2018年03月29日

新刊案内『そろそろ左派は<経済>を語ろう』

松尾匡さん、北田暁大さんとの鼎談本がもうすぐ出ます。






長すぎて場所を取る著者の名前が不必要に出しゃばっておりますが、じつはわたしはお二人の先生方からレクチャーを受けているも同然の鼎談なので、心苦しいことこの上なく。。。
市井のばばあが政治経済学なんてふざけんな、とお怒りの血気盛んなクラスタの方々、大丈夫です。ご安心ください。松尾匡さんと北田暁大さんのアカデミックかつ、わかりやすい、そしていま切実に重要なお話がつまっております。(わたしでもわかるぐらいだから誰でもわかる&これは亜紀書房の小原央明さんの作品といってもよいほどのブリリアントな編集ぶりです)

さらに、装幀は「文字が全部『左』側に寄っている」というのがデザイン・コンセプト(笑)という細かすぎて…い、いや、伝わるんです。必ず伝わるんです。

どうぞよろしくお願いします。  

Posted by mikako0607jp at 23:37

2018年03月23日

「子どもたちの階級闘争」が大宅賞の候補に選ばれました

「子どもたちの階級闘争」が大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞にノミネートされました。

http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/ohya/

今回は緑装束に網をかまえたあの博士のご本が並んでいないので、「私はイロモノ候補です」と胸を張って言えます(笑)。

みすず書房の告知ツイートが時期外れのバレンタインデーのような状態になっていてのけ反りました(ど、どうしたんだ、格調高きみすず書房)が、いや、これはきっとアナルコ・サンディカリズムの「赤と黒」に違いない、と気を取り直しました。ありがとうございます。I love you all.  
Posted by mikako0607jp at 21:27

2018年03月19日

晶文社スクラップブック連載更新

第12回 「ブレグジットは富の分配の問題」と言ったホーキング博士の最後の闘い

http://s-scrap.com/2319

ホーキング博士は、亡くなる前の半年間、NHSを守るために新聞に論考を発表し、保健大臣と舌戦を繰り広げていました。「地球を代表する頭脳」も緊縮財政に反旗をひるがえした闘士だった、ということを書きました。  
Posted by mikako0607jp at 18:33

2018年03月10日

3月10日付:朝日新聞欧州季評「緊縮病「失われた10年」 待ちわびる、冬の終焉」

Posted by mikako0607jp at 09:40

2018年03月08日

アートについて語ったりしちゃった原稿2本

緊縮とか反緊縮とか経済とか政治とかの書き物が多い今日このごろですが、久しぶりにアートについて書いた原稿が2本、印刷されました。

● 群像4月号の連載「ブロークン・ブリテンに聞け」では、年頭に話題になったマンチェスター市立美術館の「ヒュラスとニンフたち」(裸の妖精たちの絵画な)の撤去騒動について。
結局、同美術館で行われる女性芸術家の展覧会用に仕込まれたネタだったことがわかり、自然消滅的に忘却された一件ですが、実はあの女性芸術家はむかしブライトンでも物議をかもす展覧会をやったことがあって・・・みたいな後日談+α。こういうことを自由に書けるから紙媒体は




● こちらにも参加させていただきました。私の選曲はぜんぶスティーヴン・パトリック・モリッシー(のカヴァー)(笑)。ディスク名は「いまモリッシーを聴けということ」。
文章のヒントになったのは、去年の秋、某打ち上げの席で國分功一郎さんが言った「まるで芸術が政治よりも下にあるかのような・・・」という言葉(会話のコンテクストがわからないと唐突でしょうが、その言葉と、「それ!」と言って熱く箸を握りしめていた自分のことしか実は私も覚えていない。笑)。

というわけで、ひょっとすると本のコンセプトじたいにプロテストしているかもしれない反抗心旺盛な(笑)寄稿文になってます。

超プロテスト・ミュージック・ガイド (ele-king books)
ステファン ジェルクン
Pヴァイン
2018-02-09


英国側の筆者による私の選曲リストへの感想も上がっているようですが、120%想定内のコメントでした。
https://szczelkuns.wordpress.com/2018/02/17/agit-disco-30-brady-mikako/

  
Posted by mikako0607jp at 22:40