2014年05月

2014年05月28日

ホロスコープに診るスィング巨匠 #6 ベニー・グッドマン 後編

『キング・オヴ・スィング』 - 彼の幸運と試練とは?
B G Astro collage 2
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象よって
被災された皆々様に衷心から御見舞い申し上げます -

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:全国並みナ梅雨、云う程
ヒドク無く;グッタリする程には暑くならない
当地でミケが一番好きな季節柄になって参りましたアっ!
深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

「ミケ鹿馬ブログ・五月六号」、
「ホロスコープに診るスィング巨匠」の第六号:
ベニー・グッドマンさん - 本号は出生時の天体位置から
垣間見える彼の天啓の幸運と;その対極:試練/葛藤、
宜しかったらお付き合い下さいませ^^;)・・

スィング巨匠たち:19世紀末~20世紀初頭と、今となっては
かなり’大時代’に遡った御生まれの方々でもあり、出生時の
天体位置については複数の英文サイトで位置計算を試みて
チャート配列して行って、そして今迄の『ジュディ様』や
『ソーリ』の時と同じく、ジョーン・キグリー先生著/
三雲 孝江・先生監訳「ジョーン・キグリーの大占星術」
(主婦と生活社刊 1989/11)から星宮の特性やアスペクト
の見方を教えて頂きながら記して参ります。

Benny Goodman : May 30th, 1909
ホロスコープ BG

**吉相**

太陽・水星・金星・冥王星と月
隠された性格も世間に見せている人柄と調和している
心と五感のバランスが良く優れた知識人
優しさ・人情味・そして鋭い美的感覚
勇気、情熱、心霊的にも優れている
太陽・水星・金星・冥王星と木星
物質的に大いに恵まれる
何事も熟慮、人から称賛を受ける事が多い
快適で贅沢な暮しが約束されている
物質面で豊か;精神面で刺激の多い環境
太陽・水星・金星・冥王星と土星
保守的・真面目・信頼され、勤勉
鋭い洞察力、素晴らしい集中力と表現力
愛する人に誠実に尽くす
素晴らしい忍耐力:危機や困難を黙々と乗り越える
海王星と火星
最高の理想通りに行動しても周囲と上手くいく
海王星と木星
物質的な財産あるいは精神的悟りや平和の境地
木星と天王星
財産や投機的ビジネスでの幸運
天王星と火星
オリジナリティや鋭い勘で計画を実行する

**試練、あるいは葛藤**
太陽・水星・金星・冥王星と火星
目上から好感を持たれず、ことあるごと意見対立
考えと行動が矛盾する事が多い
異性関係が一風・変わっている
カっとし易く嫉妬深い
太陽・水星・金星・冥王星と木星
目上が傲慢で信頼できず苦労する
勿体ぶった話し方から見栄っ張りな印象も・・
他人から不意打ちや弱みに付け込まれるという強迫観念
傲慢で偏屈
月と土星
やや冷淡/自分本位
月と海王星
支離滅裂になり易い
月と天王星
反抗的で気紛れ
火星と木星
お金に非常にルーズ、宗教的迫害を受けた事は?
天王星と海王星
理不尽な目に遭う、奇妙なアイディアで他人を困惑させる
海王星と土星
エキセントリック、道徳観念に問題も?・・

さて、実際・ホントの処・どうだったんでしょう?
1986年6月13日に77歳で亡くなられたので
御本人には尋ねようがありません・・
前回のショウさんにも顕れた「火星/木星」:
ベニーの御両親には帝政ロシア時代の
ユダヤ迫害の記憶は褪せていなかったでしょう。

御試聴:コンナのどうでしょ?
How High the Moon :Benny Goodman
Flying Home :Benny Goodman
A String of Pearls:Benny Goodman

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mikekaba at 19:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0) スイング・バンド鹿馬 

2014年05月22日

ホロスコープに診るスィング巨匠 #6 ベニー・グッドマン 前編

「キング・オヴ・スィング」の生まれた星空は?・・
Benny Goodman Astro collage 1
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象よって
被災された皆々様に衷心から御見舞い申し上げます -

