2005年08月30日

ボンドよりパーマー。は英国では常識だったそうです。

目の据わった美男ってのは、珍しいのよ。BBC4で「Hollywood UK」の最終回を見た。この番組、うちの連合いが言うところの「英国にも映画界ってものがあったんだよ」な時代の英国映画を特集してきたんだけれども、今回は60年代。60年代と云えば、当然ながら007とハリー・パーマー・シリーズである。

ハリー・パーマー・シリーズの関係者のインタビューが見れて面白かった。やっぱり同シリーズは007に対する「アンチ・ヒーローもの」を狙って製作されたようで、それゆえ「眼鏡(それも思い切り黒ブチ)をかけたヒーローの創出」、「エンタメで派手な007とは対極に位置する、陰気でクールで実験的な映画」を作ろうと云うコンセプトが最初からきっちりあったようだ。「ウケりゃウケたで儲けもんだし、とにかく自分たちで格好いいと思うものをつくろうぜ」で始めたらしい。

で、それが英国内で大ウケすることとなり、「ボンドとパーマーは、ライバルみたいなもんだった。ボンド・シリーズは国際的なビッグ・ムーヴィーだったけど、ハリー・パーマー・シリーズはドメスティックで、だけど英国の男たちのこころのヒーローだったのは、ハリー・パーマーのほうだ」(By 連合い)な状態になったもんだから、英国のコメディ番組でパロディ化されるときのマイケル・ケインは今でも常に黒ブチの眼鏡をかけて、「マイ・ナイム(コックニーだからネイムと発音できない)・イズ・マイケル・ケイン」などと言ってるわけである。

で、「Hollywood UK」の後にハリー・パーマー・シリーズの一発目「The Ipcress File」が放送されたんで、そのまま観てたんだけど、のっけから映像がいちいち格好いい。ヴェリー・ブリティッシュ。空はいつも曇天。ずず暗くてバサバサ。みたいな。しかし、アンチ・ヒーローを愛する英国からしか出てこれない(しかも大人気になったりしない)ヒーローだよなあ、とつくづく思った。この辺、ライドン先生にも通じるものがあるだろう。

んでこれ、関係者もインタビューで言ってたけど、どう考えても若い頃のマイケル・ケインにしか出来ない役だったと思う。だってこの人、すごく甘い顔で睫もくるくるしてるのに、目が醒めてる。っつうか、据わってる。顔は甘いのに、まったく甘さと隙がない。博打癖のある魚屋の父ちゃんと掃除婦の母ちゃんとの間に生まれ、幼い頃は激貧だったためにコンプレックスの塊だったみたいな話を以前テレビで語っていたけれども、顔に出ていると思う。そういうのが。ちょっとこういう顔の俳優って、いないよな、いまどきの映画界には。

  

Posted by mikako0607jp at 07:53 MOVIE 

2005年08月29日

先生も気になってたんですね、そこが。

先生、男はユーモアですね。やはり。

ライドン先生の最近のお言葉をライドンページにあげました。で、ボノの下半身が気になっていたのはわたしだけじゃなかったんだなと。先生はフロント、わたしはバックが気になっていたわけですが。

ライブ8関連の発言など、けっこう面白いので(さすがにギャラガー兄弟よりも切れがある)ファンでない方々も是非、のぞいて戴ければ。

http://www.geocities.jp/mikako0607jp/john2.html

  
Posted by mikako0607jp at 10:13 MUSIC 

また夏に逆戻り。行ったり来たり。それは人生にも似て。

ブライトンの夏。それはパラソルの夏。ほんの数日前にコート出したばっかりなのに、またもやキャミソールと草履の夏がカムバック。しかも、英国はバンクホリデイ・ウィークエンドなので今日のブライトン・ビーチは大変な人出だった。

*ビーチに古本のマーケットを出してる兄ちゃんがいる。まだ若そうなんだけど、ちょうど20年ぐらい前にわたしと情を交わしていた男子が愛用していたような、初期モデルのパトリック・コックスの靴ばかり履いている。で、この兄ちゃんとは本の趣味が合う。彼も商売上手なので、わたしが行くといつもさりげなくリコメンド本を出してきたりするのだが、「これ、読んだ?」と今日彼が出してきたのがBruce ChatwinのOn the Black Hill。ちょうど某氏とメールでChatwin話をしていたところだったので、びっくりした。来るときゃ来るのよね。と云うわけで即購入。2ポンド。あんまりビーチで本を買う人はいないだろうと思うが、わたしはここでよく買います。

*女性の大道芸人がいた。白いチュチュにボーダーのタイツを履いて、なんとなく昔のシンディ・ローパーみたいな可愛いピエロになってパントマイムを披露している。立ち止まって見ていると、5〜6歳ぐらいの男児がスタスタと彼女に近付いてゆく。彼女の足元に置かれた箱の中に金を入れるために行ったのかなあと思っていると、大道芸人の真ん前でぴたりと立ち止まり、男児は朗々と言ったのである。

「ちゃんと働きに行けよ、他の人たちみたいに。そしたらそんなバカみたいなことして金を貰わなくてもいいじゃない」

見物人がしーんと静まり返った瞬間であった。笑いをかみ殺しながら苦しそうにぷるぷる震えている者もいた。

そしてそんな人垣の一番後ろには、「す、すみません」と涙ぐんでいる東洋人のおばはんも一人いた。

  
Posted by mikako0607jp at 06:30 OTHERS 

2005年08月27日

そ、その声は。

プロモ活動中。絶対に間に合わないので、その番組についてはほぼ諦め、忘れかけ(るほどいろいろあったんで)ていた。んで、すでに秋のかほりに包まれたもの悲しげな駅から、わたしはひとり、キャブに飛び乗ったのであった。荷物が多くて。すると。

「政党なんか無くしゃいいんだよー、ほんで、閣僚は全員インディペンデント。いいねー。俺ならそうする」

まるでコックニーのシェイクスピア俳優のような、意地の悪い中年のインテリのゲイと下町の実直なおっさんが混ざり合ったような、品がいいのかガラが悪いのか、知的なのか粗野なのか判然としない、重厚なる深みを湛えたあの独特のヴォイスが、キャブの中に、大音量で流れているではないか。

