だから舞台が好き

山口祐一郎さんをこよなく愛する一ファンの観劇日記

August 2009

びっくりしました!だって両サイド立ち見の人達がずらり!
私なんてアッキーのファンクラブに申し込むのも忘れ、e+の先行予約でチケットゲットできた棚から牡丹餅な人。F列の下手サイドよりだったので、立ち見しても観たい!という方に申し訳ないやらなんやら。

久しぶりのストレートプレイ。アッキーにとっては初めてのストレートプレイ。
実はアッキーが出るということよりも香川照之さんが出るっていうことが決め手で観ることにしたこの作品。演出家がどんな人かなんて全く知りませんでした。
香川さんは「利家とまつ」の秀吉以来、個性派実力派俳優として興味のある俳優さんなんです。その香川さんが、死なせることが正しいかどうかジャッジメントする死神役。
死神=トート・・・とは若干違い、使い走りの死神です。
ストーリーは割愛するとして・・・・面白い死神様でした。死に対しては当たり前のこととしてクール。でも人間界には特に音楽には興味があり、音楽がかかるとクネクネしたり陶酔したりする。今回の仕事であるやくざの藤田の死をジャッジメントするに至っては、結論は出ているのに、藤田やその舎弟である阿久津(アッキー)の心の機微や関係性になんだか惹かれているようなところも。どちらかと言えば、自ら仕掛ける役ではなく、受身部分も多い役。相手役との受け答えが絶妙なバランスで、この人、やっぱりうまい!と思いました。

また、藤田役のラサール石井さんも良かった。テレビで見るラサールさんとは全く違う、自分の運命を悟りきった任侠のやくざを熱演。少し枯れた感じが役柄にマッチしていて、この人物ならば、千葉(=死神の人間界の名前)が人じゃないことをみやぶることが理解できました。

そして、この藤田を本心は慕っている、でも自分の本当の気持ちが全く理解できていない、若きチンピラの阿久津を中川晃教クンが大熱演してました。
いつも切れていて、全く自分が何をしているか解っていなくて、教養もなくて、イライラをどこにぶつけていいのか解らない男を、恐らく正反対であろうアッキーがやっているのを見て、アッキー成長したなあとしみじみ思いました。所々セリフが聞き取りにくいところもありましたが、何はともあれ、役としてそこに生きているところは凄く良かった。
アッキーの勢いと、ラサールさんや香川さんのちょっとたそがれた雰囲気が生きてきた年月の違いを感じさせてくれて、とても良い雰囲気でした。
「阿久津!うるさい!」とラサールさんのセリフにありましたが、うん、うるさい役だった。アッキーの阿久津と香川さんの千葉とのやり取りは、コメディ?と思わせるぐらい面白かったです。アッキーはきっと必死でやっているのだろうけれど。

最後に雨が上がり、青空が広がって終了。救われました。
下手席だったのでアッキーの顔や姿が良く見えて、カーテンコールでの放心状態の様子が印象的でした。身体も相当鍛えているようで、モーツアルトの時のような華奢な感じは全くしませんでした。
ヴァンパイアで犯された今夏でしたが、いい時期にいい作品を観られたな・・・と思いました。





ダンスオブヴァンパイア帝劇公演も終わり、超日常生活に戻っているのに何だかたゆたゆしてます。何故なんだろう?
東京千秋楽の日に名古屋で探し。物件は出会いだから直感的にいい!と思えばそれでいい。余り悩みません。総務経由探してもらった最初の物件に決めました。家電から家具から全部付いている部屋。しかも新築。狭いですけどね。駅から8分。職場まで30分以内。ちなみに中日劇場まで20分ぐらい(笑)。
二度目ともなると全く焦らない。いいのか?とも思うけれど何とかなることは分かっているから。
25日のマチソワ、26日名古屋、27日〜28日今の仕事の最後の催事と一週間がバタバタに過ぎてしまい、今日は、昼間は何もできませ〜ん状態でした。本人は大丈夫なつもりでも、やはり身体は正直。そんな身体のサインには素直に対応しようと心がけ始めました。

