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久々に映画を見てきた。
相棒の最新作。「相棒検ー鹽團ライシス 人質は50万! 特命係 最後の決断」。
面白かった。

前回の相棒の映画版が、少しばかり?酷いと感じたのを覚えているので、今回の新作は、見に行こうか正直迷った…
それでも、長年の相棒ファンの未練?なのか、やっぱり新作は見たいと思ってしまう。
冒頭部分、幼い少女たちが登場するシーンで、
「もしかしてこの映画の脚本家さんは、私の大好きな太田愛さん?」と思う。ほとんど事前情報を持たずに見たので。
そして、本作の真犯人が登場した時点で、
「この人が実は真犯人でした…というストーリーなら一番面白いかな…」
と想像がついてしまった。
日本の映画は、有名どころの俳優さんが端役を演じることがほとんどないので…そういう点でもなんとなく分かってしまうことがある。
それでも、期待以上に楽しめる映画だった。

この映画を見ていて、数年前の残酷なイスラム国による日本人人質事件のことを思い出した。
おそらく、この事件が念頭にあって書かれた脚本ではないかと思う。
「日本という国は、いとも簡単に人質を見捨てる…」
この映画は、この実際の事件の真実の重さを、うまくごまかしている…そんな印象を受けた。
この映画のテーマの主要部分はこの部分にあっても、あからさまにそれを言ってしまったら政権批判のように受け取られてまずいかもしれない…という配慮があるような、そんな気がする。
「国に見捨てられたから恨みをはらす…」というストレートな結末のほうが分かりやすい。
でも、あえて「たとえ見捨てられても、それでも国を愛する」という、ちょっとばかり無理があるかもしれない結末にしている。無理があるといっても、そこはうまく仕上げらている(ごまかされている?)のだけれど。
それでも、私はこの何故ストレートではないストーリーになっているのか、という部分が妙に気になってしかたががない。
実際にあった日本人人質事件は、日本人ジャーナリストが、犠牲になって終わりをつげた。その後、まるで、禁句でもあるかのように、事件の真相を語る人もいなければ、問題にもされない。まるで、もう忘れられた事件のように。
とっても不自然。
日本のジャーナリストたちが、一致団結して「もはや話題にしない」と決めてしまったかのよう。
映画にするとしても、映画のストーリーの影に隠されるように表現されるのか…と私は思ってしまう。
政権によるメデイアコントロール、あるいは製作側の自主規制。
それがこんなところにも影を落としているのだろうか…真実など知りようがない私はそんな想像をめぐらしている。
「日本という国は、昔も今も、いとも簡単に人質を見捨てる…」
これは、これからの日本国民にとっては他人事ではないことになるのかもしれない。