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:肌寒い雨模様ですワ - 「最低」が
二桁・基調になったら「最高」が10度台に戻っちゃった・・
深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

「ミケ鹿馬ブログ・五月五号」
「ホロスコープに診るスィング巨匠」の第六号:
ベニー・グッドマンさん - 本号は天体位置の全般編、
宜しかったらお付き合い下さいませ^^;)・・

スィング巨匠たち:19世紀末~20世紀初頭と、今となっては
かなり’大時代’に遡った御生まれの方々でもあり、出生時の
天体位置については複数の英文サイトで位置計算を試みて
チャート配列して行って、そして今迄の『ジュディ様』や
『ソーリ』の時と同じく、ジョーン・キグリー先生著/
三雲 孝江・先生監訳「ジョーン・キグリーの大占星術」
(主婦と生活社刊 1989/11)から星宮の特性やアスペクト
の見方を教えて頂きながら記して参ります。

Benny Goodman : May 30th, 1909
myastrochart B G
太陽(双子宮 ):
全ての面で変化を好む、知性的で多面的
とても感じ易く敏感
月(天秤宮 ):
五感がとても正確、知的バランスがとれている、
美的感動を与えるものを評価し鋭い観賞眼を持っている
水星(双子宮):
優れた知性 - 数学と語学が得意なのでは
次から次と考えが行き交いちょっとしたきっかけで
新たな方向に走り、一つの考えに長く集中出来ない
金星(双子宮):
金星らしい温かみが表に出て来ない、
肌の触れ合いを嫌う傾向が有る、
頭で理解しても心で思い切れない
火星(双魚宮):
活力にやや欠ける傾向が有る、自分の計画を
なかなか他人に理解してもらえない
木星(処女宮 ):
綿密な計算と細心の注意力が本領で、一つのプランを
具体化するにはどうすれば最も効率的/成算高いかを
考えるのが得意
土星(白羊宮 ):
障害や制限に多く遭うがそうした挫折を乗り越えて
大成した人も多く基本的には自信家で野心家
天王星(磨羯宮):
よい方向で現れれば不屈で統制のとれた力;
わるくすると専制君主的で強情にも

*以下の海王星と冥王星にはかなり梃子摺りました:
それというのも、周期が長くて世代的にずうっと高齢
の方々にあたるせいでタネ本や他のソースでも
なかなか見付からなかった - 海外サイト
で広範に扱ってある記述からの『要訳』です*
海王星(巨蟹宮 ):
1901年から1915年まで海王星が位置していた。
集団の利や義の為に個人的な欲求を抑える、
家庭創りが大きな「テーマ」
冥王星(双子宮 ):
1882年から1914年まで冥王星が位置していた。
通信・移動・教育などでの激しい変化の経験、
鋭い頭脳、融通のきく性質

前回のアーティ・ショウさんと五つ’同じ’なんです:
太陽;水星;天王星;そして海王星と冥王星(この
二つは周期が長く、グレンやトミーだって
同じになっちゃうんですけどネ・・)
もっとも;それら以外の星々がシッカリと
『違い』を生み出している感じがして来ます:
「ジャズ指向を盛り込んだダンス・バンド演奏」と
いう事ならばグレン・グレイさんのカサロマOrch.
などがもっと早期だったと謂えるでしょうが、
スィング『時代』の幕を開けるには、やっぱり
ベニーは大変な苦労をしたのでしょうネ・・
話は変わりますが;チョット思ったんです:
海王星の「集団の利や義」云うトコ - ひょっとして日本の
戦国武将たちの世代も似た様な星廻りの生まれなのでは?

