2011年04月
2011年04月29日
デュークの「二刀流」・・
かのエリントンさん:スィング部門のみならずスィート部門でも・・
- 東日本大震災による被災者の皆様に
引き続き衷心から御見舞い申し上げます -
甚大な被害に遭ったエリアにお住まいの
方々の不便さや、衛生/健康管理上の
難渋を解消する足並みが少しでも勢い
増す事を、心底から毎日祈っております
”書ける内に書いておかなきゃ・・”、と
ミケのスィング・バンド狂ばなし:
宜しかったらお付き合いを・・
デューク・エリントンさん:謂うまでもない大巨人、
エドワード・ケネディ・エリントンさん
1899年4月29日、ワシントンDC生まれ
ミケ如きモノ(いや、ネコ)は何もブログ記事の
書き様も無く、自重しておったのですがそれでも
「ミケ視点」で先ずは一記事:ダウンビート誌にみる
スィング時代・エリントンさんの「スィート・バンド」得票
「キング・オヴ・スィング」って」いう人がいて、1938年度のアーティ・
ショウ以来、1942年度のエリントンさんまで、スィング部門はその
御仁の独り占め - 一方 スィート部門、カサロマやガイ・ロンバード
やサミー・ケイ等が占めていたのをT・ドーシーやG・ミラーといった
「スィング/スィート両方・バンド」が加わり激な混戦。 ところが・・
下の画像は1940年度スィート・バンド部門;カッコ内の数字は
前年度の順位:デューク、39年は16位だったのが5位まで上が
っていた・・ この年、スィング部門ではB・グッドマンに次いで2位
ソレで1941年度は、というと・・ 凄いッ、4位;この年、スィング部門で
トミー・ドーシーがやたら躍進し2位につけていてエリントンさんは3位
でした、それでも毛色の違う両部門で各々3位&4位ですから・・
コレが1942年度;スィング部門でとうとうグッドマンを抜いて首位、
それにこのスィートでの5位
1年(1943年度)跳んでしまいますが次のが1944年度:
またまたスィング首位に、このスィートでの5位ですワ!!
*1943年度の首位はスィング部門はB・グッドマンで、スィートは
T・ドーシーでした(ミケ、この年の詳細を持ってないんですヨ)*
「スィング」もアフリカ系の偉大なオリジナル・お手本(例えば
フレッチャー・ヘンダーソンさんとか)になるアーティストがいて、
それから白人が騒いで作った謂わばトレンドですが、その中に
あってもデューク・エリントンともなると「スィング」でも「スィート」
でも存在感・凄いですワ・・
- 東日本大震災による被災者の皆様に
引き続き衷心から御見舞い申し上げます -
甚大な被害に遭ったエリアにお住まいの
方々の不便さや、衛生/健康管理上の
難渋を解消する足並みが少しでも勢い
増す事を、心底から毎日祈っております
”書ける内に書いておかなきゃ・・”、と
ミケのスィング・バンド狂ばなし:
宜しかったらお付き合いを・・
デューク・エリントンさん:謂うまでもない大巨人、
エドワード・ケネディ・エリントンさん
1899年4月29日、ワシントンDC生まれ
ミケ如きモノ(いや、ネコ)は何もブログ記事の
書き様も無く、自重しておったのですがそれでも
「ミケ視点」で先ずは一記事:ダウンビート誌にみる
スィング時代・エリントンさんの「スィート・バンド」得票
「キング・オヴ・スィング」って」いう人がいて、1938年度のアーティ・
ショウ以来、1942年度のエリントンさんまで、スィング部門はその
御仁の独り占め - 一方 スィート部門、カサロマやガイ・ロンバード
やサミー・ケイ等が占めていたのをT・ドーシーやG・ミラーといった
「スィング/スィート両方・バンド」が加わり激な混戦。 ところが・・
下の画像は1940年度スィート・バンド部門;カッコ内の数字は
前年度の順位:デューク、39年は16位だったのが5位まで上が
っていた・・ この年、スィング部門ではB・グッドマンに次いで2位
ソレで1941年度は、というと・・ 凄いッ、4位;この年、スィング部門で
トミー・ドーシーがやたら躍進し2位につけていてエリントンさんは3位
でした、それでも毛色の違う両部門で各々3位&4位ですから・・
コレが1942年度;スィング部門でとうとうグッドマンを抜いて首位、
それにこのスィートでの5位
1年(1943年度)跳んでしまいますが次のが1944年度:
またまたスィング首位に、このスィートでの5位ですワ!!
