2013年08月

2013年08月28日

ミドリ目にムラムラ・・

ミドリの瞳って魅惑的カモですネぇ・・
Green Eyes
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象よって
被災された皆々様に衷心から御見舞い申し上げます -

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:気温も湿度もしのぎ易くなって参りました・・
”アぢーよぉ;首の周りとかベタ・ベタでよく寝付けない・・”なんて
してたのが嘘みたいな感じですワ。 太陽・位置もライオンさん
から「乙女のお部屋」に移動ですよねぇ・・
深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
(水分補給や食材の状態とか気を付けませんとネ・・)
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

「ミケ鹿馬・八月七号」は
スィング・バンド狂ばなし
「スィング・バンド鹿馬」:
カレンダー・絡みのネタでイイものが、
ラテン系・スタンダード歌曲:
”Green Eyes”
(原題は、"Aquellos Ojos Verdes")
のヒット盤:ジミー・ドーシーのヴァージョンが
1941年のヒット・チャートの首位に
Chart Toppers 1941 Green Eyes marked
立ったのが、この時季・晩夏:8月30日でした、
宜しかったらお付き合い下さいませ・・

元々の"Aquellos Ojos Verdes"は干支の一回りも前:1929年にスペイン語の
ボレロ歌曲としてアドルフォ・ウテレラさんとニロ・メネンデスさんが
お創りになってましたワ! でもネ;それから僅か2年後:1931年にはエディ・
リヴェラさんとエディ・ウッヅさんが「英訳詞」を書いておいででした。
ジミー・ドーシーがヘレン・オコネルさんとボブ・エバリーさんの唄をフィーチュア
した今回の「グリーン・アイズ」として#1ヒット(後にミリオン・セラーにも)
になる迄の10年、何でアメリカで流行らなかったか不思議;ともあれ、
エディ・リヴェラさんとエディ・ウッヅさんの英版・歌詞っこをどうぞ・・

Music by Nilo Menendez Spanish Lyrics by Adolfo Utrera
English lyrics by E. Rivera and Eddie Woods
c Peermusic Publishing

Well, Green Eyes with their soft lights,
Your eyes that promise sweet nights,
Bring to my soul a longing, a thirst for love divine.
In dreams I seem to hold you, to find you and enfold you,
Our lips meet and our hearts, too, with a thrill so sublime.
Those cool and limpid Green Eyes -
A pool wherein my love lies.
So deep that in my searching for happiness
I fear that they will ever haunt me,
All through my life they'll taunt me.
But will they ever want me?
Green Eyes, make my dreams come true.
Well, Green Eyes with the soft lights,
And eyes that promise sweet nights,
Bring to my soul a longing, a thirst for love divine.
In dreams I seem to hold you, to find you and enfold you,
Our lips meet and our hearts, too, with a thrill so sublime.
Those cool and limpid Green Eyes -
A pool wherein my love lies.
So deep that in my searching for happiness
I fear that they will ever haunt me,
All through my life they'll taunt me.
But will they ever want me?
Green Eyes, I love you.

jpeg
1941年3月19日にNYCのデッカ・ステュディオでジミー・ドーシー・バンド
がヘレンとボブの唄をフィーチュアしたラテン系歌曲・2曲がカップリングされて
デッカ #3698でリリースされました - そのB面が"Green Eyes"でした:
チャート初登場が5月17日で、トータル24週(ほぼ半年ですよネ!)で、
8月30日から4週間チャート・トッパーになってましたワ!

このディスクの物凄いトコは、A面の"Maria Elena"も同じく5月17日に
チャート入りして、一足早く6月14日から6週間チャート・トッパー
(在チャート・トータルは18週)になっていた事で、『両面・トッパー』の
シングル盤っていうのは1936年のベニーグッドマンのビクター盤
#25245:"It's Been So Long"と"Goody-Goody"のカップリング
くらいしか他に見当たらないのですワ!!

