健康美容ビジネスナビゲーター | 林田 学

健康美容ビジネスナビゲーター | 林田 学 のサイトです。 健康美容ビジネスは薬事法や健増法や景表法の規制が複雑で、かつ、規制情報の公開が十分でなく、プレーヤーとしてはとてもやりにくい状況にあります。 そんな中で健康美容ビジネスを適法かつ効果的に進めていくにはどうすればよいのかを薬事法・健増法・景表法とマーティングの融合のスペシャリスト林田 学がナビゲートいたします。


profile
こんにちは、林田 学です。

私は健康美容ビジネスのプレーヤーの方々に、薬事法・健増法・景表法、いわゆる薬事3法の規制のルールと現場の運用、

さらには、それを踏まえたポジショニング・マーケティング戦略をレクチャーするために

【薬事の虎】というメルマガをほぼ毎日刊行しています。

このサイトでは2017年以降の【薬事の虎】を整理して、皆様が情報収集しやすいようにしています。



▶ 記事に関するお問い合わせは コチラ

▶ 機能性表示に関しては 『健康食品機能性表示ナビゲーター | 林田 学』をご覧下さい

▶ 薬事の虎のアーカイブは コチラ

化粧水1本買うと化粧水3本プレゼントはOK? ~1545号~(2018/4/10)

昔ながらのプロモーション手法で、
「今1本買うともう1本プレゼントで付いて来る」
というONE TO ONEと呼ばれるオファーがあります。


今日はそれに関するQ&Aです。


Q.景品規制について教えて下さい

(あ)「今、化粧水を1本買うともう1本プレゼントで
        付いてくる」というオファーはOKだと聞きました。

      総付け景品は本体の20%以下なのに
      なぜこれがOKなのですか?

(い)(あ)の例が「化粧水を1本買うと美容液1本
      プレゼント」というオファーだとどうですか?

(う)「化粧水を1本買うと化粧水3本プレゼント」
      というオファーだとどうですか?


A.
1.ONE TO ONEはの規制は難解ですが、消費者庁
  平成26年12月1日発「景品類等の運用基準について」
 ( 薬事法ルール集12-F>>>http://www.yakujihou.com/content/rule.html#list12
  で言っていることをわかりやすくまとめると
  次のようになります。

(1)ONE TO ONEは、景品の提供とは考えずに
     値引きと考える、それは「プレゼント」
     というワードが使われていても同様。

     たとえば、「CD3枚買ったら1枚プレゼント」
     というオファーにおいて、そのCD1枚は景品
     ではなく、4枚を3枚分に値引いて提供して
     いると考える。

     よって、景品ではないので総付け景品の
     規制も関係ない。

(2)ONE TO ONEオファーにおいてプレゼント
     されるものは全く同一のものではなく、
     実質的に同じものでもよい。

     たとえば、「背広1着買ったらスペアズボン
     プレゼント」もOK。
  
     しかし、「ハンバーガー買ったらポテト無料」
     はこれには該たらない。


2.(あ)
1(1)からして問題ありません。


3.(い)
「実質的に同一」でもよいのですが、挙がっている
例は背広とスペアズボン、つまり、後者は前者の
一部、という例です。

逆に、ハンバーガーとポテトはこれには
該たらないとされています。

よって、化粧水と美容液ではNGと考えられます。

つまり、この例は景品扱いとなり、総付けの20%
基準をクリアーしなければなりません。


4.(う)
化粧水1本に化粧水3本なので同一性は
問題ありません。

つまり、このオファーは景品ではなく値引きで、
どこまで値引きは可能なのか?という問題です。


ご興味のある方は

件名を「4/10回答希望」として

・会社名
・ご担当者名
・メールアドレス
・電話番号
・他社のあの広告大丈夫事例


他社のあの広告大丈夫?と思う例を添付し
どこが大丈夫?と思うかを明記の上、

info@yakujihou.com まで
お申込みください。

※他社事例の記載は必須事項なため、
  記載がない場合は回答を渡しかねます。

薬事の最新情報を毎日配信!!



