2023年01月25日
実母の三回忌
義理堅い親戚から、姉ゴンのところへお供えが送られてきた。
姉ゴンの大好物の、某有名店の海老煎の少量セットだ。
姉ゴン「私の姑の法事には、まだまだ早いし、思い当たる法事が無いのだが・・」
三毛「う~ん、その親戚には三毛の方が親しいから、よく分からんが、お礼の連絡だけしとくわ」
そして一週間ほどしてから姉ゴンから電話がかかってきた。
「そういえば、明日は実母の三回忌やわぁ」
三毛「んじゃ、一周忌と同じ様にしようか?」
海老煎は既に、食べてしまったそうだ。
急遽、適当なお菓子を用意し、姉ゴンが好きで、毎年買っているというデンドロビウム(?)という鉢植えの蘭を供える。
んで、電話をスピーカーホンにして、三毛が下手くそな般若心経を唱える。
「むにゃむにゃ、チ~ン!」
両親のお骨は、まだ姉ゴンのところにある。
跡取りのいなくなった家で、墓じまい、仏壇も片付けた。
「気候のいい時に、大谷本廟にお骨を納めにいこうか?」
大谷本廟というのは、大阪では最も一般的な宗派で、そこにお骨を納めることになっている。
地下に大きな穴が掘ってあり、一定期間、骨壺にいれたまま、そこでお祀りしてくれる。
そして、別の穴にお骨だけ移し、酸性雨を利用して土に還らせるという仕組みになってる。
少子化で、跡取りなんてものにこだわらない庶民としては、こんな仏事でいいのかもしれない。
姉ゴンの大好物の、某有名店の海老煎の少量セットだ。
姉ゴン「私の姑の法事には、まだまだ早いし、思い当たる法事が無いのだが・・」
三毛「う~ん、その親戚には三毛の方が親しいから、よく分からんが、お礼の連絡だけしとくわ」
そして一週間ほどしてから姉ゴンから電話がかかってきた。
「そういえば、明日は実母の三回忌やわぁ」
三毛「んじゃ、一周忌と同じ様にしようか?」
海老煎は既に、食べてしまったそうだ。
急遽、適当なお菓子を用意し、姉ゴンが好きで、毎年買っているというデンドロビウム(?)という鉢植えの蘭を供える。
んで、電話をスピーカーホンにして、三毛が下手くそな般若心経を唱える。
「むにゃむにゃ、チ~ン!」
両親のお骨は、まだ姉ゴンのところにある。
跡取りのいなくなった家で、墓じまい、仏壇も片付けた。
「気候のいい時に、大谷本廟にお骨を納めにいこうか?」
大谷本廟というのは、大阪では最も一般的な宗派で、そこにお骨を納めることになっている。
地下に大きな穴が掘ってあり、一定期間、骨壺にいれたまま、そこでお祀りしてくれる。
そして、別の穴にお骨だけ移し、酸性雨を利用して土に還らせるという仕組みになってる。
少子化で、跡取りなんてものにこだわらない庶民としては、こんな仏事でいいのかもしれない。