2010年12月02日

紫色の旅~紫影のソナーニルの感想・前編

紫影のソナーニル
これからソナーニルの感想をたびたび書いていこうと思います。

最初、後でまとめて書こうかなぁと思っていたのですが
それだとうまくまとめられそうもないのでまめに書くことにしました。
スチームパンクシリーズは大好きなので書きたいこといっぱいなのです。

ソナーニルやってみての軽い感想はいつも以上に面白いです。
どの作品も良い出来だと思うのですがソナーニルは更に洗練されてる感じです。

文章はとても良いし、絵・塗りや背景もいつも以上に頑張っていてキレイ。
音楽も美しい旋律でため息が出そうなくらい素敵。
ボリュームもシリーズ最大みたいです。

地上のエリシアと地下のリリィが主な視点です。
ときどきゲストキャラの独白がありますがそれはほんのちょっと。
章の間に間違い探しとエリシアの過去と絵本があります。
シーンの切り替えがあるので視点の違いに戸惑うことはないと思います。

ここからはネタばれなのでやってない人は注意。

読みたい人は続きからどうぞ。




一章
エリシアとリリィの冒険の始まり。ゲストキャラはミリアとピータ。
始まりの物語に相応しい話でした。

ゲストキャラのエピソードは悲しくも温かい話。
ミリアさんはとても素敵な女性。桜井さんが書く強い女性はいいですね。
ピータ氏は最初設定見たときは悪い人なのかなと思ってしまいましたが
本当はいい人でした。ミリアさんへの想いがすごい。
結末は悲しいことになってしまったけどちゃんと役割を果たせて報われたんだと思います。
スチパンらしい話で良かったです。
もうちょっと言えばピータ氏とミリアさんが幸せだった頃も見たかったな。

エリシアの過去話
なんだこの少女漫画。悶えて転がること間違いないです。
この頃のエリシアは輝いてる。眩しい。
それでもどこか切なく感じるのはこれから先の展開が分かってるからだろうな。

二章
孤独の王の話。珍しくカップルの話じゃないのです(三章もだけど
とこどころリリィの可愛いエピソードがあって萌えた。
冒頭の着替えシーンがなんかエロい。
あと扉の演出と選択肢も良かった。選択肢間違えたらバッドエンドですけど。

リリィのまっすぐな心に胸が打たれる話でしたね。
王さまもそんなリリィのまっすぐな心に自分の心を許したのでしょうね。
良い話だったけど最後の最後で落とされました。そうなるとは思わなかった。


三章
母娘の話。これがまたキレイにまとまっていて良い話。
母娘の絆に泣き、リリィとカトリーンのやりとりに和み、
男性組の活躍に燃え、リリィの変身にときめいたり、いろいろと美味しい話。
あとは体験版部分だったので略します。

余談ですがこの章やった後
ニューヨーク・チーズケーキが食べたくなりました。

四章
夢を持つ野球少年とその彼が好きな猫たちの話。
ここはこの世の天国か(猫好きのため
猫たち可愛かった!猫耳リリィがマジえろかった。
前半はコメディ要素多かったですね、その分後半はずっしり重いのですが。
展開は予想できていたのですがそれでもキツイです。

ルースはすごく良いキャラでした、猫たちが惚れるのも分かるくらい。
だから後半の展開は悲しかった。
深く彼を愛していたマオとルシャのことを思うと切ない。


12月17日 追記


mikanagimaturi_kai at 22:08│TrackBack(0)嘘屋 | 製品版・感想

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