こんにちは、MIKIです♪
今日はちょっと住宅について書こうと思います。
先日たまたま近くの図書館に立ち寄ったときに一冊の本を見掛けたのです。
その本は住宅に関する本でした。

その本には「いい家が欲しい」ひとは・・・そして住み心地のいい家’は・・・云々と書かれていました。
 どうやらその本の著者の主張は
・・・‘いい家’そして‘住み心地のいい家’とは外断熱の家である・・・
とのことのようでした。
私はその時その本の著者の主張の大意が分かった後、ちょっと意外な気がしたのを覚えています。

というのは‘いい家’そして‘住み心地のいい家’という言葉から私が勝手に想像した内容は‘何か建築計画に関わる主張’であろうという事だったのに対し、実際はまるで違って‘工法’そして‘建築環境(湿度)’に関わる主張’であったからでした。

私にとって‘いい家’そして‘住み心地’という概念は主体的に‘住宅の在り方’‘建築計画’‘デザイン’に係わるソフトな概念としてあるのに対して、その本の著者にとっては‘工法’そして‘建築環境(湿度)’という物理的ハードな概念としてあったのです。
そのことに気付いて、あらためて「人様々、十人十色なんだなあ。」とつくづく思ったものでした。

ところでこの「いい家が欲しい」というフレーズは、普通ですとすんなり‘その通り’と納得されるフレーズのはずなのですが、この場合はそこに落とし穴があります。
 というのはこの‘いい家’という概念が上に書いた例のように、人によって相当違にも拘らず、つい同じはずだと思い込んでしまうからです。

どうしてそうなるのかですって?
それはいろんなモノに関しての好みや価値基準は人様々で、生活パターンも十人十色だからです。
料理が好きで台所はプロなみにするという方や料理はほとんどしないので形だけ有ればいいという方もいますし、ずっと家族と過ごすので個室は寝る所だけ有ればいいという方やほとんど個室で過ごすという方。
そして極端かもしれませんが、自宅に帰るとずっと裸で過ごすという人もいます。
でも普通、各人各様でそれほど個人差があるとは思っていないからです。
しかし実際は、住宅ほどプライベートで個人的な好みが顕著に現れる空間・場は無でしょう。

ですから人にとっては‘いい家’であっても貴方にとっては必ずしも‘いい家’とは限りません。逆もまた真です。
住宅は毎日の生活の場であり、どんなに疲れていても‘最も寛げる場’‘癒してくれる場’であり、‘明日への活力を与えてくれる場’でまた‘家族の絆’を育んでくれる場でもあります。
従って全ての人が違っているように‘いい家’というのは人によって違ってくるし、違って当たり前ともいえるでしょう。
‘いい家’を造るためには、自分にとって‘いい家’‘住み心地のいい家’というのは?という問いかがまずは必要なようです。

では‘いい家’を造るためにはどうすればいいのでしょうか?
また‘いい家’を造るための条件というものは有るのでしょうか?

私は‘いい家’の条件というものは有ると思います。
そしてその‘いい家’を造るための条件というものには2種類の種類があると思います。

その2種類の条件というものはどういうものだと思いますか?

第一の種類の条件はよく建築(住宅)性能と呼ばれるものです。
建物の機能とその性能で、数値や基準で表すことが出き、客観的に評価され得ます。
これらの条件がある程度の基準を満足させない場合いわゆる欠陥住宅ということができます。
耐震性能・耐火性能・断熱性能・防音性能・換気性能などなどで、
住宅性能表示制度という制度もあります。
構造の安定性・火災時の安全・劣化の軽減・維持管理更新への配慮・温熱環境・空気環境といった9つの項目で住宅性能を評価します。
これらの住宅性能の高いものほど‘いい家’というわけです。

では第二の種類の条件とはどういうものでしょうか?

こちらの条件には客観的数値基準といったものはありません。
なぜならこちらの条件は、空間的特性、相関性や心理的効果といったものが中心で、
使いやすさ・利便性・機能性・快適性を高め、事物の意味性や価値を的確に表現し、親しみやすさ・安心感・活動性・期待感・豊かさ・などを様々な物・事・空間に付与するもだからです。
一般的には、建築計画・空間性能・デザイン(意匠){アプローチ・動線・スペース・形態・繫がりと隔たりや空間的或いは時間的相関関係・ヴィスタ・明暗・質感・色彩などなど}などと呼ばれますが、感覚的な要素を多く取り扱うことから全く客観性のない主観的なものと思われ勝ちです。
しかし、使いやすさ・利便性・機能性・快適性の他、意味性や価値というものは心理学的客観性をもつ建築性能として単に美しい物や空間を創るということではなく、
背景としての文化と伝統をもふまえて、第一の物理的性能に負けず劣らず重要なものです。

次の機会に‘いい家’の条件をさらに具体的に述べてみたいと思います。

ホームページにも住宅デザインのページがあります。
宜しければそちらもどうぞm(_ _)m。
   

いい家がほしい