2017年10月31日

晶文社スクラップブックの連載更新などいくつかお知らせ

「カタルーニャ問題と2008年の亡霊」

http://s-scrap.com/1956

硬いタイトルとふざけきったライター名が対照的な(笑)「労働者階級の反乱」(光文社新書)ですが、増刷が決まりました。ありがとうございます。
アマゾン在庫が一時的に無くなっておりますが、数日中に回復するそうですのでよろしくお願いします。

先日ここで呼びかけた「Brits On TV」のシャオさんと、連絡取れました(なんと10年ぶり!)。
さいきんではネットって、見たくない人心の醜さばかりが露呈するようになってきたように思えて全面撤退さえ考えておりましたが、久しぶりに、素朴にネットっていいところ。と思いました。

「いまモリッシーを聴くということ」(Pヴァイン)もついに増刷。すばらしい表紙画を描いてくれた(この表紙画と、モリッシー新アルバム発売のおかげで増刷したと言っても過言ではない)アジサカコウジ画伯の名が、ようやく一番最後の関係者名を列記するところに入りました。初版では画伯の名が帯に隠れて見えませんでした。
画伯はいま、「西郷隆盛シリーズ」の絵画の数々をブログで公表中。スクロールして「宮崎滔天ポール牧」はぜひ皆さんに見てほしい。
http://www.azisaka.com/blog/

「いまモリ」2刷では、わが友yomoyomoさんから、「たくさんのキッズが眼鏡をかけて出てくるPVは、そっちじゃなくてこの曲のほうですよ」と相変わらず冷静に指摘されてしまった部分がきちんと訂正されています(気になる人は2刷を見て確認すること。告白すれば「Kill Uncle」の章。笑)。yomoyomoさん、ようやく直せるときが来ました。  

Posted by mikako0607jp at 18:37

2017年10月28日

松尾匡先生とエキタス京都にサムズアップ

論考を書かれたエキタス京都の関係者の方にも、(心配になるほど忙しそうなのに)こんな入魂の書評を書いちゃった松尾匡さんにも、わたしは最大のサムズアップを贈ります。

http://ishtarist.blogspot.co.uk/2017/10/blog-post.html#more

以下、松尾さんの書評の短縮版。

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この論考「人権の経済システムへ」は、供給サイドに偏する日本の主要な経済論壇の状況をするどく批判し、総需要サイドの視点からの対案を提起するものである。著者は、「エキタス京都」の関係者である。この運動体の中から、このような論調の議論が世に出てきたことを、心から歓迎したい。  

「エキタス」関係者の議論だから、当然最低賃金引き上げが処方箋である。しかしこの論考で重要なのは、それが、いわゆる「サービス残業」の廃絶および消費税率の引き下げとセットにして提唱されていることである。この三者がセットになっていることには必然性がある。それが、日本経済衰退と労働者の貧困・疲弊の原因が総需要不足にあるという著者の認識から導かれるのである。総需要不足なのに、供給サイドばかり見る左右の経済政策が、事態の悪化を促進させているとされていて、著者の提言はその構造を断ち切る対案となっている。

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突破口をつくるのは、既成概念にとらわれない、新たなフレンドシップなのよ。



  
Posted by mikako0607jp at 09:34

2017年10月27日

10月26日付朝日新聞の論壇時評で「反緊縮」講演が

朝日新聞論壇時評に「論壇委員が選ぶ今月の3点」というのがあるそうで、
財政・経済担当の高端正幸さんという方が、なんと「世界11月号」掲載の
わたしの福岡ユネスコ講演の書き起こし記事を選んでくださいました。

