2011年10月8日訪問

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職人
伊藤製畳株式会社(滋賀県高島市) 
畳職人 伊藤 潤(いとう・じゅん)さん


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気持ち良すぎる位の晴天の中、稲刈りの終わった近江平野、
太陽の光に
キラキラと輝く琵琶湖を車窓から眺めながらだと
3時間もあっという間
(気持ち良すぎて半分以上寝てたからか)
に近江高島駅に到着。


P1020364 P1020366洋風なお方に駅前で迎えられる

駅にわざわざお迎えに来て頂く(本当にありがとうございました)
初対面なのに特徴も伝えず待ち合わせしてシマッタなと思ったが、
伊藤製畳(株)のトラックが直ぐに見えたので一安心。
爽やかなお兄さんのトラックに早速乗り込み工場へ直行。


作業場にて 

「お父様と二人で作業されている」という事でしたが、
スッキリした、大きな作業場です。

P1020270この他にも建屋アリ
お休みにも関わらず、全てのシャッターをオープン頂き
先ずは隣のワラ床製作場から工程を紹介頂く

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【畳の構造について】

ここで「畳の構造ってどうなってるのですか?」と恥ずかしながら
聞いちゃいました。ご丁寧に教えて頂き、以下の通り理解しました。

・畳は中央の芯「畳床」(5cmくらい)、それを包む「畳表」
 (ゴザ)、畳表を留める「縁」(琉球畳には無い)から成る
・「畳床」はワラを圧縮した従来のワラ床とインシュレーションボード
 を用いた床があり、ボードを希望される方が多い。


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で、ワラ床の製造工程へ
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近江平野で育ったワラを乾燥させています

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乾燥したワラを縦横ぎっしり重ねて圧縮

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畳表のい草は長い方(写真下)が真ん中の
良い部分をたくさん使用できるので良いそうです


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畳表を取り付ける工程

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縫い付けています

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「自宅をこの縁に変えませんか?」って
ススメられました。(ウソです。)
保育園からの受注があったそうです!

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畳に縁を取り付けていきます

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この後縁が手前にペロンと来て下の写真の
様に仕上がっていきます


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縁が付きました

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【感想】
 
一旦畳と向き合うと、手さばきが大変柔らかく滑らか。
洗練されている。

時代の流れと共に琉球畳、バリアフリー畳などバリエーション
が増えてきているそうだが、畳文化を守り、伝えていきたいという
想いを強く感じた。
又、製作だけでなく地域の皆さんへのお届けもされており
畳が入れ替わると「気持ちがええわ〜」と大変喜ばれる
瞬間が好きだとの事。

『畳から繋がる地域の和』 失礼。

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プロフィール<
伊藤 潤さん

1982年滋賀県高島市生まれ
大阪で2年畳の製法について学んだ後、3代目として家業を継ぎ
畳職人の道に進む。

興味を持たれた方、お問い合わせは以下コメント欄にお願いします。
伊藤製畳(株)第二工場 0740-36-1789