当時の競作盤としては:
Green Eyes chart
*ザビア・クガートさんがジミーより一年近く前の1940年9月6日に行っていた
ステュディオ・レコーディングがビクター盤 #27443でリリースされ、
1941年9月20日に1週/16位。
**トニー・パスターさんの5月7日のステュディオ・レコーディングが
ブルーバード盤 #11168としてリリース;7月26日に1週/21位でした。

いきなり直ぐに女優さんとかで思い浮かびませんけど;
ミドリの瞳の女性って魅力的でしょうナ、ウムム・・
唄ってたオコネルさんはブルー? ミドリ?・・
ハナシ・変わっちゃいますが、『両面・トッパー』、
グレンやトミーやハリーは記録していません:
(「両面・ミリオン」ならグレンにはあるんですが・・)
ベニーとジミー - 目を見張る快挙、
そう;「目」なら勿論、「グリーン・アイズ」であります!

御試聴:コンナのどうでしょ?
Green Eyes:Jimmy Dorsey
Aquellos Ojos Verdes:Xavier Cugat
Aquellos Ojos Verdes : Nat king Cole

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mikekaba at 17:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0) スイング・バンド鹿馬 

2013年08月24日

些か書き辛い事ですが・・ #1

「熟慮」なんて置いてけぼりなんでしょうネ・・
brain
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象よって
被災された皆々様に衷心から御見舞い申し上げます -

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:照ったり・蒸したりすると、やはり「マダマダ」
ですが;’多少は’しのぎ易くなって参りましたワ・・
深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
(水分補給や食材の状態とか気を付けませんとネ・・)
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

「ミケ鹿馬・八月六号」:
「ミラー・マニア」や「スィング・バンド鹿馬」の合間の
割に珍しい「雑感・記事」であります、
太陽がライオンちゃんから乙女様に移動、
ミケも、何とはなし考え事モードに、
宜しかったらお付き合い下さいませ・・

ホントに極くタマにですが;(憧れや嫉みを込めながら)「知性」とか
「オツムの出来」なんていう事柄をあたかも遠くを見つめるように、
ボーーっと考え込んでしまう時が折々あるんですワ。

その昔だったら、間違いなく「物覚え」が尺度の主要部分を占めていた
ろう、と思うんですワ - 殊に近世からミケ・青年期の「詰め込み教育」
の時代辺りまで・・  教わった事をチャンと憶えているか:これを
試験の際に「並べ」させ、正解と一致している数が多いほど利口だ
という事になっていた(いえ;それは今でもそうでしょうが・・)
そうですよねぇ;折角、先生が”雷の正体は電気である”いうて
教えておいたのに;何日か経って抜き打ち的に”雷の正体はナぁに?”って
訊いて”あア、アレはおライ(雷)様だジャあ!”(幼・ミケ)なんて
やったら先生方も何もガッカリですよね。
「情報化」がまだまだ未発達な時代だったら殊の外、博識な人は凄く
重宝がられただろうナ、と思うのです。 また、「知らない」って
いうことは恐かったり;時としては残酷だったりもしたでしょう・・

それが;「今」では、例の尺度のウェイトは断然「回転の速さ」の方に
シフトして - それも、し過ぎて - 来たように思うのですワ:
口返答や損得勘定に長けて、これ見よがしに相手を罵り倒したり;
ギョっとするような「キャッチコピー」を当意即妙??に発したり・・
よく討論番組トカでCMギリギリ寸前のトコで一気呵成に相手を
面罵、相手が反論しにかかる処で”はい、コマーシャルです”いうアレ。
頭の回転イイ;才気煥発;打てば響く;勘がイイ・・、勿論・羨ましいです

勿論、昔から様々なタイプで「オツムの良い人」が
種々おいでだった - 知識の蔵の広くて・深い人;
時々刻々と変わる局面展開を切り抜ける人;
褒め殺しがやたらと上手くてズルい人・・