健康美容ナビゲーターブログでは
メールマガジン「薬事の虎」を配信2週間後に公開しています。
タイムリーにお読みになりたい方はぜひメルマガにご登録ください!!

------------------------------
▶ 記事に関するお問い合わせは コチラ
▶ 機能性表示に関しては 『健康食品機能性表示ナビゲーター | 林田 学』をご覧下さい
▶ 薬事の虎のアーカイブは コチラ
------------------------------



ヤフー・グーグルの変動 ~1544号~(2018/4/9)

ヤフーより先に昨年12月にアルゴリズム
を大きく変えたグーグル。


その結果、たとえば、「妊活」ワードのSEOで
圧倒的な強さを誇っていた子育てハックさんが
大きく順位を落としSEOメディアとしての生命線
が危うくなりました。


代って上がってきたのが
マイナビウーマンさんでした。


ところが最近、そのマイナビウーマンさんが
「生理日及びその他の記事について不適切な
  記述が含まれていた」とのお詫び文を出し、
一部記事を非公開としています。


その結果、今度はマイナビウーマンさんが
大きく順位を落としています。


他方の子育てハックさんはグーグルが3月に
またアルゴリズムを少し変えたことが好影響し、
大体2ページ目にまで戻っておられるようです。


SEOメディアもなかなか大変なようです。


薬事の最新情報を毎日配信!!



健康美容ナビゲーターブログでは
メールマガジン「薬事の虎」を配信2週間後に公開しています。
タイムリーにお読みになりたい方はぜひメルマガにご登録ください!!

------------------------------
▶ 記事に関するお問い合わせは コチラ
▶ 機能性表示に関しては 『健康食品機能性表示ナビゲーター | 林田 学』をご覧下さい
▶ 薬事の虎のアーカイブは コチラ
------------------------------



インフラとして口コミがセットされていたらOK?~1542号~(2018/4/5)

ショッピングモールやカートが書き込み型
口コミスペースを提供している場合があります。


今日はそれに関するQ&Aです。


Q.口コミに関していろいろ教えて下さい。

(あ)インスタのインフルエンサーがサプリや
      コスメに関して薬事法を超えた表現を
      個人的に行うのは自由ですが、そのコメント
      を当社LPに入れ込むのはNGですか?

(い)ショッピングモールに出店して与えられる
      口コミスペースに愛用者がサプリやコスメ
      に関して薬事法を超えた表現を書き込んだら
      どうなるのでしょうか?

      出店者、即ち、当社がそれを修正できない
      場合はどうですか?

(う)カートをレンタルするとカートに口コミ
      スペースが付いているケースがあります。
      こういう口コミスペースに愛用者がサプリや
      コスメに関して薬事法を超えた表現を書き
      込んだらどうなるのでしょうか?

      当社がそれを修正できない場合はどうですか?


A.
1.(あ)
(1)本件は引用の問題です。
  
     第三者が個人的に何を言おうがそれが商売と
     関係ない限りそれは非広告なので薬事法違反
     にはなりません。

     しかし、それを商売に絡めて引用すれば
     それは広告扱いになります。

   「医薬品の範囲基準ガイドブック」第3版 P136(5)
     が「新聞、雑誌等の記事、医師、学者等の談話、
     学説、経験談などを引用又は掲載することにより
     暗示するもの」を薬事法違反としているのはその
     趣旨と思います。

     よって、本件は問題なくNGです。

2.(い)(う)
(1)問題は(い)(う)です。

     ここでは、真実追及と薬事法が
     バッティングしています。

     薬事法の基本スタンスは「真実であっても
     効果は言えない」なので、自社LPの口コミ
     なら「真実であっても薬事法違反にならぬ
     よう直しなさい」となりますが、そこに
     自社以外のファクターが絡む場合は
     どうなのでしょうか?

