2012年05月08日

シリアスは1人きり

「ノスタルジーと化せば全ては美しい」

人びとがみな通りすがりならわたしは誰にでも優しくいれるかもしれない。

井の頭公園でのお花見は、2012年4月5日。ちゃんと日にちを忘れないようにと思うのは、来年のため。通りすがりの人々との思い出のため。

喧騒よありがとう。

通りすがりのフルート奏者と
通りすがりのティーナと
通りすがりのホームレスと
歌った歌は、
さくらさくらや春の小川や。
年齢も性別も国籍も肩書きも超えた、
何も変わることの無い革命です。
喧騒のお陰です。
小さな輪の中ドキドキしていた。
喧騒によりそれは誰にもバレていないようだった。
誰も見向きもしないのだ。
小さな輪で見つめ合ったのだ。
さくらさくらや春の小川で、
桜の木にだって見向きもしないのだ。
フルート奏者とティーナは夜の街に消えて行った。
ホームレスのおじさんは、
こんなに楽しい時を過ごせて本当に嬉しい、一生忘れない、と言った。
続けて
「この子は良い子だ。大切にしなさい」
わたしの隣にいた男の子にそう言った。
男の子は「大切にします」と言ったし
わたしも「大切にしてもらいます」と言った。
「来年も同じ日に同じ場所で会いましょう」
おじさんは
「来年まで生きてないよ」
そんな事を言うから
絶対に忘れずに、
来年の4月5日、
また同じ場所で、
思い出したい。

来年まで生きてないよ。
そんな事言うおじさんが、
楽しいと言ってくれて、
嬉しいと言ってくれて、
忘れないと言ってくれて、
わたしを良い子と言ってくれて、
隣の男の子は嘘をついたし、
わたしも嘘をついて、
涙が出そうだったから笑った。

井の頭公園でのお花見は、2012年4月5日
来年のお花見は井の頭公園で4月5日。

通りすがりの楽団による演奏は行われないだろう。
だけど思い出すから良いのだ。
忘れそうで怖いな。


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2011年08月29日

あいつの気持ちわかりすぎるくらいよくわかる

「しゃべりすぎた翌朝落ち込むことの方が多い」

こんな現象をZOO現象と呼んでいるのですが、
イヤな気分です。
オシャベリミックを知っているヒトからしたら意外に思われるかもしれませんが、
数年前までの基本設定は人見知りの無口な女だった。
その時はその時で、
なんにも言いたいことを喋れなかったと落ち込んでいた。
ヒトと話すことを覚えたって
余計なことを喋ってしまったと落ち込む。

誰でもそういう部分は持っているでしょうが、
自分の人格が100個くらいあってそれがクルクル回ってとても疲れる。
中学生の悩みみたいに、
自分がなんなのかがよくわからない。
いつも何してても、
誰かがカラダを乗っ取っているような気分で、
常に俯瞰から自分を見つめている自分がいる。
オシャベリな時は無理して喋っているような気分になるし、
無口な時は無理して押し黙っているような気分になる。
俯瞰から見下ろしている自分が本当の自分なら、わたし誰とも喋ったことない。
書いてみてあ、
そうかもと今思った。

しゃべればしゃべたってしゃべるなてしゃべらいるし、しゃべねばしゃべねでしゃべろってしゃべらいるし、どーせしゃべらいるんだば、しゃべねでしゃべらいるより、しゃべてしゃべらいだほうがいい

なんて津軽弁の早口言葉がありますが、

喋ったら喋ったで、
喋るなって喋られるし、
喋らなかったら喋らなかったで、
喋ろって喋られるし、
どうせ喋られるなら
喋らないで喋られるより
喋って喋られた方が良い

なんてさ。

それにしても喋りたいことってなんなんだろうと思う。

ひとつ言葉を生み出すと同時に、
その都度それは本当?それは何故?
こんな風に疑問が生じて、
常に考えは更新されていくし、
つまりはひとつ言葉を生み出したら永遠に新しい言葉を探して生み出すしか無いと思う。必然的に。
独り言も同じこと。

