第21回印旛郡市中学校美術部展
 今年で第21回目を迎えた印旛郡市中学校美術部展(郡展)が7月26日(水)~30日(日)まで佐倉市立美術館2F・3Fで開催されました。
 郡展の開催目的は、「文化系の部にも運動部と同じような目標となる大会があってほしい」という部員の願いや「美術の生徒に光を当てよう」という教師の願いから開催されました。「制作活動を通じて部員たちが頑張っているんだ」ということをアピールし、部活動の地位向上を目指しています。
 郡展期間中、お忙しい中、来ていただいた保護者の皆様、学校関係者の皆様有難うございました。心より感謝申し上げます。今回の出品状況は、当初出品校40校、約650点でした。昨年度より、1次審査を行ったことで、部員達の意識が上がり、しっかり描きこんだ作品が増えました。
 
郡展の展示の様子はこちらです。今回は2F・3F両方で展示しました。
◎3F【1部会(佐倉市、酒々井町の中学校)2部会(成田市、冨里市、栄町の中学校)3部会(印西市、白井市の中学校)】

1
3
4
5
2
◎2F【4部会(八街市の中学校)5部会(四街道市の中学校)】
8
7
 
今年度の最優秀賞は4点です。
○佐倉東中  3年「10年前」
17佐倉東中3年最優秀賞早川明音「10年前」
<審査委員長講評>和室の畳に上に、さりげなく置かれたおもちゃを、色鉛筆の三原色だけで匠に表現されていて、畳の質感、おもちゃの車、そして何よりも、無造作に置かれたビー玉からは、ガラスの透明感と光の反射を見事に表現されていて、見る人の心を打つ作品に仕上がっています。畳の縁の模様が、あえてそのままの模様に表現されてないところも変化を持たせた理由になっていると思います。懐かしい感じがとても出ている良い作品だと思います。

○下総みどり学園 3年「溢れる喜び」
17下総みどり学園3年櫻井洸瑠「溢れる喜び」
<審査委員長講評>有名で観光名所にもなっている滝を、大きな画面でさわやかに表現されています。岩のトンネルから見える明るい景色と、手前に流れ込むきれいな水が、見事に描かれています。夏の暑い時期には、清涼感のあるこの水の中に足を漬けてみたくなる感じのする作品です。木々の緑が、様々な色で描かれていてとてもすがすがしい気持ちが伝わってきました。

○木刈中  3年「月夜に・・・」
17木刈中3年最優秀賞佐野ななみ「月夜に・・・」
<審査委員長講評>ギリシャ神話に出てくるペガサスの迫力。大きな羽を広げ、こちらにに向かってくる姿は、見る人に感動を与えます。羽の細やかな表現に対して、背景の大きな月の大胆な表現のコントラストが見ていて迫るものがあります。また、夜空に描かれた絵の具たちに、発想の面白さをあらためて感じさせる作品に仕上がっています。色使いも工夫が見られ素敵だと思います。

○四街道中  3 年「逸話」
17四街道中3年最優秀賞中嶋美来「逸話」
 <審査委員長講評> この作品を初めに見たとき、その迫力に衝撃を覚えました。画面全体の隅々まで、描き込まれているという点です。人の顔の表情もさることながら、作品に引き込まれそうになる迫力。荒々しい表現と、それを支える細やかで繊細な表現が見事に組み合わされてまとまった大胆な構図に見事に構成されています。白とその背景に使われた紺がバランス良く見る人の心を掴んだ作品だと思います。見る側が色々な想像を巡らせられる作品だと思います。

 制作の中で「自分の作品を気に入ることができたか」「自分が納得いく作品が制作できたか」が大切ですね。このあとも、全国展につながるACGPこと全国中学校美術部作品展アートクラブグランプリinSAKAIにチャレンジしてほしいと思っています。
 また、郡展では、他校のよい刺激を受け、今後の制作の励みとすることができました。今後は、郡展参加校の学校ともアートレセンをして、画力や作品の見方を深めたいと思っています。