(2)これと似たケースは消費者庁が送っている
     警告メールに関しても生じています。

     そこには「効果・効能の根拠となる実験効果、
     データ等をウェブページ上に表示することが
     望ましいといえます」と書いてあります。

     しかし、臨床試験をそのままLPに載せたら
     薬事法違反の問題が生じるはずです。

     これと似たケースでサプリのLPに関し、
     ある自治体の保健所から「薬事法違反
     だから変えなさい」と言われたので、
   「これは消費者庁発の文書に従って作って
     いる」と主張したところ、「大ごとには
     しないから今のうちに自主的に変えてほしい」
     という対応を採られたというケースがありました。

(3)(い)(う)も最終的には(2)と同じような
     扱いになる気がします。

     つまり、「モール提供者やカート提供者に修正
     してもらうようにして下さい」というインフォーマル
     なランディングになるのではないでしょうか?

     いずれにせよ、こういうインフラ提供者も
     交えたルール作りが望まれるところです。


薬事の最新情報を毎日配信!!



健康美容ナビゲーターブログでは
メールマガジン「薬事の虎」を配信2週間後に公開しています。
タイムリーにお読みになりたい方はぜひメルマガにご登録ください!!

------------------------------
▶ 記事に関するお問い合わせは コチラ
▶ 機能性表示に関しては 『健康食品機能性表示ナビゲーター | 林田 学』をご覧下さい
▶ 薬事の虎のアーカイブは コチラ
------------------------------



L92乳酸菌広告はNG?~1541号~(2018/4/4)

ASCONさんがカルピスさん絡みの
L92乳酸菌の広告に対して薬事法の観点から
問題提起しておられます。


今日はそれに関するQ&Aです。


Q.カルピスさんの商品アレルケアに含有される
  L92乳酸菌の広告手法について教えて下さい。

(あ)新聞広告で「花粉症にL92乳酸菌」と成分広告
      を打ち(商品は登場せず)、翌日の折込チラシ
      でアレルケアの商品広告を打つ(成分の効果は
      訴求せず)という手法はOKですか?

(い)新聞広告の広告主がカルピスさんである場合と
     「環境・生活習慣アレルギーケアフォーラム」
      である場合で差がありますか?

(う)「L92乳酸菌」の成分サイトを作り、そこで
      「花粉症によい、アトピーによい」などと
      訴求し(商品は登場せず)、そこへの
      アクセス者にアレルケアのLPにリンクする
      リタゲバナーを当てるという手法はどうですか?


A.
1.ポイントは訴求物が広告か非広告かということです。

  薬事法上非広告であれば薬事法適用外なので
  薬事法違反の問題も生じません。

  広告か非広告かは薬事法上の広告の
  3要件で決まります。

(1)顧客を誘引する(顧客の購入意欲を昴進させる)
   意図が明確であること。 
(2)特定医薬品等の商品名が明らかにされていること。 
(3)一般人が認知できる状態であること。 

  中でも重要なのは(1)の顧客誘引性です。

  今回ご質問のケースではいずれも商品名が登場せず、
  その点では(2)も論点たりえますが、ここは広く
  解釈されているので(「医薬品の範囲基準ガイドブック」
  第3版 P134 2(2))、この要件は充足していると
  考えられます。


2.この顧客誘引性は、エビデンスの適格性
 (学術性の高さ)と商品広告との距離の
  2軸で考えることができます。

  まず、効果訴求の元になるエビデンスが体験談
  というのであればエビデンスの適格性はほぼ
  ゼロなのでそれに基づく訴求はたとえ成分のみ
  の訴求であったとしても顧客誘引性があり、
  薬事法上の広告と考えられます。