だから自分がわからない。
お前は誰だって常に自分に問いかけている。
問いかけられる。
その答えは常に更新されて、
更新された答えに対してまた更に疑問が生まれて、
お前は誰だと問い詰められる。
問い詰める自分に
え、あんた誰?。
って思うから、
あんた誰って聞き返すよね。
お前は誰だ。
独り言でしかない。

独り言でよく言うのが
ミックミックミックミック
って自分の名前を連呼すること。
自分であるはずの誰かに、お前は誰だと問われるから、
ミックミックミックって自分に対して答えてる。
ミックだよねって。
ミックだよね。
ミックって誰だよと思う。
ミクニメグミとも言う。
三國愛実。
誰なんだろうか。
コジコジはコジコジだよとコジコジは言っていた。
ミックはミックでしかない。
ミックはミック。
ミックミックミックミック。
ミックちゃん。

俯瞰から見下ろしている自分が本当の自分なら、わたし誰とも喋ったことないわ。
ミックとしか喋ってない。
それなのに
「しゃべりすぎた翌朝落ち込むことの方が多い」
とか、
喋らなかったら喋らなかったで、
なんにも言いたいことを喋れなかったとか。
喋るって動作には、
対相手が付き物で、
俯瞰から見下ろしている自分が本当の自分なら、誰とも喋ったことないわたしは、
喋りたいことってなんなんだろうと思う。
ZOO現象に乗っ取って考えたら、
「愛をください」
それだけかもしれない。
落ちがつきました。


最近サカナと花を育てています。
ああサカナかわいい。
ああお花咲くかな。
それだけの感情で、
エサをあげて、
水を与えてる。
そん時だけは、
ミック俯瞰から見下ろした感じがしない。
そん時の自分、とてもリラックスしてる。
ああサカナかわいい。
ああお花咲くかな。
それだけの感情で、
エサをあげて、
水を与えて、
愛をくださいなんてアホな要求しないからな。
うぉううぉう。
サカナかわいい。
早くお花咲かないかな。
ヒマワリ育ててます。
ちと夏に遅れ気味なんだよ。
咲くだろうかね。

こちらミック。(確実に)


愛をください
e52c8606.jpg
d5f91422.jpg
cddcd042.jpg


キスキスキル
さよなら
9917bcea.jpgぷくめんと水槽に映ったぷくめん
お前誰だ



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2011年07月21日

ダイヤモンドは砕けない

青森へ帰省中。
何年も会ってなかった母方のおばぁちゃんの家へ行きました。
昔住んでいた古びたボットン便所のアパートから、
違うアパートに引っ越しをしていた。
それも古びたボットン便所のアパートだった。
お母さんが生まれてすぐに、お母さんのお父さんは亡くなったので、
母方のおじいちゃんとは会ったことない。
おばぁちゃんはあの古びたアパートに1人で住んでいた。
わたしが小さかった頃、そのアパートでおばぁちゃんはたくさんの鳥を飼っていた覚えがある。
うるさく喚く鳥の鳴き声と、
ヘンテコなニオイ。
いつの間にか、
鳥たちは死んで、
おばぁちゃんの家は静かになった。
だけどヘンテコなニオイはずっと染み着いていた。
新しいアパートはヘンテコなニオイはしない。
日当たりも前より良い場所だった。
ヘンテコなニオイのしない、日当たりの良い、古びたアパートにおばぁちゃんはこれから1人で住んでゆく。
電話は相変わらずのダイヤル式の黒電話で、なぜだか安心した。
優しいおばぁちゃんでは無かったし、
わたしも優しい孫では無かった。
だけど久しぶりに会ったら、とても喜んでいた。
照れくさかった。
一緒に行ったお母さんは、
反抗期の中学生みたいになってるし、
お母さんはおばぁちゃんの子どもなんだなぁと思った。
途中、トモダチから電話が来たので外に出て話をして、
家の中に戻ると、
お母さんは絨毯の上で眠っていた。
夏の陽気が暖かい、
昭和の家具たちが置かれた部屋で、
眠るお母さんと
そのそばにおばぁちゃん。
まだわたしの生まれていない過去にタイムスリップをしたような気分だった。
いつかわたしはこの2人の孫になって子どもになる。
おばぁちゃんはわたしに指輪を3つくれた。
ひとつはこの古びたボロボロのアパートに不思議と似合う、とても似合う、
小さなダイヤモンドの指輪だった。
叶姉妹にこれもダイヤモンドなの?って疑問視されるくらいの小粒のダイヤ。
「これだっきゃ、
何十万円もするんだ。」
と言われて
「んじゃあ速攻質屋に売りに行きます。」
とおちゃらけて言ったけれど、
本当は大切にする。
わたしはおもちゃの指輪で充分な方。
おもちゃの指輪はすぐに無くしちゃう。
今までたくさん無くしたおもちゃの指輪たち。
ダイヤの指輪は無くせない。
おもちゃの指輪だって無くしたくなかったよ。
だけどこのダイヤの指輪は、
無くさないでもなく、
無くしたくないでもなく、
無くせないと思う。
そのためには大人にならなきゃと思う。
無くせないものが増えた。
古びたボットン便所のアパートに似合う、
叶姉妹が首を傾げるレベルの小さな小さなダイヤの指輪。
おばぁちゃんから貰ったんだ。
無くしたら二度と手に入らない。
それは値段の話じゃないわねって叶姉妹が頷いてる。
宝石の価値の意味。

