2005年09月29日

フリーダに呼ばれて。

思い立ったが吉日。凶日と出るかもしれないけど。ほんとに彼女のところに行きました。探さないでください。

注1)といっても別に死んだとかサイバースーサイドをやったとか、そういうわけではありません。

注2)Tate Modernに行ったとかいうわけでもないので、もうちょっと時間がかかると思います。

身内の者どもへ:緊急連絡は英語でntlworldのほうにメイルください。あまり頻繁でなくても見てるかも。

  

Posted by mikako0607jp at 20:57 OTHERS 

切羽つまってるのに消えるなよ、のいろいろ。

ケイト。じょんこさんの宿敵ともいう。*ケイト・ブッシュのニュー・シングル。最初ラジオで聴いたときは「ほーん」ぐらいの感じだったんだけど、何回も聴きこむと、けっこういいかも。「きいいんぐおぶざまううーんてえええーーーん」か何かつい口ずさみながら仕事中。http://www.katebush.com/flash_positive.htm

*ライドン先生がらみ、最も忙しいシーズンに突入しそうですが、わたしが何もできなかったとしてもぶーたれないでください。ちょうど折り悪く、ね。でもしょうがないの。足が痒いんだもの。

*「鉈と賄賂とUN映画」の件で、昨日は世間の狭さに感動。Tさんのお友達、もし見ておられたら、あなたさまはグレイトです。あれはジャパーンの人々にも観賞されるべき映画ですから。遠くから、喜んでおります。

*ここでいきなりお願いするのも何ですが、ウィーンのKaekaeさん。リンクさせてください。京都の話。「今ここで、何かが生まれてるのに、呑んだくれて泣いてる場合かよ、おっさん、おばはん!」。こりゃ福岡も同じやったね。 http://d.hatena.ne.jp/kaekae/20050925

ボ・ガンボスを聴きながら、飯場の姉ちゃんとして働いていたことがありました。まだわたしは二十代のぴちぴちのアホで、ロンドンにいながら、なぜか早朝から大量のおでんを煮たり、大根の煮物の味付けが濃いと叱られたりしてました。あのテープを日本から送ってくれたのは、姿ちゃんやったなあ。

その頃のことをまあいろいろ書いてるわけですが、いったいどうやってアップするのか、またアップすることが可能なのかは謎。これもまた保留案件のひとつになるなあ。。。Fucking Wankerか、とか、Fucking Shitか、とか問い合わせをいただきましたが、ふたつめの単語の字数をよく考えるように。

  
Posted by mikako0607jp at 20:00 OTHERS 

2005年09月27日

スコセッシによるボブ・ディランのドキュメンタリー

ここにも、GEMINIAN。またBBC2が優れた番組を二夜連続で放送中。

「No Direction Home」。マーティン・スコセッシ監督がつくったボブ・ディランのドキュメンタリーである。今夜(月曜)は9時から二時間枠で前半が放送された。明日(火曜)も9時から完結編が放送される。見逃しちゃった方は、明日だけでもどうぞ。まあどうせ再放送されるだろうけどね。週末の深夜とかに。

BBCのボブ・ディラン・シーズンのサイトでは、この番組のビデオクリップも視聴可。ここはいろいろと充実しまくってる。

今日見たとこで特におかしかったのは、60年代のNewcastleのファンたちの映像。英国の若者たちって、なんかみんな顔が白くて神経質そうでオタクっぽいんだもん。メリケン・ランドで撮られた映像の中に混ざって出てくるもんだから、妙にその白さが際立って。笑うた。

ちなみに、この御仁もふたご座。実はモリッシーとバースデイが二日違いだったりして。


 

  
Posted by mikako0607jp at 09:02 TV 

2005年09月26日

「Revolver」、玉砕す。

ついにガイ・リッチーの新作「Revolver」を観て来た。

どうしてそこまでみんなけなすんだろ。やっぱ、マドンナ&ガイ夫婦が信仰している宗教がちょっと昔の日本でいえば「統**会」とかそういう感じの位置づけになってしまってるので、みんな誉めるわけにはいかないのかな。今年のはじめにも、この教団を暴くドキュメンタリーがBBCで放映されたりして、ジャーナリストがマドンナに質問しようとしたら完全無視をきめこんでやたら態度悪かったし、ガイ・リッチーに至っては何か真っ白けの格好して白装束の群集に胴上げされたりして、ちょっと気色わるいって云うかシュールな印象だったし。そうなってくると、やっぱマスコミはマドンナ夫妻を叩かなきゃなんないから、あんまりメディアの酷評はあてにならないよな。

と思いながら、わたしは出来るだけポジティブな心持で、宗教云々は忘れて映画のみを楽しもうという気持ちで映画館に向かったのである。ところが。どういうことになってしまっていたかは映画レビューのページを見ていただければわかると思います。

言ってしまえば、この映画は典型的な「トレイラーに騙されるな」系の作品です。トレイラーだけ観といたほうがよっぽどテンポがよくて格好いい。木曜日に公開されて、最初の週末でしょ。ほれなのに、ブライトンの映画館はガラガラだった。こりゃあ相当マスコミの酷評の影響が出ているんじゃないかと思ってびっくりした。それでもロンドンあたりでは客が入ってたのかな???

レビューで書いといてこっちでもこの映画について書く必要はないんだけど、あまりにショックを受けたのでこっちもこれしか書けなかったの。クスリとも笑えないガイ・リッチーの映画なんて。

  
Posted by mikako0607jp at 09:13 MOVIE 

2005年09月25日

危険な秋。

エレガント。*Bruce Chatwinの「On the Black Hill」読了。これは彼の他の作品とはかなり違っているんじゃないかと想像され、あきらかに「In Patagonia」とは違う。歩いてない。止まってる。

英国の田舎とか、そこに住む人々の日常とコミュニティーの実態などに興味のある人には面白いと思う。読みやすく、とてもエレガントな文体で書かれており、淡々とした中にもドラマがあって、仰々しく主張しない愛もある。「The Plain Song」(By Kent Haruf)ほどのやられ感や持って行かれ感はないが、秀作。品がよろしい。

