ベニー・グッドマン
2024年01月10日
ヴァラエティ誌1943年1月13日号から・・
ベニーとジミーの’43年・年明けブロードウェイ興行状況
自然災害は苛烈さを増し続け、
人間社会:また蛮行や惨況絶えず・・、
荒みが止まない自然界と人心・・、
切に大宇宙レベルの調和と安寧を祈念します。
ネコ親爺ミケ君「スウィング・バンド鹿馬」の
カレンダー絡み、宜しかったらお付き合いを^^
”そうやネ、ここ暫く「ネタ元」としては御無沙汰だったので;
ヴァラエティ誌のアーカイヴ - 行ってみよカ・・”、と
1943年1月13日号を眺め回していたら目に付いた
のがp42「バンド興行」ページ - 見出しに「規制のせいで
ピッツバーグでのジャン・サヴィットは$18,000;
オマハでのレス・ブラウンは上出来の$15,000;
グッドマン、NYCでの2週目どでかく$81,000」
最中でもあり、ガソリンの軍事利用を優先するために、民間の
ガソリン消費を通勤/通学/通院とかの大事な利用目的以外の
遊興目的外出でのドライヴを控えるよう当時の政府が特定の
地域に課していたものだったミタイですワ - そうなると、
バンド興行の動員合戦のホットな所と謂えば地下鉄などの
公共交通機関が整備されている大都市となりそうです・・
当時のNYCブロードウェイ劇場街で、映画上映&バンド出演の
併演興行で1939年秋にアーティ・ショウから『人気の目玉』
がグレン・ミラーに移って行った二つの大型劇場での活況ぶりが
グレンが民間人としてのバンド・ビジネスから離れた後の
1943年正月でも見られた様ですワ。
オレンジレッド細線囲みが2つ続いておりまして^^
先ずジミー・ドーシー出演のストランド劇場(収容:2,756人
;入場35~55~85~99c~$1.10)、上映作品:"Yankee Doodle Dandy"
(ワーナー・ブラザース作品) - ドーシー・バンドの動員力も
前の2週目には$56,800まで上がっていて;ここおよそ
5年間での同館・バンド併演記録に迫る勢い。
(最初の週は$74,608と宣伝に載っていますネ)
その次がベニー・グッドマン出演のパラマウント劇場(収容:
3,664人;入場35~55~75~85~99c~$1.10) - フランク・
シナトラをはじめとした共演陣に;上映はパラマウント作品:
$81,000というセンセーショナルな額に昇り;続演の
興収としては最高額。年越しを挟んだ第1週は同館16年の
歴史上最高額の$113,500を記録している。
標題コラージュの左側:ベニーの第1週$115,000は
勿論凄いことですが;一方、ジミーの$74,608が
キャパシティでパラマウントより908人小さい
ストランドでの興行収入ですから、実に名勝負ですワ!
そしてまた両館の上映作品がまた"Yankee Doodle Dandy"と
"Star Spangled Rhythm"という当時のトップ・ドロワーの
謂わば「一騎打ち」的な面も思わせます・・
御試聴、コンナのどうでしょ:
Why Don't You Do Right:Benny Goodman (Peggy Lee, vocal)
At the Darktown Strutters' Ball:Benny Goodman
Man That's Groovy:Jimmy Dorsey (Helen O'Connell, vocal)
Man That's Groovy:Jimmy Dorsey
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2023年12月16日
ベニーとマーサでLoch Lomond
スコティッシュ民謡スウィング・バンド風^^
自然災害は苛烈さを増し続け、
人間社会:また蛮行や惨況絶えず・・、
荒みが止まない自然界と人心・・、
切に大宇宙レベルの調和と安寧を祈念します。
ネコ親爺ミケ君「スウィング・バンド鹿馬」の
カレンダー絡み、宜しかったらお付き合いを^^
ここ迄はかなりな「暖冬」だったんですが - 何せネぇ「忠臣蔵」の
日付けの辺りまで、大して降雪が無かったんですから - 今夜遅く
くらいから暴風雪なんて予報に出ていたりで’らしく’なりそう・・
”何かナイ?”とタネ本:"Joel Whitburn's Pop Memories 1890-
1954"をパラパラ捲っておりましたら・・、ベニー・グッドマンの
項に、少し違った’趣き’で覚えているヒット盤が目に付きました:
O you take the high road and I'll take the low road
And I'll be in Scotland afore ye
But me and my true love will never meet again
On the bonnie bonnie banks of Loch Lomond
By yon bonnie banks and by yon bonnie braes
Where the sun shines bright on Loch Lomond