御試聴:コンナのどうでしょ?
Swing Low, Sweet Chariot :Benny Goodman
These Foolish Things :Benny Goodman/w Helen Ward
Tiger Rag :Benny Goodman

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mikekaba at 19:05|PermalinkComments(2)TrackBack(0) スイング・バンド鹿馬 

2014年05月17日

ホロスコープに診るスィング巨匠 #5 アーティ・ショウ 後編

多彩で進取な天才クラリネット奏者 - 彼の幸運と試練は?
 Artie Shaw
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象よって
被災された皆々様に衷心から御見舞い申し上げます -

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:「初夏向きモード」が一時停止:
何となく肌寒い雨模様ですワ
深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

「ミケ鹿馬ブログ・五月四号」、
「ホロスコープに診るスィング巨匠」の第五号:
アーティ・ショウさん - 本号は出生時の天体位置から
垣間見える彼の天啓の幸運と;その対極:試練/葛藤、
宜しかったらお付き合い下さいませ^^;)・・

スィング巨匠たち:19世紀末~20世紀初頭と、今となっては
かなり’大時代’に遡った御生まれの方々でもあり、出生時の
天体位置については複数の英文サイトで位置計算を試みて
チャート配列して行って、そして今迄の『ジュディ様』や
『ソーリ』の時と同じく、ジョーン・キグリー先生著/
三雲 孝江・先生監訳「ジョーン・キグリーの大占星術」
(主婦と生活社刊 1989/11)から星宮の特性やアスペクト
の見方を教えて頂きながら記して参ります。

Artie Shaw : May 23rd, 1910
アーティ・ショウ Birth chart
**吉相**
太陽・水星・冥王星と木星
物質的に大いに恵まれる;人から賞賛を受ける事が
多く話す/書くが得意;プライドと尊厳、自由を
愛する心、熱烈な欲望
太陽・水星・冥王星と金星
男性だったら異性運がいい保証付き;あらゆる芸術分野で
才能発揮する;真剣な愛と人を惹き付ける魅力を
持ったパーソナリティの持ち主
火星・海王星と月
説得力があり社会に対して強力なイメージを提示出来る;
神秘的なムードが醸し出せるユニークで魅力的な人柄
火星・海王星と土星
人をコントロールし指図する力を与えられている;
バランスの取れた知性
土星と天王星
信じられない位にきちんとしてマメな人
月と天王星
魅力的な人柄、音感/リズム感が発達していて
音楽に抜きん出た才能を持っている

**試練、あるいは葛藤**
月と土星
男性なら不愉快で自分勝手な女性と関わる傾向に・・;
火星・海王星と天王星
軽率でアクシデントを引き起こし易いかも・・;
性的倒錯を生ずる可能性も・・
火星・海王星と木星
お金に非常にルーズ、宗教的迫害を受けた事は?
計画の挫折/失敗や策略に引っ掛かる傾向
金星と木星
他人から不意打ちを喰わされたり弱みに付け込まれる
のではという強迫観念、宗教的に偏屈になる可能性
金星と天王星
服装でも芸術でもけばけばしい色彩や
派手な模様を好む傾向

さて、実際・ホントの処・どうだったんでしょう?
2004年12月30日に94歳で亡くなられたので
御本人には尋ねようがありません(ミケにしてみれば、
ホントにごく最近まで御存命だった感じなのですが、
それでも・もう10年経った、とは・・)
やってみて今回・些かゾッとしたのは:
1)少年期に地元の反ユダヤ主義のせいで内向性が増した;
2)RCAビクターを辞した元プロデューサーのエリ・
オバースタインが起こした法廷闘争で賠償させられた
3)異性関係で、多くの結婚/離婚を経験した
こうした事柄が’妙に’重なって感じられる処です。
ショウさん:モテモテなだけでは無し;上手く
添い遂げられない相手にわざわざ惚れてしまう様な
『特質』が有ったのかもしれませんネ・・

御試聴:コンナのどうでしょ?
Stardust :Artie Shaw
Back Bay Shuffle :Artie Shaw
Nightmare:Artie Shaw

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mikekaba at 19:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0) スイング・バンド鹿馬 