ソファにひっくり返りながらブログ巡りしていると、祐一郎さんの体調が良くないのではないかと書かれている方が結構いらっしゃいました。確かに○○回観てると(笑)、声の艶や勢い、声量が観る度に違い、あれれ?と思う時もありました。でも、最近思うのは、どんな時でも一定のレベル以上のパフォーマンスを魅せて下さって、必ず観て良かった!という気持ちにさせてくださることがどれほど凄いことなのかということです。
私は祐一郎さんの朗々と歌い上げる歌はもちろん好きですが、最近の役柄や心情に合わせた語りや誘いの歌い方も凄く好きなのです。マリーアントワネット以降、爆発的な歌い方は少なくなってきたように思います。栗山民也さんの演出との出会いが祐一郎さんの歌い方に大きな変化をもたらしているような気がします。おそらくやろうと思えば朗々と歌い続けられるはず。ヴァンパイアの1幕ラストのロングトーンは余裕すらありますから。

なんて思うと、疲れていたのは確かでしょうが、調子が悪かったのかどうかは解らないな…とも思えます。良くご本人がおっしゃるように、舞台にたゆたゆと出ていったらああなった…ということかもしれません。年齢を重ねると言うことは経験を重ねると言うこと。若い頃と変化があって当然。それが自身の奥行きが深くなるような変化だったらとても素敵なこと。
祐一郎さんはそんな歳の取り方をしていると思うし、それがそのまま役者としての変化に繋がっているような気がします。
だからこそ、今の祐一郎さんでファントムを見てみたいと強く思うんです。

博多座に行って違う空気に触れればまた違う伯爵様が登場するはず。何があってもあのカンパニーなら支え合って更に高いところを目指していくはず。そんな雰囲気の中にたゆたゆ浸ってご自身の役割をしっかり果たす祐一郎さんでいてくださるはずです。楽しみ〜

ヴァンパイア〇〇回観劇を締めくくるにふさわしい、楽しくて哀愁に満ちてちょっとホロリとさせられ、最後にはドカン!とパワー全開の、これぞ!ダンスオブヴァンパイア!と声を大にして言える前楽でした。
終わった後、放心状態で、友人とも口がきけず、しばし無言のまま、ぼおっと駅まで歩いてしまった私。森山さんの楽だった19日もプチ千秋楽のようだったのですが、今日の前楽はそれをも上回っていました。何が良かったって・・・・一言で言うなら、み〜んな良かった!!

特に、泉見アルフと教授の掛け合いは最!
教授に突っ込まれてもちゃんと口答えできる泉見アルフがいいです。アドリブの応酬。霊廟のシーンでは、禅教授は自分を救出させようと諦めアルフを諦めさせず、2回も飛び上がらせていました。
そして、ヘルベルトからは、手に手を取って踊る時に「へたくそ!」と言われ、場内大爆笑!泉見クンもこれには笑いをこらえることができなかったようで、笑いながらセリフを言っていました。客席を走って帰ってきた時もヘルベルトに「ダンスの練習をしようね」とか言われていましたね。
1幕ラストでは今期はヘルベルトは荷物を持てないそぶりをしていたのに、今日のソワレでは荷物を持ち上げて向きを変えて、正面からアルフを見上げる・・・という初めてのことをやってくれました!当然場内は大爆笑です。
泉見クンと知念ちゃんの楽だったわけですが、当然、他の出演者が絡めるのは泉見クンの方で、禅教授、吉野ヘルベルトがこれでもかとちょっかい出していたのが楽しかったです。