Where me and my true love were ever won't to age
On the bonnie bonnie banks of Loch Lomond
O you take the high road and I'll take the low road
And I'll be in Scotland afore ye
But me and my true love may never meet again
On the bonnie bonnie banks of Loch Lomond
'Twas there that we parted by yon shady glen
On the steep steep side of Ben Lomond
Where in purple hue the highland hills we view
And the moon coming out in the gloamin'
O you take the high road and I'll take the low road
And I'll be in Scotland afore ye
But me and my true love may never meet again
On the bonnie bonnie banks of Loch Lomond
スコットランドの民謡とも謂うべき"Loch Lomond"をクロード・
ソーンヒルさんがアレンジし;マーサ・ティルトンさんの
ヴォーカルをフィーチュアしたBGバンドのステュディオ・
レコーディングは1937年11月12日;同日に収録された
メリー・ルウ・ウィリアムスさんがお創りになった"Camel Hop"
とカップリングして「ヴィクター盤 #25717」でリリース
1937年も年末の12月18日から当時のヒット・パレード
に顔を覗かせ;トータル4週/ピーク・ポジション12位を
記録していましたワ。
因みに、その日付:1938年12月18日のビルボード誌を
アーカイヴに立ち寄って見てみたのですワ:
p75に、当時のヒット・レコード情報欄:
"Five Best Record Sellers" :
4番目に「#25717」:"Loch Lomond"が入ってました。
ヒット盤としてはマクシン・サリヴァンさんが先述
ソーンヒルさんの編曲/指揮で唄ったヴォカリオン盤が
3週/ピーク9位を記録していました - まぁ、それでも
今回のベニー/マーサ盤もなかなかの快作ですワ。
御試聴、コンナのどうでしょ:
Loch Lomond:Benny Goodman (Martha Tilton, vocal)
Camel Hop:Benny Goodman
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2023年11月29日
ダウンビート誌1941 Dec. 1号で目に留まった記事2点
人気投票・途中経過とグレンとベニーのメンバー入れ替え・・
自然災害は苛烈さを増し続け、
人間社会:また蛮行や惨況絶えず・・、
荒みが止まない自然界と人心・・、
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ネコ親爺ミケ君「スウィング・バンド鹿馬」&
「マイ(グレン)ミラー・マニアの」
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カレンダー絡みでスウィング時代のダウンビート誌1941年の
見出し:「スウィング部門投票、グッドマンとミラーが先行」
晩秋の号から投票案内を開始;翌年・元旦号で最終結果を掲載する
ダウンビート誌の年間人気投票の投票開始1ケ月経過の中間報告
「スウィング」部門でベニー・グッドマンとグレン・ミラーの
として「12月15日号」掲載となります。
p8「クーティ・ウィリアムス、バンドを立ち上げ;ベニー・
グッドマンとグレン・ミラーがバンド・メンバーを入れ替え」
<ニューヨーク発>当地のペンシルヴェニアとニューヨーカー
両ホテル出演で依然動員を競り合っているグレン・ミラーと
ベニー・グッドマンが年末を迎える中、バンド・メンバーの
入れ替えを幾つか行った - クーティ・ウィリアムスが当誌に
語った処では12月初めより遅くならない内に自身のバンドの
リハーサルに取り掛かるとの事で;それについてグッドマンは
彼の後任を見付けてTpセクションの4人編成は維持すると
しているものの、それが「誰」という事は明かしていない。
テックス・ベネキーがテナー・サックスに戻り;ラッシンは
フェイマス・ドア長期出演に向けて自分のバンドを再編成。
空席となったミラーのアルト・サックスにはグッドマンの
許を辞したスキッピー・マーティンが入る - インディアナ
出身の彼は編曲も手掛けている。
「フットボール選手がグッドマンに加入」
グッドマンはトミー・テイラーの退団を認め;カンザス・
シティでジミー・ジョイのバンドを退団したソルト・レイク
出身のアート・ロンドンを、出演中のホテル・ニューヨーカー
に呼び寄せるという驚きの人事を打った。元はフットボール