「BBCラジオ2!それ、ジョン・ライドンですね!!」「ああ、ちょっとデカ過ぎ?」「い、いや、そのままで。そのままで行って下さい。わたし、彼を愛してるんです」「へっ?そうなの?実は俺もファンなんだよー」

と云うわけで、デスティネイション以外は一言も喋らず、後頭部が聖フランシスコ・ザビエルのような様態になった運ちゃんとわたしは、大音量でライドン先生インタビューに聴き入りながら丘の上の貧民街を目指したのであった。

人生のぬくもりを実感した、こんな秋の夕暮れ。

http://www.bbc.co.uk/radio2/shows/walker/ (このインタビューの模様はListen AgainのFridayをクリックしたら出てくると思います)

*この番組に関しては別途ライドンページに上げます。ここ数日、The Best of British £1 Notesのプロモ活動のため、ライドン先生のラジオ出演が相次いでおるようですので、まとめて行こうかなあと、思案中。

数日前からライドンページへのアクセス数がきちがいのように増えておりますが、早くやんないと殺すぞとかそういう脅迫はやめてください。やる気になった時しかわたしはやりません。氏ね。とか書いてこられても、単なる変換ミスとしか思いませんよ、おばはんは。もう9年も日本には住んでないわけですし。

  
Posted by mikako0607jp at 06:49 MUSIC 

2005年08月26日

通常ダイヤに、意地でも。

ジロリ。*Mowlam先生のことを雑文ページにあげたら、力尽きました。ので、こっちは手薄にいきます。

*今日、病院に行った。行きがけは暴風雨だった。検査する別棟に行かされたときは氷がばらばら降ってた。帰りはゴールデン・サンシャインで、Tシャツに短パンの兄ちゃんたちがぞろぞろ歩いていた。きちがいやね、やっぱこの国は。

*病院で待ってる間に、ひさしぶりに安吾ちゃんの「肝臓先生」を読んだ。こころが弱ってるときには、わたしはこれで大笑いして気合を入れる。どうしてそこまで力を入れるのか安吾ちゃん。でも、今日はなんかすごく弱ってたのか、泣けた。つ、つーっと。泣けたぞ安吾ちゃん。って、要するに、歳なのかなあ。

*そういえば、日本では、トヨエツが「明るい太宰」をやるとか聞いたんだが。ドラマで。妹さま、録画をよろしく。いつ帰れるかはわかりませんが。腐らないぐらいのタイミングにしたいと思います。

*外国人コミュニティーが拡大し過ぎて、ロンドンのイーストエンドから昔ながらのコックニー・アクセントが消えつつあり、バングラデシュ・コミュニティーの広がりにより、バングラデシュ・コックニーなんてものが生まれてるらしいんですわ。それも、ティーンエイジャーでは、英国人でさえその系統の訛りで喋る傾向が見られているとのこと。これをゆっくりやろうかと思ってたんだけど、Mowlam先生で力尽きました。興味ある方は、こちらへ

  
Posted by mikako0607jp at 10:16 OTHERS 

2005年08月25日

一気に冬。コート出して。

Oさん、お元気かしら。愛もいらなきゃ男もいらぬううーん、あたしゃも少し仕事が欲しいいいー。な玉川カルテット状態で迎えた英国の冬。たいしたもんじゃないので体は売りませんが、それ以外なら何でもやります。仕事ください。

*以前わたしが勤務していたロンドンの日系企業に、「お前は業績管理なんかしなくていいから自分の股間を管理しろ」と大ボスにたしなめられていた中ボスがいた。この中ボス、当時40歳の日本人駐在員だったが、とにかく女性が好きで、それもまた一般的な日本人駐在員が手を出しがちな日本人部下&留学生だけじゃなくて、ホワイト、ブラックなどカラーを問わず、魅力的な女性がいるとすぐ突撃して(95%は玉砕していたが)ゆくのだった。

妻子もロンドンに連れてきておられたので、わたしも表向きには「浮気はいけません」と云う態度を取ってはいたが、もうそこまで徹底していればそれはそれでグレイトなんじゃないか、と内心では応援、はしないまでも、好意的にと云うか面白がって見てたんだけど、この時の中ボスが、「俺にも勘弁して欲しい女が一人だけいる」と言っていたのがブレア首相の夫人だった。「だってあの夫婦、女装したら夫のほうが絶対可愛いはず」というのが彼の主張だったが、どうやら英国人のなかにも同様のことを感じていた人がいたらしい写真を発見。Oさま、お元気ですか。

*エムパイヤ電子版が、50 Greatest Independent Filmsを発表している。まだ1位から10位までは出てきてないけど、18位でもうWithnail & I が出てきてやんの。

*Amazon.co.jpで、拙著がいつの間にかライドン先生の自伝とカップリング販売されている!いいですねー。気持ちがほのぼのしました、久しぶりに。

  
Posted by mikako0607jp at 08:36 OTHERS 

2005年08月24日

ヴィヴィアンはヴィヴィアンでも、こっちのほう。

いま女優として出てきたらどうなんだろ、この顔は。あまりにも昔の人の話なので、某所では取り上げなかったゴシップ・ネタだが、ヴィヴィアン・リーとローレンス・オリビエ。20年の結婚生活に終止符を打った理由は、ヴィヴィアンの性欲が強すぎたから。と云う説が話題になっている。

9月にローレンス・オリビエの伝記を出版するライターが、どうやら未公開のオリビエの書簡を発表するらしく、その中に、「ヴィヴィアンは精神的にも肉体的にも性欲が強過ぎる」「ヴィヴィアンは、毎日でなきゃいけないんだ。それも、一日二度も三度も。彼女は僕を憔悴させる」と云った内容の手紙があるらしく、「ヴィヴィアンが別の俳優と浮気した時、ローレンスは心から安堵していた」みたいな、ローレンス・オリビエの友人の談話等もあるらしい。