今週末くらいまで青森にいます。

ミック
お外で鳥が鳴いている。
朝の5時。


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2011年06月25日

見せたいだけの人

小学生の頃に授業をサボる時の隠れ場にしていた、四階の音楽室の前の開かずのトイレ。
そこの壁に落書きされていた絵を見つめながら何をするわけでもなくただただ座っていた。

なんでも無い道路の風景を写真におさめて、消失点までギリギリに、
電柱の横に平行した黒い線を引きたいと思う。
極太マジックで。
ほんで地面に一本だけ引く白い線を探したい。
写真におさめてと言ったけど、
写真におさめなきゃできないから。
できることなら外に飛び出して、
電柱の横に黒い線を引きたい。
電柱と平行に、
極太マジックで。
引いて歩きたい。
夕暮れ時に恐ろしそうだ。
頭ん中でしか見えて無い光景。
言葉を使っても説明できない。
だから電柱の横に黒い線を引きたい。
電柱と平行に、
極太マジックで。
それを見せたい。
夕暮れ時に、
きっと恐ろしいから。
立ち並ぶお墓の横にも線を引きたい。
黒い極太マジックで。
地面から突き出てるもの全ての横に黒い線を引きたい!
極太マジックで。
生き物には引かない。
草花にも引かない。
ほんで地面に一本だけ引く白い線を探したい。
そんなこと思う。
そんでそれを夕暮れ時に見せたい。

ずっとずっと弟が欲しいって思ってたんだけど、
夢の中で23時間しか生きれなかった弟がいたって、お母さんから聞いた。
その生きた23時間の間で書いた彼の自伝は、
たくさんのヒトに昔から読み継がれている有名なベストセラー小説だった。
わたしも何度も読み返すほどの、
わたしのバイブルだった。
お墓の場所をお母さんから聞いた。
お母さんはいつも忙しいし、
お兄ちゃんと妹は、
わたしを馬鹿にしてわたしの話何にも聞いてくれないから、
弟のお墓に行って、
たくさんの話を聞いて貰いたいと思った。
弟なら聞いてくれると思った。
自転車走らせて、
山の向こうのお墓を探しに言った。
国道4号線はいつも海と平行して延びている。
死亡自己多発の4号線は別名死号線とも呼ばれている。
国道4号線を自転車で走らせた。
弟のお墓探しに。
海のそばでは人々が魚をとってた。
泳いでた、
花火大会が行われていた。
なんでも海の周りで起きてる。
それを横目に自転車を走らせた。
弟のお墓探しに。
見つけられないまま夢から覚めた。
お母さんからの電話の着信で起きた。
もしもしと言った、
いつ青森に帰ってくるの?
と聞かれて、
まだ決めてないと答えた。
何日くらいいるの?
と聞かれて、
3日くらいと答えた。
短いとお母さんは言った。
寝ぼけ眼で、
わたし弟いた、
夢の中で。と言ったら、
また夢ばっか見てと言われた。
弟が欲しかった。
可愛がって一緒に遊びたい。
電話を切った後にまた眠った。
夢を見る余裕がある。
弟は夢の中にしかいない。
夢の中にしかいない。