選手だった彼は長身;金髪で芯の太いバリトンの唄声を持ち
;グッドマンは彼をヴォーカリストとして留めると語った。
ミラーのトランペット・セクションから離れたアレック・
フィラはグッドマンの許には戻らないと伝えられている。
ミラーは現在、アレックの抜けた後任を探している。
「ビッグ・バンド志向のクーティ」
嘗てのエリントン・バンドのTpエースだったクーティは
5人ブラスに5人サクソフォーンにリズム・セクションの
ビッグ・バンドを率いる予定で;ブッキングはウィリアム
・モリス社が取り扱うとの事だ。
11月末にメンバーを入れ替えた他のバンドとしては、男性
ヴォーカリストとしてボブ・ヘイムスの後任にジェリー・
スコットを迎えたボブ・チェスターが挙げられる。
「アルト・サックスにシュワルツが」
この街で今囁かれているのが現在ベニーのトランペット・
セクションにいるビリー・バターフィールドの去就だ:
何時退団するのもあり得るとの事で;ミラーのところに
行くのでは、と云う話も聞こえてくるが;グッドマンに
してもグレンにしても、そうだ等とは言っていない。
バターフィールドは、妻が近々に出産を控えており;
彼としてはニューヨークから離れたくないのだ。
ベニーは彼のバンドのホテル・ニューヨーカー出演が
終わる1月第1週迄はバターフィールドは在団する
見込みが大だと語っている。
スキッピー・マーティンが抜けて空席になったグッドマン
・バンドのアルト・サックスに、最近ソニー・ダンハム
の許を離れたジェリー・シュワルツが入った - 彼は以前
カリフォルニアでヴィド・ムッソのバンドに居た事があり
;今ではそのムッソもベニーのバンドに居るのだ。
さっきのDB誌人気投票の「バンド部門」 - あのまま
イってたらグレンが「スウィート首位&スウィング2位」
といふ『快挙』になっていたでせうが^^;翌’42年
1月1日号掲載の最終結果では「スウィング部門」、
彼は1,737票で4位 - 前掲の画像でいうなら3位の
デューク先生を挟んで;4位のトミー・ドーシーと
2位のグレンが入れ替わった格好ですワ。
でもネ;それにしたって凄い事なのですワ。
御試聴、コンナのどうでしょ:
'Round Midnight (1944) :Cootie Williams
Superman:Benny Goodman (featuring Cootie)
Long Tall Mama:GLENN MILLER
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2023年11月18日
B・グッドマン、「小雪」間近の(1938年)ヒッツ
B・グッドマン、「小雪」間近の(1938年)ヒッツ
自然災害は苛烈さを増し続け、
人間社会:また蛮行や惨況絶えず・・、
荒みが止まない自然界と人心・・、
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ネコ親爺ミケ君「スウィング・バンド鹿馬」の
カレンダー絡み、宜しかったらお付き合いを^^
来週水曜:11月22日で2023年の「小雪」 - 成る程ですね
云う天気模様にネコ親爺ミケ君・棲息地:青森市はなって来ました。
未だ平地・市街地では積もったりはしていませんが;週間予報には
雪だるまマークがチラホラ・・ この初冬の「カレンダー絡み」、
タネ本:"Joel Whitburn's Pop Memories 1890-1954"に助けを
求めたら - ベニー・グッドマンの項でイイの発見でした^^
フィーチュアした"When I Go Dreamin'"当時のヒット・パレードに
加わり始めトータル5週/ピーク・ポジション11位;そして月も
折り返した19日には"Bumble Bee Stomp"(10週/ピーク10位)
;"Is That The Way To Treat A Sweetheart?"(2週/15位)の
2曲が’パレード参加’でした。
それぞれのステュディオ・レコーディング日付けを見てみますと:
「ヴィクター盤 #26021」:"When I Go Dreamin'"は’38年
8月12日;カップリングされた"Blue Interlude"は4日前:8月8日。
「ヴィクター盤 #26082」:"I Had To Do It"と"Is That The
Way To Treat A Sweetheart?"は10月13日で;「ヴィクター盤
#26087」:"Bumble Bee Stomp"と"CiriBiri Bin"も同じく
10月13日でした。
" こうしてみると、"Sing, Sing, Sing"とか"Don' Be That Way"
とか"Stompin' At The Savoy"などのインストルメンタルの
代表曲が’瞬く間に’思い浮かぶベニーですが、ヘレン・
ウォード;マーサ・ティルトン;ルイーズ・トービン;
ヘレン・フォーレスト;ペギー・リー(!!)といった
女性ヴォーカリスト陣がフィーチュアされた唄モノ・
ヒットの貢献度って凄かったんだナ、と改めて・・
御試聴、コンナのどうでしょ:
When I Go A Dreamin:Benny Goodman (Martha Tilton, vocal)
Blue Interlude:Benny Goodman (Martha Tilton, vocal)
Bumble Bee Stomp:Benny Goodman
Ciribiribin:Benny Goodman
Is That A Way To Treat A Sweetheart:Benny Goodman (Martha Tilton, vocal)
I Had to Do It:Benny Goodman (Martha Tilton, vocal)
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2023年10月28日
ベニーとルイーズでI Didn't Know What Time It Was
トービンさんフィーチュア、グッドマンの唄モノトップ10ヒット
自然災害は苛烈さを増し続け、
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プロ野球・日本シリーズ、始まり・始まりでございますネぇ^^
に・しても、今朝BS放送で観たワールド・シリーズ - この
ネコ親爺はガルシア選手の決勝HRとかの打ちっぷりを見て、
(ココが高齢者らしいトコなのさ)”凄い、この人はアメリカの
長嶋茂雄だワ”思うたのですワ。調べてみたら、2023年
11月1日で読売ジャイアンツの9連覇から丁度・半世紀
ですワ - 1973年11月1日木曜、後楽園球場での第5戦
で南海ホークスを4勝1敗で制して、V9でした。
半世紀かぁ、ミケ君も爺さんになる訳だ・・
それにしても今年は、それまで権勢をふるって来た老舗の類との
付き合いを、何かと見直す年だったのかもしれませんJ事務所とか
「紳士たれ」とか謂いながら結構問題も無くは無かった往年の
常勝球団とか - いうなれば昭和から続いた権勢の終焉みたいな・・
タネ本:"Joel Whitburn's Pop Memories 1890-1954"に助けを
求めたら - ベニー・グッドマンの項でイイの発見でした^^
"I Didn't Know What Time It Was" - 歌詞ッコをどうぞです^^
Music by: Richard Rodgers / Lyrics by Lorenz Hart
Lyrics © CONCORD MUSIC PUBLISHING LLC,
Warner Chappell Music, Inc.
I didn't know what time it was
Then I met you
Oh, what a lovely time it was
And sublime it was
Too
I didn't know what day it was
You held my hand
Warm, like the month of May it was
And I'll say it was
Grand
Grand
To be alive, to be young, to be mad, to be yours alone
Grand
To see your face, feel your touch, hear your voice say I'm all your own
I didn't know what year it was
Life was no prize
I wanted love, and here it was
Shining out of your eyes
I'm wise
And I know what time it is now
昨年11月26日に104歳でこの世を去られたルイーズ・トービン
さんのヴォーカルをフィーチュアしたベニー・グッドマン・バンドの
ステュディオ・レコーディングは1939年9月13日に行われ;
同日収録でやはりトービンさんの唄う"Love Never Went To College"
とのカップリングで「コロンビア盤 #35230」となって
リリース;10月28日から当時のヒット・パレードでトータル
13週/ピーク・ポジション6位とかなりのヒット盤でしたワ。
" ミケ君の印象に残っているノは1957年(ワシ生まれた年!)の
コロンビア映画:"Pal Joey"(邦題:「夜の豹」 - 変な題)で
フランク・シナトラが唄っている場面でした - そうや、
それも「御試聴」に入れナ
御試聴、コンナのどうでしょ:
I Didn’t Know What Time It Was:Benny Goodman (Louise Tobin, vocal)
Love Never Went to College:Benny Goodman (Louise Tobin, vocal)
"I Didn't Know What Time It Was" from Pal Joey (1957)
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