2014年05月15日

ホロスコープに診るスィング巨匠 #5 アーティ・ショウ 前編

出生時の星々がほのめかす「彼」の特質とは?・・
Artie Shaw collage
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象よって
被災された皆々様に衷心から御見舞い申し上げます -

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:まずまず「初夏・行き」路線らしさを
木々の新緑や風のニオイに感じられる様になりましたワ。
深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

「ミケ鹿馬ブログ・五月参号」(かなりビハインドだワ・・)
「ホロスコープに診るスィング巨匠」の第五号:
アーティ・ショウさん - 本号は天体位置の全般編、
宜しかったらお付き合い下さいませ^^;)・・

スィング巨匠たち:19世紀末~20世紀初頭と、今となっては
かなり’大時代’に遡った御生まれの方々でもあり、出生時の
天体位置については複数の英文サイトで位置計算を試みて
チャート配列して行って、そして今迄の『ジュディ様』や
『ソーリ』の時と同じく、ジョーン・キグリー先生著/
三雲 孝江・先生監訳「ジョーン・キグリーの大占星術」
(主婦と生活社刊 1989/11)から星宮の特性やアスペクト
の見方を教えて頂きながら記して参ります。

Artie Shaw : May 23rd, 1910
Artie Shaw Birth Chart
太陽(双子宮 ):
全ての面で変化を好む、知性的で多面的
とても感じ易く敏感
月(天蠍宮 ):
情熱的で強い意志を持っている - あるいは - 放縦で
官能的で快楽を追求するあまり人生を投げ出してしまうか
いずれかの可能性あり
水星(双子宮):
優れた知性 - 数学と語学が得意なのでは
次から次と考えが行き交いちょっとしたきっかけで
新たな方向に走り、一つの考えに長く集中出来ない
金星(白羊宮):
バイタリティに溢れている、理想の愛を求めて
直線的に突き進むが時々失望して非常に冷淡に
なったりし周囲から移り気な人と思われる懸念も
火星(巨蟹宮):
敵対する人をゆっくり確実にやっつけるタイプ、
クリエイティヴな事に携わる男性は実力者が多いが
一仕事・終わると遊び過ぎる傾向があり要注意
木星(天秤宮 ):
芸術と正義が幸運のキイワード;
本質を見極める能力をもっている
土星(金牛宮 ):
頑固で一度決めたら梃子でも動かない、確固たる信念
がありそれを守るためには戦いも辞さない
天王星(磨羯宮):
よい方向で現れれば不屈で統制のとれた力;
わるくすると専制君主的で強情にも

*以下の海王星と冥王星にはかなり梃子摺りました:
それというのも、周期が長くて世代的にずうっと高齢
の方々にあたるせいでタネ本や他のソースでも
なかなか見付からなかった - 海外サイト
で広範に扱ってある記述からの『要訳』です*
海王星(巨蟹宮 ):
1901年から1915年まで海王星が位置していた。
集団の利や義の為に個人的な欲求を抑える、
家庭創りが大きな「テーマ」
冥王星(双子宮 ):
1882年から1914年まで冥王星が位置していた。
通信・移動・教育などでの激しい変化の経験、
鋭い頭脳、融通のきく性質

正直申して;この「ホロスコープに診る」モノで
”ウわっ! そのものズバリ違うかぁっ?!”
など・・と、これ程思ったのは今回の
「五人目」:アーティ・ショウが
初めてみたいな気もします。
恐らくですが;きっと嘘ついたり
するの - 凄い下手でしょうネ・・

御試聴:コンナのどうでしょ?
Too Marvelous For Words :Artie Shaw
Dancing In the Dark :Artie Shaw
Summit ridge drive :Artie Shaw

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mikekaba at 22:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0) スイング・バンド鹿馬 

2014年05月07日

「最末期・勝敗率」 補足 戦闘機編

”え”っ、ホントかね?!”いう部分が結構ありました・・
Combat Report by lt col Millington
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象よって
被災された皆々様に衷心から御見舞い申し上げます -