でも・何か、回転・回転ばっかりに気を取られ汲々とし、
焦ったカルタ取り競走みたいな状態で失言をしてしまう
「エライ人」がやたら多い感じがしてしまうんですワ。

昔のエライ人達っていったら・・:
「板垣死すとも自由は死せず」とか、「話せば分かる」とか、
そうだ;「バカヤロウ」云うた首相もいましたネ、それから・・、
「貧乏人は麦を食え」(コレなんかはムカっとさんですよネ)、
「池田は嘘は申しません」なんて云うのも・・

それが・ネぇ;近頃のはもっとヒドイくないですか?:
**個々の政治家/官僚・誰とか;どの政党いうの抜きのハナシで**
「誰さんがオダブツさん」;「子供を産む機械」;
「(レイプする)元気があって宜しい」;
「(レイプ)する前に、相手にそう云うか?」;
・・ヒドイのはまだイッパイあるでしょう、
「今頃はOmekakeさん・・」と云ったり・・、
一昨年には東日本大震災を「天罰」などとまで云った
事のあるエライ方 - チャンとした詫びや釈明とか
アった記憶がミケにはナいんですワ;それで済んで
いるんだもの:余程、『友達』多いんでしょうね;羨ましいワ・・

でも・ネ;口から出して喋ってしまう前に、ちょっと
考えりゃ、分かるモンじゃないでしょうか - 聞いた側の
心情面に好ましい反応を招くか・そうではないか位は?・・
才気煥発/利発さんだけど情緒や感性が『変』という
方々が表舞台に揃ってしまっているんでしょうか??
まぁ;イタリーの元首相で放言多かった方とか、
サンクトペテルブルグの知事?で物騒な
もの言いの多かった方とか、余所様にも
それは結構おいでと思いますけれど・・

HDDやクラウドやスーパー・コンピュータとか
兎に角・便利にもなっている事でもあるし、
情報/データといった知の蓄積や
「回転」とか「処理速度」とかは
道具に大いに助けて貰いながら、
その一方でエライ方にはもうちょっと
しっかり考え・気配りして
言葉を発して貰いたいもんです。
(このヘボ・ブログのネコ親爺にしても大反省ですワ・・)

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mikekaba at 20:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 単なるダボラ、です・ 

2013年08月19日

楽器で偲ぶグレン・ミラー 13

「個性的アンブシュア」矯正で結局・消えた『ジャズ・サウンド』・・
Early Days as a Trombonist collage
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象よって
被災された皆々様に衷心から御見舞い申し上げます -

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:どうデショ;今週末辺りで、
猛暑モードも一区切りつくんでしょうかねぇ・・
 でも;今秋の台風はかなり怖いカモしれません・・
深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

「ミケ鹿馬・八月五号」:
「楽器で偲ぶグレン・ミラー」モノ:
「楽器」と、音の「器」の事ばかり書いて
(どうしてもそうなってしまいますけれど・・)
此処まで来てしまいましたが;その器の『中身』:
鳴らしてた『ヒト』は実の処、どんな方だったのか?
その道のりを’少しだけ’窺わせる回想譚がありましたワ!
宜しかったらお付き合い下さいませ・・

これは・もう;御本人・在世中から現代に至るまで『一般的な』認識
として、”バンド・リーダー:グレン・ミラーとトロンボーニスト:
グレン・ミラーとでは、その存在感って凄い・違うデショ”という
ものが在る、と思うのですワ。
グレンほどのポピュラリティにもなると、躍起になってケナしに
かかる人も出て来るのは致し方ナいのでしょう・・
ただ;スィング時代の’入り口’時点までだったら、眺め渡せば
- 少なくとも白人トロンボーン奏者の中では - 彼を「聴き劣り」
させ得た奏者はあまり居なかったかも知れません:
ジャック・ティーガーデン;トミー・ドーシー;ウィル・ブラドリー;
ジャック・ジェニー・・、こうした方々でしょうか?(勿論;機会や
露出度に結局恵まれずに終わった「無名の達人」は何時の・どの分野
でも存在した可能性はあるでしょうが・・)
いずれにせよ;幾ら世界大恐慌をくぐっている最中でも、アメリカで
”トロンボーン吹きは(上に揚げた)4人居れば沢山だ”なんて筈
ナイじゃないですか - 第一、流派や個性も違うんだし、フフフ・・
それを1ディケード遡る1920年代のビックス・バイダーベックさんの
Bix_Beiderbecke_1924
「若手トロンボーン奏者評」 - トミーとグレンで、それ程・大差は
無かった模様なんですワ。

