ご挨拶させてください、と、彼は言った。
勿論是非もない。
私の前で額を地につけて、彼は今日もご調教よろしくお願いしますと告げる。

だからその頭を踏みつけて、そうね、今夜もよろしくね、と、私は声をかけるのだ。
それにしても少し時間があったから、彼には椅子になってもらうことにした。

下ろしたての全身タイツは股間部分だけが空いていて、私の大事なところと彼の背中が直接くっ付く。
それを伝えたら、嬉しいですと彼は言った。
きっと口角は、だらしなく上がっている。
にへら、という擬音が似合う笑い方をするのだ、彼は。

でも女性に優しく支配されたい人だから、仕方がない。
外すと何も見えなくなる眼鏡は、ベッドの上ではとても邪魔で、だから私はそれを外させにかかる。
勿論、ベッドに寝転がしてからだ。

優しく支配してあげましょう、射精すら、彼は管理されることになる。









続く