2014年09月

2014年09月29日

天高いのが;哀しいノ・・

空気澄んで/好天で/空が高い・・、と何故か哀しくなるノ・・
おっ母さん collage
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象:
とりわけ先般の大豪雨により被災された皆様に
深く衷心より御見舞い申し上げます -

*御嶽山・噴火に遭遇された方々の救難の
迅速/円滑な進捗を一心に祈ります*

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:割りに綺麗な秋晴れが続いてまして、
夜具は「中秋モード」定着ですが;日中・着るもの組み合わせが
今の処、まだヤヤコシいですワ - そうは云っても3週程も
すればストーヴの出番は『確』なんですがネ・・

深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

「ミケ鹿馬・九月七号」:滅多に書かない「自分探し」もの
(駄目ネぇ - 六号もチャンと仕上げてナイのに・・)
宜しかった御付き合い下さいませ^^;)・・

数年前、アメリカのAstrology.comいうサイトに面白いものを
見掛けて以来、たまに有料(20ドル前後)の診立ても試し、
「貴方の’本来の’お仕事適性」:”ディテールに凝るが
「ビッグ・ピクチャー」に欠けている;創造性を発揮出来ない
場所ではクサり易い;怠け癖が’ちょっと’ありそう・・”とか
「貴方の過去生」:”太古の時代にアトランティス人だった筈;
中世~近世にかけ数回、バカ殿だった事があった・・”なぁ~~て
書かれて返される都度”へぇ、そう、面白いネ!”と思いながらも
結構当たって痛い部分には”この野郎っ!”してまして・・

有料診立て利用の「お礼」に、Eメールで来る「デイリー」なのを
好きな項目で選べるのがあり、今迄ミケが選んだ中に「チャイニーズ・
ホロスコープ」いうのがあるのですワ - 九星術(ミケはRooster:酉)
と西洋占星術の「ビミョーなブレンド」でごぜぇますが;これがしばしば
ミケに”この野郎っ!”いうのをしてたんですワ

’もうちょっと長いスパン’の他の診立てでも:”「自分の事で
精一杯」云えたのは去年まで - 親族リ・ユニオンがテーマです”
なんて第二・四半期辺りから謂われ始めました。
例の「九星エキス」の方は、同様の事を第三・四半期に
入ってから俄然・謂いだしたのですワ

ミケ・母 - 確かに随分と弱って来ていたのですが;それにしても
亡くなる時っていうのは結構あっけないものだったりですワ。
父親が亡くなったのは15年前の10月で、「時季」としては割に
近いとも言えるんです - 二人とも平均寿命をとうに越しての
事でもあり、長兄もミケも特に後悔みたいなのは無いのですが・・

日曜日:9/21夕方、帰宅して長兄から電話の留守録で
「事」を知った後、PCの受信箱を覗いて開いた
当日の「チャイニーズ」:”控え目に云っても
貴方は’より良き’日々を過ごし切った”と
あったんですワ - ”御親族とお別れです”とか
”これから’より悪い(worse)’日々になりますよ”
などと決して謂ってはいないのです。 それにしても
上手く謂ってくれるものだし;どうやって分かったのか?・・

標題画像はミケ・母の2歳頃 - 結構、美人でしたワ
秋:空気が澄んで・・/好天で・・/空が高い・・、と
フイに、”何でコンナに天気イイんだ・・、降ってる
方がよっぽど気が紛れるのに・・、ミケは晴れた
日には絶対・死んでヤるもんか - そうさ;
ゲリラ豪雨の日を命日に選ぶんだ!”
そんな事をボソボソ云うとります

御試聴:コンナのどうでしょ?
Songs My Mother Taught Me:Anna Netrebko
Songs My Mother Taught Me:Fritz Kreisler

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mikekaba at 20:53|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 自分探し 

2014年09月25日

楽器でもうちょっと’雑感的に’偲んだり・・

資料足らんけど、分かんないなり・思い巡らすのも愉し・・
Wind Instrument Ads collage
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象:
とりわけ先般の大豪雨により被災された皆様に
深く衷心より御見舞い申し上げます -

*御嶽山・噴火に遭遇された方々の救難の
迅速/円滑な進捗を一心に祈ります*

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:それがネ;上がれば日中・最高は20度台半ば
とかまで行きますが夜具の組み合わせはしっかり中秋モードです。
今年冬は早く来るのかナ - もう牡蛎鍋でも?・・