伯爵様もこれに押されてかまあ楽しそう表情はクルクル動くし、ノリノリ伯爵様でした。
「神は死んだ」はまた歌い方が変わっていて、サラではなく、サラの奥底に眠っている欲望に語りかけているいるかのよう。恋も憧れもない女の子には伯爵は興味はなく、揺れ動く心が見える若い娘にだけ現れるそんな伯爵様でした。
一幕ラストの泉見クンとの関わりは今まで見た中で、一番濃厚だったかも(笑)。健ちゃんアルフと比べると、まだこの段階ではアルフは理性が働いていて、心底伯爵に陶酔することはないのですが、そんな役作りでも、前楽は充分に伯爵に対してひかれている様子が手に取るようにわかり、伯爵のアプローチも慈しむようでいい感じでした。
○○息子には絶対博多で手を噛まれると思います(笑)。吉野ヘルベルトに手をつかまれて、口の中へ・・・・なんてことがありそうな変な親子ぶり全開でした。
「抑えがたい欲望」は絶品でした!なんと表現していいのか。今まで聞いたことがない「抑えがたい欲望」でした。自分を達観しつつ、欲望に満ち溢れている自分への哀悼歌とでもいいましょうか。とにかく悲哀感に満ち溢れた伯爵様でした。歌ではなく、語りでした…22日ソワレと同じ場面だとは思えませんでした。
もうクロロック伯爵は山口祐一郎さんしか考えられません。
明日の千秋楽は観ることができませんが、今日の祐一郎さんの「抑えがたい欲望」を聞けたことで充分過ぎるほどです。


クコール劇場には禅教授がご登場。泉見アルフが出てくるかなと思っていたので意外でしたが、サプライズのご登場で楽しかったですね。トイレの場所を聞いてました。
明日は誰が出てくるのでしょう・・・こういうところは千秋楽ならではかもしれません。

シャガールとレベッカの夫婦も楽しくなってきた。棍棒で殴られそうになるシーン、シャガールは手で受け止めようとしたのに、レベッカが隙有り!とばかりに胴をパチーンと叩いてしまったのでこれまた場内大爆笑。カーテンコールでも阿知波さんは安崎さんをいきなり平手打ちするなど、もっと面白いことになりそうな二人でした。

カーテンコールといえば、伯爵様がまた紙ふぶきの大きな塊を持って登場し、泉見アルフと知念ちゃんサラにブワッとかけていました。この時の祐一郎さん、飛び上がったんですけど、足の開きが妙に可愛い!!ブワっとかけたのはいいけれど、紙の塊が泉見クンに直撃したらしく、泉見クン、「痛っ!」って。それを聞いた祐一郎さんは、自分のご挨拶をしばし忘れて、「何?」と泉見クンを見てました。何事もなくて安心されたように客席に向かってご挨拶されたのでした。


私のダンスオブヴァンパイア@帝劇は終わってしまいました。
次は博多座の千秋楽です。名古屋に転勤になろうと行きますよ〜!
ガリガリの祐一郎さんが少しはふっくらしていますように。
音響が素晴らしい博多座で、祐一郎さんの「抑えがたい欲望」を聞くことを楽しみに、これからの新しい生活を迎えたいと思います。
前々楽も観ているのですが、その話しはまた今度。

8/23(日)マチネ。2階C列上手サイド。

昨日が壊れてたからな・・・・今日もだったらどうしよう・・と開演前はドキドキでした。
月が赤くなり隠れて・・・さあ!いよいよ伯爵様のご登場。
「月は隠れた〜」の歌いだしから昨日とは全然違う!
お風呂のシーンもノリノリ伯爵だし、何より表情がクルクル動くこと。
サラを誘惑することを楽しんでいるよう。
1幕ラストも遊ぶこと遊ぶこと!表情も手の動きも伯爵様らしい。
クコールのグリグリスリスリも昨日より今日の方が激しかったし、ヘル様の父上へのイタズラも思いっきり。そしてそれに応える伯爵様も楽しそう。
昨日より喉が楽だったんだと思います。声に集中しなくていい分、思い切り「クロロック伯爵」になりきっていましたから。
こうなると2幕が楽しみ。おっとその前に!今日のクコール劇場は「闇が広がる」。
あの前奏が聞こえてきた瞬間、客席から「おおおおお〜!」という期待の声。
2階席だから気付きませんでしたが、ルドルフ役の誰かが来ていたのでしょうか。
(余談ですが昨日はシルビアさんのご主人がいらしてました。私、劇場で高嶋さんと遭遇する確立、相当高いんです・・・)
で、2幕の祐一郎伯爵ですが遊んでましたね。知念ちゃんサラを噛もうとする時やいやいや舞踏会まで待とうと思いとどまる時の表情は、完全にサラはおもちゃ。知念ちゃんサラが伯爵様に魅せられていくのに対して、伯爵様は優しい表情で可愛くてたまらない風情なのに、それは全て「若い娘の血を吸いたいだけ」。
「抑えがたい欲望」は今日は姿勢を正して聞き入ってしまいました。
全く昨日とは違いました。気合入りまくりの祐一郎さんでした。