グレンのシヴィリアン・バンドのトロンボーン・セクションで活躍し、後年
UCLAで後進の指導をされ、今年(2013年)2月に95歳で亡く
なられたDr.ポール・タナーはこれまで取材や自身の著書群でグレンに
ついて、”ソリッドな音色;一貫してユレの無い音程;尊敬に値する
高音域 - あの人ほど過小評価されているトロンボーン奏者を私は他に
知りません。 そういう特質はセクションのリードを担う逸材であった事
を示しています。 ただ;スィートであれジャズであれ、ソロ・ワークの
スタイリストとして「ドーシーやティーガーデンの亜流」に看做される事を
避けようとしたのか、ソロはあまりとりませんでしたね”という趣旨の
述懐を度々されておいででした。

GLENN MILLER's Trombone Method
同じくシヴィリアン・バンドに在籍されていたボビー・ハケットさんは
”ジャズ奏者として挫折を味わったヒトなんだ”と述懐されてました。
どうやらアレンジングやハーモニゼーションの探究の方に音楽活動の
力点・シフトが起きたのもさりながら;トロンボーン奏者としても
『転換点』があった模様 - 語るのは、ジェシー・ラルフさん:
グレンが1937年に編成、結局は不首尾に終わったバンドに
在籍(画像・真ん中のトロンボーン奏者の方)だった方です
GLENN Jessie Ralph Bud Smith Aug Sep 37 smallen
『古文書』は大事にしなキャあ - 英・グレン・ミラー・ソサエティの
会報:"Moonlight Serenader" #142(1976年4月)に談話が
載っていまして、”コールマン・ホウキンスも一緒だったレコーディング:
"One Hour"や"Hello Lola"とか素晴らしいソロをとっていた - 当時の
彼はジャズの「フィール」や「サウンド」にイイものを持っていた。
その頃のグレンは口の横っちょにアパチュアを置いたアンブシュアで吹いて
いたのだけれど;ドーシー兄弟と活動を共にするようになって、トミーが
 1934 smallen
そのアンブシュアの癖を矯正 - アパチュアを中央に置くようにさせた。
その方が「正常」と謂えるけれど、結局それで彼の「ジャズ・フィール」
は消えてしまったのさ”

あのドーシー・ブラザース・バンドの写真:ミケが最初に見たのは
中学の頃(因みに吹奏学部:消滅してたノ)にロクに吹けもしないのに
買ってしまった「ジャズ・トロンボーン教本」の挿絵として。
今でも不思議なのは、真っ先に「真ん中・高め」にちょっと隠れて映って
いるトロンボーン奏者に眼が走ったんですワ:右端のトロンボーン奏者じゃ
ナく - グレンに”ココだよ”(名前載ってナかった)云われたやうな・・

時期的にはベン・ポラック・バンド時代のジャック・ティーガーデンとの
遭遇?邂逅?の後でもあり、”世の中:何と’広い’ - あんな
トロンボーン奏者が居たなんて・・”というような謂うならば
「ティーガーデン・ショック」ミタイなものがあったのかも
しれません - ジャズ・トロンボーン奏者としては
「キャリアの曲がり角」だったのでしょう・・

**もっとも;それを謂ってしまえば、トミー・ドーシーに
した処で少なからず「ティーガーデン・ショック」を
経験した事はあった模様です - 少なくとも、
”とても「ジャズ奏者」としては、彼には敵わん”
みたいな事をオール・スター・セッションや
雑誌の取材などで云っていたのですワ!**

