2012年オリンピックの開催地が決定するらしい。ほんで、いまのところ最有力候補地と見なされてるのがおパリ。つまり、ここでも英仏の争いが展開されてるわけで、だからこそシラク大統領は「英国は食い物がまずい」だの「英国はBSEで欧州の農業に貢献した」だの発言して英国をこき下ろさねばならないという事情があるみたいなんだけれども、そんなわけだから、ブレアちんもシンガポールに飛んで必死の招致キャンペーンを繰り広げており、このままでは形勢不利と思ったんでしょう。アジア地域での絶大な人気を誇るベッカム(写真。こわい顔の嫁と)までシンガポールに呼びつけて、現在英国は、ブレア&ベッカムのダブルBコンビでオリンピック招致キャンペーンを展開中。http://uk.sports.yahoo.com/050704/2/c3fh.html

で、この2012年オリンピック招致問題で、ロンドン開催を支持しているのがネルソン・マンデラ。 http://www.uknow.or.jp/be/embassy_news/E000297.htm

アフリカ支援強化を提唱しているブレアちんにとっては、英国を本拠とするライブ8は、G8諸国首脳間での彼の立場を強める武器になる。というのが英国メディアの一致した見方でしょ。ほんで、このネルソン・マンデラのロンドン・オリンピック支持(しかも英国大使館のサイトで公式に)と、ブレア&ボブゲリの交友関係なんかを総合して考えると、大人の世界ってのはやっぱりいろいろリンクしてるんじゃないかって気になるわよねえ。

でも、最近、ロンドン市長のケン・リビングストンが、ロンドンの排水システムではだんだん市内の排水量に対処できなくなってきたので、「Pee(小水)だけの場合は厠の水を流すな」と市民に対して呼びかけたという記事を読んだけど、そんな厠の水も流せないような都市でオリンピックなんか開催していいのかしら。という疑問は残るけど。えっ?2012年だったら、ロンドンの排水事情も変わってるだろうって?英国のインフラが7年やそこらで改善されるなら、英国の電車は30年前からまともに走っていただろう。

  
Posted by mikako0607jp at 08:41 NEWS 

2005年07月04日

何かと苛立つMondaaaaay。のいろいろ。

どさくさに紛れたおっさんもおるし。*ライブ8明けの月曜。朝っぱらからヴァージン・ラジオで何回The Whoがかかっとることか。ガーンと一発系で一番かっこよかった。みたいなDJのコメントと共に。

*それは別にいいことなんだけれども、同様に朝から、いや、昨日の日曜日から幾度となく幾度となくがんがんラジオで流れ続けており、わたしを憤怒の坩堝に叩き込んでいるのがボブゲリの歌声。I don't like Moooooondaaaaays。わたしは月曜日よりもおまえが嫌いだ。

*月曜朝のタブロイド電子版をチェックしてたら、上のような写真が。どさくさにまぎれて好きなことやっとったおっさんもおったということである。というわけで、ライブ8では様々なデュエットが展開されとったけれども、個人的に先週末テレビで観たデュエットで一番おもしろかったのは、Friday Night With Jonathan RossのJames BrownとJoss Stoneのデュエット。さすがにもう老人とティーンエイジャーに見えた。まあ本当にそうなんやけども。

*Jonathan Rossは土曜の午後から夜までぶっ通しでBBCのライブ8TV中継のプレゼンターもつとめた。で、わたしにとっては彼こそがライブ8の真のスターだった。

例えば、曲の間奏中にポリティカル・メッセージを発することを持ち芸のひとつにしている某KETSUOなどは、アフリカの貧窮状況について延々と説明し、「世界で最もパワフルな8人の男たちがスコットランドに集う。僕らには、彼らへのメッセージがある」などとドラマチックに言い放って聴衆を煽っていたが、そういう自分は楽屋に専用のスシ・シェフを連れて来とるやないかい。ということを、Jonathanはこっそり、わかる人にしかわからないやり方で暴かずにはいられなかったのである。

あの世代の英国のエンタメ・お笑い界のおっさんたちは、ミュージック界の人々よりもよっぽどシャープなものを隠し持っている。「僕はほら、パンクだったから」と、あくまでもさりげなくJonathanが言っていたように。(ちなみに、彼はうちの連合いと同じストリートの出身らしい)

  
Posted by mikako0607jp at 18:07 MUSIC 

2005年07月03日

萩原葉子氏、逝く。

萩原葉子氏が亡くなられたらしい。
 
彼女もまた、わたしがセーラー服時代に読んだ作家の一人だ。フランスに行きたいけどフランスはあまりに遠いなあとぐずぐずしている父親に対し、この娘は、さっさと船に潜入したところを発見されて飲まず食わずの奴隷働きをさせられた挙句、船員に輪姦されて孕まされたりしながらもしっかり最後にはフランスまで辿り着いていそうな、そういうイメージの人だった。
 
彼女のコンプレックスの重厚さと「小説が書けなかったら私は死んでいただろう」などと書いてしまう「よがってる」部分に、どちらかといえば軽薄で「とがってる」ものの方が好きなわたしはついてゆけず、すぐ読まなくなった作家ではあるが、実は父親よりも感じるものは多かった。
 
後年は踊ることで救われたと書いておられたが、女が淫乱であることはセクシーで健康的でいいことなんだと見なされる社会に生きていれば、きっと若いときから楽に生きられた人だったのだろうにと思う。
  