深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

’グレン・ミラーばかり’楽器で偲んでると;正直・訳
分かんなくなったりも・・ かのスィング時代の
ラッパ吹き諸氏の道具の好みを他の銘柄の広告なり
資料で何か見付ける事が出来たらもっとバイアスを排した
広い見方で把握出来るのでは?な~~んて・思ったりで
手持ちの資料とウェブ上の探検でヤってみた訳です。
宜しかったら御付き合い下さいませ^^;)・・

Big T & Jack Jenny
1940年・メトロノーム・オールスター・セッションでの
ジャック・ティーガーデン;ジャック・ジェニー両氏

こうして眺めてみると - さすがにボア・サイズ(管径)を外見から
は推し計れませんが - 今の感覚からすれば随分とベルが小振りな
感じがしますよネ、どうでしょ:やはり7インチ(17.78mm:嘗ての
アナログ・ディスク45回転ドーナツ盤の大きさですね)位かナ?
当時の広告でティーガーデンさんはC.G.CONNのが
Jack Teagarden on CONN Ad
 それとジャック・ジェニーさんはMartin Committeeのが
Jack Jenny Plays Martin smallen
・・とは謂え;当時の楽器のスペックが詳細に載ってる資料:
残念ながらミケは’今の処’見付けられないでいるんです・・
一方;往年のH.N.White社製のKINGブランドの楽器は、ウェブ上に
かなり充実したアーカイヴが載ってます。
往年のトミー・ドーシーの愛器:KING Liberty Model No. 2-B:
ボア・サイズ:0.481インチ(12.22mm) ベル径:7.25インチ(18.42mm)
Tommy at Cafe Rouge
この画像など見ると、”成る程”いう感じして来ますネ・・
ところで、そのトミー愛器も様々に変化が見受けられます:
TD in Ship A Hoy 1
1942年MGM映画"Ship A Hoy"でのトミー・ドーシー
どうも8インチ近い大ベルなラッパに見えて・・

TD in Ship A Hoy 3 b
同じ映画での場面からですが;他のトロンボーン奏者のと
見比べ、やっぱりなんとなくベルがより鍔・広に見えて・・

HJ in Bathing Beauty
そう謂えば;この1944年MGM映画"Bathing Beauty"の
ハリーのラッパも何だか他の奏者のよりベルが大きい感じが

**ハリーのラッパは近日中に更新致します**


御試聴:コンナのどうでしょ?
Hawaiian War Chant:Tommy Dorsey
Trumpet Blues & Cantabile:Harry James

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mikekaba at 20:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0) スイング・バンド鹿馬 

2014年09月19日

インドの唄

トミーのじゃなし、「師匠」のがヒット盤・元祖でしたワ・・
collage Song of India
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象:
とりわけ先般の大豪雨により被災された皆様に
深く衷心より御見舞い申し上げます -

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:ついこの間まで、”生ビールだぁっ!”;
”スイカだぁっ!”云うてたのが全然・「嘘」のやう - もう、
’明日にでも’カキフライや芋煮会が・・みたいな感じ・・
何か’ふた月・半程も’ダマされ続けていた気持ちすらフフフフ・・

深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

ミケの悪い性分:’楽器でグレン・ミラーを偲ん’だりすると、
どうしてもドップリ’濃く’なって行き、挙句ロレロレに
ノビちゃうワケでしたワワワ・・(少し懲りたネコ親爺)
「ミケ鹿馬・九月五号」: 久々の「カレンダー絡み」モノ
宜しかった御付き合い下さいませ^^;)・・

1921 Chart Toppers  India marked
”今頃の季節柄:9月中/下旬に、歴史上ヒット・チャートで出来事
あった歌曲にどんなものがあるものか?・・”、とタネ本を眺めて
いたら - 1921年の大体’この辺り’にチャート・トッパーを
記録のポール・ホワイトマン&ヒズ・Orch.演奏によるニコライ・
リムスキー・コルサコフ大先生作曲の歌劇「サトコ」から
”Song of India”(Victor #18777)
いうのがありましたワ!!

これはミケ・不勉強:トミー(ドーシー)の十八番だとばっかり決め
付けて今迄いたのですワ - ナント;16年近くも先に「師匠」の
ホワイトマンさんは同じ曲で「トッパー」を記録してましたワ!