伯爵の化身が森山開次さんから新上裕也さんへバトンタッチされましたが、
全く違いますね。森山さんが空中を漂うような伯爵の化身であるとしたら、新上さんの伯爵は空中を裂くように存在する伯爵。森山さんが伯爵の苦悩そのものなら、新上さんは伯爵の欲望そのもの。非常に男性的なエロチシズムを持つ伯爵の化身でした。
「悪夢」のシーンが180度違って見えました。どちらがいいか悪いかではなく、どちらも伯爵の化身なんです。どちらも祐一郎伯爵が持ち合わせている部分なんですよね。
新上さんのダンスはクラシックバレエに裏付けされた非常に鋭角でダイナミックなダンスで、「帝王」という表現があてはまるかなあ。「抑えがたい欲望」から後、祐一郎伯爵が舞踏会で獣ヴァンパイアになりますが、その流れにぴったり嵌る影の伯爵。
どちらもいいですねえ。それより新上さんって開次さんより大きい方だったんですね。
そのことにビックリしました。初演の時って、新上さん、小さいイメージがあったから。
二人の伯爵の化身がいるからこそ、二人の個性に合わせて化身の解釈を変えてきたところが凄いなと思いました。

さあ、残すところあと2回になってしまいました。
前々楽と前楽です。千秋楽はチケットにご縁が無かったし、博多座の大千秋楽にご縁があったので無理はしませんでした。
私の夏もそろそろ終わりを迎えようとしています。
最後までがんばって見届けます!

森山開次さんの楽日についてはまた後日。

祐一郎さん・・・どうしちゃったの・・???
こんなに祐一郎さんが不安定な状態は初めて見ました。歌うことに神経を張り巡らしているそんな伯爵様でした。

「神は死んだ」からうん??いつもと違う??という感じはしたんです。
綺麗に無難にまとめてるけれど・・・という感じで。
次のお風呂のシーンでもいつもの迫力がないし、表情を見ているとあまり動いてない。
これは絶対調子悪いんだ・・・と思いました。
囁き声や張り上げる声はいいんですけど、その中間の身体に響かせて出すような声が安定しない、出しにくそうなんだです。
1幕ラストのようこそ〜も喉に声が引っかかっているようでいつもの甘さはないし。これでロングトーンはどうなるんだ・・・とハラハラドキドキでした。
が!そこはプロ。しっかりズドンと決めてくれました。良かった・・
だけど、いつものような表情豊かな伯爵様ではありませんでした。振り返った時の表情が、不敵な笑みを浮かべていて、そこはやられましたが・・・
そして2幕。1幕より良くなってきて少し安心していたら「抑えがたい欲望」でいきなり言葉に詰まった・・・そこから、はい!大作詞王が登場!
調子がよい時ならば笑っていられますが、今回ばかりは笑っていられませんでした。
ピキンと緊張してしまい、早く終わって欲しいと願うばかり。最後は罪滅ぼしのように、大声量で決めてくれましたが、それでも一旦デクレシェンドがなかったですから。
正直、同じような言葉を続けていらっしゃったのですが、何をどのように歌われたのか、まったく覚えていません・・・・本当に心臓に悪い伯爵様でした