*で、読後になぜか強烈に読み返したくなって読んじゃったのがBukowskiの「Pulp」。反動なのねーっ。と云えば、だいたい「On the Black Hill」がどんな小説だったかわかっていただけるかなと。ほら、あるよね、上善如水か何か小指立ててガラスの器でちょろちょろ飲んでて、ほんとに水みたいじゃねえか、ああ飲んだ気にならん、薩摩白波を持ってこい、湯呑みで。みたいな。もうちょっと笑いがあると良かったんだろうな。きっと。

*むかーしむかーし、あるアイリッシュの男に、「いつか、あんたのことを書いてやる。Fu****g *****と云う題名で」と言ったことがある。そのことはいつもわたしの胸に引っかかっていた。で、今なら書けるかも。雑文で書いてこましたろ。と思って書き始めたら、とても雑文Pにはアップできない物凄い量になり、ワード文書で50ページ(っつうことは原稿用紙換算したら2倍ぐらい?)も書いてるくせにまだ半分も書けてないの。暇なのかって?あはははは。そうなのよー。

だいたいこういうバカタレなことを人がやりたくなる時期ってのが、秋だよな。アブネー、アブネー。

  
Posted by mikako0607jp at 08:35 BOOK 

2005年09月24日

なぜにここまで盛り上がる。ティッシュで。

こんなに反応があるとは。*朝起きてPCを立ち上げてみたら、受信箱に「ティッシュ」のタイトルのメールがずらっと並んでおり、新手のピンクメールか?と思ったところ、そうではなく、昨日のエントリーに関するおたよりだったのでした。

「泣く時はティッシュじゃないのか・・・!」、と驚愕してしまってました。・・・Rさま

ジャパーンでも私はティッシュ派です。化粧してるときはティッシュじゃないと汚れちゃうし。・・・Kさま

国や地域のカルチャーというより、ティッシュに対する個人のPerceptionの問題ではないかと。・・・K田さま in Holland(っつうことは、わたしのそれはスケベのPerceptionってことですね。どうもサンクスでございます。そんな自分を誇りに思います)

英国人が泣く時にティッシュなのは、彼らの場合は洟もかむからじゃないでしょうか。この国の人たちは人前でチーンと平気で洟をかみますから。・・・Yさま in Manchester

いやはやなんとも(永井豪だっけ?ほんな漫画があったよな)、予期せぬ反応の多さに驚きました。K田さんのご指摘の通り、これはインディヴィジュアルの問題だったんですね。ティッシュの箱を見て、どこから出る体液をまず連想するかという。

*話はころっと変わりますが、グレイテスト・ヒッツのリリース絡みで、イアン・ブラウンのインタビューがGuardian の電子版に。全文掲載されてるみたいです。

*ガイ・リッチーの「Revolver」。マジでけちょんけちょんに書かれており、Guardianだけでなく、Independent、The Times、The Daily Mirrorが一つ星をつけるという、とんでもない大不評&酷評の嵐。それらを読んでみて、だいたい想像がつくような気はしてきたけど、観るまで発言は控えたいと思います。

しかし、英国のライターって、やっぱこういう風に何かをボロクソにけなす時に本領を発揮するよなあ。どこかナンシー関的。ナンシーが英国的だったのかもしれないけど。

  
Posted by mikako0607jp at 07:42 OTHERS 

2005年09月23日

ティッシュの話。

やっぱこれを見ると連想するのは。ねえ。昨日のエントリーで、わたしが昔ボランティアしていた某病院(拙著にはもろに実名が出ているが)のHIV病棟の患者さんたちが、「イーストエンダーズ」を観ながらハンケチを握り締めていた。という表現を使っているが、これ、ほんとはハンケチではなかった。が、真実をありのままに書くと、恐らく日本の方々には誤解される可能性もあり、そのことに関して「英国ではこうなんですよー」みたいな説明が必要になって面倒くさい。ハンケチにしとこう。みたいな判断でそうなったわけだが、酩酊状態にある現在の自分には、そのようなてけとーな自分のスタンスがどうも気になり、このままでは眠れそうにもないので、ここで英国におけるティッシュの役割およびティッシュが象徴する事象について触れておきたい。

英国に来て間もない頃、あるゲイの御仁が、「『ショーシャンクの空に』は、ティッシュの箱を用意して見る映画よねー」と言っておられたのを聞き、写真のような画像を脳内に思い浮かべたわたしは、「えっ。あんなもので、なぜ?」と思ったが、口にはしなかった。そっちの方の趣味趣向は千差万別であり、誰がどのようなものを用いてティッシュを使うような行為を行っていたとしても、そんなことは他人がとやかく言えるような問題ではないと思ったからである。

だがその後、某女性歌手が、チャットショーで土曜の夜の過ごし方を尋ねられたときに「土曜の夜は、自宅のソファに座って『ポップ・アイドル』を見ながら、ティッシュを一箱使い果たすこともある」と語っておられたのを聞き、どうして女性の彼女がティッシュを使うような行為を行うのか、と云うより、行うことができるのか、それも一箱も使って。と云う問題で人知れず懊悩したこともあった。

が、このように奇怪なティッシュばなしを耳にするにつれ、どうやら英国の人々が泣く時に、涙を拭く物品として一般的に使用されているのは、ハンケチではなくてティッシュなのだということがわかるようになった。長い道のりであった。だが、そうわかるようになっても、CH4の「泣ける映画100」結果発表サイトとかでクリネックスの箱がどーんと写っているところなどを見ると、なんかやっぱり違和感は感じてしまうのだが。

  
Posted by mikako0607jp at 09:44 OTHERS 

2005年09月22日

ウディ・アレンもEastEndersウォッチャーだったとは・・・。

イーストエンダーズを観てるらしい。英国在住の方々は当然ご存知だろうし、英国にいたことのある方々には「なつかしーい」番組であるに違いないBBCの長寿ソープ「イーストエンダーズ」。Truly Brilliantのページでもずっと前に書いたことがあるが、わたしはイーストエンダーズ・ウォッチャーである。