つづく

夢の話でしかない。
見せたいから絵描く。

6b3fc651.jpg描きたいように描きたいな。
描きかけを見せる時点で見せたいだけのヒト。

夢の中で生きているから大丈夫だ。
夢見る余裕があるとはなんて幸せ。

ミック



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2011年05月24日

恋と原子力

眠れないわけは眠たくないから(トモフスキー)
雨が降っている。
ミックだよ。
ブログ書くブーム。
調子が良い証拠です。
この前ドラムのゴットンが夜中に突然おトモダチを連れてお家にやって来てイキナリお酒パーティーをしたのですが、
始めに「今日まだ飲んで無かったの?」
と聞かれ、
別に毎日飲んでる子じゃないよ!
と答えたら、
ひろやー様に、
「前まで毎日飲んでたじゃん」
と言われ、
はてなマークを浮かべながら思い返していたら、
そんな時期もあったあった。
去年の秋くらい、
ちょうどブログをあまり書いていなかった時期でしょうか。
アルコール分が無くなると手が震え、
アルコールを吸収すると生き返ったー!
ってな。
忘れていた。
短期間で脱皮したわ。
青森は水道水がとてもキレイで美味しかったのですが、
こちらのマチの水道水は飲めたもんじゃない。
なのでスーパーで飲み物を買って飲むわけですが、
色々と試した結果ウーロン茶が一番美味しい。
ウーロン茶美味しい!
毎日お酒飲み飲み女からウーロン茶飲み飲み女に変わったよ。
、と書いていたらビールが飲みたくなって来た。
アレ。

たけしのTVタックルで、
科学者や政治家やいろんなヒトが原発問題について議論していて、
歩く原発事典のヒトの笑顔は不気味だし、
怒鳴り声や重なる声も耳障りだし、
たけしはだんまりだし、
イヤでイヤで見るのヤメた。
ミックもだんまり。
「沈黙が一番うるさい」とは誰かの名言で、頷きつつも首を傾げる。

あのさ、最近スキなヒトができたんだよ。
中学生以来の恋をしている。
英語で恋がLOVEと訳されるのが不思議で不思議で、
外国には恋と愛の概念の違いは無いんだろうかと疑問に思う。
あの子に恋してると
あの子を愛してるじゃ
全然違うのに、
どっちもアイラヴユーだなんて。
少し残念。
恋してる。
戦場の少女も恋をする。
内田裕也も恋をする。
恋バナしようかな。
恋の花を咲かせましょうかな。
AKB48の子たち全員とも恋バナで盛り上がりたい気分だよ。
イチ押しは秋本才加ちゃんだよ。