舞踏会での野獣ぶりも普通で、暑さにやられてるんじゃないか・・とか2階A席からオペラグラスでお顔を見ながら思っていました。だって、良く言えばシャープになった、悪く言えばやつれた・・お顔だったのです。顔色も決して良くなかったし。
きっと祐一郎さんのことですから、東京千秋楽に向けてまたテンション上げてくるとは思いますが、伯爵様だけが壊れていたこの回、ちょっと気になりました。
とにもかくにも祐一郎さ〜ん!と叫びたくなりました。

伯爵様の不調をカバーするかのように、他の皆さんは絶好調でビンビン飛ばしていました!
安崎さんシャガールがすごくシャガールらしくなってきていて、マグダとの絡みもレベッカとの絡みも何が出てくるかわからないようなワクワク感でいっぱい。好色ダメ親父ぶりが板についた安崎さん。たぶん演技が一番変わったんじゃないかな。
阿知波さんレベッカが棍棒で殴るシーンとか面白行ったらない!
そうそうカーテンコールでは阿知波さんにひっぱたかれていました。

浦井健治クンのアルフは久しぶり。泣き虫度がアップしていて霊廟では教授に「泣かない!」と一括されてました(笑)。教授は、このアルフレート、危なっかしくてほっとけないから面倒をみようと思ったのかしらん??本気で助手にしようとは思ってないのかも・・なんて思わせる関係ですね。
ヘルベルトとのお風呂のシーンはなんてたって健ちゃんの方が面白い!ヘル様も面白がって襲っているみたい。

カーテンコールは大盛り上がり。どうか出演者の皆様もそして私のように何度もご観劇の皆様も身体にだけは気をつけて、最後まで舞台を楽しみましょうね。


17日の月曜日から長い1週間でした…
19日には森山開次さんの千秋楽も観たのにブログアップもできず…自分のブログがあること自体を忘れてました。


ナビザでパイレートクィーン帝劇千秋楽A列センターが当たったことの対価は、9/1付で名古屋に再度赴任することでした。この赴任、そんなに長くはなさそうですが、長く営業をしていたお店を円満に閉めることが業務に含まれています。
一度数年前に赴任したことのあるお店だし、今更…という気持ちが先にたってしまい、暫くは気持ちの整理がつきませんでした。
家に数日閉じ籠ったり、何もする気になれず、これが続くと鬱になるんだなとボンヤリ思ったり。
帝劇行っても、祐一郎伯爵の背中や開次さんのダンス見てないたりして、相当怪しいヤツでした(笑)。
そしてまた、これでもかってくらいラッキーなことに、申し込んだパイレートクィーンのチケットは全部とれてしまい、ますます戸惑いは大きくなる一方。

そんな時に、会社を辞めて世界一周の旅に出てる後輩から、今カイロです!と元気なメールが来た。
救われた気がしました。

そして、芳雄クンの友人からは、おそらくほとんどの人が知らないであろうホントの私を見透したメールが来た!いつもバカなことしか言い合ってないのに…
前回の名古屋赴任でも彼女に救われましたが、今回も彼女に助けられました。
メールの最後には、3月のレベッカは名古屋だよ!とも


そして祐一郎さんつながりのお友達は、自分の経験から気持ちを察してくれた上で、名古屋は関西に近いんだから梅芸で待ってます!と。


そう!何事も考え方一つなんですよね!
自宅を離れる寂しさはありますが、今では楽しもう!という気持ちが芽生えてきました
どうなるかわかりませんが、なるようになる精神で自分を信じて歩き出したいと思います。

さて、これからお城です!