学生時代にボランティアとして働いていたロンドンの病院のHIV病棟で、日曜の午後になると同番組のダイジェスト版を観るためにテレビ室に集い、「オー、マイ、ゴーッド」だの「いやーん」だの「酷い。ううう」だの言いながらハンケチを握り締めておられたゲイの皆さんからその面白みを教えられて以来、過去9年間で見逃したエピソードはおそらく10本もないだろう(注:週に4本放送。昔は3本だった)。旅行に行くときは隣家に録画を頼むし、仕事に疲れたときは同番組のオフィシャルサイトに行ってゲームに興じたりもする。ロンドンで働いていた頃には、PCの壁紙がフランク・ブッチャーの顔のアップだったこともあった。いわゆる、コアなウォッチャーなんじゃないかと、自分でもちょっと不安になっている。

ところが、今日あがってきたニュースによれば、最近ロンドンでばかり映画を撮影しておられるあのウディ・アレン氏もイーストエンダーズ・ウォッチャーの仲間入りをしておられるというではないか。しかも、一話でいいから監督したいなどと語っておられるらしい。ウディ・アレンが撮る「イーストエンダーズ」。あーははははは。鼻血が出るぐらい見たいぞ、わたしは(ってなぜ鼻血なのかは不明。別にたまってるわけではない)。

「キャストがブリリアントで、アクセント(コックニー)が大好き」と仰っておられるようで、なんか最近、メリケンの大物セレブの間ではコックニー流行りなんだろうか。ウディ・アレンのユーモアのセンスって、けっこうロンドンの下町のノリに通じるものがあるかも知れず、それだからこそ本人も「イーストエンダーズ」が気に入ったんじゃないだろうか。いっそウディ・アレンが同番組のキャストを使って、「イーストエンダーズ」映画版を撮るってのはどうだろう。ああ、なんて豪華な企画なのかしら(じーん)。その折にはぜひ、フランク・ブッチャー主演でお願いしたい。

注:フランク・ブッチャーとは、イーストエンダーズのキャラの中でも最も熱心なフォロワーズを持つ、カルトなアンチヒーロー(現在は出ていない。時々噂話が出てくる)。英国では彼の名前はコックニーの代名詞としても使われており、「フランク・ブッチャーをロンドン市長に」運動すら起きたことがある。そんなこともあってガイ・リッチーはマイク・リード(フランク・ブッチャーを演じた俳優)を「スナッチ」で使ったのである。

  
Posted by mikako0607jp at 09:56 TV 

2005年09月21日

Revolver、ボロクソにけなされる

ボロクソ。Rag&Shit。ないけど、そんな言葉。GuardianのPeter Bradshawが、英国の大手新聞各紙の先陣をきって「Revolver」のレビューを発表、まあこれまでの氏のレビュー方針から考えて星一つってのは予想できる結果だったとしても、今回ばかりは内容がもの凄い。

”ガイ・リッチーが妻のマドンナを主演させた「スウェプト・アウェイ」のあまりのひどさを見たときには、いや、しかし、これ以上事態が悪化することはあり得ない、ガイはここから這い上がるしかないのだ、と思った。だが、自分は間違っていた。「Revolver」を見たあとでは「スウェプト・アウェイ」がまるで「市民ケーン」のように見える。”って・・・。あーはははは。いや、ここまで読んだ時には、おう、見てやろうじゃねえか、Bring it on, Bradshaw。とわたしの気持ちはかなり盛り上がっていたわけです。

ところが。

”ガイ・リッチーの脚本にカバラの神秘主義の影響が色濃く見られるのが非常に心配”を読むにあたり、わたしも真剣に心配になってきました。”90年代のギネスのCMの、何の賞にもノミネートされなかったシリーズを思わせるような”、”最初の二作(「ロック、ストック・・・」と「スナッチ」)で傍若無人なまでの勢いを見せつけたガイが、こんなにもったいぶった、つまらない映画監督になり果ててしまったのか”を読むに至っては、そこはかとなくBradshawの愛のようなものすら感じられ、いくら彼がわたしの一番信用しない映画ライターだったとしても、さすがにちょっと考え込んでしまいました。

このレビューのむごたらしさは話題になっており、プレミア会場でガイ・リッチー本人にもこのレビューについてどう思うかという質問が出たらしい。本人は読んでないと言ってるらしいけど、こういう愛ある酷評は読むべきだろう。Bradshawの今回のレビューには、人間を襲った愛犬を泣きながら保健所に渡す飼主のような、せつなくディープな愛がある。

「私は大好きよ」「とても勇気ある映画だと思う。ちょっとマッチョで」とマドンナがコメントしてるのが実は一番心配だったりするんだが。彼女が最近ずれてるってのはもうみんなわかりきってることだから、しゃしゃり出れば出るだけ夫の立場を弱くするのに、それがわかんないんだろうなあ。やっぱ、女王だから。わたしは最近の女王マドンナと帝王トム・クルーズにはたいへん似たものを感じているんだけれども。

追記:ときに、UK最新興行ランキングNo.1にキーラ・ナイトレイの「Pride & Prejudice」が輝いた。わたしは未見だけども、これはやっぱ、キーラのロセッティ効果だろう。うつくしいもの。

  
Posted by mikako0607jp at 09:32 MOVIE 

2005年09月19日

ライドン(っつうかピストルズ)星を貰う:ITV Avenue of the Stars

踏まれる。ってことよね。ITV1で18日8時から11時まで放映されたAvenue of the Stars。要するにハリウッドのWalk of Fameの英国版(オーストラリアも含む)がロンドンのコヴェント・ガーデンに出来たっちゅうんで、そのオープニングセレモニーが生中継されたのである。(ちなみに、オープニングのテープカットを行ったのは、英国の男たちの永遠のこころのヒーロー、マイケル・ケイン)

セックスピストルズも星をもらったっちゅう話はご存知の方も多いかと思う。ライドン先生はセレブだらけのセレモニー会場にはお出ましにならなかったが、星をもらった感想をビデオでじきじきにお語りになった。以下その模様。               

司会者(Chris Tarrant):「次は70年代に突如として現れ、社会現象ともなり、ロックミュージックをそれまでとは違った危険なものに変えてしまったバンド、そう、セックスピストルズです(ここで会場のセレブたち、ざわざわ)。いや本当に、セックスピストルズなんですよ。で、今日このステージで星を与えられたSIRやDAMEの皆さんとは違い、この星の授与を受けた人物だけは、バッキンガム宮殿に招待されることはないでしょう。何か盗むかもしんないから。ジョン・ライドンです」