他人の夢の話ほど聞いていてつまらないモノは無いとは良く言われますが、
恋した彼はわたしの夢の話も一生懸命聞いてくれる。
楽しいファンタジックな夢の話はおもしろいねって笑ってくれるし、
リアリティな悪い夢見て昏睡していれば、
夢だよってお茶飲ましてくれる。
ほんで夢から覚めるまで待っててくれるし、
夢を見ててもいてくれる。
彼が笑ってたら嬉しくなるし、
苦しんでたりイライラしてたりしたら悲しくなる。
ずっと前からそうだったんだけど、
もしかしてこの気持ちを恋と呼ぶのかもと最近気づき始めて、
そうしたら恋でしか無くなって、
今、恋してる。
スキ過ぎてどうしようと思う。
彼に他にスキなヒトいたらどうしようと思う。
彼を苦しめる何かがあったら、
退治したい。
だから強くならなきゃと思って訓練にも気合いが入ってます。
彼をたくさん笑わせたいと思えば、
おもしろい事たくさん見つかります。
初恋。
レンアイの達人と呼ばれるヒトが度々いますが、
そんなヤツは絶対に達人じゃないと思う。
だって恋の始まりはいつだって初心者でしょ。
幼稚園児もシワシワのバァさんも。
初恋してる。
ウキウキするよ。
スキの気持ちで爆発しそう。
この恋のパワーをエネルギーに変換させることができたら、
世界中の原子力発電所もいらなくなって、
世界中を明るくできるのにと思う。
それでも有り余る程にスキ。
ミックがこんな話してたら変かな。
恋には変にさせられちゃうものですね。
変になっちゃった。
恋しちゃった。
ぎゃー!
科学者さんは原子力に変わる新しいエネルギーに、音で生み出すエネルギー、地面を踏む重さで生み出すエネルギーなど色々と開発途中でした。
恋のエネルギーで電気はつかないけど、
恋のエネルギーで生きれるわ。
ラブソングもラブストーリーも大昔から無くならないもんな。
ま、全部嘘なんですけどね。
やめさして貰うわ。
ゲロ吐きそう。
前のブログが重すぎたと噂だったので軽めの話をしてみました。
吐き気がするほどロマンチックだぜ。
「愛は知っても恋を知らないわたしは世界で一番つめたい人間アデュー。」
ライブ来てネ。

牛乳プリン食べてご機嫌なミック

みんな恋してる?



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2011年04月09日

春にしよう、次夏ね

この前は無理矢理春だ!!と叫んでみたけれど
初めての雪の降らない街での越冬は、やっぱり春の知らせがわかり辛い。
昨日は雨が降ってたし、なんだかな。
わかんない。

雪の降る街の車窓から、いつもの様にアルコールにまみれて(外を歩く人々は寒そうだなぁ)なんて朦朧とした中思いながら、カーステレオから流れるスキなお歌をラララと歌って、
暖房のついた車の中でぬくぬくと、
明日もあさってもきっとこんな風でしょうと、疑いもせずに過信していたら天地は逆転。
人通りの無い道ばたで突然大雪の中に放り出された。
それは2月というだけの夜。
寒いも何も感じる前に何が起きたかもわからずに、
さっきの自分みたいに車窓から寒そうだなぁなんて見られる事もない誰もいない道。
取り残されて大雪の中で大泣きをした。
アルコールのお陰で朦朧としている。
アレ、さっきまで楽しかったし暖かかったしスキな歌うたってたのに、
なんでだろう。
調子に乗りすぎていたんだな。
調子に乗りすぎていたんだよ。
ギシギシ音を立てながら、足にまとわりつく雪は重い足取りを更に重くして、滑り転げたら惨めさが増してきっとちょうど良かったでしょうに、
積雪10cmを越えた道は滑るのでは無く重いのです。
さて帰る場所は無くなった、
そんな時に帰りたくない場所は帰るしかない場所で、ボロボロになりながらどうしようもなく、ろくに口も聞いたことの無い人の扉を激しく叩いて錯乱した。
2月というだけの夜。

帰りたくない場所は居心地は悪くても暖かかったです。
暖かいだけで救われました。
調子に乗りすぎていたんです。

鎧を纏ったカラダに突きつけられたナイフは、心臓には達さず、死ぬわけも無し、ガチャガチャ鎧だけが崩れ落ち、ただただなんにもできないなにも無い裸んぼうのわたし。
もうこんな風じゃ生きていけないとおよよおよよと初めは泣いていたけれど、考えてみたら生まれた時から裸んぼう。
いつの間にか纏った鎧で強くなった気でいただけで、
初めからなんも変わんない。
涙が尽きたら気づいたのは、傷ついたカラダなんかじゃなくて、なんだか少し軽〜くなった、どこへでも行けそうな自由な気分。
鎧を着ることはなんでもできるよな強い気持ちにさせてくれたけど、実のところは重くて重くて自由に身動きがとれていなかった。
それでもやっぱり
裸んぼうは、寒くて寒くて恥ずかしいね。
そこでやっとわたしは自分の着たい服を選ぶことを覚えた。
重い重い鎧なんかじゃ自由に踊れもしませんわ。
あれはただただ2月というだけの夜。
寒かったから良かった。
大雪だから良かった。

