2007年11月07日

燦々と11月。どげんなっとうとかいな。

*というわけで、パティオ(まだコンクリは入ってないから、親父がユンボで掘って行っただけの、文字通り荒削りな状態ですが)へと続くフレンチ・ドアから差し込んでくる透明な日ざしを浴びながらこれを書いておりますが、それにしても、どげんなっとうとかいなね。今年は。こんなに好天に恵まれる秋が、この国にあってもいいのか。今年の英国は、何かがおかしい。

*よもやピストルズの30周年勝手に来やがれ祭りを天が祝福しておられるわけでもないでしょうが、海外(インクルーディング・ジャパ〜ン)から祭り見学目的で渡英して来られる日本人の方々がやはりおられるようで、ほぼ4週間まともにチェックしてなかった電子メイルボックスを覗いてみれば、旅中使用する籠や旅籠、茶屋などに関する情報を求める人々からのメイルがちらほら届いております。が、わたしの今秋のテーマはピストルズではなくユンボ、しかも当方はロンドン在住ですらございませんので、このテのメイルは、日本語でいえば勘弁していただきたい。博多弁でいえばせからしかったい。英語でいえばBugger off!またはSod off!ということでご理解いただければ幸甚です。

*とはいえ、ピストルズとユンボ。

二つの言葉を並べ書いてみて思うことは、パンクだニューウェーブだUKアートだファッションだなどと、小判時代の宝島を中心とするメディアにだまくらかされて渡英、そのままずるずる居ついちゃって気がついたら40代。みたいな同世代の英国在住日本人(大半は雌のみなさんですが)の方々が数多くおられることをわたしは存じ上げておりますが、この”つるっと来て住みついちゃったの”世代も、それぞれのユンボ問題を抱える年代になった。ということであります。

もちろん、わたしは何も庭造りの話をしているわけではありません。わたしにとり、”ユンボ”の言葉が象徴するものは、老いてゆく日本の両親。そしてその事実に付随する種々の問題。といった、男問題や音楽問題などのように足の裏か何かかきながらつらつら書き飛ばすことはできないへヴィな事柄なのです。

ピストルズからユンボへ。
ライドンから林フミ子親父へ。
安全ピンからゴム長へ。

そして、スローガンから生活へ。

「ユンボに座りっぱなしやけん、俺はまた痔が悪うなるばい」か何か言いながら極東から来た66歳の爺さんが掘り起こしていったブライトンの白亜の庭を見るにつけ、活字よりも映像よりも、よほどすごくて真に劇的なのは日常である。ということをしみじみ感じている今年の秋です。

追記:このあたりは、久々でわがベスト・フレンド、エザキ編集長とお話させていただいた時にも話題になった点でありました。十何年も会ってないくせにベスト・フレンドもへちまもないもんですが、わたしはそう思っており、この認識は四半世紀変わっておりません。来年こそぜひ、お会いしましょう。



Posted by mikako0607jp at 01:40│