(ジョンのビデオ流れる)ジョン:「はっはっはっはっはっはっ(いきなり満面の笑み。会場の一部のセレブから、イエイ。ヘーイ。などと歓声があがる)。こんな星なんかもらっちゃったりして。んで、この上を人が踏むんだろ。害はないから安心しろ。いよいよ英国が俺たちを価値あるものとして認めたのか。ようやくわかってきたってこったな。俺は前からわかってたけど。はっはっはっ。ワーキングクラスの野郎たちとしちゃ、俺たちもなかなかやるじゃねえか(カメラ目線でギロリときめる)。フィンズベリーパークが笑ってるぜ」

司会者:「いやはや、この星も非常に広範な人々に贈られていますね、ジョン・ライドンからRichard Attenboroughまで。次はSir Richard Attenboroughです」

で、ジョンの次はいよいよ番組も大詰めで、英国映画界の重鎮Richard Attenboroughが出て来たわけだが、彼こそが「ブライトン・ロック」でピンキーを演じた人であることを考えれば、この流れをつくった人はよく考えてると感心した。

ピストルズ以外では、わたしの愛するピーター・クック先生(1月3日の日記に登場)も星を与えられているのが目についた。が、ボブゲルはこれ、政治家として評価されたってことなのか?星をもらった人たちの詳細はこちら

もう一年以上も前の話だが、ジョン・ライドンのことを書いている人々のブログを探していた時に、「日本では、パンクの精神だの道だのいうようなことをすぐ言ってパンクを儒教か何かと勘違いしている人が多いが、パンクってのは、とりあえずいい事も悪い事も全て破壊して、残骸のなかにひとりで立ってゲラゲラ笑っていることだ」と書いていた方がおられ、わたしはPCの前でニヤリとさせてもらったことがある。

リンクさせてもらおうと思って必死で探したんだけど見つからないので、もしも見ておられたりしたらごめんなさい。使わせてもらってます。で、なんで使いたかったのかというと、ジョンがいきなり大笑いしながらビデオで出て来たときに唐突にそのことを思い出したのであり、こういうものを授与されたりすると、またそういう星とかはいらないんじゃねえか、とか、見損なったぞライドン、とか青筋立てる人もいそうなんだけども、そういう考え方こそが実はぎちぎちのフレームワークなんだよね。

いい笑顔だったもん、本人は。ツルツルして元気そうで。

  
Posted by mikako0607jp at 09:22 TV 

2005年09月18日

烈しい女

烈しい女。ってのはこういう人のことです。隣家の息子が、彼女と一緒にロンドンに行ってきたらしく、お土産にフリーダ・カーロ展の絵葉書をくれた。隣家の息子ファンの方々のためにお知らせしておくと、彼は同い年の愛らしい彼女とは別れ、4歳年上のアート学生とつきあい始めたばかり。そういう年頃なんだろう。

まあそれはいいとしてフリーダ・カーロ。懐かしいなあ。なんて絵葉書を眺めていると今すぐメキシコに行きたくなってきた。

むかーし日本で結婚してたときに、当時の配偶者から「なんでお前は’そうね、あなたの言う通りね’とひとこと言えないのか」と言われたことがある。間違ってもそういうことを言わないタイプの人だと思ってたんで吃驚したが、なんのかんのと言っても、男っちゃ最終的にはそういうもんなんだろうなあ。うまーく騙して手の平で転がすもんなのか。と苦々しく思った。しかし現在の連合いは、わたしが「そうね、そうね」をやってると、「何ふんふん頷いてるんだ。バカなのかお前は。自分の考えていることを言え」と迫ってくる。そりゃそうである。騙す、手の平で転がす、などと、相手に対して失礼きわまりない話ではないか。

日本という国は、世界第二の経済大国でありながら、いまだに専業主婦のパーセンテージがこんなに高いんですよ、というようなネタや、雅子さん可哀相ばなし等が(一種の珍奇ネタとして)よくニュースで取り上げられ、女性問題ではまだまだ後進国。というのが英国では一般的な理解になっている。今回の選挙でも、女性の議員が増えるには増えたが、日本の雑誌が彼女たちに質問するのは政策ではなく彼女たちの好きな食べ物だった、という記事がファイナンシャル・タイムスに掲載されていた。

厚化粧のおばはんたちにははなから何も期待してないので、わたしは過去10年近く目にしたことのないライジングサン国のヤングな女子諸君にこそ期待したい。だけども、パンツを売ったり、おっさんたちから金を巻き上げたりするようなチンケな叛乱ぐらいでは、この先もあんまり変わりばえはせんだろう。フリーダ・カーロの射貫くような目を見ながら、そんなことを考えた。

  
Posted by mikako0607jp at 09:46 OTHERS 

2005年09月16日

こぼれゴシップ:気になるガイ・リッチーの「カバラやめたい」

男は自分の仕事だろ(いや、女もそうだけど)。ガイ・リッチーが「カバラやめたい」と言い出し、マドンナを激怒させているらしい。自信作「Revolver」の評論家レビューが今ひとつ芳しくないのは、”ひょっとすると自分の宗教まみれのイメージが災いしているのでは・・・”と(今ごろになってようやく)思い当たったみたいで、自分のキャリアのためにはここらで本業に専念したほうがいいのではないかと(今ごろになってようやく)気づいたという。

今後はカバラ・センターの儀式・イベントではなく、映画製作にかける時間を増やし、カバラ教団のイメージから自分を遠ざけ、マドンナの言いなりになって宗教的メッセージを作品中に取り入れたりするのもやめたい。というのがガイ・リッチーの希望らしいが、カバラの熱狂的信者であるマドンナは、そうした夫の主張に激憤しているという。

このゴシップが出てから急に夫婦でマスコミに露出してきて、チュッとかギュッとかして妙にいちゃいちゃぶりを展開して「私たちまだ新婚時代みたいに懇ろ」なんて言ったりしてるけど、なんかガイ・リッチーの目が微妙に泳いでるような気がするのはわたしだけかしら。男のほうが正直だからね、ああいう時って。