今日は全く予定のない日曜日でした。どれくらいぶりだろう???
相当疲れていたらしく、夕方まで何もできないヘロヘロ状態。やっと16時を過ぎてから外に出る気力が沸いてきた。じゃあ、隣の駅まで映画だ!と「ハリーポッター」を見に行くことに。私、ポタリアンなんですけど、クロロック城詣でに忙しく今ごろになってしまいました。
ラスト、偉大なる人物の死で暗く終わるのかと思っていましたが、ハリーや仲間達が前に向かって歩き出そうとする姿に少し光が見えて、気持ちは楽になりました。結末、知ってますからね。どう映画で描かれるのか楽しみです。
子供達が大きくなっちゃって、堂々とキスシーンをやってるのを見て、いくつだっけ?と改めて思ったり。脳内転換しながら、アランリックマン演じるスネイプを祐一郎さんがやったら面白いよなとかやっぱり思いましたね。スネイプはね、複雑な役柄なんですよね。似合いすぎかも!!


今日はトークショー付きだし本当は行こうかどうしようか迷いました。
でも今日は理性が勝った!代わりに…森山開次さんの千秋楽を観に行くことにしました(笑)。ちょうど休みなんです。カーテンコールが楽しみでして。
初演ではこれほどダンスシーンにはまりませんでした。新上さんがどれほど素晴らしいダンサーでも…です。森山さんご自身が、背中について書かれたご本人のブログを読みました。恐らく、祐一郎さんも森山さんの存在や気持ちを背中で感じながら歌っていらっしゃると思います。人が出す気は人によって違いますから、新上さんになればまた違った「抑えがたい欲望」になることでしょう。でもどうしても森山さんの伯爵の化身を見届けたい!
だからポチッとクリックしてしまいました。

ちっとも理性は勝っていません(笑)。夜になって元気を取り戻したので、自炊して洗濯して、今に至ってます。
明日はパイレート・クィーンの制作発表。外れました(笑)。
どうか祐一郎さんがボサボサの頭ではなく、パリッとした姿で保坂さんの隣にいますように。禅さん共々2週間休みなしでさぞお疲れでしょうに。
いよいよパイレート・クィーンも船出。昨日からすると相当痩せられているので、鬘さえ間違えなければ颯爽としたティアナンのはず。
楽しみです。

一階後方センターブロックの伯爵様通路とは逆の通路側で舞踏会に参加。大病をして元気になった会社の先輩と一緒でした。初演もこの方と一緒に観てるんですが、すごく楽しんでくれたみたい。いつからあの踊りするようになったの〜!!が終演後の第一声。それから、山口祐一郎は本当に歌ってるの?と。口を開けて歌ってないし、一人声が違うからって。ようこそ〜♪は確かに口を動かさず声を頭蓋骨に響かせて歌っていらっしゃいます。そうかと思うと、目一杯口動かして声を響かせずに歌っているときもある……と説明しておきました(笑)。

その祐一郎さんですが、また痩せました。頬が更にこけて、衣装は全体的にブカブカ。だからといって疲れは感じさせず、より孤高のヴァンパイアらしく、それでいてお茶目でチャーミングな伯爵様でした。妖しい雰囲気が息子と父上はそっくりになってきた。そこにクコールが加わると、クロロック家のリビングが目の前に浮かんでくるようで可笑しくて可笑しくて。
ソファーに座って本を読んでいる伯爵の膝に頭を乗せて横になり父上〜♪退屈〜♪とゴロゴロしているヘルベルト。傍らでクコールはせっせとお茶の用意。そしてたまに伯爵様から優しい一言。「クコール…ありがとう…」…照れるクコール…
な〜んて。いつかカーテンコール特別バージョンとして見てみたい…
一幕ラストのクコールの伯爵様への頭突きとスリスリが増え、しかも息子の父上へのイタズラ、甘えっぷりがエスカレートしているから、あれこれ想像できるのかもしれません(笑)。

