"The MISCELLANY" by Izumi-chan

******音楽やサッカー、そして登山・写真のお話など、徒然なるままに******

音楽一般

『エレクトリック・マイルス』(ポール・ティンゲン著)他5

_DSC5757_s【単行本『エレクトリック・マイルス』(ポール・ティンゲン著)】

 この本は『MILES BEYOND - The Electric Explorations of Miles Davis, 1967-1991』(Billboard Books, 2001)の全訳です。しかし、2001年の書籍が今年(2018年)になって日本語版として出るなんて、それも定価6,000円(税抜)ですからね、マイルス・デイヴィスって凄い!?

 昨日(2018年12月19日)私用出社後書店で購入したばかりで、さらに全488ページで読み応えのあるボリュームですからね。まだ半分も読んでいません。でも、エレクトリック期に焦点を当てたコンセプトと、それを50人を超えるという関係者へのインタビューからの、特に音楽的なことに触れた証言は興味深く、読み始めると止まらなく感じに。そう、帰りの新幹線で一心不乱に読んでしまいましたよ。時間の都合で途中までですが……

 第一章「リッスン」は、「まあ聞いてくれ」という『マイルス・デイヴィス自伝』と同じ言葉で意図的に始まっています。著者であるポール・ティンゲンは、これはマイルス・デイヴィスの核心をつく言葉と書いていますが、「よく聴く」という彼のその姿勢がマイルス・デイヴィスを理解する重要なポイントの一つと、関係者の証言などとともに主張しています。これは、いろいろと彼の音楽を聴いてきた実感として、私的には納得です。もっとも、『マイルス・デイヴィス自伝』でいう「まあ聞いてくれ」にはそういった意味は含まれていないと思われますがね。

_DSC5758_s【ムック『T-SQUARE & THE SQUARE Reunion 40th Anniversary Celebration Book』】

 あわせて、別のモノも購入。こちらはムックで、定価3,000円(税抜)と『エレクトリック・マイルス』ほどではないけどそれなりのお値段でしたが。

 T-SQUAREのデビュー40周年を祝して出されたこのムックは、メンバーなどの、こちらも特に音楽的なことに触れたインタビューが興味深かったです。でも、買ったのはそのことよりも、メンバーが使っている、もしくは使っていた楽器が写真と一緒に掲載されていたことが理由として大きかったかな。殊に、(元)サックス吹き、(現)EWI吹き(いや、こちらも今は全然吹いていないか……)としては、伊東たけしのそれはね。LYRICONやTAKECON-1といったウインド・シンセも載っていましたが、私的には珍しくて悦。

 そういえば、年末年始は久し振りにT-SQUAREのライブに友人と参戦します。こちらも楽しみです♪

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ジャズの肖像 ポートレイチャーズとMiDiPLUSプロモーションセミナー【前編】5

_DSC5337_s【2018.2.18 阿部克自 没後10周年記念写真展「ジャズの肖像 ポートレイチャーズ」於:リコーイメージングスクエア銀座 ギャラリー A.W.P】

 昨日(2018年2月18日)は東京に行ってきました。東京スクールオブミュージック専門学校渋谷第二校舎(annex)6階で行われる「MiDiPLUSプロモーションセミナー」に参加するためです。これについては【後編】で綴っていきたいと思いますが、このセミナーは午後3時からです。それまでは時間があったので、銀座にある三愛ドリームセンター8階のリコーイメージングスクエア銀座 ギャラリー A.W.Pで開催されている「ジャズの肖像 ポートレイチャーズ」という写真展が午前11時から開館ということで、まずここに駆けつけました。この日(2018年2月18日)は最終日ということで、この機会を逃すまいとね。

 さて、この写真展はジャズ・ミュージシャンを撮影し続けた阿部克自の写真が展示されています。たとえば、ブルーノート東京に出演しているミュージシャンが訪れるなど、ジャズに関わりがあったり好きな方々にとっては特に楽しめるものになっているはず。

