January 05, 2006

Twins in the Planetarium / Tokyo Tower

20060105futago 今日は2冊の本の読後感。まずは1ヶ月ほど前に友達がプレゼントしてくれたいしいしんじの「プラネタリウムのふたご」。これはとってもとってもとってもとっても気に入った。以前に紹介した私の「心に響いたベスト10」を更新しないといけない!と思うほど良かった。(これがベロニカ・・・の地位を奪うな。)

 クリスマス前に2/3ほど読んで、年明けに残りを読み終えた。なんだか一気に読んでしまうのが勿体無くて、読んでいる時間を大切に少しずつ少しずつ読み進めていたのだ。現代人にとって読みやすいファンタジーの世界。私の好きな要素(サーカス、ふたご、プラネタリウムはともかく、銀河、熊狩りなどの寓話、工場の雰囲気、そして登場人物全ての個性)が詰まっていて、素敵な情景が目に浮かぶ。それぞれの章につけたタイトルも絶妙、ストーリーもうまく作れていて、この1冊を読んだだけだけど、著者いしいしんじさんを、すごくすごく好きになった。

 早速彼の初作「麦ふみクーツェ」と「ぶらんこ乗り」を買ってしまった。ロスの図書館に彼のほかの本があるかチェックしたけどなかったので、ウェブで購入。母に船便での送付を頼んだ。今から待ち遠しい!ちなみにロスの図書館にこの「プラネタリウムのふたご」は置いているようだ。先月検索した時はなかったけどその後近入荷したみたいで、つい最近チェックした時に名前があった!わーい、この調子でどんどん最新の本を置いて欲しいものだ。

 そしてもう1冊は・・・


20060105tokyotower リリー・フランキーの東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~、これはロスの図書館で2ヶ月ほど前に転送サービスを依頼していたのが、年末にやっと到着したもの。

  これは先述の本とは逆で、ほぼ1日で一気に読んでしまった。おとつい読み出し、「リリー・フランキーってこんな文才があったんだ!」という驚きと「リリー・フランキーってこんなこどもだったのか!」という興味でかなり惹きつけられたものの、翌日は早起きだしなあ、と我慢して本を置いた。

そして昨日5時間ドラマを見終わった後「目が痛いなあ」と思いつつ、「寝る前にもうちょっと読も」と手にとったが最後、どんどんと話に夢中になり、目はしばしばなんだけど、結局最後まで読んでしまった。こんな本読んだらますます母親恋し!になっちゃうやんか〜と思いつつ、「そうよ、そうなって何が悪いのよ。」とかぶつぶついいながら。また、この本は笑いと涙のツボを押さえまくっている。ベッドで読みながら大笑いしたり突然「ひ〜」と泣き出したりする私を横から見ていただんなは「この人、やばい〜」とかなり怪しがっていた。

 そして少なからず自分の過去の行いを恥じ、母に詫びたいことのいろいろが頭をよぎる。そしてやっと成長した今できるだけのことをしたいと思いながら満足に会いに行くことすらできない現状にため息。読めば読むほどそんな反省と感傷も大になる。自分が偉そうなことなんて何も言えない小さな存在であることも、母がどれだけ子供達に尽くしてくれたかも、胸がしめつけられるほどのっかかってきたりする一瞬もある。はっきり言ってここまでの影響力が1冊の本にあるのか、と思う程、胸に沁みた本だった。リリーさん、すごい告白本を書いてくれてありがとう。

 今までは「ミラクルタイプに出てくるシャイなのかエロいのかなんかよくわからんおじさん」としてしか映っていなかったリリー・フランキー、今日からは一種畏敬の念を持って見てしまいそうだ。


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この記事へのコメント
mikiさん、こ、これはっ!!
「麦ふみクーチェ」がすごくいいと前に聞いてからというもの、いしいしんじさんのことすごく気になってたんです〜*まだ読む機会がないんだけどやっぱりこの著者、私の好みそう・・・。mikiさんずばり見抜きましたね(笑)。
うぅ、読みたい本がたまっていく一方です。
意識して時間を取らなきゃ(^^;。

東京タワーはこれまた書評を読んで気になってた本!
嬉しい悲鳴です〜***紹介ありがとう!
Posted by まぐ at January 10, 2006 16:35
東京タワー、読み始めました。
妹が置いていってくれました。
とても話題になったようですね。
Mikiさんの感想を読んでさらに楽しみになってきました。
そして私も(まだ読み始めたばかりですが)すでに「ふふっ」と吹き出してしまいました(^^)。
また読み終わったら、感想コメントさせてください。
Posted by Eugeen at January 13, 2006 11:07
ほんと、2006年もまだ始まったばかりですが、2006年に読んだ本ベスト10に必ず入ると思うものです。かなりオススメします。私小説的なものなので、それぞれが自分の家族に持つ様々な思いや出来事と照らし合わせられる反面、正直な感想は他人にはなかなか言いにくいかも、って感じですが、読後感、是非お聞きしたいです!
Posted by miki at January 13, 2006 13:48