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13198370.html?rm=150

いやー、しかしあんな、これまで書き物でも書いたことがないぐらいの
「ド直球の反緊縮へのいざない」(BY 岩波書店の伝説の編集者)が。。。朝日新聞で。。。

こりゃまたどうしたことかいなと朝からびっくりしたので書き記しておきました。

  
Posted by mikako0607jp at 02:34

2017年10月24日

至急、Brits on TVのシャオさん求む

むかーしからネットをうろついてUKの情報を探していた人なら誰でも知っている
伝説のサイト、Brits on TV。

https://ameblo.jp/bontv/

その書き手であったシャオさんと急遽連絡を取らねばなりません。

むかーしメールのやり取りをしていたアドレスにメール送りましたが、
いまも同じアドレスを使っておられるか不明で不安。

もし、シャオさんの行方を知っておられる方、またはシャオさんご本人が見ておられましたら
至急こちらへご連絡ください。→mikako0607jp@yahoo.co.jp

どうぞよろしくお願いします。

※この件について、拍手機能のコメントで情報をくださった方がいたら、ご面倒ですが上記のメールアドレスのほうに再送ください。Livedoorブログの管理画面で拍手コメントの見方が変わってる?あるいは見れなくなっている?みたいで、コメントファイルをダウンロードしろというのでしてみたら全面的に文字化けで何が書かれているのか見えません。ババアには難しいことはできません(笑)。メールでお願いします。  
Posted by mikako0607jp at 06:55

2017年10月21日

今回の選挙で思ったこと

カタルニアもたいへんなんですけど、日本も選挙ということで、
立憲民主党という政党の党首が「右か左かじゃない、上からか下からか」と言っているのを聞いて、
どっかで聞いたような。拙著「ヨーロッパ・コーリング」の帯文???と思いましたが、
ははは、んなわけないか。いくらなんでも考えすぎだよな。と思ってたんだけど、
同じ人が今度は「右でも左でもない。前に」と言ってるのを聞いて、
こりゃどう考えても栗原康「死してなお踊れ」の一節なんですけど、
もしかして立憲民主党の選対に無党派アナキストがいる?(いるわけないんだけど。「政党」の選対に。笑)

それからスペインのバルセロナで大雨に打たれて取材してる間に、
松尾匡先生からこのように素晴らしいマニフェストが届いてました。
これ、どこも採用してないってどういうこと?

https://economicpolicy.jp/2017/10/20/982/


いい加減で党派性・所属性・「あの人には恩がある」的左派のしがらみ問題、を越えて真に貧乏人や世代的に損をしている人々が食える政策を打ち出すときじゃないんですか。
言葉だけでなく、ほんとうに右でも左でもなく、下から前に進みたいのであれば。

松尾さんみたいな人を荒野の預言者で終わらせちゃいけないんだ。


  
Posted by mikako0607jp at 02:05

2017年10月20日

スペインに来てます(業務連絡)

カタルニア独立問題の取材やってます。
なんか鬼のように(こんなときに限って。笑)メールが来てるんですけど、すみません、ほとんど返事ができずにいます。
来週は英国に帰るので、それまでみなさんお待ちください。よろしくお願いします。  
Posted by mikako0607jp at 02:55

2017年10月14日

余はいかにして反緊縮派になりしか

岩波書店『世界』11月号 講演録「反緊縮を進める左派 イギリスからの示唆」より

                 −−−−−−−−−

そもそも緊縮とは何でしょうか。英語では「austerity」。オックスフォード英英辞典によると、「〃从僂両態が悪いので人々に使うお金があまりない状況。austereである状況。austereなライフスタイルの一部」と出てくる。
次に、「austere」を調べると、「.轡鵐廛襪納疏如2燭両りもない状態。見た目や態度が厳格でシリアスな状態。4遒咾篆潅呂茲気鰺燭┐訃況を何一つとして許さない状態」という意味が出てきて、私からすると「ファック」と言いたくなるような言葉です(笑)。
さらに、「austerity」をオックスフォードより左翼色の強いケンブリッジの英英辞典で調べると、「ゞ眩や品物、習慣、経験などを制限された中で、不必要なモノや快適さがない生活を送っている状態。∪府が財政支出を削減するために生じた経済的な困難。3宛や様式がaustereな状態」となります。
「パンと薔薇」という言葉を私はここ何年も引き合いに出していますが、要するに「austerity」とは「薔薇」、つまり、人間が豊かに生きるための尊厳を許さない状態なのです。