*1943年度の首位はスィング部門はB・グッドマンで、スィートは
T・ドーシーでした(ミケ、この年の詳細を持ってないんですヨ)*
「スィング」もアフリカ系の偉大なオリジナル・お手本(例えば
フレッチャー・ヘンダーソンさんとか)になるアーティストがいて、
それから白人が騒いで作った謂わばトレンドですが、その中に
あってもデューク・エリントンともなると「スィング」でも「スィート」
でも存在感・凄いですワ・・
何時も「コマーシャルだ」と謂われ続けていた
グレンは全く対極にスィートが首位な上に
スィングの上位に喰い込んだ事で、
「オール・ラウンドだ」と評価
されていました・・
ただ、こうなると、
「ジャズの巨匠」として
認識が定まっていたエリントンさん:
かえってワリを食っていたと謂えるかも
御試聴:コンナのどうでしょ?
Mood Indigo :Duke Ellington
Satin Doll :Duke Ellington
Sophisticated Lady :Duke Ellington
Solitude :Duke Ellington
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グレンは全く対極にスィートが首位な上に
スィングの上位に喰い込んだ事で、
「オール・ラウンドだ」と評価
されていました・・
ただ、こうなると、
「ジャズの巨匠」として
認識が定まっていたエリントンさん:
かえってワリを食っていたと謂えるかも
御試聴:コンナのどうでしょ?
Mood Indigo :Duke Ellington
Satin Doll :Duke Ellington
Sophisticated Lady :Duke Ellington
Solitude :Duke Ellington
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2011年04月24日
意外だった「パーフィディア」
そりゃ彼のディスクで決まりじゃナイ・・ ;え、でもナイの?・・
- 東日本大震災による被災者の皆様に
引き続き衷心から御見舞い申し上げます -
甚大な被災に遭われたエリアにお住まいの
方々の不便さや、衛生/健康管理上の
難渋が解消される足並みにより勢いが
増す事を、心底から毎日祈っております
”書ける内に書いておかなきゃ・・”、と
ミケのスィング・バンド狂ばなし:
宜しかったらお付き合いを・・
いつの世にも世界情勢;国情;国民生活を シンボライズした『時代のサウンド・トラック』
ミタイな歌って - ありますよね・・
『太平洋開戦前夜:アメリカでは・・』という時代設定の、映画 でもTVでも;製作国がアメリカ本国でもイギリスでも日本でも; そしてドキュメントかドラマか関係無く;あの時代の『サウンド・ トラック』に恐らく最も頻繁にに使われていたのは「パーフィディア」 だと思うのです。メキシコの作曲家:アルベルト・ドミンゲスが作曲、 1939年にミルトン・リーズの英詞が付され出版されると北米 でも流行りだして1941年夏頃まで、それはもう、各バンドの 競演でビルボード誌のヒット・チャートを賑わしていたようです。 ”その中で一番頻繁に使われているのは誰のヴァージョン?”、 となると(このミケ:”ミラー・マニア”なのを割り引いても)グレンの ブルーバード盤になってしまうだろうと思うのです。 メンバーの顔ぶれは、ちょうどこの写真の頃 - バンドの音に 一層磨きがかかり、ヴォーカル陣も女性歌手で馴染み深い マリオン・ハットンが一端抜けたけれども ドロシー・クレアという これまた魅力的な声/パーソナリティがそれを埋め、更に男性 4人のコーラス・グループ:モダネアーズが加わって充実した; ”この会心のディスクならトップ10間違い無し・・”
歌詞、イってみましょう・・
Music: Alberto Dominguez English lyrics: Milton Leeds Peer International Corp.(BMI)
To you my heart cries out, Perfidia, For I found you, the love of my life, in somebody else’s arms Your eyes are echoing perfidia, Forgetful of our promise of love, you’re sharing another’s charms... With a sad lament my dreams have faded like a broken melody While the gods of love look down and laugh at what romantic fools we mortals be... And now I know my love was not for you And so I take it back with a sigh, perfidious one, Goodbye...