個人的には久々に「おおおーっ」が口をついて出たゴシップ。いいんじゃないの、ガイ坊。最近、新作のプロモでいろんなインタビュー受けてるみたいだけど、「マドンナと一緒の寝室に寝せてもらってない」とかいう寂しい発言も出てたし、「ロック、ストック・・・」以来のパートナーだったMatthew Vaughnがメガホンを握った「Layer Cake」について訊かれた時も、うっと口ごもったりなんかして、ああいろいろたまってるものがあるんだろうなあ。と拝察いたしておりました、わたしは。

彼が「ロック、ストック・・・」でブレイクした頃、某日系新聞の彼の取材に荷物持ちで同行したことがあるが、この人、表向きはモックニー(似非コックニー)で軽薄そうでバカなのかなーみたいな感じだったけど、裏には実はギラギラした知性を秘めた人だと思った。それがマドンナと結婚した途端に、なんか小さくなった。結婚してしゅるしゅる萎む人っているもんな。男でも、女でも。根がいいとこの坊ちゃんだから、円満な家庭の一部でいたい。ひとりじゃダメなの、僕ちん。みたいのがあるんだろうけど。

叛逆しろ。ガイ坊。そして名作を撮れ。君ならタラちんより格好いいもんが撮れる。

いや、なんのかんのと言いながらわたし、彼の映画は90年代以降では一番好きだったんですよ。Revolver公開にあたり、当サイトでもガイ坊フェスティバルを開催しようかと思ってたぐらい。

  
Posted by mikako0607jp at 20:11 MOVIE 

2005年09月15日

ロンドンに飽きたわたしは人生に飽きたのか。

最悪の災厄。*昨日、「明るい太宰」ドラマについて呼びかけたところ、R様より迅速なお答えをいただき感涙。どうも有難うございました。

ちゃんと調べてみろよー、と姉ぶって妹さまをなじりたい気持ちは山々なれど、フーテン時代にティーンエイジャーの妹から3万円貰って泣いた経験のある身分としては、とてもそんないっぱしの口はきかれんとです(と語尾はヒロシで。または左門豊作ともいう)。

*ロンドンの病院に行って来たんだけれども、わたしはもうロンドンはいいって感じだな、つくづく。根が田舎者だからそう思うのかもしれんけど。しかし、「ナンシー関大全」って、実はあんなにしんみりしちゃう読み物だったのね。ほうっと溜息ついて窓の外を見たりしちゃいましたよ。病院の待合室で。

*SKYニュースのハリケーン・カトリーナ関連報道で、ブッシュの声明のワンシーン(写真:クリックで拡大可。下部の速報見出しに注目)に大ウケした人々が、Private Eyeに早速タレコミしているようだが、この映像には、実はわたしと連合いも飯を食いながら大笑いさせてもらった。

速報  ブッシュ:米国を襲った最悪の災害の一つ    

なんだもの。やはりニュースチャンネルの部門では、SKYはBBCを完全に引き離している。

*もう一つ、病院で新聞読んでたら書いてあったんだけど、ロンドン・フィルム・フェスティバル(10月中旬から11月上旬)に出品される予定のジョニー・キャッシュの伝記映画がえらくいいらしい。観たいなあ。そのうちブライトンでもやってくれるといいけど。

と云うような文化的な不都合等を考慮しても、それでもわたしはもうロンドンはいいなあ。ロンドンに飽きた人間は人生に飽きた奴らしいので、わたしもきっとそうなのかな。そもそも、あんまり人生に飽きてないようながんがんな奴とは鬱陶しそうでつきあいたくもないし。

  
Posted by mikako0607jp at 08:39 OTHERS 

2005年09月14日

貧窮する水曜日のいろいろ。

ずばぬけた文才と顔才に恵まれた男。*町田はんのオフィシャルサイトが、数日前から「NO PAYMENTのためSUSPENDED」なんて警告と共にアクセス不可になってたんで、らしくって大笑いしてたんだけども、ようやく見れるようになって安堵。支払いしたんでしょうね。(写真は例によってじょんこさんからの差し入れ。つくづく文才と顔才に恵まれた人だ)

*今日は「シンデレラマン」を観てきました。詳しくはまたレビューで書きますが、ラッセル・クロウ、なんかメルギブ化してないか?

*ラッセル・クロウのメルギブ化は、ピュアリイに見た目のことを言ってるんだけれども、先日書いたコイズミくんのボブゲル化は、わたし何も見た目だけのことを言ってるわけじゃありませんから。一応確認しとこっかな、と思って。

*最近、本当にいろんな方面の方々が当サイトを覗いてくださってるんだなあ。と驚くことがあり、その中でも発足当初からの閲覧者の一人といえば、やはりなんといってもうちの妹さまになるわけですが、ここで妹さまにトヨエツの「明るい太宰」ドラマを録画しろなどと偉そうに依頼したところ、「全然情報がないけん、わからん」と一喝されました。いったいいつ放送なんでしょう?ご存知の方、情報をお待ちしております。

*今日、ある本を読んでてちょっと思ったんだけど、人間って、どんなにお笑い好きでも、やっぱりセックスシーンだけは真面目に書いちゃうよなー。ギャグとばし合ってゲラゲラ笑いながら熱烈な接吻、倒れこみ、一気になだれ込んで腹を抱えて爆笑しながらフィニッシュ。ついでに漏れる屁。みたいのは現実では不可能だもんなー、やっぱり。そう考えると性交ほどクソ真面目でユーモアのないものはないかもしれない。

*明日(っちゅうか今日)はロンドンの病院に行くんで早起き(久々の5時起きよん)。待ち時間が尋常でない。一日がかりの覚悟で来い。とナースから直々にお電話があったんで、「ナンシー関大全」を持って行ってきます。そういうわけなんで、急ぎの連絡等はつきません。あしからず。

  
Posted by mikako0607jp at 08:20 OTHERS 

2005年09月12日

集団心理のいろいろ。

ライジング・サンはわたしの故国。それだけ。*大日本帝国男根魂。(これほど意識的にうってる句点も珍しい)関係の方なのか何なのか知りませんが、また差出人不明の、やたら漢字の多い妙なメイルが。

この際はっきり言わせてもらいますが、わたしは別にニッポンを愛国してません。っつうか、わたしは特定の個人は愛しますが、国とか組織とかシステムとか、そういう人間のかたまり、集団、単位などは愛せません。どっちかっていうと嫌いです。わたしにとっての鬼門。と言ってもいいぐらい。