そうしてみると・・思い当たる事があるのが、コロラド大学に
在籍中の「セミプロ時代」の彼が口開けて大笑いしている
写真を見て、”アレ?! この頃の彼は歯並びがあまり
キレイでなかったんだな”と思った事があったんですワ:
後年のRCAビクターやCBSネットワーク・ラジオの
パブリシティ写真でニカっと笑って見せている歯並びとは
結構・違ってた印象だったんです - 歯列の矯正も
アンブシュアの矯正もひょっとしたら「一組」カモ・・
ボイド・センター;ベン・ポラック;レッド・ニコルス
といった方々のバンドでサイドマンしていた間は先述の
変則アンブシュアでもって独特な「ジャズ・フィール」を
発揮していたのかもしれません - 残念ながら、これは
トミーにだったら見咎められた事でしょう・・
ただ;その「矯正」がステュディオ・トロンボーニスト
として立場を安定させ、それによってアレンジングや
ハーモニゼーションの探究や後々のバンド結成の
『道筋』を拓いて行ったとすれば、失ったものも
大きかったにせよ、「グレン・ミラー・バンド」と
こうして後代まで続く「ミラー・ファン」を
生み出す「一助」になったのかもしれません・・

御試聴:コンナのどうでしょ?
此処でとっているソロなど、多少「オモカゲ」あるのかも・・
Bugle Call Rag:GLENN MILLER

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mikekaba at 19:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0) マイ・ミラー・マニア 

2013年08月13日

ハートに錠前しちゃおうか・・

ハートに錠前しとかナいと;お盆だし・・
 Holiday collage 2
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象よって
被災された皆々様に衷心から御見舞い申し上げます -

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:真夏日が当地でも続いておりますジャ・・
南の方々に笑われそうですが、ノースランド・ネコ親爺:ヨロヨロ・・
深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
(水分補給や食材の状態とか気を付けませんとネ・・)
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

「ミケ鹿馬・八月四号」は
スィング・バンド狂ばなし
「スィング・バンド鹿馬」:
ビリー・ホリディさんの代表作の一つが、
我が国なら「お盆」のこの時季に
当時のヒット・チャートに
姿を現し始めていました、
宜しかったらお付き合い下さいませ・・

7ディケードからもうちょっと遡るスィング時代ともなると、
アートやエンターテインメントの分野でも残念ながら
人種によっては活動面や人気度で不利な面があった模様です。
(もっとも;他の社会一般的な点よりは開けていた方かもしれません・・)
ただ;そういう状況下にあっても尚、存在感を放った素晴らしい
アフリカ系・アーティストの方々が大勢おいでだった訳で、
バンドならデューク・エリントンさん;ジミー・ランスフォードさん;
チック・ウェッブさん;カウント・ベイシーさん等々、何も白人が
「スィング時代」を始めなくても既に謂わば『源流』として活躍されて
おいででしたし、ヴォーカリストの部門でもベッシー・スミスさん;
エセル・ウォーターズさん;エラ・フィッツジェラルドさん;
ビリー・ホリディさんといった方々の唄声やフィールを支持する人々は
どうして・当時だって、人種・越えて多かった様です。
ダウンビート誌 1940年人気投票・女性歌手部門:
DB 1940 Poll Girl Singers
無論の事;ビリー・ホリディさんを敬愛されておいでの方なら、きっと
不満に思われる事でしょうが - あの時代に、『ポピュラリティ・
コンテスト』でヘレン・オコネルさんやヘレン・フォレストさん等と
競り合って2位に着けていたという事は、やはり彼女の唄いっぷりに
心酔していた支持者がそれだけ多かったのでしょう。
彼女の代表歌曲:"Strange Fruit"より概ね一年ほど前に、チャートの
上位を占めた歌曲:"I'm Gonna Lock My Heart" - 1938年の
季節柄、「お盆」いう頃に始まってました - 歌詞ッコをどうぞです・・

Songwriters: Jimmy Eaton, Terry Shand
c SHAPIRO BERNSTEIN & CO. INC.