ところが・ナント・・ 当時のチャートでは;この歌曲のベスト・ ヒット盤はザビア・クガート(3位!)、その次ジミー・ドーシー (9位)その後、グッドマンのコロンビア盤(ヘレン・フォレストの ヴォーカル)とグレンのブルーバード盤が11位・タイで並び、 更にそれをジーン・クルーパが追っていた・・ 『意外だった』の1:クガートさんは北米のスィング・バンド達 よりこの曲を2年近くも前にレコーディングしていた 『意外だった』の2:この歌曲 - 北米でタイトルを二つ 持ってた時期があって;"Tonight"と"Perfidia" - ”今宵”って いうのと”(恋の)不実”って二つ・・ 因みにクガートさん(青星):当時、RCAのビクター盤; グレンも載ってる(赤星)
当時のビクター盤・大御所:トミー・ドーシー(緑星)は 結局、この歌曲ではレコードを残さなかった;ただ、 彼のヴァージョンはラジオの放送音源が遺されています:
スィンギーなインストルメンタルのジャンプ・ナンバーになってる・・
日米開戦前夜のアメリカ:確かに
「パーフィディア」という歌曲はイッパイ
鳴ってたミタイですが - どれもこれも
グレンのブルーバード盤ばっかりじゃ
無かったんですね - ただ;彼の
ヴァージョンが出て、一連の競作に
ケリがついてしまって;それが
後年の世代に、「印象」として
色濃く伝わっちゃったんでしょう・・
御試聴:コンナのどうでしょ?
Perfidia : Nat King Cole
Perfidia : Julie London
Perfidia : GLENN MILLER
Perfidia : Xavier Cugat
Perfidia : Benny Goodman
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- 東日本大震災による被災者の皆様に
引き続き衷心から御見舞い申し上げます -
甚大な被災に遭われたエリアにお住まいの
方々の不便さや、衛生/健康管理上の
難渋が解消される足並みにより勢いが
増す事を、心底から毎日祈っております
”書ける内に書いておかなきゃ・・”、と
ミケのスィング・バンド狂ばなし:
宜しかったらお付き合いを・・
いつの世にも世界情勢;国情;国民生活を シンボライズした『時代のサウンド・トラック』
ミタイな歌って - ありますよね・・
『太平洋開戦前夜:アメリカでは・・』という時代設定の、映画 でもTVでも;製作国がアメリカ本国でもイギリスでも日本でも; そしてドキュメントかドラマか関係無く;あの時代の『サウンド・ トラック』に恐らく最も頻繁にに使われていたのは「パーフィディア」 だと思うのです。メキシコの作曲家:アルベルト・ドミンゲスが作曲、 1939年にミルトン・リーズの英詞が付され出版されると北米 でも流行りだして1941年夏頃まで、それはもう、各バンドの 競演でビルボード誌のヒット・チャートを賑わしていたようです。 ”その中で一番頻繁に使われているのは誰のヴァージョン?”、 となると(このミケ:”ミラー・マニア”なのを割り引いても)グレンの ブルーバード盤になってしまうだろうと思うのです。 メンバーの顔ぶれは、ちょうどこの写真の頃 - バンドの音に 一層磨きがかかり、ヴォーカル陣も女性歌手で馴染み深い マリオン・ハットンが一端抜けたけれども ドロシー・クレアという これまた魅力的な声/パーソナリティがそれを埋め、更に男性 4人のコーラス・グループ:モダネアーズが加わって充実した; ”この会心のディスクならトップ10間違い無し・・”
歌詞、イってみましょう・・
Music: Alberto Dominguez English lyrics: Milton Leeds Peer International Corp.(BMI)
To you my heart cries out, Perfidia, For I found you, the love of my life, in somebody else’s arms Your eyes are echoing perfidia, Forgetful of our promise of love, you’re sharing another’s charms... With a sad lament my dreams have faded like a broken melody While the gods of love look down and laugh at what romantic fools we mortals be... And now I know my love was not for you And so I take it back with a sigh, perfidious one, Goodbye...