Posted by mikako0607jp at 11:18 BOOK 

LIVE8−ロビーとピーター

高品質の芸人である。しかも、頭がきれる。ブロードシート、タブロイドとも、全紙、一面はLIVE8。すげえなあ。そんなに盛り上がるのか。じゃあ、みんなテレビ観てるんだろうな。と思いながら午後スーパーに行ってみれば、駐車場はFULL。もうさすがに、ライブエイドのような盛り上がりはなかったようだ。

で、我家でも、だらだら観てたり観てなかったりしてたわけだけれども、舞台裏でインタビューされる所謂ロックミュージシャンたちが全員「アフリカの子供たちを救え」「僕らの声を世界のリーダーたちに」みたいな学校の先生ちっくなことを言っているときに、ポップ歌手のロビー・ウィリアムズ(写真)だけが「アフリカ?そんなことより、君、僕とデートしない?」とインタビューに来た姉ちゃんを口説いていた。伝統的に、こういうときケツをまくるのはロックの役目だったはずだが、みずがめ座のポップ歌手・ロビー・ウィリアムズ以外に、このような傍若無人な態度のとれる出演者は一人もいなかった。他の出演者はみな、気色悪いほどまじめだった。

おそらく、ロンドンのLIVE8に出演したメンツの中で、ドラッグをきめてステージに出て来たのはロビー・ウィリアムズとピーター・ドハーティー(エルトン・ジョンとデュエット。はっはっはっ)の2人だけだったと思う。が、21世紀のシド・ヴィシャスことピーター・ドハーティーが一人でハイになってラリッてたのに対し、ロビー・ウィリアムズは自分が到達してるハイな場所にオーディエンスも連れて行った。このあたりの芸人としての才能の差は残酷なもんだと思う。

ロックとかポップとかメジャーとかインディーとか、若いときはそういう’枠’に拘泥しがちだが、歳をとれば、結局そういうのは売り方の違いであって、すべてビジネスであることには変わりないのだとわかるようになる。少なくともわたしは、大企業がつくってるパンツだろうが、こだわりの個人商店がつくってるパンツだろうが、品質のよいパンツだけがはきたい。ロビー・ウィリアムズが英国の国民的歌手である理由がよくわかった気がする。

  
Posted by mikako0607jp at 10:39 MUSIC 

2005年07月01日

ライブ8開催直前。夢みるボブゲリ。

何なんだ、こいつらは。朝っぱらからものすごい写真を見たので、ついこのきもちをシェアしたくて。

ブレアちん&ボブゲリちん。かわいぶることができる、というのも現代のリーダーに必要な資質のひとつではあるが・・・。

  
Posted by mikako0607jp at 20:04 NEWS 

ムーヴィーも、忘れたわけではないのよね(5・8・5)

グアンタナモのテロ抑留地お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、ここんとこ映画を見とらんのは、英国になぜか爽やかな夏が到来しており、晴れた日が続いたりしてるからであり、「こんな天気のいい日は年に何日あるかわからんのに、ずず暗い映画館に座っている場合じゃない」という心理が作用しているからである。でも、昨日は久々の曇天だったので、迷うことなく映画館へ。War Of The Worlds(宇宙戦争)を観て来た。

*で、レビューはまた書くにしても、トム・クルーズ。もう普通に見れない。恐怖に錯乱しているシーンでも、「ああ、やっぱり彼、おかしいかも」みたいな見方になってしまう。きっと多くの人々のこころの中で、トム・クルーズのイメージは「やたらえらそうな人」から「おかしな人」への移行を遂げてしまっている。

*「冬の尻」ことWinterbottom監督(そう。あの「9SONGS」と「24 Hour Party People」を撮った御仁)が、チャンネル4と組んで、グアンタナモ基地のテロリスト抑留地(写真)に拘禁された3人のブリティッシュ・ムスリムたちを描くドキュメンタリー・ドラマを作るようだ。

http://film.guardian.co.uk/news/story/0,12589,1517570,00.html

猿化した人間ばかり撮ってるわけじゃないのよ、彼だって。社会派もやるんだから。

*昨日、はじめて映画館の大スクリーンで「Charlie And The Chocolate Factory(チャーリーとチョコレート工場)」のトレイラーを観たんだが、ジョニデに戦慄した。「The Descent」のトレイラーよりよっぽど怖い。あれ、子供は泣くぞ。

*いまさらですが、「Love Me If You Dare」。邦題は「世界でいちばん不運で幸せな私」っていうらしんだけど。これ、英題がブリリアントだし、トレイラーも良さそうだったので観たかったんだけど、「フレンチ?ジュテーム、ヴォヴォヴォヴォヴォヴォワーンとかいってんだろ。なんかしち面倒くさそうで俺は嫌だ」(By 連合い)、「理屈とムードだけでボディがなさそう。パス」(By ブラジル人の友達)などという肉体派の人が周囲に多いものだから、ぐずぐずしてるうちに見逃してしまった。が、仏映画好きのA.Y様より、この作品の監督さんとわたしは、生月日どころか、生年月日まで同じだというタレコミをいただきました。自分とおなじ日数だけ生きてきた人がどんな風に世界を見てるのか、たいへん興味あります。いま一番観てみたい一本。

  
Posted by mikako0607jp at 18:27 MOVIE