この話で一番わからないのは、どうしてこういうことをべらべら人に喋るのかな。人に喋ったからって、どうにかなるのかな。

かなしい気持ちになった。セックス依存症の妻のことを他人にべらべら喋ってた男ローレンス・オリビエは、わたしの中で著しく株が降下し、地に落ちました。

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ピアノが弾けなかったピアノマンとか、X Factor再開とか、いろいろあったんだけれども、ちょっとかなしい事があったので放心してました。平常モード、と云うか、平常ダイヤに戻したいと思ってます。

  
Posted by mikako0607jp at 08:49 MOVIE 

2005年08月19日

Momentum By Mo Mowlam  

Momentum BY Mo Mowlam先生元北アイルランド担当相Mo Mowlamが、英国時間で19日の朝、亡くなった。この人を想うとき、まず浮かぶのは、カリスマと云う言葉だ。

ちょっとわたしが留守にしているあいだに、日本ではカリスマ美容師だのカリスマ駅員だのカリスマ魚屋だのいろいろ出てきているみたいだが、そもそもCharismaと云う言葉は「聖霊の賜物」という神学用語に端を発する言葉であり、だいたい聖霊の賜物が宿ったような人からそんなしょっちゅう髪を切ってもらったり魚をさばいてもらったりしてたら、いちいち畏れ多くて恐縮してやりにくくて仕方ないだろう、生活の様々な局面で。

どだいカリスマを持った人間なんてものが農道の馬の糞みたいにボタボタ落ちていたりその辺に拡散していたりするわけがないのであって、自分の人生が退屈だからといって別に凄くも何ともないことを、凄い、凄い、と凄がって容易に喜ぶのはやめて欲しい。と云うか、人間ともあろうものが、潔く腹を据えて己の退屈と向かい合わずにどうするのだ。と云うような肝っ玉の据わりを見せてくれたカリスマ女傑。それがMo先生であった。それはこの自伝を読めばわかる。

なんかちょっとここまで書いていて気づいたが、わたしの彼女に対する想いは、ライドン先生に対する想いともちょっと共通したところがあるのであり、その証拠にわたしは二人とも英国のナショナル・トレジャーであると思っている。

彼女に想い入れのある理由は実はもう一つある。わたしがロンドン市内の某日系新聞の駐在員事務所で女中奉公していた頃、新春特別企画で英国人ポリティシャンのインタビューをやれと云う指令が東京より下り、わたしは強く彼女を推したのである。その頃、彼女は一期目のブレアよりも人気のある労働党のスターで、WOMAN OF THE YEARにも選ばれた。まだ病気もさほど進行しておらず、随所で鋭いユーモアをきめて周囲を爆笑させながら、パンチのきいたコメントをバシバシ決めまくっておられた頃の話である。だが、わたしの提案はあっさり却下された。なぜなら、日本では誰も知らないからである。

ゴシップを書いたりしてる身分でこういうことを言うのもなんだが、ベッカムのニュータトゥーだのジュード・ロウの浮気だのくだらんことばかりやけに詳しく知られているのに、彼女のようなナショナル・トレジャーのことは日本では誰も知らない。知らされてないからである(知りたくない人が多いからそうなるんだが)。そう思うと口惜しい。ので、近日中に、彼女のことは雑文Pでびしっと書き殴りたいと思う。ここでは狭い。狭過ぎる。

  
Posted by mikako0607jp at 23:31 BOOK 

2005年08月18日

Lie lie lie lie liar you lie lie lie lie

どうみてもGジャンですね。ポリスが誤射・誤殺したブラジリアン青年の件に関し、当初の警察の発表と、Independent Police Complaints Commission (IPCC)の調査結果があまりにも食い違っていることがITVニュースのすっぱ抜きで明らかになり、今日の英国(17日)は大騒ぎだった。

そもそも、この青年は、テロ犯と間違えられて「ミステイク」で射殺されてしまったのだったが、当初、警察はA)彼は警察の追跡から逃れようとして走って逃げた B)彼は改札を飛び越えた C)彼はPadded Jacketを着用しており、必要以上に厚着して、リュックをしょっていたので自爆する可能性もあると思った。ゆえに、私服警察官たちが彼を追跡し、地下鉄に飛び乗ったところを狙撃した。と発表していた。

ところが、IPCCの調査とCCTVの映像証拠から、A)彼は全然逃げてなかったし、警察につけられていることも知らなかった。駅の構内で、ロンドン付近の方々にはお馴染みの無料配布新聞METROまで呑気に取り上げたりしている。B)そんなわけなんで、全然改札も飛び越えてない。C)Padded Jacketなんか着用してなかった。彼が着ていたのはGジャン。リュックもしょってなかった。と云うことがわかっている。

写真は、ITVニュースが放送して騒ぎになったブラジル人青年が射殺された後の証拠写真だが、どう見たって彼が着ているのはGジャンである。ポリスが発表していたPadded Jacketとは、普通はこういうジャケットのことを云うのである。

http://www.alibaba.com/photo/10241601/Padded_Jacket.jpg

http://www.alibaba.com/photo/50010785/Men_s_Padded_Jacket_G01021_.jpg

しかも、射殺された時、青年はおとなしくシートに腰掛けていたらしい。ポリスはそこでいったん彼を捕まえて「ポリスだ」と叫んでいる。で、混乱して立ち上がった彼を、再びシートに座らせておいて発砲したらしい。至近距離で、じっとしてる人間の頭に向かって7発も。

これはよくある英国人の「ミステイク」って云うよりも「キティガイ」じゃないのか。

こんなに間違いの多い国で「疑わしきは撃ち殺す」ポリシーはまずいんじゃないかと以前も書いたけれども、間違いどころか気違いも多いのであれば、このようなポリシーはいよいよ危ない。イアン・ブレア総監が辞職すればすむとか云うような問題ではないだろう。

  
Posted by mikako0607jp at 08:05 NEWS 

中国飯屋でMark Williamsを見た話。

この人よ。またまた夏日の英国。暑い。ブライトンはまるで地中海沿岸のリゾートの如きリラックス状態で、ビキニのトップにホットパンツに草履。みたいな姉ちゃんたちと、どうでもいいような短パン一丁で上半身裸の兄ちゃんたちが街を闊歩している。