I'm gonna lock my heart
And throw away the key
I'm wise to all those tricks you played on me
I'm gonna turn my back on love
Gonna snob the moon above
Seal all my windows up with tin
So the love bug can't get in
Park my romance right alone the curb
Hang a sign upon my heart
"please don't disturb"
And if I never fall in love again
That's soon enough for me
I'm gonna lock my heart
And throw the key
And if I never fall in love again
That's soon enough for me
I'm gonna lock my heart
And throw away the key
I'll never fall in love again
I'm gonna lock my heart
And throw away the key

 Billie Holiday on the Charts B smallen
ステュディオ・レコーディングは1938年6月23日に行われ、
ヴォカリオン盤の「#4238」でリリースされ、8月13日から
チャートに9週、ピークで2位を射てましたワ!

同じ年、ホリディさんより少し後の7月11日にヘンリー・ブッセさんが
行ったステュディオ・レコーディングがデッカ盤「#1924」で
リリースされ、チャートには2週早く7月30日から姿を見せて
トータル4週/ピークは7位でした。

I'm Gonna Lock My Heart chart smallen
”ハートに錠前かけて、鍵を放り出すから”
何せ「LOVE」の方はサッパリ縁の無い
ミケですが;「地獄の釜の蓋も開く」という
「お盆」の事でもございますし、
カミさんに怒鳴りこまれないやうに、
なーーんて、グフフフフ・・

御試聴:コンナのどうでしょ?
I'm Gonna Lock My Heart:Billie Holiday
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mikekaba at 18:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0) スイング・バンド鹿馬 

2013年08月09日

「筆ッ足らず」?弐 『楽器』

「舌っ足らず」ならぬ「筆ッ足らず」だったナ・・
O W finale
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象よって
被災された皆々様に衷心から御見舞い申し上げます -

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:カミナリ様・同伴でドカ降り
した後、「ムロ」って云う感じで蒸してきましたワ・・
深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
(飲み水や食べ物とか気を付けませんとネ・・)
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

「ミケ鹿馬」の八月参号」であります。
ミケのグレン・ミラー狂バナシ、
「マイ・ミラー・マニア」の過去記事:
「楽器で偲ぶグレン・ミラー 11」
「楽器で偲ぶグレン・ミラー 12」に関連して、
更なる『探し物』している内に、”何と、こんな
データもあったのか;それにしてもまたまた
「舌っ足らず」ならぬ「筆ッ足らず」だったワい”
という「事態」になり、此処に一本・書く次第ですワ、
宜しかったらお付き合い下さいませ・・

憧れは実に強烈だったものの;結局ミケは自分で納得行く程トロンボーンは
上手に成れず挫けてしまいました - でも;あの楽器と接していた時間は
チットモ無駄じゃぁ無かった、と今でも思っているんですワ。
今・思い返してみても何か不思議に思えるのが画像にマーキングを付した
グースネック部のラッカー仕上げの剥げて行き方:
GM Trombone at AF Museum 2
仮に奏者の皮脂に多く接するのが要因なら左手で楽器を保持する箇所や
右手でハンド・スライドの支柱を掴む箇所にでもなりそうですが、
そんな事はナイ・・ それでは、あの箇所が奏者の首に触れたり、シャツの
カラーや上着のラペルに擦れて、「剥がれ」が捗るのか - コレも違う・・
昔、「英語のお勉強」も兼ねて米セルマー/バックの商品紹介VHSビデオ:
"A Guide To Bach Trombones - Made to Perform -"を買い求め視聴しました。
そこで、あの箇所について、”ここはベル部に音を伝える上での『チョゥク』
である・・”云うのがあったんですわ - 昔の自動車には運転装置の中に、
エンジンへの吸気取込調節を加減する「チョゥク」ってアッたもんですワ!
恐らくあの箇所を伝わっていく音の振動トカが他の箇所ヨカ早くラッカーを
剥がしてイっちゃうんでしょうネぇ・・
Goosenerck Covering
グレンも使い込んだラッパのこの箇所に巻き革してた・・
因みに;標題画像:"Orchestra Wives"では、その部分:巻き革せずに
メタル・ポリッシュでキレイに磨いてますネ - 光ってはいるけれど;
他の箇所のラッカー・照りの加減と「ツラいち」にテカってナイでしょう?