ところが・ナント・・ 当時のチャートでは;この歌曲のベスト・ ヒット盤はザビア・クガート(3位!)、その次ジミー・ドーシー (9位)その後、グッドマンのコロンビア盤(ヘレン・フォレストの ヴォーカル)とグレンのブルーバード盤が11位・タイで並び、 更にそれをジーン・クルーパが追っていた・・ 『意外だった』の1:クガートさんは北米のスィング・バンド達 よりこの曲を2年近くも前にレコーディングしていた 『意外だった』の2:この歌曲 - 北米でタイトルを二つ 持ってた時期があって;"Tonight"と"Perfidia" - ”今宵”って いうのと”(恋の)不実”って二つ・・ 因みにクガートさん(青星):当時、RCAのビクター盤; グレンも載ってる(赤星)
当時のビクター盤・大御所:トミー・ドーシー(緑星)は 結局、この歌曲ではレコードを残さなかった;ただ、 彼のヴァージョンはラジオの放送音源が遺されています:
スィンギーなインストルメンタルのジャンプ・ナンバーになってる・・
日米開戦前夜のアメリカ:確かに
「パーフィディア」という歌曲はイッパイ
鳴ってたミタイですが - どれもこれも
グレンのブルーバード盤ばっかりじゃ
無かったんですね - ただ;彼の
ヴァージョンが出て、一連の競作に
ケリがついてしまって;それが
後年の世代に、「印象」として
色濃く伝わっちゃったんでしょう・・
御試聴:コンナのどうでしょ?
Perfidia : Nat King Cole
Perfidia : Julie London
Perfidia : GLENN MILLER
Perfidia : Xavier Cugat
Perfidia : Benny Goodman
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2011年04月17日
「スターダスト」合戦!
極めつけ、スタンダード中のスタンダード;その元祖的ヒット盤・・
- 東日本大震災による被災者の皆様に
引き続き衷心から御見舞い申し上げます -
甚大な被害に遭ったエリアにお住まいの
方々の不便さや、衛生/健康管理上の
難渋を解消する足並みが少しでも勢い
増す事を、心底から毎日祈っております
”書ける内に書いておかなきゃ・・”、と
ミケのスィング・バンド狂ばなし:
宜しかったらお付き合いを・・
”おぅ、無学の徒・ミケよ;4月18日が
ナンの日か知っトウか、ジブン?”
”あ、ハイ、きっと’ ヨ・イ・は’の日とかだべと・・”
”音楽ブログらしい答え出来へんのか、ジブン!”
”ウだば、’シ・イ・は’の日でどんダすべか?・・”
極めつけ、スタンダード中のスタンダード:「スターダスト」
これの 恐らく元祖ビッグ・ヒット盤がついにチャート首位に
立ったのが80年前:1931年4月18日(因みに土曜日
だったみたい) アーティストはアイシャム・ジョーンズさん:
そういえば、かのウディ・ハーマンさんの師匠みたいな方
でしたよね・・
「スターダスト」:ミッチェル・パリッシュさんの歌詞がついた
のは1929年 - 「曲」としては1927年にホーギー・
カーマイケルさんが創り出していた模様で、御自身が
加わり吹き込んだ同年のレコードがどうやら『本元祖』、
それで元々は「スター・ダスト」(Star Dust")だった
そうですワ。 チャート入り『元祖』なら アーヴィング・
ミルズさんのレコード、となりますが;仮にそこで終わって
いたら今頃、「スタンダード」として人々に聴かれ継がれて
なかったでしょう・・ それで、そのアイシャム・ジョーンズ
さん以来、チャート1位ヴァージョンはナント!出てない
ミタイなんです - そうネ、「スタンダード曲」になって
しまった訳で;あの有名なアーティ・ショウのレコードですら
1941年に最高位は2位までだったんですって・・
歌詞いきましょう
Hoagy Carmichael(Music)/Mitchell Parish(lyric)
c EMI Music Publishing
And now the purple dusk of twilight time
Steals across the meadows of my heart
High up in the sky the little stars climb
Always reminding me that we're apart
You wander down the lane and far away
Leaving me a song that will not die
Love is now the stardust of yesterday
The music of the years gone by
**ここまでがヴァースですよネ**
Sometimes I wonder why I spend
The lonely night dreaming of a song
The melody haunts my reverie
And I am once again with you
When our love was new
And each kiss an inspiration
But that was long ago
Now my consolation
Is in the stardust of a song
Beside a garden wall
When stars are bright
You are in my arms
The nightingale tells his fairy tale
of paradise where roses grew
Though I dream in vain
In my heart it will remain
My stardust melody
The memory of love's refrain
「ミラー・マニア」のミケとしてはグレンのレコードが1941年
20位(それもナント、1週だけだったんだよ!)で終わった
のは激・不本意:アレはクラシック/マスターピースじゃろが!