春が来るのを待ちわびるのは、厳しい冬のお陰。
春が来たときの喜びも寒い辛い冬のお陰。
スキもキライも嬉しいも悲しいも躁も鬱もとにかくなんでも振り幅が大きくて、
上がるときは一気に上がるから落ちた時にズドーンとギャップが痛い。
辛い冬を乗り越えたからの春の喜びもスキでした。
辛くなきゃわからない。
痛い目見なきゃわかんない。
欲しくない傷も作るよ、痛くなきゃわからないんだもん(みつもちだま)

痛いのはいやだ、
辛いのはイヤだ。
楽しいが欲しい、
喜びが欲しいよ。
痛くなきゃわかんないなんてよー。

2つの季節を知れるって良いねってヒマワリちゃんが言ってた。
良いかもと思った。

この街ではまだまだわかり辛い春の知らせも、来年、再来年と時が経つうちに、
じわじわとくる季節の変化を敏感に感じられるように、
そんな楽しみ方ができるように、なれたら良いな、慣れるかな。
今はまだわかんない。

鎧は崩れてなんだか少し軽〜くなって、どこへでも行けそうな自由な気分で
フラリと新しい生活を始めたくなったけど、
まだまだまだまだ慣れなくて逆にどっかに吹き飛ばされそう。
ふらふらふらふら。
好きな服着て両足でシッカリ立って、
シッカリ立って
それから少しずつ少しずつ慣れていきたい。
いろんなことと新しいこと。

春は来たんだな。
じゃ次は夏!!
次は秋で次が冬!
んで春くる!
したら夏来て、
秋来る。
ほひたら冬来てまた春来る!!!!!
全部全部楽しみだよ。
ここから始まるのだわ。

骨折ミック
好きな歌ラララと歌おう



mikkujagaimo_ at 18:14|PermalinkComments(6)

2011年04月02日

チヒロ

チヒロは世にも奇妙な世界の王子様。
覗きたいヤツだけ覗けよなぁ。
認めないヤツは帰りなさい。
足を踏み入れたらいっかんの終わりだぞ。
チヒロはわがまま王子様。
王様は知らない。
どっかにいるのかね。
チヒロはわがまま王子様。
だけどみんな、
心のどこかで
スリリングを欲してる。
世にも奇妙なチヒロの世界はスリリングで魅力的。
いつの間にかあなたも映画の世界。
だからみんなチヒロが大好き。

方やミックはどこの世界の住人でも無いただの汚い野良猫。
時々人間はエサをくれたり、
踏んづけられて蹴られたり。
だから
感謝したり憎んだり。
優しいなとかぶっ殺すぞとか。
人間って優しいにゃーとか大嫌いとか。
惨めなわたしを同情で優しくしてくれて、
惨めなわたしを憂さ晴らしの道具に使われて。
どっちにせよどこの世界の住人でも無いただの汚い野良猫。
見下されての優しみやイタイイタイ。
誰も気づいて無いでしょ。
わたしだって見下してるのよ。
人間ってバカだにゃー。
優しみも憎しみも、
どれをとってもバカだにゃー。
言葉喋れずたくさんの人間を見つめてきて
スキもキライも人間がいる。
ヒトヒトヒトヒト、
優しくされたら嬉しいよ。
だけど一番は帰るおうちが欲しかった。

世にも奇妙な世界の王子様チヒロは、
それはそれは奇妙な変わり者で、
どこの世界の住人でも無いただの汚い野良猫ミックを、
チヒロワールドのヒロインにしたてあげた。
こんな小汚い野良猫にそんなん見出すチヒロはやぁやぁなんて変わり者!
世にも現実な世界の人々はバカかと笑うでしょう。
そんなのへっちゃら。
笑ってる顔おもしろい。
ちゃぁんとこちらの世界でも、あなたたちのコト見て同じようにバカかと笑っているのよ。

