次に気づいた時は目の前に目隠しをされ、まっくらな状態でした。

口に猿轡、縄で体中を縛られ寝かされていました。
脚に力を入れようとすると、股を広げた状態で固定されています。

少しづつ意識を戻してくると、股の辺りから液体が腿を伝って垂れているのに気づきます。
状況が否が応でもわかってきました。

垂れている液体は男性の精液でした。

わたしは気を失っている間に何人ものペニスを入れられていたのでした。

しばらくして、わたしは縄と猿轡、目隠しを解かれました。

「男性たちは皆帰ったわ。お疲れさま」
女将さんがわたしに言います。

乱れた着物、かつらと白粉をつけた姿が鏡に写ります。

約束が違う。

そう思いましたが、今更どうしようもできません。

そして、化粧を落とされ、約束のお金を渡されました。
近くの駅まで送られ、電車で帰路に着きます。

鞭で打たれた脚の痛み、お尻のヒリヒリする感覚。

わたしは田んぼの真ん中を走る車窓を見ながら、悔しさと快感に浸っていた時間を振り返ります。

「また、来てもいいわよ」

女将さんの言葉が頭を巡ります。

夢ではなかったんだ。

痛みを感じるごとにこの事が現実だったことを思い出します。

携帯電話の写真。見ると現実だったことが思い出される一晩の記憶です。