ところが;’ミケちゃんもニッコリ’なのがございますノ:
「ビルボード・ディスクジョッキー投票 1956年版
ALLタイム・フェイバリット・レコード 30選」では、
アーティの「スターダスト」;グレンの「ムーンライト・
セレネード」;アーティの「ビギン・ザ・ビギン」;その後
第四位でグレン版「スターダスト」が並んでましたワ
殊、スィング時代で限定すれとやっぱりトミー・ドーシーと
グレン・ミラーの この歌曲に対する情熱か執念ミタイなの
を感じるんですワ - 唄い手・変わる度に、オーケスト
レーション変えてレコーディングしたトミー;一方、民間人
として名盤出した後にエアフォース・バンドでストリングスを
加えて凄くゴージャスでソノーラスな演奏して、更にダイナ・
ショアさんと特別共演し、より幻想的なオーケストレイション
を発揮したグレン - 何より、トミーもグレンも作者の
カーマイケルさんとは古い付き合いだったミタイ・・
「旧き良き時代のアメリン・エレガンス」
は哀しい位 遠くなったミタイですが;
アーティであれ、トミーやベニーや
グレンやルイ達が遺してくれた
幾多の名ヴァージョンと共に
「スターダスト」は不滅です
御試聴:コンナのどうでしょ?
Stardust :Irving Mills
Stardust :Isham Jones
Stardust :Louis Armstrong
Stardust :Jimmie Lunceford
Stardust :Benny Goodman
Stardust :Tommy Dorsey(1936)
Stardust :GLENN MILLER(1940)
Stardust :Artie Shaw
Stardust :Tommy Dorsey(1940)
Stardust :GLENN MILLER(エアフォース・バンド)
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引き続き衷心から御見舞い申し上げます -
甚大な被害に遭ったエリアにお住まいの
方々の不便さや、衛生/健康管理上の
難渋を解消する足並みが少しでも勢い
増す事を、心底から毎日祈っております
”書ける内に書いておかなきゃ・・”、と
ミケのスィング・バンド狂ばなし:
宜しかったらお付き合いを・・
”おぅ、無学の徒・ミケよ;4月18日が
ナンの日か知っトウか、ジブン?”
”あ、ハイ、きっと’ ヨ・イ・は’の日とかだべと・・”
”音楽ブログらしい答え出来へんのか、ジブン!”
”ウだば、’シ・イ・は’の日でどんダすべか?・・”
極めつけ、スタンダード中のスタンダード:「スターダスト」
これの 恐らく元祖ビッグ・ヒット盤がついにチャート首位に
立ったのが80年前:1931年4月18日(因みに土曜日
だったみたい) アーティストはアイシャム・ジョーンズさん:
そういえば、かのウディ・ハーマンさんの師匠みたいな方
でしたよね・・
「スターダスト」:ミッチェル・パリッシュさんの歌詞がついた
のは1929年 - 「曲」としては1927年にホーギー・
カーマイケルさんが創り出していた模様で、御自身が
加わり吹き込んだ同年のレコードがどうやら『本元祖』、
それで元々は「スター・ダスト」(Star Dust")だった
そうですワ。 チャート入り『元祖』なら アーヴィング・
ミルズさんのレコード、となりますが;仮にそこで終わって
いたら今頃、「スタンダード」として人々に聴かれ継がれて
なかったでしょう・・ それで、そのアイシャム・ジョーンズ
さん以来、チャート1位ヴァージョンはナント!出てない
ミタイなんです - そうネ、「スタンダード曲」になって
しまった訳で;あの有名なアーティ・ショウのレコードですら
1941年に最高位は2位までだったんですって・・
歌詞いきましょう
Hoagy Carmichael(Music)/Mitchell Parish(lyric)
c EMI Music Publishing
And now the purple dusk of twilight time
Steals across the meadows of my heart
High up in the sky the little stars climb
Always reminding me that we're apart
You wander down the lane and far away
Leaving me a song that will not die
Love is now the stardust of yesterday
The music of the years gone by
**ここまでがヴァースですよネ**
Sometimes I wonder why I spend
The lonely night dreaming of a song
The melody haunts my reverie
And I am once again with you
When our love was new
And each kiss an inspiration
But that was long ago
Now my consolation
Is in the stardust of a song
Beside a garden wall
When stars are bright
You are in my arms
The nightingale tells his fairy tale
of paradise where roses grew
Though I dream in vain
In my heart it will remain
My stardust melody
The memory of love's refrain
「ミラー・マニア」のミケとしてはグレンのレコードが1941年
20位(それもナント、1週だけだったんだよ!)で終わった
のは激・不本意:アレはクラシック/マスターピースじゃろが!