*そういうことなんかをうちゃうちゃ言ってくるおじさんたちは、もっとご自分の奥ちゃまやラヴァーなんかとフィジカリイにうちゃうちゃしたほうが、ずいぶん楽しいと思いますよ。

*っつうわけで、わが故国では、東洋のリチャード・ギアことコイズミくんが圧勝とのこと。髪型のせいなのか、彼は最近ボブゲル化してるようにも思えるんだけど。

海外のマスコミも注目。とかいう記事が日本のニュースサイトに出てたけど、あえてジャパーンのネタを検索でもしてみない限り、今回の選挙はそんなに英国では取り上げられてないと思う。一般のお茶の間レベルでは、「ジャパーンVSチャイナ、テンションが高まる」の時みたいには報道が耳に入って来ない。

*以前から思うのだけれど、選挙権って、国籍じゃなくて、何処の国で納税してるかによって与えられるべきだ。わたし、この辺の考え方は二十数年前から変わっとらんのですが、生まれた国が自分に一番合った国だとは限らないと確信しているので、合わんと思ったら各人がよりハッピーになれるところに行ったらいいと思うし、そこで税金納めて、投票もすればいいと思う。アンハッピーなのに我慢するってのはなんとも不健康で。わたしは陰気なのはけっこう好きですが、不健康なのは駄目。もうそういう匂いがしただけで。

*前述のように「集団嫌い」のわたしからすればどうにも理解に苦しむのが「族」の心理なんだけれども、観てきました。フーリガン映画の「Green Street」。詳しくは映画レビューのページに上げてます。

お金のない英国在住の留学生諸君は、これはスルーして22日公開の「Revolver」を観たほうがいいかも。とおばはんは思います。

  
Posted by mikako0607jp at 08:12 OTHERS 

2005年09月09日

マルコメの逆襲

タラちんとこんな写真まで撮られておきながら。深夜までゴシップ記事の検索をしていたら、なんとマルコメの記事なんかあがってきちゃって。記事の原文はこちら

盗作で訴えられてやんの。はーはははは。

Kill Bill 2で使われた「ABOUT HER」は、フレンチ・ミュージシャンが2002年にマルコメに送ったテープの曲とほぼ同一であるとThe French Society of Music Writers, Composers and Editors (SACEM) も判断したらしい。はーはははは。どうりでいい曲だと思ったのよー。

いいねー。マルコメ。こんな写真まで偉そうにタランティーノと撮っておきながら(もちろんクリックで拡大可)。はーはははは。君はもうそのまま行ってくれ。いつまでも詐欺師でいてくれよ。

嬉しくなって今Kill Bill 2のサントラ聴いてるところ。

なんか最近、限りなく愛情に近いような妙な感情をマルコメに対して抱いている自分に気づくのは、なぜ?

  
Posted by mikako0607jp at 09:54 MUSIC 

2005年09月08日

9月は英国映画がおもしろい。

今週末公開。くだらんブロックバスターばかりが上映されているためにすっかり映画を観る気が失せてしまう夏が終わると、毎年おもしろいUK映画が公開されるシーズンがやってくる。で、この点、今年も勿論例外ではない。

*まず、「Green Street」(写真。クリックで拡大可)。イライジャ・ウッド主演のフットボール・フーリガンの話。イライジャ演じるハーヴァードを退学になったメリケン青年がロンドンにやって来る。そして、そこでウエストハムのハードコアなサポーターたちと知り合って・・・みたいな話で、ほんとにウエストハムのサポーター(フーリガン系も含め)が撮影に参加しており、本気でスタジアムで乱闘になったシーンもあるらしい。先日映画館でトレイラーを見たけど、ウエストハムの地元で育った連合いなんか、街並を見ただけでぐっと来てる様子。なかなかに面白そう。必ず観たい一本。

*それから、これは少し前にMovieWalkerさんでも書いたネタだけど、ガイ・リッチーの「Revolver」。映画館のスクリーンで観ると、トレイラーがまた一層いい感じ。「ロック、ストック・・・」ほどの傑作ではないと云う噂もちらほら聞こえてきてはいるが、ガイ・リッチー・ファンなら待ち侘びてた種類の作品だろう。これも絶対観たい一本。

*そして、最後にNick Love監督の「The Business」。80年代へのノスタルジーびしばしの、スペインに渡ったコックニー・ギャングたちの話。っつうんで、前から観たかったんだけど、GuardianのPeter Bradshawがレビューで星ひとつしかつけてなかったんで、ますます観たくなった。んで、観てきた。詳しくはまたレビューのページにあげます。

ギャング映画とフットボール映画。これほど英国映画が楽しみな月があるだろうか。あ。そう云えば、「Pride & Prejudice」みたいな文芸作品もあるけど。

  
Posted by mikako0607jp at 08:56 MOVIE 

北アイルランド1−イングランド0 そのときパブでは・・・

IKEA男、危うし。イングランド代表、北アイルランドに敗れる。明日の新聞(特にタブロイド)はもうこれ一色だろう。ここでは近所のパブで聞かれたお言葉集を。

*スヴェン(代表監督:写真)について。

"Sack the Swede! "(by カウンターで怒鳴ってた兄ちゃん)

"The IKEA man must go."(by 公認会計士の某氏)

"He's shagging around too much lately, not doing his job." (by パブの大将/shag=性交する)

*後半、オーウェン・ハーグリーヴスが出て来たときに。

"Oiiiiii, what's that bird doing there?" (by上半身裸で激怒してたおじちゃん/bird=ねえちゃん)

*北アイルランド代表について。

"Are they Brazilians?" (byちょっと弱気になってきた隣家の息子)

*イングランド代表について。

"What a bunch of wankers."(by M.B/wanker=マスをおかきになる野郎。オナニスト)

*試合後

"Good though, people in Northern Ireland must be united tonight."(by 急にフィロソフィカルになる連合い)

  
Posted by mikako0607jp at 08:07 NEWS 

2005年09月07日

久々にフットボールの話など(2)

