第3回アートレセンin千葉大学
14アートレセンポスター
 8月25日(月)「アートレセンin千葉大学」が千葉大学教育学部5号館で行われました。千葉大学教育学部は西千葉駅の駅前にあります。(校内が広いため、南門を入ってから約10分歩きます。千葉大生は自転車で校舎を移動してます。)
14JR西千葉駅前
14千葉大南門

ところで、アートレセンとは・・・?
 
 「サッカーでは,『トレセン』という育成システムがあります。各地域の代表選手を選抜し,チームを組んで合同練習や試合を行い,最終的にはU16日本代表を組織する夢のある素晴らしい取り組みです。
その美術部バージョンが『アートレセン』です。『アートクラブグランプリ
inSAKAI』の開催により,美術部に全国規模の『目標』ができました。『目標』ができたなら,次は美術部員の育成の機会をつくり,『質』をあげてゆくことが大切になってきます。美術室の中だけで活動している子どもたちに必要なものそれは『交流』です。
 『アートレセン』は各部2~3名が集まり他校の生徒と交流しながら表現・鑑賞に取り組む中,美術部員同士の世界を広げてゆく取り組みです。
(平成24年1月5日 第5回アートクラブグランプリinSAKAI(全国中学校美術部作品展)に掲示された文章より)」

今回3回目の開催となった「アートレセンin千葉大学」。参加校は臼井中、臼井南中、成田中、玉造中、遠山中、印西中、滝野中、原山中、木刈中、四街道中、四街道西中の11校でした。

 滝野中創作部では下記の抱えている課題の問題解決の糸口が見つけられ、成果の上がる交流会となることを願い参加しました。
①「郡展」参加校の他校との交流、情報交換により、部活の改善点を図る。
②大学での美術教育を通じて、視野を広げる機会を持つ。

アートレセンの内容や作品はこちらです。

<午前の部>
「自分のマークで自己紹介」①自分のマーク(自分の好きなものがテーマ)をいくつも考え、手や足をつけるなど擬人化し、キャラクターの名前も考えます。(下は講義の様子です。)
14全体の様子
14元千葉大佐々木先生の授業

14小田くんマーク1
②自分のマークを広げたり、縮めたりしてデフォルメし、好きなように形を作り変える。

14小田くんマーク2
③自分で決めたマークをもとにマーク交換(これは別のワークシートに描いてもらい、自分も相手のワークシートに自分のマークを描く。)を行いました。昨年度も参加している部員もおり、かなりなれてきました。下は作品とマーク交換の様子です。

14小田くんマーク3
14マーク交換
・・・ここでの実習は「自分マーク」を制作することで、マークの「擬人化」「単純化」「デフォルメ」をし、好きに形を変えることで、「考え方」を身につけて活用してほしいということや、「自分マーク」は「造形コミニュケーション」の手段でもあることを教わりました。

<昼食>
14千葉大学食
 千葉大学教育学部美術科の学生の案内により、学食に食べに行きました。学食はビュッフェスタイルで、好きな物を選んで食べることができます。注文した量のグラム数で支払います。

 
 この後は、千葉大学教育学部美術科の学生さんが大学構内の制作設備を案内してくださいました。

○教育学部の大講義室です。(収容人数300名)
14千葉大講堂
○「弥生創房」(金工、木工、彫刻等の実習棟)・・・木工・金工・彫刻制作に必要な用具がそろっており、充実した制作ができるようになっています。実生活で使える器や皿なども作ることができます。
14弥生創房札
14弥生創房外観
○絵画制作を行う実技室です。大学生の大作は迫力があります!!
14千葉大絵画研究室

<午後の部>・・・「4つのコーナーでアート体験」を行いました。4つの講座のテーマは以下のようになります。

A 5401教室にて・・・「午前中に考えた「自分マーク」を立体にするとどうなるか」「この「自分マーク」に「夏」ということを入れて自分のキャラを粘土で作り直してみよう」
14杉村先生講座

①午前中に制作した「自分マーク」
14玉利さんマーク1
②「自分マーク」に「夏」を入れてスケッチしました。
14玉利さんマーク2
③粘土で3D表現しました。「自分マーク」も粘土にすることでより、かわいらしく愛着が湧くように仕上がっています。
14玉利さんマーク3

B 5403教室にて・・・絵巻「百鬼夜行」のつくも神を紹介し、「ふだん自分が大切にしていない物の神をデザインしよう」
14佐藤先生講座
・・・仕上がったつくも神はこちらです。消しゴムという身近な素材に目を向け、新たな視点でものを考えることができました。
14永島さん作品
C 5501教室にて・・・「光で絵を描く」
ここでは、千葉大学教育学部芸術学研究室のゼミの紹介がありました。
14神野ゼミ紹介2
14神野ゼミ紹介1
上のように屋台を制作して、地域の人と関わる活動も行っているとのことでした。

「WiCAN14神野先生講座1」の中で行われた1つのプロジェクト「光で絵を描く」ことにチャレンジ。











・・・で、仕上がった作品はこちらです。小さいペンライトを使用しています。何回も練習し、改善点を考えながら進めてこともあり、形が見やすくなってきました。
14小田くん作品
D 5503教室にて・・・「自分の名前から線をつなげて名前のデザインをしよう」
14眞野先生板書
真ん中の先生の作品を拡大します。
14眞野先生作品1
14眞野先生作品2
仕上がった作品はこちらです。色鮮やかなデザイン性のある作品になりました。動きのありそうな色がきれいです。
14松本さん作品

「アートレセンin千葉大学」に参加した部員たちの感想はこちらです。(一部抜粋)

○設備が充実していて、学ぶ環境が整っていると思った。部屋の中にあった大学生の方の作品もすごく上手いと思った。
○他校との交流、コミニュケーション、他人のアイデアなどを学ぶことができた。
○午前中は、キャラ作りが意外と簡単でもあったが、難しいこともあった。午後は、キャラ作りも立体でやったほうがリアリティーがあがった。
○卒業作品の大きさにびっくりした。自分のこれくらいの大きさの絵を描いてみたいと思った。
○光が集まることによってきれいな絵になった。

  今回のアートレセンの中で、午前中の講義をされた先生から「自分は美術が好きで、何のために作ったり、描いたりするのか、を考えるきっかけとしてほしい。」「郡展はやっているけど、交流はほとんどやっていないので、交流するきっかけとしてほしい。」「みんなとコミニュケーションをとりながら、いいところを取り入れていくことが大切」という今後の制作に向けてヒントとなる貴重なお話をして下さいました。
 また、千葉大学の先生方等の講座は作品を制作していく上で、発想面を鍛える実習となりました。
 アートレセンでは、郡展の参加校同士が短時間の課題を通じて、交流を持てたことで、今後の制作の糧となり、次の郡展やACGPの制作の励みとしてほしいところです。 千葉大学教育学部の先生方や学生の皆さん、中学生の部員たちに丁寧に教えてくださり、本当にありがとうございました。