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:「桜」は終わっちゃいましたが;風強く、
低い方の気温がなかなか上がりません - どうも変・・
寝具の構成とか『一枚』抜いたキリなんですワ。
深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

**このブログ記事に過去の歴史上の戦争を
美化・賛美する趣旨は一切ございません、又、
現在そして将来に於けるいかなる戦争・軍事行動
を肯定・支持する意図も一切ございません**

戦争に関わる事柄は、ブログ記事の題材として扱うにあたっては
やはり気の重い処は隠せません。 殊に今回:元ネタ・内容の把握に
苦しんでいた事から、”コアを成すデータだけでもあのように並べた
だけで充分 - この稚拙なブログやその記事内容を一体・誰が
それ程 気に掛けようか・・”などとも考えておりました。
ただ;仮に’誰にも’読まれなくても、一旦・サイバースペース上
に載せたモノは半端で済ましてはならない、と考えた次第です。

**「語義」について、自身・改める事に致します:
零戦や隼;飛燕;疾風;紫電(改)等は『型式』(MODEL)、
戦闘機や艦爆;陸攻;水上機;偵察機等は『種別』(TYPE)
それというのも、自身、今迄・随分と「機種」と書いて
コルセアやマスタング/鍾馗やフォッケウルフ等を指して
いたのですが;四式戦やP-47は『型式』であり、
自動車ならば、『車種』は乗用車やバス;トラック等を
指す『種別』を意味するのが常識的、と感じました**

1944年9月1日から1945年8月15日迄の11ヶ月半の間に
アメリカ海軍/海兵隊のヘルキャット;コルセア;ワイルドキャットの
戦闘機が遭遇/交戦した記録。

ヘルキャット(F6F);コルセア(F4U/FG);ワイルドキャット(FM)の順:
**コチラで詳細を御覧頂けます**

単発・戦闘機類 合計:
F6F:2,314/149(15.53:1)F4U:634/42(15.09:1)FM:183/7(26.14:1)
****************************************************************
雷/爆機 合計:
F6F:515/2(257.5:1)F4U:271/3(90.33:1)FM:105/-(-)
****************************************************************
水上機合計:
F6F:89/-(-)F4U:24/-(-)FM:7/-(-)
****************************************************************
双発・軍用機類 合計:
F6F:530/8(66.25:1)F4U:98/2(49:1)FM:81/1(81:1)
****************************************************************
飛行艇: F6F:17/-(-)F4U:0/-(-)FM:0/-(-)
輸送機: F6F:36/-(-)F4U:3/-(-)FM:1/-(-)
練習機: F6F:17/-(-)F4U:12/1(12:1)FM:0/-(-)
種別不明機: F6F:0/1(-*)F4U:0/1(-*)FM:0/1(-*)
****************************************************************
総合計
F6F:3,518/160(21.99:1)F4U:1,042/49(21.27:1)FM:377/9(41.89:1)

トピック#1:’この期間に限って’眺めた場合、アメリカ海軍/海兵隊
配備の戦闘機・3種中で「空戦勝敗率トップ」は何と、ワイルドキャットだった:
(ヘルキャット:21.98:1 コルセア:21.26:1 ワイルドキャット:41.89:1)

専ら護衛空母での運用で、上陸作戦への航空支援や特攻機の迎撃にあたり、
日本本土空襲には加わらず、日本軍側の新鋭機との交戦が殆ど無かった。

トピック#2:「この期間」の戦果が上記3種それぞれの「太平洋戦・通期」
の合計に占める割合は:ヘルキャット:68%(3,518/5,163); コルセア:
49%(1,042/2,140) ;ワイルドキャット:28%(377/1,327)