ところが;’ミケちゃんもニッコリ’なのがございますノ:
「ビルボード・ディスクジョッキー投票 1956年版
ALLタイム・フェイバリット・レコード 30選」では、
アーティの「スターダスト」;グレンの「ムーンライト・
セレネード」;アーティの「ビギン・ザ・ビギン」;その後
第四位でグレン版「スターダスト」が並んでましたワ
殊、スィング時代で限定すれとやっぱりトミー・ドーシーと
グレン・ミラーの この歌曲に対する情熱か執念ミタイなの
を感じるんですワ - 唄い手・変わる度に、オーケスト
レーション変えてレコーディングしたトミー;一方、民間人
として名盤出した後にエアフォース・バンドでストリングスを
加えて凄くゴージャスでソノーラスな演奏して、更にダイナ・
ショアさんと特別共演し、より幻想的なオーケストレイション
を発揮したグレン - 何より、トミーもグレンも作者の
カーマイケルさんとは古い付き合いだったミタイ・・
「旧き良き時代のアメリン・エレガンス」
は哀しい位 遠くなったミタイですが;
アーティであれ、トミーやベニーや
グレンやルイ達が遺してくれた
幾多の名ヴァージョンと共に
「スターダスト」は不滅です
御試聴:コンナのどうでしょ?
Stardust :Irving Mills
Stardust :Isham Jones
Stardust :Louis Armstrong
Stardust :Jimmie Lunceford
Stardust :Benny Goodman
Stardust :Tommy Dorsey(1936)
Stardust :GLENN MILLER(1940)
Stardust :Artie Shaw
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Stardust :GLENN MILLER(エアフォース・バンド)
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2011年04月15日
『ラジオ王』という名のドラム
「ラジオ王」?! - 「本塁打王」、とかじゃなくドラムに?・・
- 東日本大震災による被災者の皆様に
引き続き衷心から御見舞い申し上げます -
甚大な被害に遭ったエリアにお住まいの
方々の不便さや、衛生/健康管理上の
難渋を解消する足並みが少しでも勢い
増す事を、心底から毎日祈っております
”書ける内に書いておかなきゃ・・”、と
ミケのスィング・バンド狂ばなし:
宜しかったらお付き合いを・・
ごく最近、上にあるグレン・ミラーの写真を見つけ、
その全体像をにわかには思い出せず;
”随分、猫科の猛獣みたいにギハハハと笑ってるなぁ・・
向かって右に何が居るんだろう?”と思っておりました
- ”この写真:どっかに有った筈なんだけどナ・・
LPの方? んにゃ、かなり前にアメリカでリリースされ、
ここ十何年触ってないCD群じゃないかな” -
と『掘って』みたら・・ あったぁ!
スリンガーランド・ドラムの当時の広告:”グレン・ミラー
のトコで一緒に演奏してるモーリス・パーティルです、
100%:スリンガーランドの『ラジオ・キング』です”
ほう、『ラジオ王』? - 『ホームラン王』とか
『打点王』じゃなく、ラジオの王様??