こうなってくるとブライトンと云う街はなかなかにブリリアントな場所なので、今日は夕方から街にくりだし、Preston StreetのCHINA CHINA(ここは4.50ポンドでおかずとフライドライスがセットになった定食が食えるので現在ブライトンでは大人気)に飯を喰いに行った。

ほしたら、隣のテーブルで男性2人+女性+シャーリー・テンプルばりの愛らしい女児の組み合わせで食事をしておられる方々の中に、いきなり写真の御仁が混じっていた。Mark Williams。日本の皆さんにはきっとハリポタでArthur Weasleyを演じている役者と言ったほうがわかりやすいでしょうが、英国の皆さんにはきっと、BBCの大傑作コメディ番組The Fast Showの「Suit You Tailorsのかたわれ」と言ったほうがわかりやすいでしょう。The Fast Showと云えば、あのジョニー・デップの「一番好きなテレビ番組」としても有名で、ジョニデは自らSuit You Tailorsのスケッチに友情出演までしている。

あんまり見ないように心がけて食事をしていたのだが、ついつい喋り声などに聞き耳を立ててしまい、なんか面白いこと言わないかなー、と待ち受けていたのだが、そういうことはなかった。って云うか、すでにあんまりロレツがまわっておられない様子だった。首から背中にかけて真赤(彼も短パン一丁のブライトン・ルックだった)になっておられたし、きっと昼間からずっと日光浴しながら飲んでおられたのだろう。特筆すべき点としては、爪楊枝の使い方がやけに上手かった。ほら、英国人って下手くそじゃん。彼の手つきには熟練が感じられた。

  
Posted by mikako0607jp at 07:20 OTHERS 

2005年08月17日

最近垂れ流れ(過ぎ)てる2曲

ジェイムス+ガールフレンド*ジェイムス・ブラント(写真・ガールフレンドと)のYou're Beautiful。まだチャートのトップを独走中。5週目だっけ?6週目?もういい加減にして欲しい。「ぐじょぐじょすんなよ、男がっ」と思うような曲。ってのは前にも書いたけど、でも、よく考えてみるとこの曲、なんか電車男のテーマじゃないけど、ちょっとそう云う、「オタクのこひ」っぽい歌詞ではないか。

だって別の男と歩いてる女の子を見かけて、My love is pureだのI saw an angelだのYou're beautifulのエンドレス呼びかけだのしておいて、「彼女は僕の顔を見て僕がFu**ing Highだったことがわかった」とか、相手はカップルだっちゅうのに「僕にはプランがある」とか、かなり思いつめ型の青年のこひの歌である。ひょっとすると、こういうのが流行るのは世界的傾向なのだろうか?

*ほんで、もう1曲ラジオから垂れ流れ過ぎている楽曲と云えば、コールドプレイのFix You。これが垂れ流れ始めたのは、何を隠そう7.7ロンドン・テロの日。歌詞と曲のムードがテロ事件の悲惨な映像にマッチしたみたいで、BBCとCH4がどっちもニュース特番で流したんである。血まみれの人々が抱えられてゆく映像とかのバックに。

それ以降はもう「がんばれロンドン」のテーマ曲みたいになっちゃって、ラジオでも「この曲はあの日のロンドンを思い出させる」などと云うDJの紹介文句と共に一日何回もかかるようになり、ついに9月5日にシングル発売されることになったらしいんだけど、You're Beautifulの後はどうもこの曲がずーっと1位を独占するような予感がして、わたしは今からすでにげんなり。もう充分垂れ流れてるってのに、まだ何ヶ月か続くのかと思うと。

Fix Youのビデオはこちらhttp://www.contactmusic.com/new/home.nsf/webpages/coldplayx04x08x05

Fix Youの「がんばれロンドン」歌詞はこちら http://www.lyricsfind.com/c/coldplay/x-y/fix-you.php

  
Posted by mikako0607jp at 05:59 MUSIC 

2005年08月16日

アルコールのユニットの話。

一日一杯。ですむわけねえだろ。先日、ぼやっとしながらBBC1を観ていたら、「アルコールは本当に身体によくないのか」と云う番組をやっていたの。ほんで、英国在住の皆さんはご存知でしょうが、この国でアルコール摂取量を表す単位として「ユニット」ってのが使われるでしょ。

ほら、飲酒運転とかの判断基準にもこっちではユニットが使われるし、お医者さんとかの問診でも「アルコールは何ユニットぐらい飲みますか?」とか聞かれるじゃない(わたしなんかだとまず、正直に言うと怒られるから常に適当なことを言ってるけど)。ほんでこれ、英国人でも「酒飲みに限って正確に1ユニットが何を意味するのかがわかってない」とか云う話になって、その番組中でユニットの解説が行われたわけなんだけども、どうやらわたしも誤って解釈していたことがわかって驚愕。

ビールのハーフ・ア・パイントが1ユニット。ってのは合ってたんだけど、ワイン。わたしはあの、パブで出されるワイングラス(ASDAで6個99ペンスで売ってる、すぐ割れるガラスのやつね。我が家もあれ愛用)一杯が1ユニットだと思ってたの。ほしたらどうも、1ユニットは小型のワイングラス一杯の数字であって、あのパブのワイングラス一杯は2ユニットに換算されるらしいのよ。

ほんで、成人に推奨されている一週間のアルコール摂取量のリミットは20ユニット(まあね、ほんなもんは推奨だから、守らないわよね、普通)。んで、30ユニットで黄色信号(んなこと言ったって、それ、たったのワイン15杯よ。週に)。50ユニットを超えたら、もうあなたはDrinking Problemを抱えてるって云うのよ(だってこれ、たったのワイン25杯よ、週に。じゃあわたしなんかはいったいどんな問題を抱えてるって云うの)。