「終戦まで現役」であったにせよ第一線からは退いたワイルドキャットが
『この期間』の戦果が3割以下なのは納得出来る話です。
一方、ヘルキャットは7割に迫るほどです。
 正に此処がF4U/FGコルセアについての(殊に日本側の)一般的評価に
こちらが力点を置いて唱えたいところです:コルセア・戦果の51%以上が
『この期間』以前の日本軍搭乗員の総体的な錬度水準が依然高く、燃料や
弾薬の窮乏もその深刻度は違っていた事でしょう。
空母運用で遅れを取ったという「ファクト」は依然残るものの;コルセアが
’先に’闘っていた相手の『質』は遥かに手強かった点は外すべきではない
と思うのです。 当時の航空戦の「大きな流れ」としてそれまで専ら「遠征」
出来ていた日本軍側・航空勢力が「守勢」に転じたターニング・ポイントの
主役にライトニングやコルセアを挙げても過大評価にはならないでしょう。

  トピック#3:燃料/弾薬は戦闘の『コメ』 - これらに決定的に窮乏すると
訓練が不足し、技量の劣化を深刻化させてしまう:

格闘戦に有用なアクロバティックな飛行動態やギリギリの飛行性能・発揮の
技術的な習熟と体感的な慣熟は当然のこと燃料消費を伴う事でしょう。
また、名著:「源田の剣」を読ませて頂いて印象に残った事柄に、三四三空の
搭乗員が飛行技能が高かったものの、空戦時に優勢に占位しながら、いま一つ
有効射弾を決め得なかったケースが多々あった、というのがありました。
「下手な鉄砲も・・」という諺はあります、「センスの問題」もあるでしょう、
しかし;より多く実弾射撃を積んだ側が射撃に秀でるのは当然です。

トピック#4:「未確認・日本軍機による被撃墜/損失の数々」
’コレ’の理解/咀嚼に永い事・手間取っておりました - 「表」の締め括り
の注釈:”型式不明の敵・単発戦闘機による27機のF6F被撃墜;種別不明
の敵機による14機のF6F損失;型式不明の敵・単発戦闘機によるF4U
1機の被撃墜が、F6F/F4Uによる申告・撃墜数と報告・被撃墜数に対応
する敵・単発戦闘機の型式数種との関連を踏まえた上で’恣意的・裁量により’
按分が為されている - 敵の(単発戦闘機以外の)他種別機に対し、この様な
「按分」は為し得ない。”、というものです:

1) 日本軍機側の奇襲が成功したケースなのでは?
*成功裡に奇襲した場合、相手側に「敵の型式・識別」の余裕など無いでしょう。
2) 「雷電」;「紫電/紫電改」;「五式戦」等、遭遇頻度が比較的
少なかった『敵・新鋭機』による、やはり奇襲だったのでは?
**アメリカ軍側の搭乗員にすれば、情報将校に戦闘報告する際、どうしても
「ゼロ(零戦)」;「オスカー(隼)」;「トージョー(鍾馗)」;そして
「トニー(飛燕)」のようなソロモン戦から対峙していた型式を挙げてしまい
がちだった模様です - 海兵隊のコルセア部隊で紫電/紫電改と最も早く
交戦した搭乗員達は当時それぞれ”ゼロでした”;”ジャック(雷電)でした”;
”コルセアと同寸ほどの高速の単発戦闘機でした”、と様々です。

レイテ沖海戦の前月から始まり、台湾沖海空戦;硫黄島戦;
沖縄戦という経過を辿り、日本軍・航空兵力が急激に
応戦能力を減じて敗戦に至る迄の戦闘記録の集計
でもあり、『空戦』と呼べるような実相か?
という感がミケに湧きました - しかしながら;
それらも『空戦』であったのでしょう。
**アメリカ軍側の損失については、戦闘空域からは
離脱し得た「戦闘中・事故」も多々あって、
「被撃墜」計上から外れた事もあったのでしょう、
又、「戦果」については’少なからぬ’重複・申告の
可能性はあったものとも思われますが・・**

**このブログ記事に過去の歴史上の戦争を
美化・賛美する趣旨は一切ございません、又、
現在そして将来に於けるいかなる戦争・軍事行動
を肯定・支持する意図も一切ございません**

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