ホワイトマンさん:1921年5月31日にステュディオ・レコーディング
されており、2週程前:5月18日に収録のプッチーニ大先生・作の
歌劇:「蝶々夫人」の曲とのカップリングでVictor #18777で
リリースされ、8月27日からトータル14週;9月24日から5週間
チャートのトップを飾って御出ででした。

トミー・ドーシーは、それから約16年後の1937年1月29日に、やはり
器楽曲としてステュディオ・レコーディング、同日収録の"Marie"
とのカップリングでVictor #25523でリリースとなっていました:
TD Marie & India
B面の"Marie"は3月13日からトータル8週で3月27日から首位を2週;
A面の"Song of India"が27日からチャートに5週でピークは5位。

スィング時代の競作盤としては、グレン・グレイさんのDecca #2031
(ステュディオ・レコーディンは1937年12月1日)が翌'1938年
11月5日に1週/19位。
そして、先述のトミーの”インディア” - 6年経った1943年に
Victor #27520で再発、6月19日に1週/20位で返り咲いてました。

トミー・ドーシーがソロトーン・ミュート付けた
トロンボーンで吹く「インドの唄」 - てっきり
元祖ヒットとばかり思っていたのが;さにあらず、
不勉強・ミケ - 生きてる間、勉強ですワ・・

御試聴:コンナのどうでしょ?
Cho-Cho-San & Song Of India:Paul Whiteman
これは1941年の映画:"Las Vegas Night"の演奏場面:
Song Of India:Tommy Dorsey

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mikekaba at 19:11|PermalinkComments(2)TrackBack(0) スイング・バンド鹿馬 

2014年09月14日

楽器で偲ぶグレン・ミラー 16 Mark III

ラッパばなし - どうやら・今度で、上手く・収まりソウ・・
collage 09132014
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象:
とりわけ先般の大豪雨により被災された皆様に
深く衷心より御見舞い申し上げます -

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:朝夕は今迄の調子からは”寒い”って
思う位になりました - 「暑さ/寒さも彼岸まで・・」いう
のは本当ですよネ ただ;最近の気象は’気性が荒く’なり、
日本古来の旧暦の季節感が廃れそうで悲しいですワ・・

深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

「ミケ鹿馬・九月四号」: 過去記事二本で締まンなかった
「楽器で偲ぶGMの’モデル 16のMark III」
御来訪の皆様:イイだけ飽きられたカモですが、
宜しかったら御付き合い下さいませ^^;)

グレン・ミラーや彼のトロンボーン・セクションが愛器としていた
Vincent Bach 'Stradivarius' Model 6シリーズのトロンボーン:
アメリカのラッパ・マニアのフォーラム・サイトの書き込みに、
”'40年代製造のヴィンテージな「モデル 6」 - どうも、
その小ぶりな見掛けによらず音量が大きく、そこが後年の
復刻版とは’何処かしら’違う感じがする・・”、と云う
書き込みもありました。

一つには、本当に作り/拵えの物理的な「違い」があるのカモですが、
往年の元々のオーナーがスィング時代にバンバン吹き鳴らして
その音鳴りに応えて楽器のボディがコナれていったのかも?・・

往年のBach 'Stradivarius' Trombone Model 6 I~VII;
それに「8」;「12」;「16」で並べてみると
こんな感じの模様でしたワ

*「TS」=チューニング・スライド (tunig Slide);
「B」=ベル部側/「S」=スライド部側

モデル スライド内径 マウスパイプ スライドU字径 ベル型 TS(B)内径 TS弓型 TS(S)内径 グースネック型
6 I  12.32mm #412 13.26mm #401  18.31mm #411  14.78mm #411

6 II 12.32mm #412 13.26mm #425 18.31mm #411 14.27mm #411

6 III 12.32mm #412 13.26mm #425 17.02mm #416 13.41mm #416

6 IV 12.32mm #412 13.26mm #431 18.31mm #416 14.27mm #411

6 V  12.32mm #412 13.26mm #431 17.02mm #416 13.41mm #416

6 VI 12.32mm #412 13.26mm #436 18.31mm #431 14.27mm #411

6 VII 12.32mm #412 13.26mm #440 18.31mm #431 14.27mm #411


8   12.45mm #418 13.39mm #425 18.31mm #411 14.78mm #411
12  12.70mm #423 13.61mm #425 18.31mm #411 14.78mm #411
16 12.57/12.93 #412 13.26mm #401 18.31mm #411 14.78mm #411

