第6回全国中学校美術部展アートクラブグランプリin SAKAI

会期:平成25年1月6日(日)~14日((月)

会場:堺市立東文化会館 北野田フェスティバル(大阪府)

 

全国中学校美術部展。もとは、今から約28年前、第1回堺市中学校美術部展が開催されたことが始まりでした。「運動部に大会があるのになぜ美術部はないの?」「本気で美術をやりたい生徒のために、美術部に目標となる展覧会を!!」「美術部だって頑張っているんだ!!」

 

・・・開催のきっかけや理由は印旛郡市中学校美術部展と同じでした。企画・運営・審査に当たっていたのは、美術部顧問の先生方でした。28年間、美術部地位向上のため、懸命に指導されてきました。6年前より、活動を大阪の堺から全国の中学校美術部展に広がりました。運動部では中体連といって、郡→県→関東→全国(全中)という全国組織ができているのに対し、美術の世界はありません。それぞれの団体が独自で展覧会をやっており、地区で上位賞をとった作品が上の大会にコマを進められるということはできませんでした。
 その大会が6年前より、実現したのです。美術部地位向上の輪を、全国に広げよう、「アート甲子園」を目指して、堺市が真っ先に行ったのです。さっそく、行ってきました!!

 

今回は全国47都道府県が参加し、439中学校よ応募総数4081(個人3967作品、共同114)、入賞34(個人33点、共同1点)入選110(個人105点、共同5点)佳作(個人362点、共同14)で、昨年よりも応募校、応募点数が増えました。

今年の特徴として、ただ技術的に上手いだけではなく、作品に描き手本人の熱い思いが込められた作品ばかりでした。会場内は足を踏み入れると作品から熱気が伝わる雰囲気でした。

会場付近の様子と会場内を紹介します。


13北野田フェスティバル

13入口1

13入口2


 
会場の入り口には、開催趣旨やアートクラブグランプリがマスコミで取り上げられたことや各地区で巡回展(第5回)を行ったこと(東京展はこちらをクリックしてください。http://blog.livedoor.jp/miko111111/archives/2012-09.html)
また、過去のアートクラブグランプリが映像で紹介されていました。


13入口前1

13開催趣旨1
13開催趣旨2

13巡回展紹介1


今年のテーマ色は「橙色」です。なぜ、橙色なのでしょうか?
実はアートグランプリのマーク6色は各地区の個性の集まりを紫・黄色・青・赤・緑・橙の6色マークで表しで上から時計回りになっています。今年は6回目なので展覧会のテーマ色は「橙色」です。パンフレットも「橙色」です。来年はどのようになるのでしょうか?楽しみです。

BlogPaint
 



会場の順路です。 


13順路0

13順路2

13順路1

13順路3
4 出口の付近にガラスケースがあり、上位作品が展示されています。
13順路4(トップ3)

このケースの中には、堺市月州中学校 2年 「風に吹かれて」F20油彩 産経新聞社賞 の作品もありました。(上の画面左端)
13産経新聞社賞月州中2年「風に吹かれて」
<コメント>
 空中に浮いている船を通じて、自分だけの力で櫂を使って漕いでいく様子に制作に対する意志の強さを感じます。この街に住んでいる人たちはどんな人なんだろう?と想像力を働かせることができる作品ですね。


会場には大阪府羽曳野(はびきの)市立峰塚中の顧問の先生と生徒4名、堺市立月州中の顧問の先生がいらっしゃり、気に入った作品のギャラリートークを行いました。ギャラリートークを行う中で、作品の新たな見方を知り、深めることができました。

13峰塚中とのギャラリトーク


ちなみにこちらが羽曳野市立峰塚中佳作作品です。 

2年生  「夢寐と幻覚」 B3 使用画材:不透明水彩・コピックマルチライナー
12佳作峰塚中2年山畑優香「夢寐と幻覚」

〈コメント〉…一つ一つの作業が大変丁寧です。自分の不安な思いをよく描き込んでいます。左のほうに色が明るくなっている部分があるのですが、不安に負けない気持ちも表れています。


また、佳作の作品はこのように一次審査の時に送った写真審査の状態でファイリングされ、閲覧できる展示となってなっています。
13佳作展示


峰塚中の生徒さんから滝野中佳作2点の作品にへコメントをもらってます。

○印西市立滝野中学校 3年「一生のお願い」油彩F10
13佳作展示田中さん
<羽曳野市立峰塚中美術部より>
・訴えかさけられている、散歩に行きたい表情がよくでています。
・かわいいところで描いているのではなく、よく観察しています。


○印西市立滝野中学校 2年「速い500系」アクリルB3
13佳作展示・小根澤くん
〈羽曳野市立峰塚中美術部より>
・男子部員たちが描きたそうなテーマですね。
・すごく好きなんだろうなあ。
・フロントガラスの雰囲気がよい。
 


この日は14時から15時にかけてアートレセン(交流実技講習会)「先輩に学ぼう「油絵にチャレンジ!!」大阪芸大生に学ぶワークショップが行われました。テーマは「自分のイメージした卵を描こう」です。堺市立月州中学校美術部の生徒さんたちも参加していました。大阪芸大生の指導により生徒の絵が変化していきます。

13アートレセン1

12アートレセン2

パレットに多くの色をのせ、色を試しています。
13アートレセン2

13アートレセン3

仕上がった作品はこちらです。
13アートレセン4

<作者コメント〉…極才色と柔らかな色を表してみたかった。とのことです。

指導する大阪芸大生も丁寧にかつ子どもたちの持っているものを引き出す話しかけ方が上手く、将来の美術の先生としての活躍が楽しみです。これからの芸大生に期待します。

全国中学校美術部展アートクラブグランプリinSAKAI。今年度は千葉から大阪まで日帰りの展覧会見学となりました。この展覧会には中学生の本気の作品があります。本気の作品があるから生徒、指導者の先生方の交流が生まれました。ここから得られる学ぶ力にもなります。美術の持つ可能性を交流を通じて探っていきたいと思っています。