もっとも、その『ラジオ王』太鼓って、殊に
スィング時代はトップセラーのドラム・セット
だったミタイなんですよ、それが:
ホラ、 ジーン・クルーパ;バディ・リッチ;
それにレイ・マッキンリーも使ってる・・
グレンのバンドが「チェスターフィールド」いうタバコが
スポンサーのレギュラー番組で
1940年クリスマスの公開放送してるトコ:
収録ステュディオのサイズの関係もアリなのか
音のバランス上、きっと当時はこうせざるを
得なかったんでしょうが;モー・パーティルの
『ラジオ・キング』のバス・ドラム:
しっかり『マフラー』掛けられてるワ
『ラジオ王』もなんもカタナシじゃろが・・
御試聴:コンナのどうでしょ?
Buddy Rich with Tommy Dorsey's Clambake 7
Bugle Call Rag : GLENN MILLER
Drum BattleGene Krupa & Buddy Rich
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難渋を解消する足並みが少しでも勢い
増す事を、心底から毎日祈っております
”書ける内に書いておかなきゃ・・”、と
ミケのスィング・バンド狂ばなし:
宜しかったらお付き合いを・・
ごく最近、上にあるグレン・ミラーの写真を見つけ、
その全体像をにわかには思い出せず;
”随分、猫科の猛獣みたいにギハハハと笑ってるなぁ・・
向かって右に何が居るんだろう?”と思っておりました
- ”この写真:どっかに有った筈なんだけどナ・・
LPの方? んにゃ、かなり前にアメリカでリリースされ、
ここ十何年触ってないCD群じゃないかな” -
と『掘って』みたら・・ あったぁ!
スリンガーランド・ドラムの当時の広告:”グレン・ミラー
のトコで一緒に演奏してるモーリス・パーティルです、
100%:スリンガーランドの『ラジオ・キング』です”
ほう、『ラジオ王』? - 『ホームラン王』とか
『打点王』じゃなく、ラジオの王様??
もっとも、その『ラジオ王』太鼓って、殊に
スィング時代はトップセラーのドラム・セット
だったミタイなんですよ、それが:
ホラ、 ジーン・クルーパ;バディ・リッチ;
それにレイ・マッキンリーも使ってる・・
グレンのバンドが「チェスターフィールド」いうタバコが
スポンサーのレギュラー番組で
1940年クリスマスの公開放送してるトコ:
収録ステュディオのサイズの関係もアリなのか
音のバランス上、きっと当時はこうせざるを
得なかったんでしょうが;モー・パーティルの
『ラジオ・キング』のバス・ドラム:
しっかり『マフラー』掛けられてるワ
『ラジオ王』もなんもカタナシじゃろが・・
御試聴:コンナのどうでしょ?
Buddy Rich with Tommy Dorsey's Clambake 7
Bugle Call Rag : GLENN MILLER
Drum BattleGene Krupa & Buddy Rich
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2011年04月10日
『異色』ヴィンテージ楽器広告
考えたんダロネ、『セピア』だと;まだそういう時代だったのか・・
- 東日本大震災による被災者の皆様に
引き続き衷心より御見舞い申し上げます -
”もうじき、アレからひと月だなぁ・・”、なんて
思いそうになってた この前、木曜・夜・・
当地・青森市では「3・11」時より
電力復旧は早かったですが、
それでもロウソク点しながら
”揺れの強さとか関係無し;
今度のが また’効いた’ワい・・
「復旧・頑張ろう!」っていうトコ
に冷や水・浴びせられた感じだワ・・
「復旧」、そして「再生/新生」と、
道のりはかなり険しいものに
なりそうですが - やっていきましょう
ミケ自身極めて心苦しいですが;
「通常・カテゴリー」物を続行:
”書ける内に書いておかなきゃ”、と・・
スウィング時代の楽器広告 -イッパイありました:
トミー・ドーシーのキング・トロンボーン
バディ・リッチのスリンガーランド・ドラム
グレン・ミラーのバック・トロンボーン・・・
しかし、フィーチャーされたアーティスト、
まだ・もっと;いました。
上画像は1940年メトロノーム誌上の広告:H.N.White社
(当時)のKINGトロンボーン、トランペット、サックスなどで
今も使っている人;それに「上手くなったらコレで吹きたいな」
と思っている人が大勢いるブランドですよね。
キャブ・キャロウェイ;カウント・ベイシー;ファッツ・ウォーラーの
メンバー、それにジミー・ランスフォードのトラミー・ヤングと
ルイ・ジョーダン - 楽器の愛用者/お得意様;
しかも著名なプレーヤー達・・
当時のキングが気を遣ったであろう事は察しが付くんですが)
考えあぐねて『黒』を避けたんでしょうが、興味深いキャプション:
”偉大な『セピア』のスター達はキングを愛用しています!”