そんなことあるかい。と反抗的な態度で観てたんだけど、その後で今度は二人のお嬢さんを使った実験があって、下戸のお嬢さんに一カ月飲ませてみる。ってのと、いける口のお嬢さんに一カ月禁酒させてみる。ってので、身体的影響を測定する。みたいなやつだったの。そりゃたかが一カ月ぐらで身体にはおもだった影響は無かったんだけれども、びっくりしたのが、下戸のお嬢さんが飲み始めるとやたらと仕事で間違い始めたってところ(いや、別に職場で酔ってるわけじゃなくて)。んで、逆にいける口のお嬢さんは禁酒するとミスが少なくなったのよ。

ほんとかなー。BBCだから政府の命か何かでやってんじゃないの。と思いながら、映画レビューのページを更新しようとしたら、今年に入ってからのレビューの日付が全部2004年になっていたことに気づき、ははははは。と最初は笑ってたんだけど、もう8月だよなあと思うとどうも笑えない気分になってきちまって、これからはワインじゃなくて、ビールで行こうかなあ。と思ったりしました。

だって一日2パイントのほうが、ワイングラス2杯よりは量があるもん。何日続くかはわかんないけど。

  
Posted by mikako0607jp at 08:51 NEWS 

2005年08月15日

日本はお盆。英国は平日。でいろいろ。

いい女になって来たんでねえの。*盆正月になると、「こっちはみんな集まって飲みようけんねー」みたいな電話が、関東在住歴が四十年近くなってもまだ生き生きとした博多弁を操る叔父(この点では、鮎川誠の博多弁の発音と用法の怪しさは、福岡では昔から取り沙汰されてきた点である)からかかって来るんだけれども、従兄弟の某プロフェッサー君から「サイト見てるよ」と言われたときの衝撃。そして焦り。エロネタはすべて外そうかとも思ったが、四十女が今さら生娘ぶるのも気色が悪いので、そのまま続行します。宜しく。

*恋人と破局したばかりのキーラ・ナイトレイが、先日アップした「Pride & Prejudice」の美しきロセッティ写真に加え、今度は宝石屋の宣伝グラビアに登場(写真)。いい女になってきてるなああ。今週、Moviewalkerさんの方に上がってくるはずのネタに関連した話だけれども、英国で行われた「デートしたい女」調査で、20代から30代までの男性がキーラ・ナイトレイをトップに選んでいる。「抱きたい(または抱かれたい)女」となると、20代から40代までアンジェリーナ・ジョリーがトップを独占だが(この人の色っぽさは、わたしはわかる)。

*サンディエゴ方面からもご推薦いただいていた映画「Crash」(クローネンバーグのアレとは全く別物よ)、ようやく観て参りました。Million Dollar Babyの脚本を書いた御仁の監督デビュー作。素晴らしい。の一言に尽きる映画でした。と云うわけで、ほんっとに久々に映画レビューのページを更新

  
Posted by mikako0607jp at 07:35 OTHERS 

2005年08月11日

エロと豚。でも、スターリンよりINUでした。

なんか、ね。*「脱」予算管理による代替的な企業経営法からケイト・ハドソンの臭い足まで。幅広く労働させていただいております。飲まずに。

*エロっぽいエントリーを入れると(先日の乳繰り合い白書とか)急に迷惑メールの箱に色っぽいタイトルが並び始めるんだけど、そういうのをご職業とされている方々も、ちゃんと個人の日記の内容を読んでるのかし?ほんでまたけっこうセンスのいいタイトルがあって驚かされる。「人妻求む・しっぽりやってがっぽり稼ごう」とか「絵里です。出血中も大サービス」とか。日本のコピーライティングの才能はこっちに流入しているのか?

*先日、英国滞在中の日本人青年が、「日本の男って、やっぱりどうしても、上の口では拒んでいながら下の口ではひっひっひっ。みたいな女性が好きなんですよね」と言っているのを聞き、なるほど上の口でも下の口でも同じことを言ってしまう女は、やっぱり日本では駄目なのかあ。と思った。わたしはもう日本には帰らないと思う。

*なんか散漫になりましたが忙しいんですよ、珍しく。特筆すべきUKの話題としては、先日某所で「フロントマンが麻原彰晃に似ている(写真)が別に浮いたりすることはない」と言及したのが流布されてしまったThe Magic Numbersが、TOTPのプレゼンターが使った「a fat melting pot of talent」の表現に激怒して出演拒否したと云うニュース。「But they are fat」「Yeah, so how come?」と連合いと隣家の息子はBBCニュースを見ながら語り合っていたが、言葉ってのは、難しいもんだ。つくづく。

http://www.guardian.co.uk/arts/news/story/0,11711,1546009,00.html?gusrc=rss

*それからフジロックの大江。

昨年の感動に泥。なぜ、ドラムをはずしたのか。
再結成するのか、解散するのか、はっきりしてもらいたい。

の親友のコメントに笑いつつ、すべてを理解しました。

  
Posted by mikako0607jp at 10:05 OTHERS 

2005年08月10日

美は乱調にあり 諧調は偽りなり

糸島出身よ。あの、糸島。某所からいただいたメイルに大杉栄に関する言及があり、ふと伊藤野枝のことを思い出して仕事もせずに青空文庫で彼女の作品を読み耽ってしまった。わたしは尻の青い小娘だった時代、野枝にも随分入れ込んでしまったことがある。と云うのも、彼女は所謂「きっぷのいい博多のごりょんさん」などと云うステレオタイプ的な福岡中心部の女のイメージをぶち飛ばすような、玄界灘の荒波にも似た「福岡西部の粗野で烈しい女」だからである。

最初の夫・辻潤を捨てると、「保子をなぐさめ、神近(市子)を教育し、而して野枝と寝る」状態だった四角関係の末に大杉栄をゲットして、その間にもぼろぼろ6人の子供を産み育て、最終的には夫の大杉と共に憲兵隊に虐殺されたアナキストだった。ずばぬけて文才のあった人でもあり、あの平塚らいてうから「青鞜」をのっとったのが糸島の貧しい瓦職人の娘だったと思えば、なんとも痛快である。

上記のうちたった一つをとったって、普通の人間は一生かけても出来ないようなことばかりなのに、これら全てを成し遂げて28歳で死んだかと思うと、伊藤野枝は化け物である。「華の乱」と云う深作映画では石田えりが野枝を演じていたが、きっととんでもなく魅力的で、火の玉ファイターのような女だったに違いない。