祐一郎伯爵、痩せたら目や表情が更に魅惑的。ちいちゃんサラへのお風呂場誘惑は違反!色っぽいのなんの!誰だってついていっちゃいます。なぜあんな表情ができるんでしょう…役者だからでは片付けられないなあ。いけない♪理性を持て〜♪はかなり理性を失っていました(笑)。相当首筋近くまで口が行ってましたから。吸血のシーンもあっさりと言えばあっさりだけど、ちいちゃんの悩ましい表情と伯爵様のちいちゃんの左胸下をガシッと抱いた左手、そして噛むと言うより首筋に吸い付いている楊子が何ともエロチック。ついつい目がいってしまいます(笑)。

祐一郎さんのことばかり書いてますが、舞台全体の勢いは更に増していて、ものすごいエネルギーが発散されてます。客席も一階席は満席に近かったんじゃ…
千秋楽に向けてヒートアップしてる感じ。
ダンスシーンは更に素晴らしくなってるし、アンサンブルさんの歌声は更に厚みと迫力が出てるし、8月で終わるなんて寂しすぎ。博多じゃ、凄いことになるかもしれません。

私は開演前に一人座席に座り、緑と青のライトが怪しく点滅する中に身を置くのが好き。これから始まる狂乱の世界の前に一時の静寂を味わっている気分になれます。その時その時の雰囲気を感じ、一人舞台を見ながら、または見終わったあとにふっと浮かんでくる情景や声、音楽。たまらないですね。

今週、信じられないことが起こりました。
10日(月)夜21:00頃、あいも変わらず残業してました。
疲れたな・・と思って携帯を観ると東宝からのメールが。
なんだっけ?と読んでみると、なんと!パイレート・クイーンの東京千秋楽が当たってました!!
本人は申し込んだこともすっかり忘れていて、暫くは頭が真っ白!!へっ?何これ?って感じです。だって、12月分は千秋楽1日しか申し込みしてなかったし、一応申し込んでおこうか程度の気休めの行動だったから。






そして、スクロールして席番を見ると・・・・・嘘!!!!!!!!!!!!
A列のセンターが当たってました・・・
こんなことってあるんですね。今だかつて東宝の抽選で当たったことなんかないんですから。
こんな信じられないことが起こると、喜ぶよりも、きっとそれまでに何かあるに違いない、今よりもっと大変なことが待ち受けていて、それを乗り越えたらこんなご褒美があるんだよ!と言われているように感じて仕方が無いのです。ダンスオブヴァンパイアの博多座大千秋楽が当たった時も同じように思いましたが、今回は、もっと強い何かを感じてしまって、素直には喜べませんでした。

そうしたら、翌日、やっぱり・・・・ということが起こりました。
今だって仕事大変なのに、それに輪をかけて大変な責務を負わされるようです。私。精神的にも肉体的にも相当疲れそう。
昨夜出張先で言われ、一人ホテルでぼーっと抜け殻状態になっていました。

こうなったら最後は開きなおって、12月のパイレート千秋楽に向けて、やるべきことをやって行くしかないです。今年のクリスマスも祐一郎さんと共に過ごせることを楽しみに。
でも正直、ため息なんですけど。

帝劇ではお盆バージョン真っ盛り!なんですね。
10日、12日、14日のマチネ公演のみの日のフィナーレは、団扇を持って盆踊り!
公式ブログにアップされた動画を見て、大爆笑
誰の考案なのか、今だかつて無いアイデアにただ脱帽・・・って言うか、もしかしてはじめからお盆の時期はこうしよう!と計画してた?
クコールさんが初日挨拶で「納涼盆踊り大会」って言ってましたし。
行きたかったな・・・伯爵様も客席降りされているようですし(危険はないのでしょうか。マントは結構危なそうなんだけど)。でも仕事だから絶対無理。
動画中、一番笑ったのは、あの大きな伯爵様がりー子ちゃんを手にとっとっとと走って出てきた映像。どうして祐一郎さんはあんなに可愛いのでしょう???
ヘルベルト様の「モラルもルールも真っ平なのよ!」から始まる一連のお言葉にも大笑い。
次のお城は15日(土)。
いつものバージョンに戻ってますね(笑)。

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