**アメリカの愛好者サイトによると、
嘗て「4」や「5」;「7」:「9」;「10」といった五種の
モデルが歴史上 存在したというのも実に興味深い処です**

後にUCLAで教鞭をとられ、昨年2月に亡くなられた
ポール・タナー博士がグレンのバンドに加わって直ぐ、
10年近い付き合いでガタが来た彼の楽器に
- (標題画像みたいな感じでしょうか? -
グレンが横長な視線を流して来て、
”ソレ:お手製か?・・”
なんて訊いて来たそうです
まさかネぇ;鍛冶屋の子でもないし・・
”商売道具はチャンとした状態のものを使いなさい”
いう事ミタイです - 新進のシンフォニー・ワークの
奏者の目利き(ジャないな耳利き? 吹き利き?)
でもって30本程の候補から一本を選り抜いて
その後、その代金返済が「週5ドルが5ケ月」
GMO 1938 smallen
(真ん中のtb奏者 - 払ってる最中か?・・)
だった、というハナシですワ - 概ね110ドル程
だとしたら、大体・当時のプロ仕様ラッパの値段に
ナルホドなりそうです。 それにしても、
”ソレ:自分でコサえたの?”って、ヘヘヘヘ・・

御来訪の皆様;本シリーズとの御付き合い、
 - お疲れ様でした - 厚く御礼申し上げます!

御試聴:コンナのどうでしょ?
Are You Jumpin', Jack?:GLENN MILLER
Oh So Good:GLENN MILLER

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mikekaba at 18:45|PermalinkComments(6)TrackBack(0) マイ・ミラー・マニア 

2014年09月10日

楽器で偲ぶグレン・ミラー 16 Mark II

伝説的・名器バナシ - ゴメンね;本号でも終われなそウウウ・・
collage OW Bones
- 東日本大震災をはじめ、昨今の荒々しい気象:
とりわけ先般の大豪雨により被災された皆様に
深く衷心より御見舞い申し上げます -

自然災害だけでもムゴイ事になるのに、
人間同士でオゾマシイ出来事が絶えませんね
気象も人心も荒んでしまってるんでしょうか
大宇宙レベルの調和と安寧を祈っています

ミケ棲む北東北・青森市:それがネ、一度ゲリラ豪雨的にバカ降り、
青森市:水没か?思ったノ したら嘘つきみたく晴れた?・・

深い悲しみを乗り越えながら「建て直し」や「新生」
の途上にある被災地の皆様の御労苦は
本当に察するに余りあります - どうか、
どうか 皆様、衛生面や体調に用心され
復興の足取りを増して行かれる様、
昼も夜も心底から祈っております

「ミケ鹿馬・九月参号」: 前号・一本で書き切らなかった
「楽器で偲ぶGMの’モデル 16のマークII」
御来訪の皆様:イイだけ食傷気味カモですが;
宜しかったら御付き合い下さいませ^^;)

グレン・ミラーや彼のトロンボーン・セクションが愛器としていた
Vincent Bach 'Stradivarius' Model 6シリーズのトロンボーン:
アメリカのラッパ・マニアのフォーラム・サイトの書き込みに、
”今でなら、「12」や「16」といったモデルが代表格で挙がる
だろうけど、歴史的に見たら「モデル 6」こそ存在感をもっと
認められるべきだ”云うのを数年前に見掛けた辺りからミケも
燃え上って「楽器で偲ぶグレン・ミラー」を書き出した訳なんです。
**アメリカの愛好者サイトによると**
Vincent Bach 'Stradivarius'トロンボーンのライン・アップ中、細管
部類では「現役で最年長」はどうやらデュアル・ボアのモデル 「16」
(初登場:1932年)な模様ですワ - 「12」は30年代後半、
モデル「6」(同:1932年)や「8」(同:1934年)は先年
ディスコンティニューとなっちゃった・・
かなり昔のカタログには、「モデル 16」のキャプションに
”シンフォニー・ワークにも充分通用する・・”いう感じの
記載があった、と記憶します。