こういう写真がギャグサイトに出るのよ中村俊輔くんがセルティックに移籍したので、日本でもスコットランド・プレミアリーグの二強、セルティックVSレンジャーズの尋常でないライヴァリティなんてのはさかんに報道されているはずだ。日本のあるサイトを見ていたら、セルティックはグラスゴーの貧しいワーキングクラスを支持層に持ち、レンジャーズはミドルクラスの裕福な人々がサポートしている。みたいなことが書いてあ(ってそりゃちょっと失礼じゃないかと思)ったが、早い話が、前者はアイリッシュ・カソリック、後者はプロテスタントを支持層としている。

セルティックは、1887年にアイルランド生まれのマリスト会修道士によって、グラスゴーの貧しいカソリック・コミュニティー(住民の殆どがアイルランドからの移民)を救うための慈善事業の一環として設立された。したがい、サポーターは現在でもアイリッシュ・カソリックばかりであり、連合いによれば、昔はロンドンでもカソリック・スクールの少年たちは地元チーム+セルティックをサポートしていることが多かったとか(アイルランド本土にもセルティックのサポーターはけっこういる)。

対するレンジャースは、イングランドのラグビークラブに倣って命名されたクラブで、その支持基盤は北アイルランドからのプロテスタント系移民が多く、それゆえに両チームのサポーターたちは、「北アイルランドでは銃や爆弾を使ってやってることを、スコットランドではフットボールでやってるんだよ」(BY 連合い)というような対立ぶりを見せており、彼らの敵対心は通常の意味でのフットボールのサポーターとかフーリガンとかよりも何倍もシリアス&激烈らしい。

んで、なんでこんなことをつらつら書いているのかと云うと、実は、うちの連合いの職場のダンプの運ちゃんにグラスゴー出身の人がいるんだが、彼は耳の下あたりから首の脇にかけて、ナイフでばっさり切られた傷跡がある。ダンプの運ちゃんとか云うと、やっぱりフーリガン系の方も結構いたりするわけだが、彼も例外ではなく、ハードコアなセルティックのサポーターであり、レンジャースのサポーターと揉め事になったときに首を切られたらしい。

ほんでその彼が、こないだ連合いの職場の飲み会が開催された折、俊輔くんを観にグラスゴーに行く日本人観光客のことを、「セルティックのシャツ着て、レンジャースのサポーターの奴らが行くパブになんか行ったら、たとえ外国人でも危ないめにあうかもしんないからよ」といたく心配しておられた。ツアーとか組んでる日本の旅行会社の方々もその辺は十分承知で観光客の方々に注意を喚起しておられるとは思いますが、つい老婆心と老爺心(だって連合いも、書いとけ、書いとけって言うんだもん)で書きました。

*写真はあるジョーク・サイトに載ってたもの(クリックで拡大可)。これを見て英国の皆さんは爆笑しているわけだから、その対立ぶりが想像していただけるかと。

  
Posted by mikako0607jp at 07:21 NEWS 

2005年09月06日

久々にフットボールの話など(1)

ナンシー。これから首相に会うところ。イングランド代表不調により、様々なメディアが代表チームを叩いているが、なかでも一線を画していたのが週末のデイリー・メイルのコラム。「もうスヴェン(代表監督)の不倫だの情事だのについてマスコミは一切書くな。それでイングランドが負けたら洒落にならん。自分はスヴェンがたとえ女王と不倫していたとしても、イングランドがW杯に勝つためなら報道の自主規制を行う」と云う主旨の。

イングランド代表監督のスヴェン・エリクソンは、あんな真面目そうな顔をしてけっこう隅におけない。前のW杯の時期には、国内ではTVタレントとの情事で噂になってたし、昨年も英国フットボール協会の職員(秘書)に手を出し、スキャンダルになった。で、それらのスキャンダルをものともせず(一度別れたけど)、相変わらずスヴェンのパートナーとして君臨しているのが、ド派手なファッションと「ひょっとして、男だったことあります?」な外見で有名なイタリア人弁護士、ナンシーだ。(写真。薄暗い英国でこのファッションはやはり派手である。しかも彼女の背後の建物は英国首相官邸)

BBCのコメディAlistair McGowan's Big Impressionでも、スヴェン&ナンシーは、ベッカム夫妻と並ぶ人気パロディーネタだった。

このパロディー、スヴェンは実はフットボールのことなど何も知らない元銀行員であり、イタリア人のナンシーが裏で総指揮をとっていると云う設定で、ハーフタイムに厠でぶるぶる震えているスヴェンのところにド派手な姿のナンシーが現れ、「ジェラードとランパードに下がり過ぎないように言って。それから、ルーニーを裏から飛び出させる作戦に変更」などと指示を与え、ぐずぐず泣きじゃくるスヴェンを「大丈夫。あなたは私の言う通りにやってればいいの」と言いながら抱きしめたりするのである。

「あのパロディーをどう思いますか?」とニュース番組でインタビューされたスヴェンが、「全てとは言わないが、多少は現実に近いものがあるかもしれない」と穏やかに笑いながら言ってたのを見たことがあるが、あのとき彼が女性にモテる理由がわかったような気がした。

追記:そうそう。それからベッカムの喋り。わたし、あんまり人が言ってないときには言いたくなるんだけど、みんながこぞって嬉しそうに同じことを言い出したら嫌になってくるの。最近のベッカムはけっこうちゃんと喋ってるぞ。そんなにバカには見えない。あれがバカならわたしの知っている男性は殆どみんなバカだ。

  
Posted by mikako0607jp at 07:14 NEWS 

2005年09月05日

週末も暑い。

DICKHEADまだ夏日の続くブライトン。こりゃ最後の夏々しい週末かも。と思ってビーチで飲んだくれたり踊ったりしてたんで、更新が鈍化。

*先日「オトコの純潔」問題に関して言及したところ、いつになく反響があったんだけれども、若人および女性の皆さんVSおじさん諸君で意見があまりにも明確に分かれており、なかなかに興味深かった。って云うか、笑うた。

*ひょっとすると、おじさんたちの間では大日本帝国のフレームワークがブームなのかな?「お国のために」「家庭円満と青筋の美徳」みたいな。

*在英歴31年のY.T女史が最近日本語ブラッシュアップ作戦で邦語の本をたくさん読んでおられ、「これ笑えるから読んでみ」と言われて、某日本人男性が執筆されたエッセイを読ませていただいたら、「日本は堕落しきった」みたいなことが書かれていて、ビーチで腹がよじれるほど笑った。あんまりアホらしかったんで、そのままバーに行って裸足で尻振ってサルサを踊ってしまった。

*電車が止まるべき駅で毎回ちゃんと止まって、郵便物も郵便局員に盗まれたりすることもなく全部届いて、若い女性が一人で深夜の地下鉄に乗っても男性乗客たちに輪姦されたりすることもなく、近所のガキどもに窓から煉瓦を投げ入れられるようなこともない国が堕落しきっているのだったら、大英帝国なんかはいったいどのような国になるのか。ここはもはや人界ではないのか?