「しかし、そんな事はどうでもいいや。お互ひに、ウンと可愛がり、可愛がられてさへいればね」「帰っておいで。早く帰っておいで。手紙を開封したような形跡があったら、警察へおしりをまくってあばれこんでやるがいい」

この歳になって大杉栄が野枝に宛てた書簡を読むと、きっと彼は野枝が可愛くて可愛くて仕方がなかったんだろうなあと思えてくる。 

野枝さんは子供の時に良家の子女として教育され、もっとすなおに円満に、いじめられずに育ってきたら、もっと充分に彼女の才能を延ばすことが出来たのかも知れなかった。もっと落ち着いて勉強したのかも知れなかった。(中略) 強情で、ナキ虫で、クヤシがりで、ヤキモチ屋で、ダラシがなく、経済観念が欠乏して、野性的であった――野枝さん。しかし僕は野枝さんが好きだった。 (辻潤「ふもれすく」より)

捨てた男にこんなことを書かせるってのがまず、どんな功績よりも凄いとわたしは思う。

追記:本日のタイトルを前後半に分けて題名にした瀬戸内晴美の小説2冊が、実家にあると思うんだけど、読みたくなってきたなー。(とさりげなく妹さまに呼びかけてみる)

  
Posted by mikako0607jp at 06:35 BOOK 

2005年08月09日

英国人乳繰り合い白書

6日付のThe Sunが、英国人乳繰り合い白書なんてのを載せていた。複数の調査機関が共同で行った調査の結果だそう。

1.男性の回答

●女性の身体で最もセクシーは部分は?(回答年代別)  顔(20代)、胸(30代)、尻(40代〜60代)

●女性のどのようなパーソナリティに最もそそられるか? 自信(20代)、いい母親になりそう(30代)、ルックス(40代)、愉快(50代)、誠実さ(60代)

●どんな女性の身体が一番セクシーだと思う? 曲線的グラマー体型(20代)、殆どがナイジェラ・ローソンの身体がパーフェクトと答えた(30代:っちゅうことはつまり胸が大きくてぽっちゃり)、アスレティックな身体(40代:これが一番むんむんの回答かも)、自分の身体は完璧ではない。だから相手にも完璧な身体を求めない(50代:泣かせる)、何でもよい(60代)

2.女性の回答

●男性の身体で最もセクシーな部分は?  尻(20代)、胸板(30代)、尻(40代〜60代)

●男性のどのようなパーソナリティに最もそそられるか? ルックス(20代)、自信(30代)、自信(40代)、誉め上手(50代)、ルックス(60代)

●どんな男性の身体が一番セクシーだと思う? スリムな身体(20代〜30代)、日焼けしていてSix-pack(40代:Six-packとは、腹筋がごつごつに鍛えられていて腹部が6つに分れて見える状態のこと。わかりやすい例で云えばジョーダンの男(すでに名前忘れた)の身体)、筋肉質(50代〜60代)

で、まあここまではいいんだけども、一番驚いたのが「オフィスでセックスしたことのある人の数」。男性が、93%(20代)、89.8%(30代)、78.2%(40代)、86.7%(50代:なんでここで盛り返してるわけ)、91%(60代:まじかよ)。女性は、63%(20代)、54%(30代)、71%(40代)、62%(50代)、14%(60代)。

確かに英国のドラマなんか見てると、残業中に魔がさして。とか、オフィスパーティーの後に「仕事が残ってるから」なんつってオフィスに戻って。とか、そういうシチュエーションで男女がオフィス内で懇ろになるシーンが頻繁に出てくるけれども、これホントかなー。と思い、連合いに訊いてみると「ああ、英国の人間はけっこうやるよ。机の上とかポピュラー」「でも、この男性の回答はかなり見栄が入ってると思うぞ。第一、男と女の数字がこれほど食い違ってるってことは、しかし、するってえと、あれか?この回答者、もしかしてゲイが多いのか?」と云う一歩踏み込んだ考察を行っていた。

でも考えてみれば、英国には日本のようなラブ・ホテルとか無いわけだし、ロンドン市内なんてのは世界的に見ても一、二を争うほどホテル宿泊料が高いわけでしょ。と云うような事情を鑑みると、オフィスで不倫している場合なんかには、よっぽど高給取りでもない限り、そんなに頻繁に行けるとこなんてないわけよね。だから深夜のオフィスに戻る。と云うことになるのかなあ。40代でピークに達する女性の数字を見ながら、わたしはそう考察したのであった。

  
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2005年08月08日

ゲイ・プライド・イン・ブライトン

”膨らみ”はヨアンには負けてるけど。ふふふ。「ロンドンのゲイ・プライドなんてカッペばっかで駄目なのよ。本場はこっち。知ってる子はみんなこっちに来るわ。だから来てる子の質が違うでしょ」なんて某パブのママ(でもほんとはマスター)らも昔は自慢していたゲイ・プライド・フェスティバル・イン・ブライトン。近年は質の低下が著しいと聞き、土曜日、プレストン・パークに覗きに行ってみた。

ひゃああー。とまず驚いたのが人の多さ。実はわたしも、今世紀に入ってからゲイ・プライドからはご無沙汰(昼間はね。夜はゲイ街に遊びに行ってたけど)してたんだけれども、信じられないほどフェスティバルの規模が拡大していて、これはいったいライブ8なのかと見まがうほどの人・人・人の波。

昔はほんの20ぐらいストールが出ていて、けっこう面白げな中古CDや古本を売ってる個人のゲイの人々もいたりして、ゆったり彼らと話ができて楽しかったマーケット・エリアも、もうまさにゲイ御用達セックス・ショップのカムデン・マーケットみたいなノリになっちゃってて無数の派手なストールが並び、人の頭で商品さえも見れないような有様だし、何処からぞろぞろあんなに若者が集まってくるのか(ゲイだけでなくストレートも)知らんが、人がぞろぞろ移動している通り道の上に座り込んでビール飲んで泥酔したり妙なもん吸ってハイになったりしやがって、午後2時から嘔吐している若者につっかかってこけそうになったのは初めてだぞ。わたしは。