なんか、かえって複雑な気持ちにもさせられます・・
面倒な時代だったんでしょうね。『何色人』というよりは
『アジア系』とか『アフリカ系』の方が適切なのでしょうね。
下の画像はC.G.CONN;『色』だとか「余計な事」書いてません
”サヴォイ・ボールルームの新たなスウィング旋風:
ベニー・カーターと彼のバンド”
これでイイんじゃないでしょうか - ネぇ?
それにしてもミケ、いつも気になっている事が:
この時期ので、ハリー・ジェイムスの楽器広告を
見た事ないんです - グッドマン時代はセルマー
でした、そして自分のバンドを持ってからの
写真にキングのトランペットのものがあります。
彼;エンドースメント契約を忌避してたんでしょうか・・
御試聴:コンナのどうでしょ?
Reefer Man :Cab Calloway
Ain't Misbehavin' :Fat's Waller
Harlequin Bounce/ Congeroo :Benny Carter
本日も当ブログにお越し下さりありがとうございます!
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- 東日本大震災による被災者の皆様に
引き続き衷心より御見舞い申し上げます -
”もうじき、アレからひと月だなぁ・・”、なんて
思いそうになってた この前、木曜・夜・・
当地・青森市では「3・11」時より
電力復旧は早かったですが、
それでもロウソク点しながら
”揺れの強さとか関係無し;
今度のが また’効いた’ワい・・
「復旧・頑張ろう!」っていうトコ
に冷や水・浴びせられた感じだワ・・
「復旧」、そして「再生/新生」と、
道のりはかなり険しいものに
なりそうですが - やっていきましょう
ミケ自身極めて心苦しいですが;
「通常・カテゴリー」物を続行:
”書ける内に書いておかなきゃ”、と・・
スウィング時代の楽器広告 -イッパイありました:
トミー・ドーシーのキング・トロンボーン
バディ・リッチのスリンガーランド・ドラム
グレン・ミラーのバック・トロンボーン・・・
しかし、フィーチャーされたアーティスト、
まだ・もっと;いました。
上画像は1940年メトロノーム誌上の広告:H.N.White社
(当時)のKINGトロンボーン、トランペット、サックスなどで
今も使っている人;それに「上手くなったらコレで吹きたいな」
と思っている人が大勢いるブランドですよね。
キャブ・キャロウェイ;カウント・ベイシー;ファッツ・ウォーラーの
メンバー、それにジミー・ランスフォードのトラミー・ヤングと
ルイ・ジョーダン - 楽器の愛用者/お得意様;
しかも著名なプレーヤー達・・
当時のキングが気を遣ったであろう事は察しが付くんですが)
考えあぐねて『黒』を避けたんでしょうが、興味深いキャプション:
”偉大な『セピア』のスター達はキングを愛用しています!”
なんか、かえって複雑な気持ちにもさせられます・・
面倒な時代だったんでしょうね。『何色人』というよりは
『アジア系』とか『アフリカ系』の方が適切なのでしょうね。
下の画像はC.G.CONN;『色』だとか「余計な事」書いてません
”サヴォイ・ボールルームの新たなスウィング旋風:
ベニー・カーターと彼のバンド”
これでイイんじゃないでしょうか - ネぇ?
それにしてもミケ、いつも気になっている事が:
この時期ので、ハリー・ジェイムスの楽器広告を
見た事ないんです - グッドマン時代はセルマー
でした、そして自分のバンドを持ってからの
写真にキングのトランペットのものがあります。
彼;エンドースメント契約を忌避してたんでしょうか・・
御試聴:コンナのどうでしょ?
Reefer Man :Cab Calloway
Ain't Misbehavin' :Fat's Waller
Harlequin Bounce/ Congeroo :Benny Carter
本日も当ブログにお越し下さりありがとうございます!
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