  以前差止訴求で問題となったクロレラチラシは
  体験談のみでしたので広告と考えられます。

  L92乳酸菌の広告が、ダブルブラインドRCTなど
  機能性表示レベルでの試験を元にしたもので
  あればエビデンスの適格性は問題ありません。

  次に、商品広告との距離は、近ければ近いほど
  顧客誘引性が高まります。

  たとえば、ダブルブラインドRCTの結果であっても
  LPに載せると商品との距離が近く内容によっては
  広告と見られる可能性もあります。

  インナーとして使う場合も商品同梱なのか別送
  なのかで差が生じます。


3.以上の観点から考えてみましょう。

(あ)新聞本体と折込チラシでは距離は
      遠いと思います。

      まして、そこに1日のタイムラグがある
      と言うのならなおさらです。

      それゆえ、その新聞広告がダブルブラインドRCT
      を元にしているなど学術性の高いものであれば、
      この新聞広告は非広告と考えられます。

(い)広告主体がれっきとした第三者であった方が
      商品広告との距離は遠いと言えますが、
      そうでなければNGとまでは言えないと思います。

      エビデンスの適格性が高ければ広告自体は
      商品販売者であってもよいと思います。

      化粧品の事例では、DHCさんが広告主となって
     「真皮層まで浸透するスーパーコラーゲン」
      という成分広告を打っておられます。

(う)リタゲ手法について商品広告との距離が近い
      と考えるか遠いと考えるかは難しいところです。

      しかし、成分効能サイトの学術性が高ければ
      仮にリタゲ手法の距離が近いと考えても
      即NGとは言えません。


4.条件設定によっていろいろ変わって来ますので、
  ご興味おありの方は条件設定を示して
  info@yakujihou.com(メルマガ)まで
  お問い合わせ下さい。



薬事の最新情報を毎日配信!!



健康美容ナビゲーターブログでは
メールマガジン「薬事の虎」を配信2週間後に公開しています。
タイムリーにお読みになりたい方はぜひメルマガにご登録ください!!

------------------------------
▶ 記事に関するお問い合わせは コチラ
▶ 機能性表示に関しては 『健康食品機能性表示ナビゲーター | 林田 学』をご覧下さい
▶ 薬事の虎のアーカイブは コチラ
------------------------------



化粧品で「美肌菌のエサになる」はOK?~1540号~(2018/4/3)

ピンと来る化粧品広告がありました。


「美肌菌のエサになる」という訴求です。


今日はそれに関するQ&Aです。


Q.化粧品で「美肌菌のエサになる」
  という広告があります。

(1)そもそも「美肌菌」というワードは
     OKなのですか?

(2)サプリでは「善玉菌のエサになる」
     はOKですが、コスメではどうなのでしょうか?


A.
1.(1)肌には常在菌がいる。その中の善玉菌を
       美肌菌と呼ぶというロジックはOKです。

2.(2)
ⅰ.「美肌菌を補給する」なら「コラーゲンを補給する」
    と同じロジックであり何の問題もありません。

    しかし、そうなっていないのは商品設計上
    その設計だと難しいからでしょう。

ⅱ.たしかに、サプリで「善玉菌のエサになる」はOKです。
   
   しかし、コスメではNGだと思います。

   コスメの効果は56の効能かそれに類するもの
   しか表現できません。

   その56の効能の中に「何かを育てる」ニュアンス
   の表現はなく、それゆえ、「美肌菌のエサになる」
   は化粧品の効能を超えると考えられます。


薬事の最新情報を毎日配信!!



健康美容ナビゲーターブログでは
メールマガジン「薬事の虎」を配信2週間後に公開しています。
タイムリーにお読みになりたい方はぜひメルマガにご登録ください!!

------------------------------
▶ 記事に関するお問い合わせは コチラ
▶ 機能性表示に関しては 『健康食品機能性表示ナビゲーター | 林田 学』をご覧下さい
▶ 薬事の虎のアーカイブは コチラ
------------------------------



  • ライブドアブログ