*安吾ちゃんが、「堕ちろ」と言ったのは、何も文字通りに堕落せよと言ったわけじゃなくて、他人がつくったフレームワークの中で安住するな。うち壊せ。何ものにもまみれるな。と言いたかったわけであり、だからこそ彼は、「しかし、人間というものは弱過ぎて堕ちきれない。また自分を縛るもの(=フレームワーク)が必要になる」と言ったのだ。だのに、それがどうして「日本は安吾の言った通りに堕落し過ぎた」「我々は再び道徳観を取り戻さねばならない」になるんだ。堕ち方が足りないんだろ、どっちかっつうと。Y.T女史も、ここでふき出したそうである。

*まったくもって海外在住のおばはんからすれば理解に苦しむ平成の大日本帝国男根魂。これを表現しようとすれば、実は英語のほうにすばらしく簡潔で的確な言葉があります。ヒントは写真。わかんなかったら写真にカーソル合わせてみてね。

  
Posted by mikako0607jp at 09:04 BOOK 

2005年09月02日

もう9月か。のいろいろ。

いや、ちょっとこういう気分が頻発していて。

セプテンバー・レイン、レイン、9月の雨は冷たくて。と云う歌をむかしよくカラオケで歌ってましたが、知ってる人は極少だと思います。

*ロビー・ウィリアムズで「サタデイ・ナイト・フィーバー」がリメイクと云う話が上がってきてます。ビージーズが製作するらしい。こりゃしかし、ことによってはトラボルタよりいいんじゃないかなあ。

ピストルズのファンの人とかからはめくじらたてて怒られそうだけど、わたしはロビーは評価しとります。あれは本物とかこれは偽者とかそう云う腐った芋ちっくな匂いのする屁みたいなことをうちゃうちゃ言う人が多くって最近ちょっと辟易。そういうお前自身は何なんだよ、じゃあ(写真)。

*Yahoo Japanのトップに、ヨンさまの「四月の雪」とかいう映画かドラマか知らんが、そういうのの宣伝写真が出てて、ハリポタの新作がなんでこんな谷崎ちっくな邦題になってるの。と本気で思ってしまった。顔が同じじゃん。ファン・ベースも同じだったりするんじゃないの。

*ジュルホことJools Hollandが、15年連れ添ったパートナー(二人の間には十代の子供もあり)とついに結婚した。 英国にはけっこうこういう長年連れ添い系のパートナーがごろごろしていて、うちの連合いの友人でも、結婚しないで30年近く一緒に住み子供を複数成人させてるカップルとかもいるし、はっきり言って結婚してるのはうちぐらいのもん。うちはわたしが外国人なので結婚した方がイミグレ的に有利だったからそうしたわけだけれども、そうじゃなければうちもしてないと思う。

とか云うことを、むかし日系企業で女中奉公していた頃に、他の女中の日本人女性とかに話すと「また照れてー」とか「それじゃなんかさびしいー」とか言われたものだったが、いつでも撤退可能&引越し可能、面倒な書類手続なし。妙な体裁も。な状態で何十年続くほうが、よっぽど愛があると思うけどね。わたしは。

  
Posted by mikako0607jp at 11:02 OTHERS 

2005年09月01日

「男のピュア」問題について。

40歳童貞君。*首相まで女だったこともある「女王の国」UKの男たちは、日米の男たちよりは女に使われることに慣れている。だが、最近BBCのニュースキャスター(♂)が、「このままでは男は精子提供者としてしか存在価値がなくなる」と発言し、話題になった。英国では、メディアの世界も大ボスが女ばかりになってきた由。

*んで、最近わたしの周囲の女子の間でも盛り上がっているのが、「童貞の時代、または、’男のピュア’の時代到来」ばなしだ。UKで記録的大ヒット曲となったサブウェイ男こと「You're Beautiful」(歌詞参照。ようやく1位からは蹴り落とされたが。ノエルに)、そして日本の「電車男」、現在全米NO.1の映画「The 40 Year-Old Virgin(40歳童貞君)」。さらに、Brits On TV (8月28日参照)さんによれば、今年の「Big Brother」(オール素人のCH4の人気リアリティーショー)で二位になったユージーンなる青年も童貞らしいではないか。

来るべくして来た現象だなあ、と思う。男も女もゲイも自分の食いブチは自分で稼ぐこの時代(日本はちょっと違うかもしんないけど)、70人の敵に囲まれて仕事をしている女たちが求めているのは、こころのオアシスである。男の沽券だの股間だのに拘るラウドな男ではない。「もうそういうのは積極的にスルーしたくなっちゃう」ってのは、インディペンデントな女子ほど口にすることだ。

*見てくれがしょぼいとかダサいとかってのは、連れてる相手で自分の価値がきまるわけじゃなし、要は自分が格好よければいい話である、いちいち他人に頼らなくても。それに見た目は改良可だが、中身は不可だ。そういうことのわかってる女子が増えてきたってことなんだろう。

「男は童貞じゃないとイヤ」とお嬢さんたちが言う時代が来るんじゃないか。「時には男娼のように、淫らな男になりな」(By なかにし礼子)と女子が言い、「たとえ体は傷ついても心は汚さない」(By ヤマグチモモオ)と男子が上目遣いに異性を誘うような時代が。

*でもわたし、けっして茶化してるわけじゃなくて、実は「男のピュア」のシンパである。先日、TVで「As Good As It Gets(邦題:恋愛小説家)」を久しぶりに観たんだが、ジャック・ニコルソンのあのラストの口説き文句が妙にぐっと来て自分でもびっくりした。女の腰をぬかすのは男根じゃない。無器用な男のピュアである。あれで一気にわかったような気がした。このブームの根底にあるものが。

  
Posted by mikako0607jp at 06:22 OTHERS