> 人生は想定外の事が起きる、という。> でもそれはたいがい「慣れ」が決めているだけだと思う。
こんな書き出しから、先日(2026年3月10日)、荻野目洋子はX(旧ツイッター)で、ハービー・ハンコックがマイルス・デイヴィスから学ぶことになったとあるエピソードを語った動画に寄せたつぶやき、いや、長文をアップしました。
ハービー・ハンコックは、この動画に限らず、このエピソードを結構昔からいろんな場でしゃべっていますよね。「バターノートを弾くな」のエピソード(実は「ボトムノートを弾くな」だったらしいとのオチも)などもそうだけど。
あっ、マイルス・デイヴィスはジャズの帝王と呼ばれるトランぺッターですが、ハービー・ハンコックは1960年代、ピアニストとしてマイルス・デイヴィスのバンド、そう、黄金クインテットとも謳われる第2期クインテットのメンバーとして素晴らしい演奏を数多く残しています。
さて、ハービー・ハンコックが語っていたことだけど、共通する大筋はだいたいこんな感じか。例の黄金クインテットで《ソー・ホワット》のライブ演奏中、ハービー・ハンコックが明らかに間違ったコードを弾いてしまいましたが、マイルス・デイヴィスはそれに対応してその間違いを正解にしてしまうソロを吹いたというエピソードが紹介され、そこから考えたことは!? って続いていきます。
まず、そもそもマイルス・デイヴィスの音楽的な力量が凄いからこそできる芸当なのでしょうけど、ハービー・ハンコックはこのように考えたようです。マイルス・デイヴィスは、ハービー・ハンコックが弾いたそのコードを間違いとは受け止めずに、何か新しい出来事として受け入れていたと。そこから、こういったオープンなマインドを私は持ちたい、ってね。そういえば、クラシックTV「ジャズの帝王 マイルス・デイビス」という番組で、マイルス・デイヴィスと交流のあった小川隆夫も、彼の持つオープンマインドに触れていました(ここ参照)。
まあ、マイルス・デイヴィスが実際にどう考えていたのかはわかりませんが、バターコードの件も含めて、ハービー・ハンコックのその消化・昇華自体も素晴らしいですね。で、オープンマインドって、先入観や固定観念、偏見を持たず、広くいろいろな意見に耳を傾ける姿勢のことだと思っているけど、合っているかな? それはともかく、私もかくありたいと。
Jリーグを見ても、ジュビロ磐田がいろいろと苦戦しています。たとえば、ゾーンディフェンスに取り組んでいますが、決まりごとを消化しきれていないためか、まだそれに縛られてすぎている感があり、想定外なシーンに遭遇した際、咄嗟に臨機応変に対応できていません。ここはあえて決まりごとを捨てて素早く相手に寄せることなどがね。また、プレーにミスが生じてしまった際、そこにカバー、フォローが見られず、ただのミスとして終わってしまっているなど。うん、ジュビロ磐田もこういった面ではマイルス・デイヴィスやハービー・ハンコック化してほしいな。
> 時々、他人からすれば「失敗」と烙印を押すようなハプニングに、ひょいと応えてくれる出会いがある。「今起きている事は自分が試されている」と思って進んでいけば、新しい流れがそこから生まれる事が、確かにある。
> もし学校や職場、SNS界隈で、自分が目標を持って行動しているのに、否定されて嫌な思いをしている人がいたら、勇気を持って進んで欲しいと思って書いている。
荻野目洋子はXでこのようにもつぶやいているけど、強くなるためにトライしているジュビロ磐田が直面しているこの現状に、選手、スタッフ、そしてサポーターはどう向き合うべきか、示唆に富んでいるようにも。もちろん、盲目的に、と言っているわけではありませんが。
> マイルス・デイビスはきっと現れるんじゃないかな、って信じたい。
最後、荻野目洋子はXではこのように締め括っています。マイルス・デイヴィスの音楽を愛する私としては、別の意味でそうなってほしいとも。




