管の内径がより細い「4」も嘗て存在していた模様で、件の「6」:
往年のジャズ/ポピュラー/ステュディオ/ダンス・バンド奏者達
からすると極めて’スタンダードなボア&ベル・サイズの’ラッパ
として愛着を持たれていた模様ですワ・・
model_Bach_6
「1932年生まれのモデル 6」 - FDRが大統領になった年、
 ラジオが勢いよく普及して行った頃合いですよネ・・
スィング時代に入り、ギグの環境が変化して行く(ボールルーム
等の「器」が大型化したり;レコードやラジオや映画の集音性能や
音量の許容範囲が拡がったり等々)中でもこのラッパへの愛着
は変わらなかった模様ですワ - 「8」や「12」等の方が発表
年代からして「ビッグ・バンド主役時代」に相応しそうですが?・・

***これは物凄く’変’で’不適切な’譬えになってしまいますが:
かつての帝国日本海軍の零式艦上戦闘機が日米開戦前に11型で優秀性
を発揮、21型が初期の対米戦を担い、速度性能で凌駕するような敵の
新鋭機が現れる中/後盤を32型;22型;そして52型で戦い抜いて
いった経過に何処かしら似通った印象をミケは感じてしまうのです***

「戦場/戦況」ならぬ「演奏/収録環境」や音楽嗜好の移ろいに伴う
演奏ニーズの変化が、元々馴染みのあったモデルに恐らく音の遠達性や
音量の許容範囲等について「オネダリ」をドンドン募らせていったのでは?
なんて思うのです。 ラジオ放送でも30年代は小じんまりとした収録
ステュディオや「外」に出ても有名ホテルのダイニング・ルーム位の所
からの実況が恐らく多かったのかもしれません - 40年代にもなると、
ツアー先のもっとキャパシティの大きな場所からの公開放送がグレンも
トミーもハリーもベニーも増えていった・・

Chesterfield Show  1942 smallen
ヴォードビル->ナイトクラブ->ボールルーム->主要都市の大劇場->
映画用サウンド・ステージ->学園都市のメガサイズ屋内ジムネイジアム
 Gymnasium B smallen
->慰問先の基地施設や造船所等々・・
May 26 1942 Great lakes Naval Training Station smallen
- 1932年にオリジナル「6」を発表して時点では
きっと思い浮かばない展開だったのでは?・・ -

敢えて火炎放射機やバーナーに譬えるなら”使い馴れている同モデル/
同規格で「炎」の届く距離やマックスでの「火力」で’もう一頑張り’
してくれ”みたいなトコも・・??  それがラッパならば、多分
リードパイプ;グースネック;チューニング・スライド部の管径や
形状;そしてベル部などの研究/試作/開発そしてそれら可変要素の
何通りもの組み合わせから、’絞っても七つ’に?・・

”それなら;Model 「8」や「12」を・・”と勧められても当時の
ジャズ/ポピュラー/ステュディオのトロンボーニスト達 - もしか
すると「吹奏感」が結構『違和感』だったのかも知れません(今の
私達には同じ「細管」分類だし、ベル・サイズにしてもとても「大差」
とは思えませんが・・)

今となってはド・素人のミケなど、当時の奏者のフィールに
「身を置く」事など到底不可能で、ただただ想像を膨らます
のみですが;思うにアービー・グリーンさんなどはKINGの
2Bをかなり後年まで愛用されても御出ででしたし、BACHの
「Model 6」 - 今の日本人にこそ馴染みが薄いですが
どうやら歴史に名を残す名器と謂えそうですワ・・

ゴメンナサイ・ゴメンナサイ;この「Mark II」で全~~部
書き切れる’筈’だったんですが - いざヤってみたら
またまた冗長なものになってしまった・・グスン・・
この次に - 今度こそ - 「Mark III」で
もって、寸法やパーツ型番の列記を
ちょっと面白目なグレンの逸話と
一緒にして決着つける事に致しますウウウ・・

御試聴:コンナのどうでしょ?
アイオワ州 クラリンダ 生誕地協会のフェスティヴァル・・
楽器は『本物』 - ブっ放し屋さんのグレンと愛器が
『現役』だった頃をほんの少しは偲べ? ウーーン・・
Too Little Time:Marcus Reynolds (GLENN's Horn!!)
これはまたグレンのと’傍近所’な時期40年代前半・製造の
「6-IV」をマニアの方が披露されてる・・
Bach 6 IV Tenor Trombone short review
やっぱりこうでなきゃネ - ミケ:ラッパに燃えてた頃に
一生懸命、下手な採譜して真似ッコしてましたワ、フフフ・・
My Blue Heaven:GLENN MILLER Solo Transcription

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mikekaba at 19:36|PermalinkComments(2)TrackBack(0) マイ・ミラー・マニア