つづく、つづくと引っ張っておいて更新おそくてゴメンナサイデスm(__)m
さて、3週間も経ってしまってますが(笑)前回のつづき。
さて、3週間も経ってしまってますが(笑)前回のつづき。
バイクメカ出動指令が出たので出動。
すでにスタートした選手達をごぼう抜きです!エンジンついてるから当たり前。
なんですが、うっかり『最後尾』のビブスを着たままだったので選手の方々に
『えっ!? もう最後尾!?』
って言われました(笑)
あせらせてスミマセンでしたm(__)m
そして、峠の途中で立ちすくむ人を発見。
どうやらリアメカをホイールに巻き込んだようです。ブログ的には写真撮りたかったけどさすがに失礼ですので自粛。
ディレイラハンガーも目視でもわかるくらいにグニャリ…
絡まったチェーンをなんとか解いてリアディレイラーを外し、
『折れたらごめんなさい。』
とオーナーさんに伝え、ハンガーをモンキーレンチで挟んで恐る恐るグイグイしてると一台の車が止まり、降りてきたおじさん二人にしばらくジロジロ見られる。
気になるので振り返ると、そのおじさんと目が合う。
すると、おじさんはニコッとして
『自転車屋です。』
って。
大会が依頼したプロの方でした。
一安心して潔く交代し、今度はワタクシがプロの仕事を見学。
さすが場数を踏んだプロですわ。
ワタクシはハンガーが折れてしまうのが怖くて、恐る恐るしか出来なかったのに、プロの方は
ふんっ!
ふんっ!
おりゃ!
おりゃ!
って遠慮なくグイグイ。
こーわっ…。
なんとかハンガーも許容範囲までは戻り、あとはディレイラ取り付けて調整です。
するとプロの方が、
『あ、そういえば、頂上にもう一人メカトラで待ってるみたいよ。』
『じゃ、そっち見てきます。』
と、プロの方に残りの作業を任せて頂上へ。
そこにいたのは女性の参加者の方。
こちらもリアメカの巻き込みでした。
しかもさっきの方より酷い…。
ディレイラハンガーは
『おいおい、これは戻せるか?』
ってほど曲がり、
リアメカもホイールに食い込んだまま。
プーリーケージもグニュっと変形しています。チェーンも絡まってビクともしません。
正直、ワタクシは匙を投げましたよ。
リタイアを打診し、リタイア宣言されるのを待っていたら、先ほどの修理を終えたプロの方が合流。
さすがにプロでも無理だろうと思いましたが、おもむろにチェーンを切り始めました。
さすがプロ根性です。すぐに諦めてしまった自分が情けないです(´д`)
そして、ホイール、ディレイラーをほどき、ふたたびディレイラハンガーを
ふんっ!
ふんっ!
おりゃ!
おりゃ!
って先ほどにも増して遠慮なくグイグイ。
すると、
『パキッ』
『あっ!!』←プロの人の声
ワタクシ、聞こえましたよ!
パキッていったし、
『あっ!!』
て言ったのも!!
おそらく、グイグイしすぎてディレイラハンガーの取り付けボルトのネジ穴が飛んだのでしょう。
しかし、さすがプロ!
何事も無かった顔してました(笑)
そんなこんなで最後尾スタートしたT師匠も合流し、この方が実質最後尾となりました。
懸命な復旧作業を進めますが、一方、時間も刻一刻と過ぎて行きます。
T師匠と相談し、
自転車が完全に直る保証も無い事
時間的にも厳しい事
この先まだ峠が3つに、細かいアップダウンのつづくコースである事
を伝え、改めてリタイアするかどうか意思確認をしました。
しばらく黙って悩んおられたので、続けたい意思は有るのだと思い、ワタクシの方から
『行けるとこまで行きましょう!せっかくなのでせめて最初のエイドステーションまで行きましょう!』
と、応急処置の終わったロードバイクに再びまたがりスタートです。
ここからは女性の参加者の方、
プロの方、T師匠、ワタクシの最後尾集団で行動です。
少しでも楽になるかな?と、女性の前をオートバイで引こうと女性の前に出て、スピードを合わせようと減速すると、その女性が更に減速…。車間をあけようとする…。
あかん、この人集団走行したこと無いな…。それとも、ただオートバイが怖かったのかな?
先頭引く作戦は不発におわりました。
女性のペースでしばし走り、なんとか最初のエイドステーションに到着。
そこでもパンク修理に手こずっている方のお手伝いしたりして、ほとんど休憩できず再スタートです。
この先は今回のコース一番の激坂峠です。
案の定その女性は足着き。
峠の山頂では、一人の男性が。
この方も足着きで歩いて登ってきたものの、クリートカバー無しだったのでクリートが変形してしまってペダルキャッチが出来ないらしかったですが、
次の休憩ポイントにあの女性はいませんでした。リタイアされる方もチラホラいましたが、女性の自転車は回収車にも乗っていなかったので、無事な様で一安心。
次の休憩ポイントでも数台回収されていましたが、ワタクシがそこに着くのと入れ替わりでその女性はスタートしてました。頑張っておられる様です。
が、しかし、そこから次のエイドステーションまでの間でついに足切りタイムとなってしまい、心苦しいですが、強制回収です。本当はもっと頑張って完走してもらいたいのですが、大会の安全な運営・運行のためには致し方ありません。つらいなぁ~。
そこから先は、80歳のおじいちゃんやら、足がつって路肩で休んでる人やら、、、
最後尾なので、そんな人でも、走行再開かリタイア回収されるまで置いていけません。
中には、平地なのに押し歩きしてる人がいて、
『メカトラですか?』
と声をかけると、
『いえ、自転車漕いだらつりそうなんです。』
って、平地で自転車漕ぐより歩く方が楽ってどーゆー事やねん!
よっぽど限界だったんでしょうか。
そんなこんなで最後尾の勤めを果たし何とかゴール。
そこには感動も達成感も無く、
リタイアする人やら、苦しそうにしてる人やらをずっと見てきたので何だか精神的に疲れました。
各エイドに着いても、最後尾なので、人も少なく賑わいも無いし、会場も片付け初めていたり寂しい…。
正直、もう最後尾はしたくありません。
頼まれればやりますが、自分からは立候補しませんね。
ワタクシはオートバイだったのでまだマシですが、自転車のT師匠はもっと大変だったと思います。
最後尾のペースで走らされ、その最後尾がリタイアしたら、次の最後尾を追い上げないといけない。
チンタラ走ったり、全開で追い上げたり、大変だったと思います。
さすがっすT師匠!!
お疲れ様でした!!
お役に立てたかわかりませんが、大会の運営・進行に携わる事が出来て貴重な経験でした。
今度は自転車で先導しろ!