と云うようなことを前述のママ(でもマスター)に話してたら、「ロンドンのゲイ・プライドのミニチュアみたいになっちゃって、駄目ね、もう。地元のゲイは、行かなくなった人も多いの」「パレードの規模も昔と比べると5倍ぐらいになってるけど、編みタイツも履いたことのないようなオフィスのおっさんがさ、若い部下の女の子たちに囃されてちょっと女装してリベラルぶってみましたみたいな、そういうのが多いのよ。すぐわかるもの、そういう手合は」という。自宅でバスローブを着てくつろいでいる時でさえしっかりドラッグクイーンのママみたいな人から見れば、やはりそういうのは邪道だろう。

「だいたいさあ、昔は、ちょっと可愛い子がいたら茂みに連れ込んで、みたいな色っぽさがあったのよ。今はもう茂みにでも入ろうもんなら、ビール飲み過ぎたガキどもがすずなりになって放尿してるのがせいぜいでしょ」「うん、確かに、茂みの方、尿臭かったもん」「ゲイの世界からも、エロスが消えてるのよ。上質のエロスが」と言ってママ(しつこいようだけど物理的にはマスター。それだけは貫きたいらしい)が遠い目をしているので、「じゃあ今、地元のみんなは何処に行ってるの?」と訊くと「今はね、クールなブライトンのゲイはみんなストレートが行く店で遊んでるの。ゲイ・スポットにたむろってるのは、放尿系のガキか、ガキ狙いの小金を持った不細工なゲイばっかり」だそうだ。

そちら系統で、これから英国に来ようと云う方は、参考にしてくだされ。

(写真はパレードに参加の青少年たち。モノクロにすると何かいい感じになった)

  
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2005年08月06日

週末ですね。のいろいろ。

むっつり。*UNCUT誌が「世界を変えた音楽、映画、TV番組、本、バンド」トップ100のリストを発表。なんでもこれは音楽、映画、メディア界の専門家を対象とした調査に基づいたものらしく、このリスト作成には1年間の月日が費やされているんだとか。で、その結果、1位はBob Dylan "Like a Rolling Stone"だったらしい。

当然ながらあの方々も入っておりますので、詳しい結果はライドンページの方へ。

*マイケル・ジャクソン裁判の陪審員の二人が、裁判の内幕を暴露した「やっぱりマイケルはクロだった」的な本を書くらしい。Eleanor Cookという人が「Guilty As Sin, Free As A Bird」、Ray Hultmanという人が「The Deliberator」っちゅう本をそれぞれ書くつもりらしいんだけど、でも、この裁判の評決って、最終的には12人の陪審員がUnanimouslyに、全員一致で、出したんでしょ。ほしたら、なぜ今頃そういう事をグズグズ言ってるのかと云う疑問は残るよなー。まあとっとと評決を出してその内幕話を書いて売る方が金にはなるだろうけど。実際、借金に追われてるとか、年金の額が少なくて生活苦、とかそういう事情があった場合には、人間ってふらっと知恵を使っちゃうと思うのよね。陪審員制度って、そうなんだよなー。

http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/showbiz/showbiznews.html?in_article_id=358204&in_page_id=1773

*J.Tさまより教えていただいたのですが、ほぼ日刊イトイ新聞が、リリー&糸井の対談を連載中。「東京タワー」についての対談ですが、一回目の糸井氏の発言「何、九州って」に笑いました。http://www.1101.com/lily_tokyo/index.html

実際問題として、福岡出身の人で、父親がサラリーマンではない家庭で育った方々は、みんな子供の頃に一回ぐらいは酔った親父に殺されかけているはずだとわたしは思ってるんですが。ほんで、それを助けるのが祖母と云うのもまたパターンで。うちの場合は祖母がまた気丈な女だったので、吉本新喜劇の山田スミ子のようなぶち切れ方をして、居間はバトルフィールドと化していた、と云うこともあったようですが。
で、そういう話が別に「鬼畜で悲惨な幼児虐待事件」としてではなく「ちょっとヴァイオレントなほのぼのファミリー話」として語り継がれてしまう風土。ってのは、たしかにあると思います。Q州。

  
Posted by mikako0607jp at 07:21 OTHERS 

2005年08月05日

高慢と偏見と復活と重体。

綺麗。*Pride and Prejudice(「高慢と偏見」ワーキングタイトル社製作、キーラ・ナイトレイ主演)がまもなく英国で公開されますが、トレイラーが綺麗。って云うか、キーラ・ナイトレイがまるでロセッティの絵から抜け出して来たよう(写真。クリック拡大可)。とてもとても美しい。これは観たい。http://www.workingtitlefilms.com/film.php?filmID=38

Pride and Prejudiceと云えば、やはり英国ではTVヴァージョンのコリン・ファースの濡れ場(いや、濡れシャツシーンと云う意味で)を思い浮かべる方が多いんでしょうが、これ、キーラ・ナイトレイの当たり役になるかもしれませんね、もしかすると。

*Pride and Prejudice絡みになりますが、「ブリジット・ジョーンズの日記」が7年ぶりに戻って来たらしい。Helen Fieldingが、またIndependent紙にコラム連載を始めたんだとか(そもそもブリジットはここから生まれたんですものね)。 http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/4732295.stm

*以前、当サイトのTruly Brilliantのページに書いたことのある元北アイルランド担当相のMo Mowlamが重体と報道されています。

http://news.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2005/08/04/nmowlam04.xml

昔書いたものではありますが、その時の記事を再び以下にコピペさせていただきます。テロ問題で大騒ぎの昨今、このような方が現役でいてくだされば。と残念で仕方がありません。IRAが武装闘争終結宣言をした直後に重体になられたというのも、何か偶然とは思えないものがあります。

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米TVドラマ「Sex and the City」のラストシリーズで、サマンサと云う登場人物が、癌の放射線治療で抜けた髪を隠すために被っていたカツラを、壇上でスピーチを行っている際に「ああ、暑い」と言ってズルッと取り、大喝采を浴びるシーンがあった。