チヒロはわがまま王子様。
捨て猫ミックをバカにしながら可愛がってくれる。
不細工な着せかえ人形になる。
遊び道具なの。
ただの玩具なの。
飼い主だから、
調教されてるの、
言うことなんて本当は聞かなくても良いの、
だけど楽しいから遊んでるの。
時々このまま殺されちゃうかもと思う時もあるわ、
そりゃそりゃミックも黙っていられない時々噛みつく引っかくそっぽ向く。
それも楽しい遊びだよ。
だってチヒロはミックをスキだしね、
ミックもチヒロがスキだしね。
だからなんでも無問題。
その上では無問題。
もしもチヒロがミックを本当に嫌う時が来たなら、もうミック全部が全部大キライ。
結局ホントはただのどこの世界の住人でも無いただの汚い野良猫だから、
世にも奇妙なチヒロの世界も、
世にも現実な世界にも、
行ったり来たり、
繰り返し。
どこの世界の住人でも無いただの汚い野良猫だから。
だけどキレイな首飾りくらいは欲しいと思ってる。
本当は犬になりたいし、
猫より犬の方がスキなんだよ。

どちらの国でもビートルズが流れてる。
最近ビートルズを聴いている。


ほんでチヒロはこんなミックを見て笑ってるんだよ。
そんなんも知ってるよ。


ビートルズを最近聴いている。

あのね、
この前の大地震はチヒロが起こしたって。
だから憎しみどころを探してるヒトはチヒロを憎んでしまえば良いよ。
どうしよう、
ミックそれでもチヒロのことスキだよ。

男と女の話にしないでよ。
わたしトランスセクシャル星人なんだから。



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2010年04月07日

過激なロマン主義

c12b201a.jpg青森の雪はもう溶けたでしょうか。

深夜の東京の人気のない桜並木の下で、知らない男の人とタバコを吸ってお酒を飲んだ。
1人まどろむ彼の姿を見つけた時はなんだか素敵なことが待ってる風に感じたし、素敵な風にしたいと思ったけど、ぜんぜん素敵なことはなく、だけど素敵に終わらせたくて、23日の深夜0時に、同じ場所で待っててね、必ずまた会おうなんて約束を最後にして、手を振ったけど、なんでそんな約束しちゃったのさ、あんた絶対に忘れちゃうくせにってチヒロに怒られてしまって、確かに忘れちゃうかもなぁって思ったし、別にそんなにもう一回会いたいなって思うほど仲良くなったわけじゃなかったし、だけど待っててくれたら嬉しいと思った。
きっとわたし忘れちゃう。
待っててくれたら嬉しいな。
風が気持ちよかったからランランランって歌をうたった
ハードボイルド演じるために飲んでたウイスキーの瓶は半分も飲まないうちに落として割れた。
夜の魔法が溶けないうちに早く眠りたいと思った。