 で、実際に見てみて、いや〜、良かった(コーヒーなども飲みながら鑑賞できるし)! 展示されている写真は全員知っているミュージシャンぞろいでしたが、それを抜きにしても写真そのものが当然ですが素晴らしい♪ 何ですか、この楽屋裏のリラックスというか自然体というか、どうしてこんなにもそのミュージシャンの素顔ともいえる表情をとらえることができるのでしょうか!? また、演奏中の写真でもいいポイントというかそんなタイミングでこちらも魅力的な表情をおさめられています。これらは、そのミュージシャンとの親密さとか良い距離感があり、そしてその人物と演奏のツボを理解しているからこそでしょう。「ジャズの肖像」──まさに各ミュージシャンが肖像画風に飾らないその姿で見られる写真展でした。

 同タイトルの写真集(4,000円也)も購入しましたが、マイルス・デイヴィスがPEPEPE帽を被った写真が1987年と掲載されていますが、これはおそらく1981年でしょう。

_DSC5346_s


 この後、渋谷に移動にしています。「MiDiPLUSプロモーションセミナー」がそこで行われるためですが、それは後日【後編】で。

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第一級の演奏とそうでない演奏との違い3

kumatame_book 今年(2017年)の2月11日、愛知県芸術劇場大ホールで行われた藤原歌劇団公演を鑑賞しに行きました。ビゼーのオペラ『カルメン』全4幕が演目でしたが、とても楽しめました(そのブログエントリーはここ!)。しかし、第一級の演奏とそうでない演奏との違いがよく実感できた公演でもありました。

 この公演のことを綴ったブログエントリーでは、サッカーのJ1とJ2との違いでたとえました。そう、J2でもサッカーは十分に堪能できますし、場合によってはJ1以上の感動を得られることもあり、それがこの藤原歌劇団の公演だったと。

 しかし、J1とJ2とでは、厳然たるとは言い過ぎかもしれませんが、レベル差があるのもまた事実です。このことは藤原歌劇団も同様で、この公演も演奏としては決して第一級ではありませんでした。

 それでは、その違い、レベル差とは?

 一番感じたのが、曲やストーリーとの緻密な一体感です。

 たとえば、ミカエラ役の伊藤晴などは素敵な歌声で好感がもてましたが、(部分部分ですが)前後のストーリーとは遮断され、その演じる役柄の感情から生まれた歌唱になりきっていない感がありました。また、オーケストラでも、各々の奏者は巧みに奏でていても、前後のつながりやアンサンブルとしては異質であったり……。

 でも、これはそれぞれが勝手に演奏しているということではなく、技量の問題かと。そう、技術的な問題などでそれに応じた緻密なコントロールができないのでしょうね。ただ、単純に技術のことだけでなく、俯瞰というか大局的に見られる細やかさ、またフレーズの最後まで常に気を配った集中力・丁寧さなどといったことに本人が気付けるかどうか──それを含めての技量ですが。これはサッカーも一緒か。常に高いレベルでのいわゆるサッカーIQは必要ですが、まず、いつ、どんな状況でもきちんとボールを止め、正確に蹴れないとね。

 以上のことは、一介のアマチュア奏者に過ぎなかった私がプロの方々に対して申すのはおこがましいことではあるのですが、逆にオーディエンスとして、やはりハイレベルさは求めてしまうので。

 最後に、この一介のアマチュア奏者が心掛けていたことを綴ってみましょうか。

 旋律を奏でたりする場合、和声などを基軸にしたフレージングから、そのフレーズの重心を中心としたアナクルーズ(緊張)とデジナンス(弛緩)を意識するということ。このあたりのことは、『演奏のための楽曲分析法』(熊田為宏著)から学びました(懐かしい書籍です!)。なお、熊田為宏氏は、私は面識はありませんが、我が母校であるY大でも指導しており、学生からは「熊為(くまため)」と呼ばれていたようです(面と向かってかどうかは知りませんが。)。

 また、合奏する場合は、セクションごとの音色の統一はもちろんですが(とは言いつつ、意外と蔑ろになっていたかも。)、アナリーゼから導き出される楽曲のイメージやストーリー、そして各役どころを皆で共有すること。ただ、私は吹奏楽コンクールで全国大会に出場していますが(ここなど参照)、このときの演奏でさえその点においてまだ詰め切れる部分もあったのでは、と今更……。

 もっとも、いずれにしても、まず演奏の基本技量が備わっていないとダメです。これは先ほど申し上げたことと同様か。

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