2017年03月28日

ケン・ローチ監督『1945年の精神』ついに日本版DVD発売です。

いよいよ、情報解禁です。ケン・ローチ監督「The Spirit of 45」日本版DVDが発売になります。

 
1945年の精神 (THE SPIRIT OF '45) [DVD]
クレメント・アトリー(当時の労働党党首、首相)
カウンターポイント株式会社
2017-05-01






ふつう、洋画DVDの日本版が出るとジャケットのデザインが著しくソフトかつセンチメンタルに変化すると言われておりますが、これは真逆の方向に走ってます(笑)。わたしも字幕監修で末席を汚させていただきました。

「英国の映画なのにどうして日本の識者のメッセージを収録したディスクを付録にするんだ。イギリス人をからませろ」みたいな意見をネットですでに目にしましたが、ご覧になった方はおわかりでしょうが(本ブログを見て英語版買った方がけっこういらっしゃることをわたしは知っています)、これは作品じたいが様々なイギリス人たちのインタビューを収録したDVDなので、それにまたイギリス人が喋っている付録をつけてどうするのかと。(むしろ、付録ディスクでケン・ローチ監督の本編ディスクに張り合ってもしかたないでしょう。そら負けます。笑) 

これはやはり、いまさらなぜ日本で発売される必要があるのかという、そのことの意味を日本の方々に日本からの視点で語っていただくのが王道だと思いますよ。「よその国の、よその人たちの話」として単なる知識吸収用、または歴史研究用マテリアルで終わらせるのは、「映画にはアジテートする力がある」と公言するケン・ローチの意志にそぐわないと思います。そもそも、この作品は反緊縮政党レフト・ユニティの結党プロパガンダ映像としてつくられている側面があることも忘れてはならんでしょう。

ところで、その付録ディスク(Disc 2)ですが、新刊「中動態の世界」が売り切れ店続出の國分功一郎先生は、なぜか森の中で語っている映像でご登場?という不穏な噂を耳にしましたし、松尾匡先生に至っては、「レフト1.0」「レフト2.0」「レフト3.0」についてのガチな講義映像になっていて、これだけでも貴重です。その他、宇都宮健児さん、唐鎌直義さん、山本太郎さんが映像でメッセージを寄せていらっしゃり、付録ディスクが本編ディスクより長い(笑)という、熱いカップリングのDVDになっているようです。

オーウェン・ジョーンズの本はスペインでよく売れているそうですが(だからポデモスから選挙時に応援演説で呼ばれたりする)、『1945年の精神』もスペインでよく見られている作品です。日本でも見られるべき。と2014年の正月からあちこちでしつこく書き続けてきたわたしとしては、ここで発売をお知らせできるのはこの上ない喜びです。

5月1日メーデー発売(これまた熱い。笑)です。
よろしくお願いします。

   

Posted by mikako0607jp at 21:04TrackBack(0)