                 −−−−−−−−−

これは今年8月に福岡ユネスコ主催で行われた講演(たぶん最初で最後の。笑)で喋った内容の一部なのですが、『世界』に掲載された講演録を読んでいて、わたしの中で反緊縮とアナキズムと薔薇族が無理なく共存している理由がここにすべて書かれているなと思ったのでつい書き出してしまいました。

反緊縮とは薔薇の経済を求めること。
労働者階級の反乱というのは、つまり薔薇を求める闘いなんです。



それから、この如何ともしがたい欧州と日本の政治思想のトレンドのタイムラグは、80年代みたいに翻訳本が速攻で出なくなってしまった状況もあるんじゃないかと思って選んだ翻訳本5冊がこちら。

https://honto.jp/booktree/detail_00004694.html

みすず書房の「ギャンブラー・イチハラ」から『子どもたちの階級闘争』7刷の朗報が。
読者のみなさん、書店のみなさん、営業のみなさん、どうもありがとうございます。

  
Posted by mikako0607jp at 08:32

2017年10月09日

ブライトンに戻ってきました

小林秀雄賞を受賞された國分功一郎さんとジョイントの新潮ドキュメント賞の授賞式、二次会(三次会、四次会、五次会まであったような記憶が・・・)を終え、今日よろよろしながら無事にブライトンに帰還いたしました。授賞式はホテルオークラのゴージャスでシュールな空間でしたが、隣に座っていたのが國分さんだったのであまり緊張せずにすみました。いやー、ほんとに國分さんと一緒でよかった。

しかしこうして寒いブライトンで冷静に思い返してみれば、二次会で詩吟を聞かせてくれた栗原康さんに「歌えー」と叫びつけたり、佐藤亜紀さんにスピーチを求めて無理やりマイクを渡していたような記憶があるのは気のせいでしょうか。。。。みなさん、たいへん失礼いたしました。

さて、気を取り直して仕事です。

●栗原康さんとの対談「未来をふみたおせ!」の後半がWEBちくまにアップされています。
http://www.webchikuma.jp/articles/-/1060

●発売中の『群像』にエッセイ「エモジがエモくなさすぎて」を寄稿しとります。
http://gunzo.kodansha.co.jp/48080/50294.html

●発売中の岩波書店『世界11月号』に8月の福岡ユネスコ講演録「反緊縮を進める欧州左派―イギリスからの示唆」が掲載されとります。
不思議なことにわたしが反緊縮って言わなくなったとか言ってる人たちがいるんですけど、わたしはたぶん、日本で誰一人言わなくなっても言ってるでしょう。なぜなら、日本に住んでないからです。

●『世界』のユネスコ講演録とも被る部分がある新刊が17日に光文社新書から出ます。今年出た本の中では一番『ヨーロッパ・コーリング』やYahoo!ニュースの記事に近いノリ。
この本の中で、コービンの反緊縮思想は彼の師匠ゆずりの筋金入りと書いているんですが、その師匠の写真は何を隠そうわたしの机の前に前世紀から飾ってあります。
トニー・ベンの思想がいま戻ってきてるのが面白いと思う。あと、スチュアート・ホランドも。






  
Posted by mikako0607jp at 07:44

2017年10月06日

北田暁大先生が中央公論に書評を…

北田暁大先生が中央公論に猪熊弘子さん、國分功一郎さんとの共著、「保育園を呼ぶ声が聞こえる」のブリリアントな書評を書いてくださいました。ありがとうございます。

http://www.chuko.co.jp/chuokoron/newest_issue/


  
Posted by mikako0607jp at 01:21