つづく


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2010年03月29日

黒い安息日

ca167f3e.jpg
ed2a99ee.jpg
a8069ddb.jpg
衝動的に書いた文消した
携帯復活したよ
きっと来月末にまた止まるかな

昨日の朝はフライパンで焼いたバナナをヨーグルトにぶちこんで、上手に焼けたパンにマーガリン塗って半分には目玉焼き、もう半分にはハーゲンダッツのリッチミルクを乗っけて食べた。コーヒーには砂糖を入れなかった。
そしてタバコを吸った。
テーブルの上にはピンク色のバラが開ききってる。
アツアツのトーストの上でゆっくり溶けていくアイスクリームにうっとりとして、良い気分に酔いしれながらも、5日間洗ってないカラダからは異臭が漂っていた。
本当のところは前の日の晩に、キラキラのラメラメの入浴剤を入れた湯船にゆっくりつかって、風呂上がりにお酒をたしなむ程度に飲んで、ふわふわのベッドの上でペデュキアを塗りながら映画を見て可愛くて少しセクシーなネグリジェを着てアロマの香りに包まれながら、イヤなことは思い出さない、難しいことは考えない、明日の朝食べる予定の目玉焼きの黄身の色とか、そんくらいのことを頭ん中に浮かべながら、スヤスヤ眠り、やかましい目覚ましの音なんかじゃ起きない、カーテンの隙間から漏れる太陽の光で自然と起きて、なんか夢を見た気がするんだけど、うーんと背伸びをしたらもう忘れちゃって、朝の一服をしたらふかふかのクマの形したスリッパをはいて台所に向かい、フライパンで焼いたバナナをヨーグルトにぶちこんで、上手に焼けたパンにマーガリン塗って半分には目玉焼き、もう半分にはハーゲンダッツのリッチミルクを乗っけて、砂糖をタップリ入れたコーヒー&シガレッツ、テーブルの上にはピンク色のバラが開き、アツアツのトーストの上でゆっくり溶けていくアイスクリームにうっとりとしながら朝を迎えたいのだ、と思ったけど、本当にそんな風に朝
を迎えたいのだろうか、とも思った。
悪くない、悪くはないはずなのに、
なにがいけないのか。
洗うために手にした食器をめちゃくちゃに割ってしまいたい衝動にかられる。
テーブルの上のバラの花が急に憎たらしくなる。
食器なんて洗ってたくない。
全部割りたいぶち壊したい。
バラの花に癒されるわけない。
助けてくれない。
意味ない意味ない
意味ないけど罪ないね
罪ないけどつみたい
意味ないけどつみたい。
ちぎって捨てたい手のひら血だらけにしたいバラバラにしたい。
我慢した、
涙出た。
頭の中でマイバックページが流れた。
バンドがやりたいんだと思った。
ずっと前からそう思ってた。




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2010年03月16日

黄昏はbitter

b5d6e4a0.jpg小汚いビルの一角で人知れず営業してるクスリ屋のおっちゃんは初めて会った気がしなかった。子供のころから見守ってくれてたような、それかわたしもおっちゃんと同い年で昔からのトモダチだったような、なんの気も張らずなんにも話さなくたって良かったしなんだって話せた。ひとりでいるより自分らしくいれた。クスリ屋のくせに清潔感ゼロの薄暗いその部屋で、チャック・ベリーを聞きながらコーヒー&シガレッツ。とても居心地が良かった。あんな気持ち初めて。
いつでも遊びにおいでって言うからいつでも遊びに行った。
学校サボって遊びに行った。
自転車に乗って遊びに行った。
おっちゃんはわたしの知らない音楽や物語をたくさん知ってる。だけど知識をひけらかしたりしない。おっちゃんはギターがとても上手い。だけど見せつけない。わたしの歌に合わせてくれる。置いてけぼりにしない。ヘンテコな歌も馬鹿にしない。ロマンチックな歌も馬鹿にしない。黙ってギターを弾いてくれる。おっちゃんも時々歌をうたう。だけどあんまり歌いたがらない。歌ってってせがむと照れくさそうに笑う。皺だらけの顔がますますしわくちゃになる。わたしはその顔がたまらなく好き。だからいっぱいせがむ。「歌って」って言いながら心の奥で拒絶して欲しいって思ってる。拒絶して、恥ずかしそうに、笑って欲しい。そしてしぶしぶ歌ってくれるのはしゃがれた声のブルース。しわくちゃな顔がキリッと締まり、歌い始めたその瞬間いつもゾクッとする。歌い終わったおっちゃんにカッコ良いって言ったら黙ってしわだらけのゴツい手で頭を撫でられた。わたしはその手の中でよく眠った。
おっちゃんはわたしの夢の話も馬鹿にしないで聞いてくれる。時々一緒につづきを考えてくれる。わたしだけの夢の話はおっちゃんの合いの手が入ることによってそのうち本当の話になる。嬉しくなって飛び跳ねるとおっちゃんは笑う。皺だらけの顔がますますしわくちゃになる。わたしはその顔がたまらなく好き。おっちゃんに何かおもしろい話してって言うと、ゆっくりタバコを吸いながら目を細めて話し始める。行ったことない国の話、見たこともない生き物の話、わたしの知らない世界をおっちゃんはたくさん知ってる。昔の思い出話もしてくれる。そん時ばかりは年相応のおじさんくさい顔で、わたしその顔はあんまり好きじゃない。そしてこう思う。わたしおっちゃんと同じ時代に生まれておっちゃんの隣で同じ時代を生きたかった。



mikkujagaimo_ at 13:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)