これと同じことをやった女性政治家が英国にいた。それも、かの有名な北アイルランド「聖金曜日」協定の和平交渉の席上でだ。カソリック、プロテスタント政党の代表者たち、英政府、アイルランド政府の代表たちがズラリと並んだ交渉のテーブルで、当時の北アイルランド担当相Mo Mowlamは、被っていたカツラをテーブルの上にバシッと投げつけ、脳腫瘍の放射線治療で禿げた頭をもろ出しにして、「合意するの?しないの?いい加減で皆妥協しましょう」と凄んで見せたのである。

これには元テロリストも含まれていた代表者たちも度肝を抜かれた。そして1998年4月10日、見事に「聖金曜日」協定が成立したのである。この協定は英国のブレア首相の手柄として書かれることが多いが、真の立役者はMoである。彼女は一言で言えば「ぶっちゃけた」政治家だった。獄中のテロリスト幹部たちと本音で話し合い、マスコミのインタビューにも本音で答えた。「大麻?合法化すりゃいいのよ。私も若い時は吸ってたわ

このぶっちゃけ具合が各方面で問題になり、ブレア首相から干されるようになって、体調が悪化してきた2001年にすっぱり政界から引退したが、彼女は最近も暴言を吐いて世間を騒がせた。「米英は、ビンラディンと和平交渉を始めるべき」と発言したのである。

「アホか」「ついに狂ったか」と世間からは罵倒されたが、「北アイルランドの協定の時だって、交渉のテーブルに座っていた代表者の中には、昔テログループのリーダーとして恐れられていた人が含まれていたわ。どこが違うの」と彼女は答えた。

体調が悪化してからの姿には痛々しいものがあるが、喋らせるとかなりおかしい人でもあった。元気であれば、サッチャーとは違うタイプの女性首相になっていた人かもしれない。英国人だけでなく、アイルランド人にも愛された珍しいタイプの英国の政治家だった。

  
Posted by mikako0607jp at 07:18 NEWS 

2005年08月03日

NHSの単刀直入なる喫煙撲滅ポスター

全国津々浦々の診療所に貼られるってことですよ。英国政府もついに喫煙者減らしに本腰を入れるらしく、NHS(National Health Service)がアンチ・スモーキング・キャンペーンのポスターを全国展開してゆくらしいんだけれども、その一枚がこれ。

喫煙はあなたのペニスの組織にダメージを与えます。

煙草の煙の中には、4000以上の化学物質が存在します。それらの中には、動脈にダメージを与えるものもあり、貴方のハードさを保つ部分だって例外ではありません。その部分が萎えてしまったら、貴方自身もふにゃけます。それでもまだ吸い込みたいですか?

このポスターが全国津々浦々の国立病院および診療所に貼られるってことは、「マミイ、あれ、どういう意味?」などと云う質問をするつぶらな瞳の子供たちなんかも当然出てくるはずであり、返答に困るマミイも増えるはずだ。我家のある地区に住んでいるようなマミイたちだったら、「ファッ*ン・インポになるってことなのよ」か何か答えてそれで終わりそうな気もするが。

  
Posted by mikako0607jp at 07:50 NEWS 

2005年08月02日

8月一発目のいろいろ。

*日曜日にニュースエージェントに新聞を買いに行った連合いが、「大将が(注:大将はインド人)’俺はイスラム教徒は大嫌いだ’って言い始めてさあ、イスラム教徒がどんなに悪い奴らで酷い奴らか、二十分も聞かされちまった。よっぽどひどい目にあったみたいだなあ。あんなにあの大将が熱く語るの初めて見た」と言いながら帰って来た。
 
ブライトンでも7人テロ容疑者が逮捕された。何も知らない人々には同じようなもんに見えてしまうブラウン人種の大将は、すでに自衛を始めたのである。わたしだって、もし中国人の皆さんがテロ行為を始めたりしたら、やっぱり真っ先に自衛を考えると思うもの。白ばっかりの貧困エリアに住んでると、こういうことも考えなければならなくなる。大将なんか本当に怖いだろうと思う。それでなくとも、数年前ジャージどもに腕を刺されたこともあるし。
 
*と云うわけで、今日はBBC2のThe New AL-QAEDAの第二話。今夜はマドリッド・テロの検証だった。「パキスタンのフロントラインを追う」の来週がおもしろそう。
 
*「チャーリーとチョコレート工場」のジョニー・デップのマイケル・ジャクソンぶりに話題騒然の昨今のUKですが、スーパーや本屋に行ったりすると「チャーリーとチョコレート工場」の絵本とかぬり絵とかがもう大量に売りに出されており、ジョニデと子供たちの写真がどう見てもやっぱりネバーランドに子供たちを招待したマイケルのように見えて・・・・。
 
ジョニデ本人は「マイケルは意識してない」と言ってるみたいなんだけど、The Sunで映画レビューを書いているJOHNNY VAUGHANは、「悪趣味ではあるが、マイケル・ジャクソンをウィリー・ウォンカにしてしまったひねくれたユーモアのセンスこそがこの映画の醍醐味」なんてもう、ティム・バートンとジョニデならそのくらいはやるだろうと決め付けたスタンスで「絶対にわざとやってる」と書ききっている。こっちの方が個人的には信憑性あるけどな。
 
*先週末、拙著「花の命はノー・フューチャー」がAmazon.co.jpでノンフィクションのニューリリース・トップセラー100にランクインし、一時は中島らも大先生や爆笑問題の著書と同じページに表示されるなどと云うとんでもない状況になり、「わたしはもしかするとこのまま死ぬるのか」と布団をひっかぶって酒を飲みながらブルブルしていたんだけれども、今週はあるべき位置までまっしぐらに急降下したようで、ようやく安心して本業に励んでます。
 
先週は身内の組織的なまとめ買いがあったゆえの結果と理解していますが、しかし、そのぐらいでランクがあんなに劇的に変化すると云うことは、もしかして日本の書籍って、本当にそんなに売れてないの?噂には聞いていたが、改めてこの点にはびっくり。
  
Posted by mikako0607jp at 07:32 OTHERS