あの”エキスプレス便・送料まで払わす気なら、楽器受け取らんぞ!”云う
エピソード付きのトロンボーン(製造番号#2,001)の事で楽器の
シリアル・ナンバーの事に興味が沸いた訳ですが、その折に情報ソースとして
頼ったのは当然ながら米セルマー/バックのオフィシャル・サイト - 年代
追って・通り抜けていった謂わば「キリ番」:1940年で#1,600;
1942年には#2,200;1945年で#2,500、という具合でした。

過去に訪問/閲覧経験があったのに丸っきり失念していた凄いウェブ・サイト
がありましたワ - 「メーカー」では無く;「お客」:熱烈な愛用者達の
フォーラム・サイト:「バック・ローヤリスト」(the Bach Loyalist)
そこ見ていたら;もう・ちょっと詳細なのがアりましたワ!!

その『#2,001』より2本・手前の「#1,999」が「1941年
1月24日 製造」という記録があるのだそうですワ!

ムムム・・、「マニュファクチュアリング・デイト」;悩ましい - その
「製造」に’入った’日付なのか、’出来上がった’日付のことなのか・・

ただ;ともあれ、過去記事でのミケの「Guess勘ぐり」もどうやら
マンザラでも無さそうです - "イイだけ待たせておいて、今度は
「送料も宜しくです」とは何事だ!”と、グレンはムクレたんでしょう・・

もう一つ:ライト・ウェイト・ニッケル・シルヴァー製のスライド外管の
楽器・2本(#2,040と#2,137)の内、結局 グレンの最後の
ラッパになった「#2,137」ですが - 4本・手前の「#2,133」
が(例の)「マニュファクチュアリング・デイト:1941年6月25日」
という記録がある模様ですワ!!

そうなると、ブラス製・スライド外管の楽器の恐らく「最後」と思われる
「#2,001」から次の「#2,040」の時間的・間隔はエライ
短かった事になるし;「#2,137」にしても、ライト・ニッケル外管の
楽器で気に入り’直ちに’「スペア」として註文したのかもしれません。

Two GLENN MILLER Trombones
これら現存するライト・ニッケル・スライドのBach 'Strad'Model 6 VII
トロンボーン 2本 - 過去記事で、「ドッチがどっちか分かんない・・」、と
書きましたが、『分かんない』筈なんです - 何れの楽器も「’オリジナルの’
シリアル・ナンバー」が『埋められて』しまっているんですワ!!
Locating Serial Number on GM Horn At GMBS smallen
生誕地協会にあるジミー・プリディさんが使っておいでだった楽器の接写を
ミケはずっと昔に個人的に撮って貰っていて、スライド外管にWW2以後の
年代の「#2,613」と刻印されている一方、スライド内管・レシーバー側の
「原初・番号」がハンダみたいな感じに埋められていたのを前から知っていました。
”片方だけでも分かれば・・”って誰でも思いますよネ、それが;空軍博物館
にある、未亡人:ヘレンさんが持っていらした楽器の方も、
「トロンボーン・フォーラム」というサイトで、嘗てのエアフォース・バンド
を継承するThe Airmen of Noteのメンバーで、イベントでディスプレイから
そのラッパを取り出し一曲・演奏して聴かせた経験をお持ちの方が:
”リペアでもされた関係なのか;シリアル・ナンバーの箇所は薄いメタル製の
パッチで塞がれていて、番号は分からなかったよ”、と回想されてました。
「分かんない」っていうのは・・、
兎に角・悩ましいモノでごぜぇます・・、
「秘すれば’華’」なんて
「通人」はクッチャべる、カモですが、
ミケはそんなの・イヤだ・・、
もう;パックリ・披いて見てみたーーいッ!

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mikekaba at 23:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) マイ・ミラー・マニア